2012年12月31日

ありがとう&よろしく

映画関係者(製作とか配給とかソフト販売とかその他もろもろ…)のみなさん、俳優のみなさん、そしてブログを読みに来てくれたみなさん。
今年1年、ありがとうございました!

DVD鑑賞も含めると、フランス語の作品が例年よりも多め?
アニメも多め。
俳優では、少し前に目に留まったベネディクト・カンバーバッチとトム・ヒドルストンが世間的にもブレイクした。
それから、ピーター・マラン(ミュランと表記される場合も)を再認識!
映画館での遭遇率が高かったのは、ジェイソン・ステイサムかな?
ステイサムの出演作品は多かったよね?
後それから、ジョニー・デップもかな?
海外TVドラマ(ミニシリーズを含む)も、例年以上に見たよ。

来年も、好みに合う作品や俳優に出会えるといいなぁ~
そして、そんな作品たちを通じて趣味の合う人との交流も…(人付き合いが大の苦手だから、ほんの少しだけ)

来年もマイペースで鑑賞し、覚書としてブログを更新していく予定。
どうぞよろしくお願いします。

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2012年12月28日

今年の総決算

恒例の、劇場鑑賞作品一覧。
去年がそれまでの最高の75作品だったのだが、今年は更に更新して、84作品だった。(多分漏れは無いと思う・・・)
別に誰かと競っているのでも、去年の自分を追い越そうとしているのでもなく、たまたま映画館で見たい作品・見られるタイミングで公開された作品がそれだけあった、というだけの事。
来年半減しても、焦りはしない(笑)

しかし劇場に足を運ぶと、運が良ければ友人知人に遭遇できるかもしれなから、できれば足を運びたい!
今年は、映画祭で“監督”デクスター・フレッチャーと狭いエレベーターで御一緒してしまうと言う嬉しいハプニングもあったし。
今年最後の劇場鑑賞では、同じ時間に同じ映画館に従兄がいたらしい。


01:パーフェクト・センス
02:フライトナイト/恐怖の夜
03:BUNRAKU
04:ジャックとジル
05:アニマル・キングダム
06:人生はビギナーズ
07:マシンガン・プリーチャー
08:ペントハウス
09:ザ・トーナメント
10:メランコリア
11:おとなのけんか
12:英雄の証明

13:ヒューゴの不思議な発明
14:戦火の馬
15:SHAME -シェイム-
16:セットアップ
17:長ぐつをはいたネコ
18:シャーロック・ホームズ シャドウゲーム
19:ヴァルハラ・ライジング
20:キリング・ショット
21:ジョン・カーター
22:オレンジと太陽
23:裏切りのサーカス
24:タイタンの逆襲

25:Black & White/ブラック & ホワイト
26:映画 紙兎ロペ つか、夏休みラスイチってマジっすか!?
27:キラー・エリート
28:ダーク・シャドウ
29:ザ・マペッツ
30:メン・イン・ブラック3
31:星の旅人たち
32:ジェーン・エア
33:幸せへのキセキ
34:アイアンクラッド
35:スノーホワイト
36:アメイジング・スパイダーマン

37:コナン・ザ・バーバリアン
38:ラム・ダイアリー
39:ビッグ・ボーイズ しあわせの鳥を探して
40:クーリエ -過去を運ぶ男-
41:ワイルド・ビル
42:ローマ法王の休日
43:ダークナイト ライジング
44:プロメテウス
45:スリーピング タイト 白肌の美女の異常な夜
46:トータル・リコール
47:テイク・ディス・ワルツ
48:アベンジャーズ

49:WIN WIN ダメ男とダメ少年の最高の日々
50:放課後ミッドナイターズ
51:コロンビアーナ
52:ソルジャーズ・アイランド
53:ウェイバック -脱出6500km-
54:白雪姫と鏡の女王
55:そして友よ、静かに死ね
56:ロック・オブ・エイジズ
57:俺たちサボテン・アミーゴ
58:EVA<エヴァ>
59:エージェント・マロリー
60:ママと私のグローイング・プラン

61:最終目的地
62:ボーン・レガシー
63:推理作家ポー 最期の5日間
64:SAFE/セイフ
65:思秋期
66:エクスペンダブルズ2
67:アルゴ
68:危険なメソッド
69:声をかくす人
70:009 RE:CYBORG
71:リンカーン/秘密の書
72:チキンとプラム ~あるバイオリン弾き、最後の夢~

73:悪の教典
74:ロックアウト
75:007 スカイフォ-ル
76:恋のロンドン狂騒曲
77:砂漠でサーモン・フィッシング
78:恋愛だけじゃダメかしら?
79:ルビー・スパークス
80:ホビット 思いがけない冒険
81:フランケンウィニー
82:レ・ミゼラブル
83:もうひとりのシェイクスピア
84:シェフ! ~三ツ星レストランの舞台裏へようこそ~


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2012年12月27日

シェフ! ~三ツ星レストランの舞台裏へようこそ~

Comme un chef
The Chef


公開中なので控えめに。

ジャッキーボノ(ミカエル・ユーン)は、有名シェフの数々のレシピを記憶し、それを再現できる素晴らしい舌と腕を持つ青年。
しかしながら、こだわりが強く鼻っ柱も強く客とも職場の人間ともトラブルを起こしてすぐに馘になってしまう。
臨月の婚約者ベアトリス(ラファエル・アゴゲ)に今度こそ安定した職に就くようにと強く言い聞かされたジャッキー、半年間老人ホームのペンキ塗りをする事になった。
ところが、老人ホームのキッチンを窓越しに覗き込み、口を出し、手を出し・・・・
同じ頃、有名な超高級三ツ星レストラン“ル・カルゴ・ラガルド”のシェフとして、20年間三ツ星を守り続けてきたベテランのアレクサンドル・ラガルド(ジャン・レノ)はスランプに陥っていた。
春の新メニューが仕上がらない。
アレクサンドルよりもずっと年若いオーナーのスタニスラス・マテール(ジュリアン・ボワッスリエ)は、このレストランを建物もメニューもシェフすらも刷新したいと考えていて、近々行われる次の審査で星を1つでも失ったらアレクサンドルを馘にすると宣言。
困ったアレクサンドルは、現オーナーの父で前オーナー、長年の友人でもあるポール(ピエール・ヴェルニエ)を尋ねて老人ホームへ。
信じられないことに、ポールが差し出したスープは、過去に自分が作ったレシピそのものの味が再現されていた。
早速その作り手、ジャッキーを助手にしたアレクサンドルだったが、ここでもまたジャッキーは暴走気味。
何度か衝突はあったものの、老人ホームの3人のシェフであるティティ(セルジュ・ラリヴィエール)、ムッサ(イサ・ドゥンビア)、チャン(ヴァン・ヘイ・ミーン)の助けも借り、次期シェフ候補の最先端料理を2人で探り・・・・
そして、審査員がお忍びでやって来ると言われている春の新作メニューの発表日当日、食材が届かないという大ハプニングが!

