Carpe diem !! “刹那”こそが全て!!

過去も未来も関係無し! 「今」のために生きていたい!
今も昔も変わり者。きっと未来も変わり者。そんな刹那主義のAB型。

2004/11/30以前の日記は、旧日記から移し替えた分です

相変わらずTBの送受信が上手くいかないことが非常に多いようです。
ご迷惑をお掛けして申し訳ないです。

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2012年07月31日

フェイク・クライム

Henry's Crime

ヘンリー(キアヌ・リーヴス)は、高速道路の料金所で深夜勤務をしている地味でおとなしい男
ある日、学生の頃からの悪友に野球のメンバーが足りないからと強引に誘われ、気付いたら銀行強盗の片棒を担がされており、それが分かったのは自分ひとりが逮捕されてしまった時だった。
懲役3年の判決が出てヘンリーが刑務所に入れられて半年後には、妻から好きな男が出来たと言われた。
1年で仮出所となったヘンリーは、ぼんやりとあの銀行を見詰めながらふらふらと道を渡っているところを、車に撥ねられてしまう。
別に大した事は無かったから訴えようともしなかったヘンリーに、撥ねた車を運転していた女優のジュリー(ヴェラ・ファーミガ)は目の前のコーヒーショップで、お礼代わりに一杯奢った。
それがきっかけで、彼女が銀行と隣り合った劇場で上演される芝居、チェーホフの桜の園に出ることを知ったヘンリー。
そして、かつて禁酒法時代に、地下のトンネルで劇場と銀行が繋がっていたという情報を得たことが、彼にとっての転機となった。
彼を銀行強盗に巻き込んだ悪友ら仲間の名前を漏らさず、やってもいない銀行強盗の罪で1人服役していたヘンリーは、“先払い”した分をこれから強盗してやってもいいじゃないか、と考えた。
とは言っても一人じゃ到底無理。
そこで思いついた相手は、あろうことか刑務所で同房だったマックス(ジェームズ・カーン)だった。
渋々大好きな居心地のいい刑務所から出てきたマックスは、早速計画を立てた。
ジュリーとさらに親しくなり、ヘンリーは相手役に、マックスはアドバイザーとして、まんまと芝居の練習に参加し始める。
トンネルに繋がる楽屋をヘンリーが使い、練習中にトンネルを埋めた土を運び出すという魂胆。
この計画は、成功するのだろうか。
そして、桜の園の初日は無事に幕が開くのであろうか。

人が良くて断れない性格で、無気力で覇気が無くて自己主張の出来ないヘンリー。
キアヌの元気の無いぬぼーとした感じが、なんとも似合い過ぎて笑えてしまう。
逆に、元気な年寄りタイプのマックスは、人生を自分らしく楽しく生きる達人?
この2人のコンビはもうそれだけで、丁度良いぬるさも心地良いコミカルなバディ物としても、人生の皮肉な部分やドラマチックな部分を楽しむ作品としても、肩が凝らない程度の重さで気楽に楽しめた。
正直、失敗するかも、途中で見つかってばれるかも、と言うハラハラ感はなかった。
この作品、ジャンル的には何?
ラブコメ?
理不尽な人生を笑い飛ばす?
・・・・どれも違うような気がする。
一応サスペンスだから、ネタバレしないように細かいことは書かないで置くが。

劇団の演出家ダレクは、ピーター・ストーメア。
悪友エディ(フィッシャー・スティーヴンス)とジョー(ダニー・ホック)。
銀行の警備員フランクはビル・デューク。
主なキャラはこれぐらいだが、こじんまりとまとめたのは逆に良かったと思うよ。
この感じだと、話を大きくしちゃったら、絶対に手に負えなくなるから(苦笑)



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2012年07月30日

ダークナイト ライジング

The Dark Knight Rises
T.D.K.R.


公開中なので、控えめに。

ハービー・デント検事(アーロン・エッカート)の事件から8年が過ぎ去った。
彼の正体はゴッサム・シティーの市民には明かされぬまま、彼は多くの犯罪者を刑務所送りにした「デント法」の“光の騎士”として市民の記憶に残った。
同時に、デントを殺した“闇の騎士”という汚名を負ったまま姿を消したバットマンは、この8年、一度も姿を現していない。
そして、若き大富豪でウェイン産業のトップでもあるブルース・ウェイン(クリスチャン・ベイル)もまた、大邸宅に引き篭もったまま
そのウェイン邸にメイドとして潜り込んでいたのは、怪盗セリーナ・カイル(アン・ハサウェイ)。
屋敷の奥の金庫から真珠のネックレスを盗むと同時に、ブルースの指紋も盗み取った。
これがきっかけとなり、ブルースは気力を取り戻していく。
また、引き篭もっている間に事業が悪化し、孤児院への援助が2年も前から打ち切られていたことも知ったブルースは、実業家として表舞台への復帰を決意。
だがそれは、“バットマン”としての復帰も意味していた。
その頃、ゴードン市警本部長(ゲイリー・オールドマン)はある事件の捜査の中で、“マスクの男”テロリストのベイン(トム・ハーディ)と遭遇。
危うい所で若い警官ジョン・ブレイク(ジョセフ・ゴードン=レヴィット)に助けられたものの、入院を余儀なくされてしまう。
セリーナにブルースの指紋を盗ませたダゲット(ベン・メンデルソーン)は何をしようとしているのか?
ベインはどんな事件を起こそうとしているのか?
ブルースの身を案じるがゆえに彼の元を執事のアルフレッド(マイケル・ケイン)が去った今、ブルースはウェイン産業のある計画を支援する投資家ミランダ・テイト(マリアン・コティヤール)に会社を委ね、バットマンとしてベインに戦いを挑む。

ノーラン監督版のバットマン・シリーズの熱烈なファンの方に罵られそうな気がして、感想を書くのが少々怖い。
が、あくまでも哀生龍の好みを基準にした個人的な感想と言う事で、少しだけ書いておこうと思う。
ネタバレになるといけないから、表面をサラッと撫でる程度で。

「バットマン ビギンズ」は140分、「ダークナイト」は152分、そして「ダークナイト ライジング」は164分。
うーん・・・長い。
正直、クリストファー・ノーラン監督の作品はあまり哀生龍の好みには合わず、映画としては良い作品・良い物語だとは思うが、“アメコミヒーローのバットマン物”として楽しむにはちょっと・・・・
確かに、アメコミヒーローの中ではバットマン(ブルース・ウェイン)は暗く重たいキャラ&ストーリーを持っている方だとは思うが、何もここまでどっしりとしたメッセージ性を持たせなくても・・・と思ってしまった。
前にも書いたが、哀生龍はコミックよりも先に60年代のTVシリーズのバットマンと出会ってしまったため、もう少し軽く明るいヒーロー活劇の部分も欲しいと思ってしまうのだ。
ノーラン監督版のバットマンにそれを求めちゃいけないと頭では分かっているのだが、心や体で感じて楽しむタイプの作品じゃないから、頭が疲れてしまった。
その上、申し訳ないが、あまり頭にも残らなかった。 言いたいことは良く分かった、伝わってきたとは思うが。

とにかくどのキャラも哀愁が漂っちゃってねぇ・・・・
嫌いじゃないんだよ、この雰囲気も、こんな描き方も。
でもみんな揃ってこれじゃ、どのキャラも結局目立たない感じで印象が薄くなっちゃって。
正直、公開までの期間に色々情報が出ちゃってるのも、哀生龍にとってはマイナス要因だった。
始めて見た気がしないから、集中し切れなかったんだよ。
しかしそんな中でも、執事のアルフレッドは泣かせてくれる良いセリフがあった。
本部長のゴードンに関するエピソードも心に残った。

そろそろネタバレになりそうだから、ここら辺でやめておこう。

お目当ては、もちろんクリスチャン・ベイル、ゲイリー・オールドマン。
マイケル・ケインやジョセフ・ゴードン=レヴィットも楽しみだった。
ちょっとしか出て来なかったが、冒頭でアイダン・ギレン(エイダン・ギレン)がCIA役で登場!!
普通に良い人キャラは、なんか珍しく感じてしまう(笑)
今回も市長役でネスター・カーボネルが再登場したのも、嬉しかったよ♪
それから、ダゲットがベン・メンデルソーンで部下ストライバーがバーン・ゴーマン、って組み合わせもちょっと嬉しい。
フォーリー市警副本部長はマシュー・モディーン。
フォックスのモーガン・フリーマンは、今回も飄々とした雰囲気を維持してくれていて、ホッとできた。
ラーズ・アル・グール(リーアム・ニーソン)やスケアクロウ(キリアン・マーフィ)もチラホラ。
キャスト的には、とても楽しめる布陣!!
ラストで、あるキャラの本名が出てきて、次も作ろうと思えば続けられるよ! と言う終わらせ方だった。
が、そろそろまた哀生龍の好みに合うタイプが見たいから、同じキャストで別の監督さん&脚本家が作ったバットマンが見たいなぁ〜

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2012年07月27日

人生、ここにあり!