まさか今年最後の劇場鑑賞作が、フランス語の作品になるとは!
コメディである事を思えば、邦画よりは意外性はないか?
ジャン・レノが出ているコメディは割と趣味に合うから、予告を見て映画館で見る事を決めた。
ブログでも何度か書いていると思うが、哀生龍は食べる事にも料理をする事にも興味がなく、料理の映像を見ても(慣れ親しんだ料理以外は)味も香りもイメージが湧いてこない。
食べてみたいという気持ちにもならないし、美味しそうと思うこともない。
逆に、料理が多く出てくる作品は食べるシーンも多く、むしゃむしゃ食べる口元のアップ等を大きなスクリーンで見せられると生理的に嫌悪感が・・・
その点、この作品はそういったシーンは無くて助かった。

どちらかと言えば王道を行く作りのコメディ。
ダメ男ジャッキーとしっかり者の婚約者のすったもんだ、星を失うのではないかという恐怖と戦い続けたせいで本分を見失いかけたベテランシェフ、仕事一筋のアレクサンドルと娘アマンディーヌ(サロメ・ステヴナン)とのありがちな親子間のあれこれ、新たな恋の予感・・・・
伝統的な料理と最先端の料理。
伝統料理が守りに入っているというわけでもないし、最先端が美味しいというわけでもない。
フランス料理が他の料理よりも優れいるとか美味しいとか、ってことでもない。
結局、幸せになれる料理幸せになれる人間関係、それが一番!
安心して見られる肩の凝らないコメディだったから、フランス語だったことも全然気にならなかったよ♪

スペイン人の新進気鋭の“分子料理”を作る男として登場したのが、まさかのサンティアゴ・セグーラだったから、哀生龍は思わず吹き出しそうになった。
まさかフランス映画であの男を見るとは!!
哀生龍にとっては彼の登場は“出オチ”な感じで、もうそれだけで笑わせてもらったよ。

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2012年12月26日

もうひとりのシェイクスピア

Anonymous

公開中なので、控えめに。

16世紀末。エリザベス一世(ヴァネッサ・レッドグレイヴ)統治下のロンドン。
貴族も市民も芝居に熱中していたが、民衆を扇動し政治に影響を与えるものとして宰相のウィリアム・セシル(デイヴィッド・シューリス)と息子のロバート(エドワード・ホッグ)は危険視していた。
オックスフォード伯エドワード・ド・ヴィア(リス・エヴァンス)が、庇護下に置く若い親友サウサンプトン伯ヘンリー・リズリー(ゼイヴィア・サミュエル)に連れられ行った斬新な演出で評判の芝居もまた、途中でセシルの兵が現れて上演を中断されてしまう。
取り押さえられた作者ベンジャミン・ジョンソン(セバスチャン・アルメストロ)を助けたのは、エドワードだった。
子供の頃に父を亡くした後セシルの元で育てられ、今はセシルの娘と結婚しているエドワードは、義父とは違い演劇が好きで、子供の頃から自分で戯曲を書き、まだ若いエリザベスの前で自分の作品を演じて見せた事もあった。
そんなエドワードは、書き溜めてきた戯曲を「君の名前で上演して欲しい」と牢から出してやったベンに託した。
半信半疑でローズ座にその芝居をかけたものの、観客は大熱狂。 作者の登場を待つ拍手が鳴り止まない。
プライドも野心もある劇作家ベンが、自分の作品だと名乗り上げることに抵抗を感じて躊躇っている隙に、役者のウィリアム・シェイクスピア(レイフ・スポール)がちゃっかり自分が作者だと舞台に出て行ってしまった。
エドワードにしてみれば、真の作者が自分だとバレさえしなければ、“ベンジャミン・ジョンソン作”でも“ウィリアム・シェイクスピア作”でも構いはしない。
その後も次々とベンに渡して上映させたエドワードの戯曲は、セシルが恐れたとおり、エドワードの思惑通り、民衆たちを動かしただけでなく、再びエリザベスも芝居を楽しむようになっていく。
年老いてもなお後継者を指名しないエリザベス一世に代わり、宰相セシルはスコットランド王ジェームズ(ジェームズ・クライド)を次のイングランドの王に据えようと考えていた。
だが、ヘンリーはチューダー朝の正しき後継者が王となるべきだと考え、盟友であり女王の隠し子と噂されるエセックス伯ロバート・デヴルー(サム・リード)を推していた。
“シェイクスピアの劇”の盛り上がりは、エドワードの計画を後押しするものとなるのか?
それとも・・・

リス・エヴァンスが、少々濃い目のメイクで西洋時代劇の衣装をまとった貴族役。
“シェイクスピア”の正体。
これだけで、十分惹き付けられた。

炎による明かりのイメージのオレンジがかったトーン。
冷たく重苦しい黒と白トーン。
鮮やか過ぎない、明る過ぎない、少し抑え目の映像の中に華やかな衣装が映える。
生き生きとした役者達の芝居が映える。
その裏で渦巻く陰謀。
ストレートに表には出せない想いと謀略。
“シェイクスピア”物だと思うと、見ている哀生龍自身が勝手に印象を加飾・粉飾して“シェイクスピアの悲劇のようにドラマチックな作品”だったと、少々過大評価(笑)
冷静に考えれば、ありがちなストーリーだし、ミステリアスな部分だって“謎”というほどのものでもない。
それでもなお、世界に浸ることが出来たし、楽しめたし、ワクワクもした。
個性的でエキセントリックなキャラが似合いながらも案外奥行きのあるリス・エヴァンス、オープニングに登場する小柄なのに非常に存在感があるデレク・ジャコビ、少女の心と厳しい女王としての決断力を持つエリザベス一世を貫禄がありながらキュートに演じたヴァネッサ・レッドグレイヴ。
この3人の華やかかつパワーを滲ませる演技と、影の部分からじわじわと忍び寄るデイヴィッド・シューリスの演技。
もうこの4人が見られただけでも、大満足!
若手ももちろん良かったけどね。
少年エドワードを演じたルーク・テイラー、青年エドワードを演じたジェイミー・キャンベル・バウワー、ヘンリー役のゼイヴィア・サミュエルとロバート役のサム・リード。
彼らの金髪が、暗めの映像の中でとても美しくまばゆく見えたよ。
若い頃のエリザベス一世を演じたのは、ジョエリー・リチャードソン。
知的で威厳や心の強さを感じさせる表情が印象的で、年をとってからのエリザベスと比べると、少し近寄りがたい硬質さを感じた。

エドワードの色々な想いが詰まった戯曲。
今こそ、自分の名を出さずに上演すべき戯曲。
その芝居は何を語りかけ、民衆の心にどのように作用したのか?
舞台となった時代とエドワードの想いを知った上で見ると、それぞれのシェイクスピアの戯曲にもう1つの意味が浮かび上がるように思えてしまう。
考えや想いをストレートに口に出来ない時代だったり立場だったりする人にとって、物語の中で登場人物に語らせる事ができる“匿名の作家”という立場は、とても大切な表現手段なんだろうなぁ~

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posted by 哀生龍 at 14:04| Comment(0) | TrackBack(1) | | 更新情報をチェックする

2012年12月25日

レ・ミゼラブル

Les Misérables

公開中なので、控えめに。

19世紀のフランス。
貧しさゆえに、妹の子供のためにパンを盗んで投獄され、数度の脱獄で刑期が延び、ジャン・バルジャン(ヒュー・ジャックマン)がやっと仮釈放を手にしたのは19年間服役した後だった。
しかし、真の自由の身ではなく、一生「仮釈放」であり、危険人物と書かれた釈放状が身分証明書代わりの彼には、格差社会と貧困であえぐ町でろくな仕事に付けるはずも無く、泊めてくれた教会から銀器を盗んでしまった。
すぐに警官に捕まったジャン・バルジャンは「もらった物」だと嘘をつくが、司教(コルム・ウィルキンソン)は「その通りだ」と言って更に銀の燭台1組も「持って行き忘れた」と・・・
心を入れ替え名前もマドレーヌと変え、企業家として工場を経営するまでになり、ついに市長にまでなったジャン・バルジャンだったが、運命の皮肉か、刑務所の監督官だったジャベール(ラッセル・クロウ)が彼の町に警官として赴任してきた。
ある日、警官に突き出されそうになっていた娼婦ファンテーヌ(アン・ハサウェイ)を救ったジャン・バルジャンは、彼女が娼婦に身をやつす事になったのは自分の工場を馘になったせいであり、そこまでして金が必要なのは、病弱な娘コゼット(イザベラ・アレン)を預かってくれている里親に薬代を払うためだと知った。
病に倒れたファンテーヌに、コゼットを必ず連れ戻すと約束したジャン・バルジャンだったが、正体を明かさなければ人も道に背くことになる出来事が起き・・・・
コゼットを安宿の詐欺師まがいの経営者テナルディエ(サシャ・バロン・コーエン)とその妻(ヘレナ・ボナム=カーター)の元から救い出し、保護者として一生守ると心に誓ったジャン・バルジャンは、コゼットを連れて再び警察の目を避ける生活に入った。
それからおよそ10年。
労働者や学生は革命を起こそうとしていた。
その1人、裕福な家庭の出のマリウス(エディ・レッドメイン)は町で偶然見かけたコゼット(アマンダ・セルフライド)に一目惚れ
仲間の1人で近くに住むエポニーヌ(サマンサ・バークス)に、彼女の事を教えてもらうマリウスだったが、彼はエポニーヌから想われている事を知らなかった。
そして、ついにアンジョルラス(アーロン・トヴェイト)が率いる学生たちが蜂起。
ジャベールは労働者に扮して計画を探りに入ったが・・・
同じ頃、娘も同然のコゼットを守ることだけを考えてきたジャン・バルジャンは、最初はマリウスから遠ざけようと考えたのだが、彼の手紙を読み・・・
学生たちが築いたバリケードの中で、ジャン・バルジャンとジャベールは運命の再会を果たす事となった。

小中学生の頃に「ああ無情」を読み、この小説を基にした映画やドラマは何度か見ている。
が、ミュージカルは一度も見たことが無く、楽曲も聴いたことが無かったように思う。
そのため、今回の映画が哀生龍にとっては初めてのミュージカル版であり、ヒュー・ジャックマンとラッセル・クロウの歌の共演ということもあって、とても楽しみにしていた。
ミュージカル映画では珍しく歌を同時録音したという事だったが、正直、舞台で見るならこれぐらい感情が篭った(情感溢れる)歌声は最高だろうと思うのだが、映画館で体験するには少々パワーがあり過ぎて疲れてしまった。
更に言えば、スクリーンにアップになる顔と、会場中のスピーカーから溢れてくる歌声に、厚みのギャップを感じてしまった。
顔から・口からこの歌声が出てくるのではなく、全身から湧き上がってくる感情が歌になっているのだから、舞台で演じている姿を生で見ながらじゃないと、迫力ある生歌のよさは実感できないのだろう。
終わった後にほんの一瞬拍手が沸いたが、哀生龍はそれほどでもなかった。

ジャン・バルジャンを中心に全てを描こうとしているように感じたのは、哀生龍の思い違いだろうか?
もっと色々な視点で、描いても良かったような気がする。
色々なテーマが語られ、色々な対比が描かれ、一概にどちらが正しいと言えない事を両面から見せていく物語りだと思う。
「善と悪」と「正義と悪」は似ているようで違う
その部分を描いているのがジャン・バルジャンとジャベールの部分。
哀生龍はジャベールというキャラが好きだ。
自分に似ている部分があることも理由の1つなのだが、彼にとって「法を守る」ということが何よりも正しい行動。
それが正しい事だと信じてきたジャベールにとって、法を犯しても成すべき善がある事を認めるのは苦痛であり、法を犯してそれを行った人を善人だと認めるなど・・・
心と頭、理性と感情がぶつかり合った末、ジャベールは(涙)

ラッセル・クロウの歌声は他のキャストたちと比較して評価が格段に低かったようだが、哀生龍は彼の歌声は好きだし、ジャベールの硬くて泥臭いキャラにあっていて良かったと思う。
自分の曲を歌うときとはやっぱり歌い方を変えていて、(当たり前の事だが)ミュージカル調になっていたのがほんの少し可笑しかった(笑)
もう少しキーが低い曲のほうが、きっと彼はもっと歌いやすいと思うけどね。
哀生龍はヒュー・ジャックマンのファンではあるが、この作品では、断然ラッセル・クロウ!!!
エディ・レッドメインは、見た目の繊細そうな印象とは違って、厚みのある男っぽい歌声でかなり意外に感じた。
革命を起こした学生たちはみな良いキャラだったが、中でも一番良いキャラだったのは、少年ガヴローシュ(ダニエル・ハットルストーン)だなぁ~!