やればできるさ
Si può fare
We Can Do That


ミラノ、1983年。
熱心過ぎるがゆえに煙たがられた労働組合員のネッロ・トレッピ(クラウディオ・ビジオ)は、“協同組合180”のマネージャーを任されることになった。
精神医療センター付属のその協同組合は、バザリア法によって閉鎖された精神病院の元患者たちの社会活動の場として作られたものだったが、非常に単純な労働補助作業を与えられるだけで、ネッロの目には組合員本来のやる気や個性を活かしていないように映った。
理事長のDr.デル・ヴェッキオ(ジョルジュ・コランジェリ)は、彼らには高度な作業は無理だし、精神安定剤を与えていなければ危険だと考えていたのだった。
その上、組合員は元患者のほんの一部で、まだ病院には150人もの患者が。
非常に個性的で内向的だったり凶暴性を秘めていたりする元精神病院の患者である組合員と打ち解けようと、ネッロは健常者に対するのと同じように接し、対等な同僚として意見を求め、長所を見つけて活かそうとした。
ネッロの仕事は新規の業務探しや作業の管理だとヴェッキオからは言われていたが、組合員による投票の結果、楽で簡単で無意味な補助業務ではなく、骨が折れて大変だが有益で金になる仕事で市場参入を目指すことになった。
話し合いの結果、床の寄木張りに決定。
一応ネッロの知り合いに指導を受け、何とか元精神病院の患者に仕事をさせてくれる客を探し出し、それぞれの得意な事が活かせるように役割分担をし・・・・
ところが、葬儀でネッロが現場を離れている間に、トラブルが起きた。
しかし良い方にそれが転んで、“協同組合180”の事業は飛躍的に伸びた。
精神病患者であっても、普通に働けるし人間関係だって良好に築けるようになるはずだと信じるネッロを後押しするように、ヴェッキオとは考えを異にするDr.フェデリコ・フルラン(ジュゼッペ・バッティストン)に支援してもらい、少しずつ精神安定剤を減らし、女性と接する機会も作り・・・・
だが・・・・

実話を基にした物語だそうだ。
映画の中でも、元患者の中のごく一部の人だけが組合に所属して簡単な作業を行っていたが、患者の病気の程度や症状は千差万別なんだろうから、“精神病院をなくします!”と言われても困る人もいたに違いない。
病院で薬漬けにして閉じ込めておく必要が無い程度の患者には、とても良い事だったと想像するが。
とにかく、組合員として作業が出来る程度だったからこそ、精神病には全くのド素人であるネッロの思い切った行動は、彼らにとって良い方向に作用したんだと思う。
とにかく熱血漢で人の良い所を信じるネッロだから、自分の行動は正しいし彼らもそれを望んでいるはずだと信じて疑わない。
しかし、彼の独り善がりな部分を、ガールフレンドは良く知っていた。
途中で嫌な予感がしたが、まさにその通りになってしまった時、ネッロの責任じゃないという気持ちとネッロが病気を甘く見ていたからだという気持ちがないまぜになって、苦しくなった。
彼を責めるのは簡単だ。
患者たちの能力や病気の好転を信じず保守的な治療を続けたヴェッキオのことを苦々しく思うのも簡単だ。
物語ならそれでいいが、現実の出来事だったとすると、そこで留まるわけには行かない。 彼らの人生は続くのだから、投げ出して逃げるなんて無責任だし、逃げたら絶対に後悔するだろうことも想像に難くない。

楽しくて、重くて、苦しくて、でも喜びを感じさせてくれる心地良い作品だった!
次第に生き生きとしてくる組合員たち。
2人のドクターの、ネッロの苦労が報われるような素敵なセリフ。
責任ある仕事をすることで得られる満足感、達成感。
やはり慈善事業ではなく、対価を得る事は必要だし、自分は必要とされていると感じる事も大切だ。

組合員の中でも特に物語の中心となっていたのは、ルカ(ジョヴァンニ・カルカーニョ)とジージョ(アンドレア・ボスカ)のコンビ。
とにかく登場シーンから目が引き寄せられたぐらい、個性的で魅力あるキャラクター。
特に2人セットで見ると、可愛らしい事この上ない。
有能で心配性のファビオ(ピエトロ・ラグーサ)と自閉症のため一切口を利かないロビー(アンドレア・ガッティノーニ)、そして何も出来ない何もしたくないオッシ(フランコ・ピストーニ)なんかも、目立つ愛らしいキャラ。
イタリア映画は本当に数えるぐらいしか見ていないのに、何故かどのキャラの俳優もどこかで見たような気になってしまった。
不思議だなぁ・・・・



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2012年07月26日

さすらいの女神(ディーバ)たち

Tournée
On Tour


アメリカのニュー・バーレスク・ショーのダンサーたちをフランスに呼び、ツアーを行っているのはジョアキム(マチュー・アマルリック)。
彼は、かつては有名なTVプロデューサーだったが、その性格が災いしてか、仕事を干された身。
パリ公演も予定されていたはずなのに、列車の中で電話の相手に怒鳴り散らした後、ジョアキムはみんなにパリ行きが中止になった事を告げた。
ミミ、キトゥン、ダーティ、ジュリー、イーヴィ、そして男性ダンサーのロッキー。
彼らの世話を若い部下ユリスに任せ、ジョアキムは昔の仕事仲間フランソワ(ダミアン・オドゥール)に会いに行った。
元ボスのシャピュイ(ピエール・グランブラ)との交渉に付き合ってもらうためだ。
しかし・・・
ジョアキムはダンサーたちの元に戻らず、そのまま今度は息子たちと落ち合う。
と、ふと思いついて病院に行き会った相手は、入院中の女性ディレクター。
彼女に便宜を図ってもらおうとしたのだが・・・
ジョアキムが、彼を追い出したパリにニュー・バーレスク・ショーを率いて凱旋しようと足掻いている間にも、ダンサーたちは、観客たちを魅了するエロティックでパワフルなショーを上演し、より良いショーにするために練習をつみ、新しいパフォーマンスを考えていた。

マチューが監督もし、脚本にも関わっている。
あちらこちらに見え隠れする、ジョアキムの自己中振り。
売れっ子の頃は回りは彼を持ち上げていたが、心の中では腹を立て苛立っていたに違いない。
だから、落ちぶれた彼に快く手を差し伸べてくれる人がいない。
哀れな駄目男
虚勢を張って笑って見せれば見せるほど、憐れが増す。
しかし、マチューが演じると、そんな嫌な奴・可愛そうな奴に魅力を感じてしまうんだよね。

それにしても、ダンサーたちの凄い事!
みんな本物のニュー・バーレスク・ダンサーなのだそうだ。
プロ意識の高さ。
羽目を外す事もあるけれど、ステージで輝くための努力は惜しまず、前向きで逞しくて明るい。
心の中では泣いたり落ち込んだりしても、ステージでは微塵も感じさせないんだろうなぁ・・・
豊満? グラマラス?
まだ若くて細いダンサーもいたけれど、中年体形のベテラン女性が惜しげもなく肌を曝す。
贅肉がたっぷりでも、全然醜くないんだよ。
胸と尻にボリュームがあるから、とてもウエストがくびれて見えるし。

6人は元々一緒に同じショーに出ていたメンバーではなく、このツアーのために集められたメンバーらしい。
ライバルと言う事になる。
しかし自分が目立つようにと足を引っ張るような卑劣なことはせず、支えあい励ましあう。
凄く性格が良いキャラばかり、に見える。
性格が悪くて港町を回る事になってしまったジョアキム。
性格は良いのに、ジョアキムと港町を回ることになってしまったダンサーたち。
可愛そうな気もするが、全然可愛そうな感じじゃない。
大きなステージも、小さなステージも、ダンサーたちは手を抜くことなく毎回毎回一番いいステージを見せてるんだろうな、と感じさせてくれた。

映画としては、ちょっと捉えどころが無いような部分もあったけれど、元気がもらえる作品だった!



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2012年07月25日

ドラゴン・タトゥーの女

The Girl with the Dragon Tattoo

ミレニアム誌の記者であり共同発行者でもあるミカエルは(ダニエル・クレイグ)は、ある匿名の情報を信じたばかりに名誉毀損で訴えられ、敗訴してしまった。
60万クローネの損害賠償も命じられたミカエルは、蓄えも底をつく事になるというのに、ミレニアム誌の編集部から離れる事を決意。
そんなミカエルの元に、元国内最大企業ヴァンゲル・インダストリーズのトップ、ヘンリック・ヴァンゲル(クリストファー・プラマー)の弁護士、フルーデ(スティーヴン・バーコフ)が会いに来た。
一族が所有する孤島ヘーデスタにある水辺のコテージに滞在し、人付き合いの悪そうな一族の人々にインタビューして、ヘンリックの評伝を執筆して欲しいと言う依頼だった。
だが、ヘンリックの本当の依頼は、40年前のある日に失踪した、自分の孫娘のように可愛がっていた16歳のハリエットに関する調査だった。
金では買えないあるものを渡すとヘンリックは言い、ミカエルはこの依頼を受けることにした。
その日、ハリエットは本土の町でパレードを見、夕食には姿を見せなかった。
その晩、本土と島を繋ぐ唯一の橋で事故があった。
ハリエットの父ゴッドフリードは、ヘンリックの長兄リカルドの息子。
リカルドもゴッドフリードもすでに亡くなっていて、ハリエットの母イザベラ(インガ・ランドグレー)は育児放棄。
ハリエットの兄マルティン(ステラン・スカルスガルド)は、現グループ会長。
次兄ハラルド(ペル・マイヤ^バーグ)には3人の子供。
長男ビリエル(マーティン・ジャーヴェス)、長女セシリア(ジェラルディン・ジェームズ)、そしてハリエットと年が近く仲が良かったアニタ(ジョエリー・リチャードソン)は今ロンドンにいるらしい。
ヘンリックが長年集めてきた資料を精査し、警察で事件を知る警官に話を聞き、ハリエットが残した手帳に書かれていた5人の名前と数字の謎を追い・・・
ミカエルは複数の未解決の猟奇殺人事件に行き当たり、離れて暮らす自分の娘ペニラ(ジョセフィン・スプランド)の一言から、捜査は大きな進展を見た。
人手が必要になったミカエルに、信用が置けて素晴らしいリサーチ能力を持つ調査員としてフルーデが紹介したのは、フルーデが自身がミカエルの調査に使った小柄な女、リスベット(ルーニー・マーラ)だった。
個性的で社交性等に問題があり、12歳の頃から成人を過ぎた今もまだ後見人が付いている彼女だったが、この調査に非常に興味を持ち、ミカエルにも心を開いていく。
2人はハリエット失踪の謎を解明できるのか?

友達のご好意で、スウェーデン版ミレニアム3部作(映画と言うより元々はTVミニシリーズかな?)を先に見ることが出来た。
元々、1作目を監督したニールス・アルデン・オプレフ(ニルス・アーデン・オプレウ)の作品は何作か見ていて、哀生龍の好みに合う監督さんだと思っていた。
だから、スウェーデン版にはとても興味があったんだよね。
で、本家を見たなら一応リメイクも見ておくかと(笑)
ステランさんも出てるし。
160分近い作品だが、ストーリーが分かっていると案外気楽に見られるということが良く分かった。
謎も分かっているわけだが、逆に早く解明されないかなとワクワク楽しむことが出来た。
オープニングもかなりスタイリッシュで入りやすく、ミュージックビデオを見ているような感覚があった。

哀生龍の好みで言えば、リスベットはノオミの方が好きだな。
小説は読んでいないから、原作のイメージに近いのはどちらなのか判断できないが。
エリカ役のロビン・ライトも、あまり得意じゃなく・・・
インモラルな後見人ニルス・ビュルマン役のはヨリック・ヴァン・ヴァーヘニンゲンどこかで見たと思ったら、「星の旅人たち」のあの人懐っこい・・・

一族の内の何人かは、ナチもしくはナチ信奉者。
同族経営の会社、一族の所有物と言っても良い孤島。
一族の中にある忌まわしい部分は、この特殊な環境の中で、どんどん深く水面下で進行していく悪い病気のような印象を受けた。

リスベットには、ちょっと憧れのような思いがある。
良い意味で自分のやりたいことをやりたいように出来るところ、興味を持ったことだけに注力していられるところ、怒りの矛先には徹底的に怒りをぶつけられるところ・・・
理性や倫理観が邪魔をして哀生龍には出来ない事をやれちゃうリスベットが、羨ましかったりする。
そう言えば、最初に会社に現れたとき、バイクで来たからヘルメットを被っていたのに、オフィスに来た時には思いっきりトサカ(たてがみ?)が立っていた。
オフィスに入る前に、トイレに寄って立ててたのだろうか?
想像するとちょっと可笑しい。
そう言えば、上司役はゴラン・ヴィシュニックだった。
で、リスベットが時々見せる、優しさや愛情表現なんかが可愛いよね。
色々問題がある性格の彼女だから、そんなさり気無い当たり前のことが可愛く見えるんだと分かってはいるんだが。
ところで、極寒のスウェーデンの冬に、あんなにピアスをつけてバイクで走って、キンキンに冷えたピアスが痛くならないかと余計な心配をしてしまった(苦笑)



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2012年07月24日

ジャバウォック 天空の龍神と雷斬りの剣

ジャバウォック 〜伝説のドラゴン〜
Jabberwock
Jabberwock Dragon Siege


巨大な怪鳥に襲われた2人の旅人。
運良く逃げ切ったシド(ラファエロ・デグルトーラ)は、何とか街まで辿り着いた。
鍛冶屋のフランシス(ターモー・ペニケット)、彼の兄で丁度旅から戻ったばかりの戦士アレック(マイケル・ワース)、2人の友人で落ち着いた兄貴分のようなジョン(スティーヴン・ウォディントン)らがシドの話を聞き、信じがたかったが怪鳥に遭遇した場所に案内させようとした。
ところが、怪鳥の方からやって来て人々を襲い、フランシスの恋人アナベル(ケイシー・バーンフィールド)の妹ジョスリン(ヴィオレタ・マルコフスカ)がさらわれてしまった
おそらくあの怪鳥は、子供に聞かせる御伽噺に出てくるジャバウォックに違いない。
伝説の生き物が実在するのなら、伝説の剣「雷斬の剣」も・・・
気が短いマイケル(イアン・ヴァーゴ)をリーダーに、アレックやスティーヴン(フリスト・ミツコフ)が討伐隊として怪鳥の巣を襲撃することに。
近隣の街に知らせるため、ジェラード(スタニミル・スタマトフ)が使者として出発。
そしてフランシスは、伝説の剣を作ろうとした。
しかし、仲間は1人死に2人死に・・・・
彼らに残された手はあるのか?

TMVだった。
人間とジャバウォックが戦うシーンの合成が、どう見ても両者の距離が合っていなくて凄く残念な仕上がり。
CGキャラそのものも、俳優も、この手の作品にしてはまともと言っていい方だっただけに、もう少し上手に出来なかったかと。
初期のウルトラマン時代の合成だって、目線とか距離感とかちゃんと合わせてたぞ?