なんだかんだ、色々ダメ出ししてしまったような・・・そんな感想になっているが、楽しかった。
ミュージカルは、基本的に好きだ♪♪
総括すると、ただただジャベールってキャラがツボってしまった!! そんな哀生龍です。
年が明けたら、小説をしっかり読み直す予定!

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2012年12月21日

ロー・コスト ~LCCの逆襲~

Low Cost
Low Cost - Aller simple. Retour compliqué.


チュニジアからパリに向かう格安航空便
座席は狭いし、装置が故障して音楽番組は聴けないし、客室乗務員の態度もイマイチ。
それだけなら何とか我慢できるにしても、「予想外の出来事で、離陸が15分遅れる」と言われた後、一向に出発する気配が無いのには、我慢がならない。
2時間経っても離陸せず、飲み物サービスがされても水一杯に2ユーロ取られるんじゃ、缶詰状態の客は面白くない。
その挙句、旅行業者が破産したから離陸できない、と言う事態に。
すでに7時間、狭い期待の中で我慢してきた客たちは、さすがにぶちぎれて「乗っ取り」を宣言!
管制塔からの離陸許可はあり給油も済んでいるのだから、客として乗っていた元エール・フランスのパイロットだったと言うジャン=クロード(ジェラール・ダルモン)に操縦してもらえばいいだけのこと。
もちろん、ここで飛行機を降りたい人には降りてもらったが、本物のパイロットは降ろしてもらえず、客室乗務員のニュアンス(ジュディット・ゴドレーシュ)は客としてそのまま機内に残った。
それからしばらくした後、無事に着陸したものの・・・・
そこはパリではなく、滑走路にラクダがいるような場所だった。
その上、周りに集まってきた人々は、テロリスト?

フランスのコメディ。
何で見ることにしたのか、レンタルリストに入れたのがかなり前のことで、全く理由が思い出せない(^^ゞ
缶詰状態になると、人間、我慢できなくなって本性が出てしまうもの。
小心者で耳ざとくてすぐにイライラしてしまうダゴベルト(ジャン=ポール・ルーヴ)を始めとし、麻薬の密輸をしようとしている気弱な男の隣には、休暇中の機動隊員がいたり、マイペースなのはいいが我侭で周りに迷惑をかける奴がいたり、折角の機会だからと非常用ベストの説明をやって見せた男がいたり・・・
何故あそこで「アスタ・シエンプレ(コマンダンテ・チェ・ゲバラ)」を歌ったのかは良く分からないが、妙な一体感が生まれて互いを鼓舞し合っていた。

缶詰状態で切れそうになっている、本音ぶちまけ捲くりの客たちを見ていると、こっちまでイライラしそうになるところだが、適当な所でガス抜きのように他愛もない笑えるシーンが挟み込まれてくるから、そんなにイライラする事もなく気楽に楽しむことが出来た。

でも・・なんだか良く分からないコメディだったなぁ・・・・・・



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2012年12月20日

フランケンウィニー

Frankenweenie

公開中なので控えめに。

小さな町ニュー・オランダ。
ヴィクター(声:チャーリー・ターハン)は、友達と遊ぶ代わりに、屋根裏部屋で愛犬スパーキーと映画を作ったり発明をしたり実験をしたりするのが好きな、10歳の小学生。
ところが、唯一の友人でもあるスパーキーが交通事故で死んでしまった。
ショックと悲しみで抜け殻のようになったヴィクターだったが、新しい科学のジクルスキ先生(声:マーティン・ランドー)が電気で死んだカエルの体が動く実験を見て、いいことを思いついた。
この町は非常に落雷が多かった上、丁度科学展への参加が決まっていたから、こっそりペット墓地からスパーキーを掘り起こして屋根裏に運び込み・・・
実験は大成功!
しかし、この成果を科学展に出すつもりの無いヴィクターは、蘇ったスパーキーを屋根裏に隠しておこうとしたのだが、そんな事とは知る由も無いスパーキーは、猫を追って外に出てしまった。
クラスメートで友達がいないから科学展でペアを組もうと言ってきたエドガー(声:アッティカス・シェイファー)に見られてしまい、ヴィクターは誰にも話さない事を条件に、どんな事をやったのかを教えざるを得なかった。
だが、噂はすぐに広まるもの。
科学展で優勝したい秀才のトシアキ(声:ジェームズ・ヒロユキ・リャオ)やナソル(声:マーティン・ショート)のも知られてしまい、彼らはより大きいもの、より凄いものを生き返らせてやろうと・・・・
ニュー・オランダの一大フェスティバル、ブルゲマイスター町長(声:マーティン・ショート)主催の“オランダ・デー”が開催されている最中、町には大災難が迫ってきていた。

およそ30分のショートムービー(実写)の、ティム・バートン監督自身によるストップモーションアニメでのリメイク。
白黒3Dというのも珍しいが、哀生龍が見たのは2D字幕版。
良い感じにがあって、最近大人しくなっていたように感じていたバートン監督にしては、以前のエキセントリックな棘が戻ったような感じで良かったよ。
ただ、30分のものを3倍にした伸ばしたせいか、“水増しした部分”を感じてしまって・・・
もしショートムービーがあったという予備知識無しで見たら気にならなかったかもしれないが、知ってしまったからにはどうしてもね(^^ゞ
蛇足に感じてしまうエピソードや、間延びしてるように思えた部分なんかがあって、少々集中し切れなかった。
見たのが仕事帰りで、疲れていたのも原因かな?

クラスメイトで町長の姪のエルザ・ヴァン・ヘルシング(声:ウィノナ・ライダー)や同じくクラスメイトのフシギちゃん(Weird Girl)(声:キャサリン・オハラ)、エルザの愛犬でスパーキーと仲良しのペルセポネ、フシギちゃんの愛猫おヒゲくん・・・
みんなちょっとおどろおどろしい見た目ととても個性的なキャラが魅力だが、哀生龍は誰よりも科学の先生が気に入った。
少々異端な感じを醸し出していて、マッド・サイエンティストっぽさもあるが、実は相手が小学生であってもとても全うな実に科学的理論的な説明をしてくれていたりする。
こんな先生の授業だったら、元々科学好きなヴィクターじゃなくても、興味が湧いて科学が好きになってくれるに違いない!
哀生龍も、小学5,6年のときの担任が理数系で、実験棟色々体験させてくれて本当に楽しかったんだよなぁ~~

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2012年12月19日

ホビット 思いがけない冒険

The Hobbit: An Unexpected Journey

公開中なので控えめに。

穏やかな暮らしを楽しんでいたホビットのビルボ・バギンズ(マーティン・フリーマン)の家に、ある晩灰色のガンダルフ(イアン・マッケラン)が訊ねてきた。
それどころか、あれよあれよという間に、家中ドワーフだらけ
無作法で粗暴で勝手に家を荒らして食料庫が空になるほど食べ捲くって・・・
最後に現れたトーリン・オーケンシールド(リチャード・アーミティッジ)は、集まったドワーフを束ねる王だった。
かつてオークに襲われ荒らされて恐ろしいドラゴンに奪われてしまった、故郷を取り戻す旅に出ようとしているいるところだったのだ。
その同行者にふさわしいと、ガンダルフが選んだのがホビットのビルボだったと言うわけ。
だが特別な能力があるわけでもないし、戦士でもないし、ナイフすらろくに使えないビルボは、命を落とすやも知れない冒険に出るのを渋った。
が、結局は参加を決意したものの、トーリンからは自分の身も守れない足手まといな奴だと思われていた。
そしてトーリンが信じていないものに、エルフがあった。
かつて父たちが必死で戦い国を守ろうとしているときに、助けの手を差し伸べてくれなかったからだ。
ゴブリン、オーク、ワーグ、トロル、ネクロマンサー、そしてドラゴン。
彼らの前に立ちはだかる敵は彼らよりも大きく凶悪な種族ばかり。
何とか岩陰を逃げていった先は、選りにもよってエルフの国、裂け谷。
不機嫌そのもののトーリンだったが、彼らの故郷“はぐれ山”ことエルボールを示す地図を解読できるのはエルフだけだと、ガンダルフは宥める。
エルロンド(ヒューゴ・ウィーヴィング)やガラドリエル(ケイト・ブランシェット)に別れを告げてすぐに、ゴブリンに捕まってしまった彼ら。
ガンダルフの姿はないし、ビルボともはぐれてしまった。
そのビルボは、輝く指輪を持ったゴラム(アンディ・サーキス)となぞなぞで勝負をしながら、何とか出口を目指そうとしていた。

これぞ、ファンタジー・アドベンチャー!!
ストーリーはいたって簡単
故郷を目指す、敵に遭遇して逃げる、戦う、掴まる、逃げる、戦う、掴まる、逃げる・・・・
味方のはずの魔法使いガンダルフはちょくちょく単独行動で姿をくらましてしまうし、ガンダルフが役に立つと選んだホビットのビルボは、どう見ても単なる足手まといだし。
仲間との、“故郷”に対する特別な想い、勇気とプライドと根性、そして、陽気でオチャラケているようで非常に真面目な性格。
とにかくキャラたちがみんな楽しくいい奴だから、ワクワクドキドキ気楽に楽しめた。
長さを感じなかったよ。

単純明快だからこそ、それぞれのキャラの魅力が重要になってくるし、その個性が光るものだ。
演じているのがフリーマンと言う事もあって、イギリス人気質そのもののワトソン君を思い出してしまう、ビルボ。
過去の苦い経験から頑固で疑り深くなっているトーリン。
いつも変わらないゴラム。
万能じゃない魔法使いガンダルフ。
主要キャラだけでも、十分に魅力的。

だが、この作品のメインとなるドワーフたちが、“ドワーフ”の癖して男前なのだよ!!
見た目も性格も。
トーリンが一目置く年長者の戦士バーリン(ケン・ストット)、その弟のドワーリン(グレアム・マクタビッシュ)。
王族の家系でトーリンの甥に当たる若き戦士フィーリ(ディーン・オゴーマン)と、その弟で最年少のキーリ(エイダン・ターナー)。
愛嬌があって親しみやすいボフール(ジェームズ・ネスビット)と弟のボンブール(スティーヴン・ハンター)。 彼らの従兄弟のビフール(ウィリアム・キルシャー)。
耳の遠いオイン(ジョン・カレン)と弟でギムリの父であるグローイン(ピーター・ハンブルトン)。
そして、3兄弟で参加しているドーリ(マーク・ハドロウ)、ノーリ(ジェド・ブロフィー)、オーリ(アダム・ブラウン)。

Twitterで呟いたんだが、“キーリ”(エイダン・ターナー)の顔立ちが、ザッカリー・クイントとベン・スティラーを足しで二で割ったような感じだったから、是非、ベン・スティラーにパロってもらいたいなと思ったのは内緒・・・ ついでに兄の“フィーリ”(ディーン・オゴーマン)の方はオーウェン・ウィルソンで!

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2012年12月18日

ルビー・スパークス

Ruby Sparks

公開中なので、控えめに。

19歳で作家デビューしたカルヴィン(ポール・ダノ)は天才作家ともてはやされ、次のベストセラーを期待されるも書けないまま10年。
親しく話せるのは兄のハリー(クリス・メッシーナ)と、セラピストのローゼンタール博士(エリオット・グールド)ぐらい。
ある日、ローゼンタール博士から好きな人の事を書くようにと課題を出された。
カルヴィンが選んだのは、に見た素敵な女の子と。
ルビー・スパークスという名前のそのキャラクターに、どんどん肉付けしていく。
出身は・・初恋の相手は・・・性格は・・・・
古いタイプライターから、すらすらと物語が紡ぎ出されていく。
自分好みの素敵な女性ルビーが、生き生きと物語の中で息づいていく。
そんなある日、目覚めたカルヴィンは、キッチンでルビー(ゾーイ・カザン)を目にした。
夢でもなく、自分ひとりの幻覚でもなく、他の人にもちゃんと見える生きた女性、ルビーだ。
彼女の秘密はハリーにしか打ち明けないまま、カルヴィンはルビーと同棲を始める。
ルビーは明るく楽しく奔放なカルヴィンの母ガートルード(アネット・ベニング)とも、彼女の恋人モート(アントニオ・バンデラス)ともすぐに打ち解けた。 カルヴィンは苦手としているのだが・・・
内向的で友達に会いに出かける事も無いカルヴィンの元から、徐々にルビーは独り立ちしていく。
彼を嫌いになったり興味を失ったりしたのではなく、外に出て新しい友達と過ごす時間が新鮮で楽しいものだったからだ。
カルヴィンの不安と嫉妬心が爆発してしまったのは、彼をライバル視する作家ラングドン(スティーヴン・クーガン)の出版記念パーティでのある出来事がきっかけだった。