哀生龍は、「ジャバウォック」と言う名前はどこかで聞いた記憶があるが・・・と言う程度の知識しかなかった。
が、子供に聞かせる御伽噺って、「鏡の国のアリス」の事のようだ。
その中に出てくる「ジャバウォックの詩」を、下敷きにして作った作品らしい。

個人的には、もう少しアレックとフランシスの兄弟関係を描いてくれたら嬉しかったな。
病床の父親との絡みとかも、もう少しあっても良かったんじゃないかと。
良くあるファンタジーの設定と同じような感じだから、作品の個性をもう少しどこかに出しても良かったと思うのだが、TVMとしては、全てお約束通りがいいのかな?



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2012年07月23日

ローマ法王の休日

Habemus Papam
We Have a Pope


公開中なので、控えめに。

ローマ法王の葬儀の後、ヴァチカンのシスティーナ礼拝堂には各国の枢機卿たちが集まり、次期法王を選出ためのコンクラーヴェが開催された。
グレゴーリ枢機卿(レナート・スカルパ)ら有力候補が数人いたため票が割れ、なかなか新法王は選出されない。
多くの枢機卿が心の中で「どうか私を選ばないでください」と神に祈る中、ついに選ばれたメルヴィル(ミシェル・ピッコリ)もまた、まさか自分が選ばれるとは思ってもいなかった1人だった。
拒否できない雰囲気の中、承諾するしかなかったメルヴィルは、あれよあれよという間に着替えさせられ、バルコニーでは担当の枢機卿が決まり文句の「Habemus Papam(我らの法王です)」を高らかに・・・
“法王”という突然負わせれた重責と自分には無理だと言う不安とから、メルヴィルは耐え切れぬ重圧にパニックを起こし悲鳴を上げ礼拝堂内に逃げ戻ってしまった。
ヴァチカンの報道官(イエルジー・スチュエル)は「新法王は祈祷のために篭っている」と名前を伏せたまま発表し、精神的に不安定になったメルヴィルのために、ローマから優秀な精神科医(ナンニ・モレッティ)を呼び寄せた。
しかし、制約が多い上に他の枢機卿たちが見守る中でのカウンセリングは、残念ながら功を奏しなかった。
そこで、彼のアドバイスに従い、報道官はメルヴィルが何者か全く知らない精神科医(マルゲリータ・ブイ)に診せるため、万全の態勢で街に連れ出した。
舞台役者だと自分の仕事を偽ってカウンセリングを受けたメルヴィルは、あろうことか、報道官らの目を盗んで逃げ出してしまうのだった。
その頃、何も知らない枢機卿たちは、もう重大な役割は済んだとお気楽モード。
しかし“新法王の公表”が済むまでは、ヴァチカンに缶詰のまま。
メルヴィルからの「もう少し時間が必要です」との電話連絡を受けた報道官は、ひとまず無事なのを知って安心しつつ、人々はマスコミや枢機卿たちの目を誤魔化すために、体格が似たスイス衛兵の1人(ジャンルカ・ゴビ)にカーテンを動かしたり、カーテンにシルエットを移したりして部屋に篭っている振りをさせて時間稼ぎ
不審に思うことなく枢機卿たちは、同じくヴァチカンから家に帰ることを許されない無神論者の精神科医の提案でバレーボール大会を始めたのだった。

敬虔なキリスト教徒がこれをどう見たのかは分からないが、全くもって縁遠い哀生龍は、逃れられない重責を突然押し付けられた一人の男の物語、として見た。
もちろん“かのローマ法王その人”だからこそ、そして“もしかすると次期ローマ法王になったかもしれない枢機卿たち”だからこそ、世俗の人と変わらない部分に笑いを見出したりするわけだが。

今まで名前がチラッとも挙がらなかったメルヴィルに、突然票が集中した。
なにやら策略めいたものを感じる。
誰もやりたくない役員は、人が良い気弱な奴に押し付けちゃえ! と言った、子供の役員決めやPTAの役員決めに似た状況。
それも、全カトリック信者の頂点であり、世界中に人々に向けて祝福とお言葉を発する立場であり、各国首脳の訪問を受け各国を訪問するのも仕事の内であるわけだから、並みの重責の何倍もの重責だ。
その上、断るに断れない。
枢機卿の投票による選出とは言っても、それは神の意思にも等しいのだから。
神はその人に出来ない事を押し付けるはずが無いし、神の判断に誤りがあるはずも無い。
しかし、本当に自分にそれだけの能力があるのか?
神の期待を裏切らずに責務を全うできるのか?
それも、死ぬまで・・・・
至上の名誉あることではあるけれど、この上ないプレッシャーでもあるんだよね。

可愛そうに、立場上、法王は気楽に悩みを打ち明け相談する事も出来ない。
相談相手は神のみ?
精神科医に診せる決断をした報道官は、今思えば凄く進歩的で柔軟な考えの人なんだと思う。
その精神科医に乗せられちゃっていた枢機卿たちも、今時の普通の感覚を持ってる人たちなんだろうな。
哀生龍は気楽にそう受け止めて見ていたが、信者たちはどう見たんだろう?
俗物であって欲しくない?

舞台俳優と嘘を言ったメルヴィルだが、本当に俳優になりたいと思っていた時期もあるんだろう。
逃げ隠れしていたときに出会った劇団員との交流の中で、忘れていた何かを取り戻していく。
生まれながらにして法王だった人なんかいない。
笑いの中に、現代社会で働く多くの疲れた人に通じる悩みやプレッシャーにも通じる事が多く語られていて、案外テーマは重かったり。

で、ラスト。
エンドロールが流れ始めた途端、劇場内がざわめいた
割と年配の方が多かったように思えるが、“あれだけコミカルに笑わせておいて、明るいハッピーエンドの予感をさせておいて、こんな終わらせ方?”と感じた人が多かったようだ。
安易なハッピーエンドじゃない所は、凄く良かったよ!!!

そして、報道官に労いの言葉を送りたい(笑)
彼の仕事もストレスとプレッシャーが凄そうだ。

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2012年07月20日

MIDNIGHT EYE ゴクウU

探偵の風林寺悟空(声:松田重治)は、野沢良子(声:藤田淑子)から300万円で人探しを依頼された。
その内容は、死んだ事になっている彼女の兄リュウ(声:郷里大輔)を、3日以内に見つけ出すこと。
良子を同行させることが条件。
早く見つけ出さないと・・・
良子の養父、国防庁に所属する軍関係者の門間善蔵(声:小林清志)は、リュウにある事をしていた。
その復讐のために、リュウは国防庁に向かっていた。
人格が崩壊しかかっているリュウが完全に獣人化してしまう前に、ゴクウは彼を確保する事が出来るのであろうか。

特殊な武器・パワーを持っていると、それを生かすシーンを描く事がメインとなる作品も多いのだが、コブラのサイコガン同様に、ゴクウの「神の目」や「如意棒」も武器の1つでしかない。
メインとなるのはその武器ではなく、ゴクウの人柄とゲストキャラとの間に起きる物語。
そんな所も、寺沢作品の魅力なんだよね。
そして、事件の結末としては必ずしもハッピーエンドではないが、気持ちの上ではその方がきっと幸せなんだ、と思えるラストを迎える部分も好きだな。
良い意味で、単純明快



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2012年07月19日

MIDNIGHT EYE ゴクウ

2014年 東京シティ。
探偵の風林寺悟空(声:松田重治)は、かつて特捜班の刑事だった頃の同僚がナイトクラブで自殺した事を不審に思った。
半年の内に4人も仲間が自殺や不慮の事故で死んでいる。
詮索するなと止められても、素直に聞くゴクウではない。
今も特捜班の刑事をやっている矢吹洋子(声:小山茉美)に探りを入れてみると、国際的な武器商人と言う裏の顔を持つ白竜幻二(声:若本規夫)を追っているが尻尾を掴めないでいると言う。
白滝ビルに忍び込んだゴクウは、用心棒の張(声:郷里大輔)に殺されそうになった上、特捜班の刑事たちを殺した謎の女に自殺させられそうになった。
女の能力に対抗し自殺を免れるために、ゴクウは・・・・

これもまた、寺沢武一の作品のアニメ化。
主人公ゴクウのアニメのイメージは、漫画とはちょっと違っていたかな?
今回アニメを見て初めて気付いたのだが、哀生龍は無意識の内にコブラと同じ系統の声や口調を思い浮かべながら読んでいたようで、松田重治の声によるゴクウは少々若すぎていまいちだと思ってしまった。

このエピソードは、ゴクウの特徴となる「神の目」と「如意棒」を手に入れた経緯が描かれている。
描かれたのは1987年。
その時点での近未来2014年の世界は、2012年の今と比べると・・・
「神の目」に近いものは、すでに存在しているよね。
さすがに義眼でその機能を持つ物はないけど。



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2012年07月18日

COBRA THE ANIMATION #10〜13

(ギャラクシー・ナイツ編)
#10 ギャラクシー・ナイツ
#11 13人目の男
#12 神殿の魔物
#13 遥かなる記憶


謎の案内状によって呼び集められた面々。
トランプのスペードの札が割り振られている事から、13人が集められたものと思われる。
20年前、カオス軍に滅ぼされたシバ一族の城、シバ城奪還がその目的だった。
精神生命体のカオス軍は、王さえ殺せば全てが倒せる。
“シバの大王に仕えていた騎士団スペース・ナイツ”にかけて、“ギャラクシー・ナイツ”と勝手に名乗る事に。
“切り札”スペードのエースに当たるのは、もちろんコブラ(声:内田直哉)。
13人目のキングは、この場にはいないようだ。
そして、早くもこの中の1人が、すでにカオス軍のスパイに入れ替わっていた
そいつを倒し、機械獣に囲まれた中から脱出した時には、半数以下になってしまった。
エースのコブラ、機械の体に頭が二つで2人分のセブンとエイト、ジャック、クイーン、そしてギザラの町にいるはずのキング。
キングこそが、シバ城への案内人のはずだ。
記憶を失っているキングは、妖精エリスと共に捕らわれの身となっていた。
彼らはシバ城を奪還できるのか?
シバ城の財宝を手に入れられるのか?
そして、キングが思い出した過去とは?

かつて一度コブラはシバ城に入ったことがあった。
色々と因縁の関係が付きまとうのも、コブラらしい一面。
それは女がらみだったり、お宝がらみだったり。
4話もかけてじっくり語った物語。
何人かのキャラクターにスポットライトをあてて、“”を描き出していた。
臭いと言ってしまったらそれまでだが、そんな部分も哀生龍好み。



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2012年07月17日

ワイルド・ビル

Wild Bill

映画祭開催中なので、控えめに。

8年ぶりに仮出所して家に戻ったビル(チャーリー・クリード=マイルズ)は、成長した息子たちと再会。
9ヶ月前に母親も男を作ってスペインに行ってしまったため、長男ディーン(ウィル・ポールター)は15歳でありながら建設現場で働いていた。
何とか福祉事務所の目をごまかして、施設に入れられたり里子に出されたりしないようにと必死に弟との生活を守って来たディーンは、父の帰宅を喜ぶどころか、事態を悪化させられるんじゃないかと神経を尖らせる。
弟のジミー(サミー・ウィリアムズ)は、まだ11歳
体格の大きいボズ(アーロン・イシュメル)と一緒になって悪い事を覚えつつあった彼は、父親のことをあまり良く覚えていない。
最初こそ、すぐにスコットランドに行って油田で働こうと思っていたビルだったが、保護観察官ケリー(オリヴィア・ウィリアムズ)や福祉事務所のジョン(ジェイソン・フレミング)とヘレン(ジェイミー・ウィンストン)の手前、子供たちとの生活を改善し全うな仕事も探す努力をする。
そんな父親を信用しきれないディーンだったが、福祉事務所の反応が良いのは望ましい事として受け止める。
ジミーはもっと純粋に、一緒にいてくれて自分の見方をしてくれる父親に懐いていく。
しかし、ここには8年前と代わらず、“T”ことテリー(レオ・グレゴリー)をリーダーとする“昔の悪い仲間”が何人もいる。
最初は仲間に引き入れようとしたが、スコットランドに行くと聞いて目障りだからさっさと出て行けと言った。
ところが相変わらず町にいるビルにイライラしたテリーは、ジミーを麻薬の密売に巻き込んだ

普段は映画祭に滅多に行かない哀生龍だが、スペイン関係とドイツ関係は数回行っている。
今回の映画祭も、数年前に一度、海外版DVDは持っていたが日本未公開作品だったある一本を見るために行った事がある。
SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2012
 SKIP CITY INTERNATIONAL D-Cinema FESTIVAL 2012
 SKIP CITY INTERNATIONAL Degital Cinema FESTIVAL 2012
 IDCF 21012
タイトルの通り、デジタル撮影された映画限定の映画祭だ。

今回何故「ワイルド・ビル」を見ることにしたかと言えば、俳優として多くの作品に出演しているデクスター・フレッチャーの初監督作品だからだ。
脚本も彼とダニー・キングの2人で書いている。
デクスター・フレッチャーの作品ならば、99%ジェイソン・フレミングが出ているはずだ!!!
とIMDbをチェックしてみたら、案の定♪♪
これは見に行くしかない!!
レイ・ウィンストンの娘ジェイミーも出ているし、主役の長男はナルニアのあのいけ好かない従兄弟だったウィル・ポールターだし。
IMDbには載っていなかったが、ビルに好意的な警官としてショーン・パートウィーも出ていた。
同じくエンドクレジットで一瞬目にした所によると、デクスター・フレッチャー自身も出ていたらしい。
どの役だろう??
追記(7/18)
一瞬見たクレジットに書かれていた役名はミステリアスなんとかかんとか(全然読めていない 苦笑)
全くの見間違いだったりして?
どなたか役名や登場シーン等をご存知でしたら、お知らせくださいませ!!


役者的に美味しかっただけでなく、ストーリーも作品の雰囲気も、とても好みにあっていた!!
刑務所上がりの父。
息子との関係をどう築いたらいいのか良く分からず、昔の仲間もうるさく付きまとい、更生するにも昔に戻るにもどっちつかず。
全てもう関係無いと、スコットランドに逃げて行っても“どうせ悪い男だったから”で済まされたかもしれないが、そうしなかったワイルド・ビル。
ほとんど自分の思いや感情を口にしない彼は、観客はもちろん、子供たちから見ても、何を考えているのか分からなかっただろう。
そんな彼が、まるで対等な大人に話すような口調でジミーに自分の経験を話すシーンがある。
他にも、ビルや2人の息子が何気なく口にする思いに、とても深い本音を知ることが出来る。
生きていると色々な事がある。嫌な事も多い。家族も人格や性格は個々に違うし望みも違う。欠点も多いし、いなきゃいいと思うこともある。
それでも家族っていいもんだ。 “ホーム”っていいもんだ。
そう思わせてくれた作品だった。

子供が読んでいたコミックが「キック・アス」!
これを選んだのは、デクスター・フレッチャーもジェイソン・フレミングも出てたから?
ビルの悪仲間はテリーの手下のピル(イワン・リオン)とか・・・
テリーの上にいるのはグレン(アンディ・サーキス)。
彼らと係わり合いのある娼婦ロキシー(リズ・ホワイト)。
ディーンが好きな女の子はステフ(シャーロット・スペンサー)。
ステフの泣き虫の駄目パパも印象に残ったなぁ・・・

2011公開の作品なのだが、オリンピック施設の建設の様子が映る。
ディーンも建設現場で働いているし、彼らの住むイーストエンドのスラム街の上の方の階からは建設中の会場が見える。
こんな時代だけど、ここでは子供たちがこんな生活をしているんだ。 と言うメッセージも含まれているんだろうな。
あの部屋で「ネグレクトの疑い」と言われるのなら、我が家は・・(大汗)