主役がポール・ダノの恋愛物?
内向的だったり、オタクだったり、うちにサイコな面を隠し持っていたり・・・ そんなちょっと個性的なキャラを演じることが多い彼が、どんな恋をするのだろう?
まずはそんな興味で見る事を決めた。
その後、アントニオ・バンデラスが出ている事を知り、相手役のゾーイ・カザンが脚本を書いていて、初めて知って驚いたのだがポール・ダノと熱愛中で、ついでに「エデンの東」のあのカザンの孫娘だと言うことも知った。

詳しいことは書かないように気をつけて・・・
理想的な恋人には、そうそう出会えるものじゃない。
始めは魅力にしか目が行かずに幸せで楽しい日々を過ごしていた恋人も、次第に欠点が目に付くようになっていく。
なら、自分理想どおりの人が目の前に現れて、自分の恋人になってくれたらどうなる?
人間、欲深いもので、理想通りのはずなのに、どうしてもやっぱり気に入らない部分が出てくる。
ルビーはカルヴィンの創作したキャラクターだから、いくらでも書き加えて修正が出来る
それでもやっぱり、満足がいかない部分が・・・・
その内、分からなくなる。
彼女は本当に彼女自身の意思で自分を愛してくれているのだろうか?
それとも、そう仕向けるように自分が書いたから彼女自身の意思とは関係なく・・?

ルビーの変化も、カルヴィン自身の変化も、とても自然で納得がいくものだった。
見ていて痛々しいときもあれば、可愛らしいものだと微笑ましく思えるときもあった。
カルヴィンが元カノに欠点(別れることになった理由)を指摘されるシーンがあるが、それは今も変わっていない部分だなと思えた。
そんな普通のやわらかく危なっかしい恋愛物の中に、時々見え隠れする狂気
とても危なっかしい、今にも壊れてしまいそうな一瞬。
制御不能となった感情の暴走。

不思議ちゃんというほどファンタジックでエキセントリックなキャラではなく、普通の女の子だったルビー。
やっぱりポール・ダノが演じただけの事はある、繊細でもろくて頑固なカルヴィン。
「リトル・ミス・サンシャイン」の監督だったのも良かったのだろう。
単なるラブファンタジーだけで終わっていなかったのが、心地良かったよ。

そうそう、ほんの僅かのシーンだが、ウォレス・ランガムが出ていたのも嬉しかった!
普通にいい声でまともなセリフを・・・って、ホッジスじゃないんだから当たり前か(笑)
「リトル・ミス・サンシャイン」でもチラッと出ていたから、そんな繋がりで出たのかな?

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2012年12月17日

恋愛だけじゃダメかしか?

What to Expect When You're Expecting

公開中なので、控えめに。

ダンスパートナーとしてリアリティ番組で3ヶ月ダンス選手権で戦ってきた二人、ダイエット番組の人気トレーナーのジュールズ(キャメロン・ディアス)とダンサーのエヴァン(マシュー・モリソン)は、見事に優勝を手に入れた!
が、同時にジュールズの妊娠が判明。
高齢出産の危険もあるし、ダイエット番組の収録の予定は決まっていたが、ジュールズは出産を決意。
エヴァンも協力的ではあったが、3ヶ月パートナーとして過ごしただけの二人は、性格的にも出産や育児に対する考えもぶつかってばかり
おまけに、互いに譲ることが出来ない頑固な性格。
次第に二人の間は冷えて行き・・・
フリーカメラマンで主に水族館で記念撮影をしているホリー(ジェニファー・ロペス)は、広告代理店の夫アレックス(ロドリゴ・サントロ)と幸せに暮らしていたが、体質的に子供を授かる事は難しい。
そこでエチオピアから養子を迎えようと審査を受けた。
すぐに子供に安全な家を購入し、ベビーグッズを早くも大量買いし、心を昂ぶらせているホリーに対し、アレックスの方はまだ父親になる覚悟が出来ずに不安げでテンションも低い。
そんなアレックスが紹介されたのは、ヴィック(クリス・ロック)ら先輩パパたちによる“イクメン団”だった。
2年の努力の末、やっと妊娠に成功したのは、絵本作家兼ベビーグッズの店のオーナーを務めるウェンディ(エリザベス・バンクス)と、彼女を献身的に支える夫ゲイリー(ベン・ファルコン)。
ところが、彼女が思い描いていた理想的な楽しく幸せなはずの妊娠は、ホルモンバランスの乱れを引き起こして心身ともにボロボロ。
それに対して、同時期に双子を妊娠したゲイリーより年下の義母スカイラー(ブルックリン・デッカー)は若さゆえか、心身ともに順調で妊婦の喜びを満喫。
元レーサーで息子ゲイリーのこともライバル視して容赦の無いラムジー(デニス・クエイド)は、妻と嫁の妊娠までをも競争のネタにしようとする。
移動ホットサンド店を営むロージー(アナ・ケンドリック)のライバル店は、かつていい雰囲気になったこともある同級生のマルコ(チェイス・クロフォード)。
いつものように売り上げを競い合った二人だったが、仕事の後仲良くビールを飲み昔話に花を咲かせ、そして、軽い気持ちでたった1度・・・・
その結果は、まさかの妊娠。
さすがに動揺してしまったものの、これをきっかけにして付き合い始めた二人だったが・・・