たまたま、1Fから上映されるホールがある4Fまで行こうとエレベーターホールに哀生龍と相棒が行くと、丁度会場に着いたばかりだと思われる、スーツケースを持ったデクスター・フレッチャーご本人と連れの女性がそこにいた。
ビックリして声もかけられず、ただただガン見してしまった哀生龍(苦笑)
目があったが特に不信がられることも不快そうな顔もされなかったのをいいことに、見続けてしまった。
こっそり相棒に「監督本人だよ」と囁いたのが精一杯。
開いたエレベーターの中から、彼を迎えに降りてきた女性の日本人スタッフがいて、そのエレベーターで上にとって返す事に。
同乗しちゃっていいのかな? と哀生龍が逡巡している間に、一番最初に相棒が乗ってしまって、そのまま女性スタッフも気にせず監督らをそのエレベーターに誘導し、たまたまその場には後哀生龍しかいなかったから何食わぬ顔をして最後に乗り込み・・・
小さなエレベーターの中に我々5人。
4Fまでのひと時、ずっとデクスター・フレッチャーを見詰め続けた哀生龍であった♪
映画の中の印象よりも背が低くて可愛らしく、目が青く、気さくな感じの方。
エレベーターの中でスタッフの女性にイギリス土産を渡していた。
イングリッシュ・ブレックファストと聞こえたし、立方体のような形の物だったから、きっと紅茶だな。
上映中も劇場内で一緒に鑑賞し、Q&A(公式サイトに掲載されている内容はこちら)でもとても率直(と思われる)にたくさん語ってくれていた。
映画監督をやる事になったきっかけ、エンドクレジットに名前の出てきたお父さんのこと、アート系の手法をとらなかった理由、キャストたちの話し、今後の予定、等々・・・・

終わった後も狭いロビーでサインに応じていたデクスター・フレッチャー。
哀生龍はエレベーターでの思い出だけで十分なので、そのまま後にした。

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2012年07月16日

COBRA THE ANIMATION #09 黒い弾丸

(黒い弾丸編)

小遣い稼ぎと、コブラ(声:内田直哉)が軽い気持ちで参加したメテオ・レース。
負けた事が無い無敵のパメラをかわして優勝したコブラだったが、その直後にマシン事故で・・・
もちろんこれもコブラの計画の内だった。
大金もパメラの心も手に入れたコブラに、彼女は「黒い弾丸を止めて」と切羽詰ったような様子で頼んだ。
時速600kmで走る、装甲車並みに頑丈なボディの車。 それが黒い弾丸。
街を暴走しては人々を恐怖に慄かせていたのだ。
コブラが出会った酔っ払いのオッサンその人が、黒い弾丸を作った本人。
そして、そのドライバーはパメラのもう1つの人格だということを教えてくれた。
パメラが変わってしまったきっかけとは?
どうしたらパメラを止められるのだろうか?

1話完結だから、あっさり謎も明らかになるし、解決もしてしまう。
がその短い中でも、コブラの男らしさ、彼ならではの優しさを楽しめる所がいいよね。
それにマシンの形状もスタイリッシュでカッコいいし♪



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2012年07月13日

COBRA THE ANIMATION #08 マンドラド

(マンドラド編)

シークレットを人質にとったエリザベス・タッカーは、コブラ(声:内田直哉)に危険な仕事を依頼した。
ナスカ星まで連れて行かれ、そこで目・耳・鼻の3人に引き合わされたコブラは、ダイヤモンドの歯を持つ植物マンドラド、別名人面相の親木から、を採ってくるように言われる。
多くの屍骸や骨が、この仕事が並大抵の事じゃない事を示していた。
ジェットピラニアの襲撃や地雷キノコ、多くの難関が彼らの行く手を阻む。
そして辿り着いた中心部。
マンドラドの恐ろしい秘密が明らかになった。

マンドレイク(マンドラゴラ)と言う植物にも、引き抜くとき悲鳴をあげる人型の根を持つ植物として怖い伝説があるが、このマンドラドもなかなか怖い植物。
見た目も怖いが、その周到さと言うか、そのような特徴を持つ理由に説得力があるから、怖いんだよね。
自然の摂理を考えると、大いにありえる。

アニメの綺麗な映像より、初めて漫画で見たときのインパクトの方が更に強烈だったけど。



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2012年07月12日

COBRA THE ANIMATION #06〜07

(カゲロウ山編)
#06 カゲロウ山登り
#07 山頂へ


20tの金塊を載せた旅客機701便が遭難。
墜落したはずの雪原には何の痕跡も無かった。
10年に一度現れるという幻の山“カゲロウ山”に落ちたのではないか?
小屋にはジョンソンと名乗ったコブラ(声:内田直哉)を入れて、9人がいた。
NYのレディとその用心棒、神父、毛皮の行商、猟師姉弟、探検家、そしてこの渡し場の主人ジェロニモ。
カゲロウ山に行きたいのならと、ジェロニモはあえて吹雪の中船を出した。
金塊が狙いの者達は、ひとまず手を組んで山分けしようと言うことに。
この吹雪よりも危険な生き物よりも、一番危険な敵は、山そのもの。
信じていないと見えない山なのだ。
山が見えなかったフランクは、辿り着けずに落ちた。
1人また1人と消えていく同行者たち。
中には、金塊が目的でない者もいた。
コブラの真の目的は・・・

愛だろ、愛!!
って話 ┌(* ̄0 ̄)┐ ワーッハッハッハッ・・・・

多分、哀生龍も山が見えないか、最初は見えても次第に疑って最後には見えなくなってしまうような気がする・・・



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2012年07月11日

COBRA THE ANIMATION #05 さまよえる美女の伝説

(さまよえる美女編)

バロン島には、さまよえる美女の亡霊の話がある。
そのせいで、誰も船を出してくれない。
バッカスの店に残されていたジョニーからの伝言によると、彼は命を狙われていたらしい
そんなジョニーを探すコブラ(声:内田直哉)までもが狙われる。
バロン島の近くで、ジョニーが見つけたお宝が関係するようだ。
やっと船を出してくれる男を見つけ、古代イド文明の遺跡を探しているエリス・ロイドも同行する事になった。
しかし、ジョニーを殺した5人組が・・・

“さまよえる美女”とは?
何故さまよっているのか?
どこをさまよっているのか?
ジョニーが見つけたお宝とは?

亡霊でも美女は美女(笑)
地味な考古学者も美女。
コブラの周りには、お約束通り美女がたくさん。
美女に弱いコブラだが、必ずしも情に流されるとは限らず・・・

このエピソードは1話で終了だから、少々物足りなかったかな。



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2012年07月10日

Blackthorn

Blackthorn. Sin destino

ボリビアの山中でひっそり暮らす老齢の男、アメリカ人のジェームズ・ブラックソーン(サム・シェパード)。
妻ではないが会いに来てくれるヤナ(マガリー・ソリエ)がいるし、たまに馬を売りに町に下りて行っては、銀行に寄り服を調えてポーカーをやったりもする。
だがその日の帰り、盗賊に遭い、6000ドルの金を乗せたまま馬は走り去ってしまった。
捕まえてみれば、そのスペイン人の盗賊エドゥアルド・アポダカ(エドゥアルド・ノリエガ)は、元はエンジニアだった。
必ず金は何とかするからと泣きつかれ、二人連れでとぼとぼひたすら歩く事になってしまった。
途中、エドゥアルドを追う一団に追い着かれてしまうのだが、力を合わせて巻いてからは、相棒のようになっていく。
ある日、賞金稼ぎが現れ、自らも撃たれ、ヤナも喪ってしまったジェームズ。
ボリビアを後にしアメリカに向かう事にした。
アメリカにいるはずの息子に会うために。
しかし、それは簡単な事ではなかった。
道中、診療所のベッドで目覚める事になってしまったジェームズの前にいたのは、古い知り合い、自分を追い続けていた男、かつて鉄道会社に雇われていたピンカートンの元探偵マッキンレー(スティーヴン・レア)だった。
彼はジェームズ・ブラックソーンの本名も、昔の名前も知る男だ。
かつて、相棒のサンダンス・キッド(パドレイク・デラニー)とその恋人エッタ(ドミニク・マケリゴット)と共に悪名をとどろかせていた、ブッチ・キャシディ(ニコライ・コスター=ワルドウ)。
それがジェームズの昔の姿だった。

ボリビアで華々しく散ったと思われたブッチ・キャシディが、実は20年もボリビアに潜伏していた
と言う設定の映画。
監督が、マテオ・ヒル。
エドゥアルド・ノリエガとニコライ・C=Wも出ている。
これは見るしかない!!!
海外版だから日本語字幕が無い。
英語に時々スペイン語が入るから、英語字幕とスペイン語字幕、両方表示させながら見た。
アメリカ版も出ているが、他のスペイン版の購入にあわせて一緒に買ったから、スペイン版である。
ってことで、良く理解できなかった部分で一番気になっているのは・・・
息子”はサンダンスとエッタの息子だよね? エッタが列車に乗る時に言ったライアンと言うのがそうだよね?
ライアンは関係ない?
それとも、ブッチとエッタの息子?
ブッチと他の女性との間の息子?
過去好きになった女性の話は、エッタのことではなくて?