これでも5組の説明を簡単に書いただけのつもりなのだが・・・
妊娠出産をメインにしたラブコメは良くある。
この作品の一味違う所は、これから"新米パパ”になる男性たちの出産&育児に対する不安や心構えがなかなか出来ない部分やある種の恐怖心を描くだけでなく、“先輩パパ”による“妻の妊娠出産&ベビーが要る生活の実態”を面白おかしく、そして真面目に見せている部分。
“新米妊婦&ママと彼女らの母親”の結束力の強さやライバル心は色んな作品で描かれているが、男性側のそれはなかなか描かれない部分だろう。
妻の急な出張に、オムツ換え1つでいちいち大騒ぎしちゃうようなコメディは多いけどね。

女性の側も、妊娠出産子育ての良い部分だけでなく、全く美しくも無ければ楽しくも無い苦痛な部分も隠さず見せてしまう。
映画だから、男性サイドも女性サイドも少々大袈裟に描いている部分はあるが、案外そんなものだ。
と見ながら思った。
人によって心身の変化も、乱れがちになる心身に安定をもたらす方法もそれぞれ違うし、妊娠・出産・育児の大変のあ部分を乗り越え楽しみに変える手段だって違う。
正解なんかないんだってことも、全く異なる5組の経過を見比べると良く分かる。

詳しくは書かないけど・・・
イクメン団と仲がいい、マッチョなデイヴィス(ジョー・マンガニエロ)や、ウェンディの店の店員ジャニス(レベル・ウィルソン)とか、味のある個性的なキャラも多かったし、この設定のキャラならきっとこんな性格のはずと思いがちな部分を上手くはずしたキャラも多かったし。
軽いコメディとして気楽に見るのも良し、妊娠出産ってどんな感じなんだろうと興味を持ってみるのも良し。
けっこう男性も楽しめる仕上がりなんじゃないかと思うよ。

ちなみに哀生龍のお目当ては、ロドリゴ・サントロとマシュー・モリソン。
マシュー・モリソンのダンスシーンのキメ顔やら、出産時に一緒にいきんじゃう顔やら、なんだか演技というより顔芸をたっぷり見たような気が・・・・

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2012年12月14日

サウンド・オブ・サンダー

A Sound of Thunder

2055年。
TAMI(タミー)と呼ばれるタイムマシンが開発され、タイム・サファリ社では白亜紀で恐竜を撃ち仕留める「ハンティング・ツアーサービス」を提供するようになった。
2人の客に5人のスタッフが同行する。
リーダーのトラヴィス・ライヤー博士、サブリーダーで撮影担当のジェニファー・クレイズ(ジェミマ・ルーパー)、技術担当のマーカス・ペイン(デヴィッド・オイェロウォ)、医療担当のルーカス医師(ヴィルフリート・ホーホルディンガー)、そして政府のタイムトラベル監督局の監視員クレイ・デリス(アウグスト・ツィルナー)だ。
チャールズ・ハットン社長(ベン・キングズレー)は金儲けの道具として考えていたが、トラヴィスは、今は絶滅してしまった生物のデータ収集が出来、研究が出来るからとこの仕事をしていた。
だがハットン社長への個人的な恨みもあり、、タイムトラベルをする事に危険性を強く訴え、抗議を行った女性がいた。
そのソニア・ランド博士(キャサリン・マコーマック)こそが、真のTAMIの開発者だったのだ。
恐竜狩りは、細心の注意を払って、死ぬ直前にある恐竜を選び絶妙なタイミングで狩らせていると、トラヴィスは言う。
過去に些細な変化も起こさない事を第一条件とし、原題から持っていたものは必ず持ち帰り、逆に白亜紀からは何も持ち帰らない事を参加者にも約束させている。
だが、想定外のことが起きた。
トラヴィスの銃が撃てないというアクシデントに見舞われた後、現代に異変が起きだした
異常気象や植物の異常な発育等、目に見えて変わって行っている。
きっと過去に何か変化を起こしてしまったに違いないと考えたトラヴィスは、ソニアに知恵を借りに行った。
“変化の波”“時の波”が、白亜紀から波紋のように次々と押し寄せてきているのだと、ソニアは言う。
ソニアもサポートにつき、トラヴィスは過去を修整するために1人でTAMIに乗り・・・
しかしまた波が!
現代の見慣れた街の景色は一変。
どんどんジャングル化し、今とは違う進化を遂げてきた新たな生物が溢れ・・・
誰がいつどこで何を変化させてしまったのだろう?
分かっているのは1.3gの何かを、過去から持ち帰ってしまっているらしい、という事だけ。
きっと、あのときの臆病な参加者・・・

これもまたレイ・ブラッドベリが原作。
2005年の作品の割りに近未来の2055年の表現がちょっとレトロな雰囲気で、CGや合成がちゃちっぽい部分もあって、もっと古い作品かと思ってしまう部分も合った。
が、哀生龍は結構こB級感にも通じる映像レベルを、楽しめてしまった。
舞台を絞ったのも良かったと思う。
「白亜紀」とハンティングに行く先をとても広いく言い表しているのに、実際はある時間のある場所のみ。
そして、タイム・サファリ社のいつもの部屋。
恐らくは地球規模で変化が起きているのだろうが、見せるのは自分が暮らす“馴染みのある場所の急変”を中心に。
悪く言えば、経費をケチって同じセットを使って同じ場所ばかり見せているって事になるが、変に大風呂敷を広げなかったから、タイムトラベルで起きるであろう色々な問題点の中のある一部にテーマを絞る事も出来て、これはこれで良かったんじゃないかと哀生龍は思う。

「風が吹けば桶屋が儲かる」「バタフライ・エフェクト」・・・・
ほんの小さな変化が、直接関係無さそうな事に大きな変化をもたらすのは、タイムトラベルをしなくても良くあること。
じゃ、白亜紀に1.3g分の変化を起こしたら、現代にどんな変化をもたらすだろう?
重大な事件に変化が起きたり、誰もが知る有名な人の人生が変わったり、戦争が起きたり回避されたり・・・
また、自分自身と出会ってしまったらどうなる? 過去の自分に変化を起こしたら今の自分はろうなる?
って部分に着目する事は多いが、“進化”にどんな変化が起きるのかに絞った所が面白かった。
まだ読んではいないのだが、原作は短編なんじゃないかと想像する。
短編だから、いい意味で理屈っぽい説明を省いていたり、テーマは出来事を絞っていたり。

原作を読んでいる人にとっては、納得できない仕上がりかもしれない。
哀生龍ももし本をすでに読んでいたら、そう感じたかもしれない。
が、運良くまだ読んでいない。
プラスしてB級SFも好きだから、どうも評価が低い作品みたいだけど、哀生龍は結構楽しめたよ!



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2012年12月13日

ミッドナイト・イン・パリ

Midnight in Paris

映画脚本家として成功しているギル(オーウェン・ウィルソン)は、ノスタルジー・ショップで働く男を主人公にした処女小説を執筆中。 しかし、行き詰っていた。
そんな時、婚約者のイネズ(レイチェル・マクアダムス)と彼女の両親と共に、パリを訪れる。
1920年代のパリに憧れを持っているギルは、結婚したらここで暮らしたいと考えるが、裕福な家のお嬢様であるイネズは、マリブで暮らすと決めていた。
偶然、パリのレストランでイネズの友達ポール(マイケル・シーン)と彼の妻キャロル(ニナ・アリアンダ)と遭遇。
大学時代にポールに夢中だった事もあるイネズは、ポールに明日一緒にと誘われると、ギルが断ろうとしているのを遮って・・・
インテリのポールに全面的な信頼を寄せ、ギルの話には耳を貸さないイネズ。
ポールの知識がいい加減なものだと言う事も、もちろん認めようとしない。
ワインの試飲会のあと、ポールとキャロルにダンスに誘われるとイネズは行ってしまい、一人ギルはパリの街をさ迷い歩いた。
そのポールの前に止まったのは、プジョーのアンティーク・カー。
乗るように声をかけられたギルは、驚きつつもパーティについていってみた。 彼の好きな時代の雰囲気があったからだ。
雰囲気があるどころか、1920年そのものだった。
F・スコット・フィッツジェラルド(トム・ヒドルストン)と妻のゼルダ(アリソン・ピル)と出会い、ピアノの弾き語りをするコール・ポーター(イヴ・ヘック)を見かけ、パーティの主催者がジャン・コクトーであることも教えられた。
ポールと一緒に行動したがるイネズと共に過ごすよりも、真夜中に現れるアンティーク・カーに乗って1920年の世界に行く方が楽しくなったギルは、アーネスト・ヘミングウェイ(コリー・ストール)に自分の原稿を読んでもらいたいと頼んだら、信頼できる批評をしてくれるとガートルード・スタイン(キャシー・ベイツ)を紹介され、サロンになっている彼女の家では、パブロ・ピカソ(マルシャル・ディ・フォンゾ・ボー)と彼の愛人でモデルにもなっているアリアドナ(マリオン・コティヤール)が知り合う。
アリアドナに惹かれていくギルだったが、彼女にとっての憧れの黄金期は・・・

ポスターやチラシでは、ギルの背景に映るパリの街並みが、絵画になっていた。
哀生龍が好きなゴッホの絵も使われていた。
本編でもそんな映像が見られるのなら見たいなと思ったのだが、残念ながらそれはポスター用の画像でしか見られないショットである事を知り、結局映画館には行かなかった。

イネズのような、わがままと言うか仕切り屋と言うか、強気で自分の考えや想いを“正解”と信じ第一に優先し、恋人や周りの人を強引に従わせるタイプの女は大の苦手
色んな意味でイネズをコントロール出来ないギルのことも、見ていてイライラ。
さらに、似非知識人のポールもまた・・・
髭面でいつになく眼差しが優しげに見えるマイケル・シーン自身の見た目は、とてもいい感じだったが(笑)
人は、それぞれ好きな時代あこがれの時代“黄金期”を持っている。
実際自分が経験したある時期である場合もあれば、ギルのように過ぎ去った自分が生まれる以前の過去の場合もある。
“現在”は不満や退屈な時代だと感じ、“黄金時代”を求めてしまい気持ちも良く分かる。
憧れを持ち、その時代に触れようとするのは構わないし、楽しいひと時だとは思うが、ギルの場合は現実逃避しようとしているように見えてしまって・・・
愛する黄金期に行ってみたいという気持ち以上に、イネズから逃げたいと言う気持ちが強かったから、あの不思議な経験をしたのではないかと思ってしまう。
そんな点で、少々楽しみ切れなかった。

ただ、あらすじに書いた以外にもサルバドール・ダリ(エイドリアン・ブロディ)やアンリ・ド・トゥルーズ=ロートレックやポール・ゴーギャンやエドガー・ドガ等の哀生龍ですら知っている有名人が沢山出てくるのは楽しく面白かった。
当時風に波型に髪を固めたフィッツジェラルド役のヒドルストンの雰囲気も良かったし、エイドリアン・ブロディのダリも凄くイメージに近かったし。



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2012年12月12日

原子怪獣現わる

The Beast from 20,000 Fathoms

北極圏の秘密基地で、トム・ネズビット教授(ポール・クリスチャン)や陸軍のジャック・エヴァンズ大佐(ケネス・トベイ)ら立会いのもと、核実験が行われた。
データをチェックするために観測地点を回っていたトムと同僚のジョージ・リッチー(ロス・エリオット)は、猛吹雪の中で巨大なトカゲのようなものに遭遇した。
残念ながらジョージは行方不明になってしまったが、トムは辛うじて救出され、NYの病院に救急搬送された。
だが、モンスターを見たと言っても信じてもらえず、精神科医からはショック状態での幻覚幻聴は良くあることだと言われ、まともに取り合ってくれない。
ジャックも、報告書にはその生き物の事は書かなかったと言う。 トムが怪獣に遭遇し遭難した地点には、何も痕跡が残っていなかったからだ。
ところが、そのモンスターがカナダで船を沈めたというニュースが。
トムは古生物学者のサーグッド・エルソン教授(セシル・ケラウェイ)に会って自分が見たモンスターの話をしたが、生きた恐竜が現れたなんてありえないと、教授は一笑に付すのだった。
そんなトムを訪ねてきたのは、教授の助手リー・ハンター(ポーラ・レイモンド)。
モンスターがまた船を沈めたのだ。
2度も船を沈めたとなっては信じるしかないし、調査の価値があると彼女は思ったため、トムに恐竜のスケッチを見せた。
多くのスケッチの中からトムが選んだのは、リドザウルス。
沈められた船の被害者も、やはり同じスケッチを選んだ。
さすがに教授も存在を信じ、どんどん南下して来ているその恐竜が次に現れる地点は、海底から唯一の化石が発掘されたNY沖だろうと予測を立てた。

レイ・ブラッドベリの「霧笛」の映