老獪なジェームズ。
経験が浅く軽率で根性の足りないエドゥアルド。
バディ物として見ても楽しめる作品だった。
途中、エドゥアルドが鞍擦れになってしまった時も、ほらケツ出せ!!って感じで、ジェームズが少々ワイルドな手当てをしてやっていた。
そんなちょっとしたやり取りにも、心地良さを感じた。
エドゥアルド・ノリエガもニコライ・C=Wも、ウエスタン・スタイルが良く似合っていたが、サム・シェパードの貫禄には太刀打ちできないね(笑)
何曲かサム・シェパードが歌っていたが、その渋い歌声も格好良かったなぁ・・・

嬉しい事に、マテオ・ヒル監督・脚本の短編、「DIME QUE YO」も入っていた!
マテオ・ヒルにしては珍しく、主役の1人はフェレ・マルティネスだ!!
前後の席にいた2組のカップル。
一組は女が男を振り振られた男は店を出、もう一組は女が男を振って出て行った。
残された男がフェレ。
残った2人は新たなカップルになるかと思われたが・・・
スペイン語字幕すらなかったから、見た目の印象でそんなストーリーかなと(苦笑)

アメリカ版Blu-Rayを買った方の話によると、もう1作、マテオ・ヒル監督・脚本の短編「Allanamiento de morada」も入っていたそうだ。
そちらは、エドゥアルド・ノリエガが主役。
マテオ・ヒルは自分が監督した作品はそれほど多くないが、ほとんどにエドゥアルド・ノリエガは出てるよね。

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2012年07月09日

クーリエ −過去を運ぶ男−

The Courier

公開中なので、控えめに。

クーリエと呼ばれる運び屋(ジェフリー・ディーン・モーガン)は、荷物の中身も運ぶ目的も問わず、一方の味方に付く事もなく、約束の場所と時間に確実に荷物を届ける。
その腕を見込んだリスピー(ティル・シュヴァイガー)は、強引に鍵のかかったカバンを押し付け、60時間以内に顔も知られていない行方不明の男“イーヴル・シヴル”に届けるようにと、報酬10万ドルで依頼した。
断れば、彼の親友スティッチ(マーク・マーゴリス)とその家族が危ない。
スティッチによると、イーヴルという男は暗黒街のボスであるマックスウェル(ミッキー・ローク)の所にいた殺し屋か何からしい。
早速、マックスウェルの会計士の所在を掴んだクーリエは、スティッチが寄越したアナ(ジョシー・ホー)にセスナを操縦させる。
ところが、「奪われたものを奪い返す気だ」と恐れ戦く会計士は、何ものかに差し向けられた男に殺され、危うくクーリエも殺される所だった。
その男は、会計士を含む3人の写真が載った、暗殺リストを持っていた。
その1人の元に急行したクーリエだったが、マックスウェルとイーヴルの間に起きた10年前の出来事を語っただけで、殺し屋のカポ夫妻(ミゲル・ファーラー、リリー・タイラー)に殺されてしまった。
その上、駆けつけた警察に逮捕されてしまったクーリエだったが、何者かが手を回してくれたお陰であっさり釈放される。
家に戻ってみれば、盗聴器が。
警察に圧力をかけたのも盗聴器を仕掛けたのも、リスピーの仕業に違いないとクーリエは踏んだ。
FBIならそれぐらい簡単な事だ。
ところがリスピーは自分じゃないと言う。
それどころか、「生き延びるためには、先に奴を見つけることだ」と言うではないか。
命綱だと言われたカバンの中に入っているものは、いったいなんなのか?
そして、イーヴルはいったいどこにいるのか?

同じ何でも運ぶ男「トランスポーター」がクールでスタイリッシュなタイプだとすると、予告を見た感じでは、クーリエは対照的な感じがした。
ジェフリー・ディーン・モーガンが主役と言うのにも興味が湧いたし、ティル・シュヴァイガーも出ているじゃないか。
と言う事で、映画館に足を運んでみた。
予想通り、泥臭くて髭もむさ苦しいオッサン風情の運び屋が、やたら怪我をしエライ目に遭いながらも、半ば必死な感じで荷物を届ける物語だった。
人情味が溢れているのに、どこかハードボイルド
相棒は女性だが、それほど色気や恋愛感情を感じさせない所がいい。
中国系のアナだが、ありがちなカンフーの達人とかじゃない所も良い(笑)
クーリエにとって彼女は、親友スティッチからの大切なお預かりモノって感じかな?
勘も鋭く戦闘能力も高く根性もあるのに、“クールに決めた出来る男”とはならないクーリエ。
そこが彼の魅力。

クーリエと親友スティッチとは、ちょっと親子のような親愛の情を感じた。
自分の本当の家族が危険に曝されても、クーリエに怒りを見せたり距離を置こうとしないスティッチに、2人の繋がりの深さや信頼関係が感じられて、とても心地良い。
同じぐらい、深い情で繋がっていたのがマックスウェルとイーヴル。
10年前の出来事によると、“親子同然”と言う以上に、マックスウェルはイーヴルに愛情を注いでいたように感じられる。
だから、可愛さ余って憎さ百倍

届ける相手がどんな奴なのか、どこにいるのか、全く分からない状態からの配達。
そんな仕事も完璧にこなすのには、本人の能力だけでなく、信用の置ける仲間のような協力者の存在がある。
そういう所もまた、主役が“出来過ぎ”と感じさせない要素で、無骨で丁寧な雰囲気の仕上がりになっていた。
それもまた、哀生龍好みな部分。

邦題のサブタイトルや、プログラムやネット上に明かされているストーリー(あらすじ)は、ネタバレぎりぎりじゃないか? と思ってしまったよ。
ってことを書くと、それもネタバレに繋がっちゃうかな・・・・

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2012年07月06日

COBRA THE ANIMATION #02〜04

(黄金郷編)
#02 黄金の扉
#03 星のない街
#04 黄金郷の亡霊


シークレット(声:坂本真綾)と共にガロン星についたコブラ(声:内田直哉)は、トポロ教授と火星の居穴人に出迎えられた。
トポロ教授の遺跡調査の結果から、古代ガロン人が操る巨大な船だった頃、実際にこの船を操る事が出来たのは不死の女王シバだったようだ。
真の黄金卿を探して旅を続けていた船は、古代ガロン星人が滅亡した後、太陽の周りを回る彗星となっていたのだ。
が、何ものかが一ヶ月ほど前に推進器を動かしてしまったがために、今ガロン星は太陽に向かって突き進んでいる。
推進器のある船の奥に入るためには、黄金の扉を開くシバの鍵が必要で、それを今シークレットとコブラが持ってきたのだ。
しかし、コブラは鍵を渡さなかった。
トポロ教授たちが海賊ギルドに入れ替わっているのに気付いたからだ。
再び邪魔に入ったブラックボーン(声:山口真弓)は、鍵を奪う代わりに溶かしてしまった。
太陽系を消滅させる事が目的だったのだ。
万事休す。
と思ったのだが、シバの鍵の秘密がある口から明かされた。
後は推進器を止めるだけ。
これもそう簡単な事ではなかった。
シークレットは重力壁に捕まって身動きが取れなくなり、コブラは落とし穴に落ちて記憶を失ってしまったのだ。

#01〜04を合わせて、黄金郷編。
見ると出てきたキャラ等が思い出されてくるのだが、ガロン星でペットとして飼われていた古代魚、人面魚のエイは、分かっていても一瞬びびる(苦笑)
見た目はあれだが、結構いい奴で役にも立つんだよな。
びびる一瞬と言えば、コブラが自分を思い出すあのシーンも、いつものお気楽極楽キャラとは一味違う凄みが!
贅沢に色んな要素を盛り込んでいながら、最後にはちゃんとすっきりまとまってしまうのも、コブラの魅力と言うかストーリーの上手さだよね。



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2012年07月05日

ライラ/フレンチKISSをあなたと

Lost & Found

ガールフレンドには振られ、3ヶ月前に開いたカフェ・レストランのキッチンは手狭でオーブンもフリーザーも不調。
そんなディラン(デイヴィッド・スペード)の住むアパートに越してきたのは、チェロ奏者のフランス人ライラ(ソフィー・マルソー)。
何とかお近づきになりたくて、脱走を繰り返す彼女のペット犬ジャックを見つけては届けにいくのだが、いつも忙しいと素っ気無く言われてしまう。
おまけに、元婚約者のルネ(パトリック・ブリュエル)が彼女を取り戻そうと追って来たではないか。
ライラともっと親しくなりたいディランは、出来心でジャックを自分の部屋に隠してしまった。
ところが、ルネまで一緒に探すとしゃしゃり出てきた。
ライバル心剥き出しの男2人。
元鞘に収まるつもりの無いライラだったが、オーケストラの指揮者に会わせると言うルネを邪険には出来ない。
今は子供にチェロを教えたりデパートでちょっと演奏しているだけだが、ちゃんとオーケストラに所属して大勢の観客の前で演奏したいと思っていたのだ。
そんなライラに小さな勇気をくれたのがディラン。
しかし、彼女に嘘をついている事が小さな心の棘となっていた。
そんな彼らに転機が訪れようとしていた。
例の指揮者が来るパーティには、隣の空き店舗を手に入れレストランを増築したいディランが融資を頼もうと思っているミルストーン(マーティン・シーン)も来る。
そこでケータリングを自分の店で引き受けたディランだったが、ここに大きな問題がもう1つ。
店の料理人で親友のマーク(ミッチェル・ホイットフィールド)から預けられた大切なものを、このパーティーで必要なそれを、失くしてしまっていたのだ。
恐らくはジャックが・・・・

脚本にも参加している主役のデイヴィッド・スペード。
彼の程好い負け犬風情と、優しさと、そこはかとなく醸し出される男前な一面とが、心地よく楽しめる一作。
小柄で華奢な体格も、キャラの個性にプラスに働いている。
彼もSNL出身だが、暑苦しさや騒々しさは控えめのタイプ。
インテリ崩れのような印象を与える時もあれば、瞳うるうるの捨て犬キャラを押し出す時もある。
エキセントリックなキャラも似合う。
お気に入りのコメディ俳優の1人だ。

レストランのスタッフの1人で、悪気は無いんだけど・・・・( ̄∇ ̄;)ハッハッハ と言う典型的なキャラのウォリー(アーティー・ラング)とのコンビネーション・プレイは、なかなか手強い。
ウォリーのようなキャラは珍しくは無いが、巨漢の彼と小柄なディランが同じ服装で一緒にいるだけでも、(。・m・)クスクスっと笑いたくなるんだよね。
ウォリーの叔父さんハリー(ジョン・ロヴィッツ)も強烈だったが(苦笑)

そして、気障で金も才能もあるフランの伊達男ルネとの、ライラを巡る対立。
女に好かれるポイント・嫌われるポイントが非常に分かりやすく描かれている上、きっと最後はディランの方に行くんだろうなと思いつつも、ディランを応援してしまいたくなるようなエピソードの数々。
ディランの駄目な部分もちゃんと描いているから、“出来過ぎ”感が薄まっていた。

で、結局のところは、巡り巡って、デイヴィッド・スペードを楽しむ作品に仕上がっていたと言う事で(笑)



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2012年07月04日

ビッグ・ボーイズ しあわせの鳥を探して

The Big Year

公開中なので控えめに。

アメリカ探鳥協会主催の記録会「ザ・ビッグイヤー」のルールは、とても単純。
1年間に北米大陸で見つけた野鳥の種類を自己申告するだけ。
必ずしも写真に収める必要は無く、見た品種の名前と日時と場所をノートに記録しておけばいい。
鳥好きなら一度は参加してみたい大会だが、本気で優勝を狙う参加者にとっては、“バード・ウォッチング”なんて可愛らしいものではない。
広い北米中を行ったり来たり。
希少種が現れたと言う噂を聞きつけては仕事を休み車や船や飛行機を乗り継いで駆けつけ、そこまでしても空振りの時もある。
現在の記録保持者は建設業者のケニー・ボスティック(オーウェン・ウィルソン)。
過去2回の離婚はそれだけが原因とは言わないが、「ザ・ビッグイヤー」が一番の理由であるのは間違いない。
現在3人目の奥さんジェシカ(ロザムンド・パイク)との間に子供を作るため、不妊治療クリニックに夫婦でかかっているが、記録が破られそうな気がして落ち着かず、結局今年の記録会にも参加してしまったのだ。
バツ一で36歳にもなって親と同居しているブラッド・ハリス(ジャック・ブラック)は、何とか資金を貯めたが全然足りない。
母親のブレンダ(ダイアン・ウィースト)はとても協力的だが、父レイモンド(ブライアン・デネヒー)は“たかが鳥だろ?”といった風。
休暇を取るのも一苦労で、野鳥探しの旅に出て仕事に戻ることの繰り返し。
今度こそ引退するんだと公言している事業家で社長のスチュー・ブライスラー(スティーヴ・マーティン)は、金銭的には余裕もあり、妻エディス(ジョベス・ウィリアムズ)は気持ち良く送り出してくれるのだが、仕事の方が彼を手放してくれない。
重要な商談や契約があると言ってはスチューを頼る、部下たちに追われながらの野鳥探しだ。
多くのものを犠牲にし、ライバルと騙し騙されの競い合いをし、抜け駆けし、熱さも寒さも嵐も船酔いも何のそので一種類でも多くの鳥探しに情熱を傾ける参加者たち。
そんな彼らが得ることが出来たものは・・・

デイヴィッド・フランケル監督の作品は、ほぼ見たことが無いと言ってもいいだろう。
しかし、製作総指揮にベン・スティラー。
主演はコメディならお任せの3人。 それも、タイプが違う3人。
単純に、足の引っ張り合いのお馬鹿なコメディかなと思って見たのだが、どうしてどうして!!
とってもハートフルなのだよ。
野鳥の貴重な映像も時々挟み込まれて、外出嫌い・旅行嫌い・勝負ごと嫌いの哀生龍も少しだけ大会に参加している気分にもなれたし。
鳥を見るのは好きなんだけどね、その為に出かける気には・・・(苦笑)
そんな哀生龍だから、それに必死になる男たちを呆れ半分・尊敬半分で見始めたのだが、次第に明確になっていく彼らの人柄や、彼らの周りの人々の優しさや怒りなんかに触れていくにつれ、応援してあげたくなっていった。
馬鹿馬鹿しい中に、とても大切な素敵なものが描かれているというか。

競技としてではなく、単純に鳥好きであちこち鳥と出会いを求めて出かけているエリー(ラシダ・ジョーンズ)。
参加者を乗せる事が多い船の船長のアニー・オークレット(アンジェリカ・ヒューストン)。
参加者の様子等をレポートしているイカボット・クレイン(ジム・パーソンズ)。
多くのキャラが主役の3人を盛り立ててくれるのだが、哀生龍個人がとても嬉しかったのは、2人の俳優さんの登場。
1人は、ティム・ブレイク・ネルソン。
どこがどうと言う訳ではないのだが、彼を見るとなんだか得した気分になる。
もう1人は、オーウェン・ウィルソンの、アンドリュー・ウィルソン。
哀生龍はウィルソン3兄弟の中で、とにかくアンドリュー兄ちゃんが好きなのだ。
セリフがあるような無いような、数秒映っていたかどうかという、カメオ的な登場が多い彼だが、今回はそれなりにセリフが多い方だったのではないだろうか(笑)
最初チラッとカメラの隅を過ぎった時には、“出てたっ!!”と心の中でガッツポーズ。
数回チラチラと姿を見せた後、きちんと映ってセリフまで。
哀生龍のテンションは上がり捲くり!!
とにかく、アンドリュー兄ちゃんを見るだけで、ほっこりハッピーな気分になれてしまうんだよ!!!

でも、一番ほっこりハッピーな気分になれたのは、やっぱりハリス父子のシーンだなぁ〜〜

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posted by 哀生龍 at 06:34| Comment(2) | TrackBack(1) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする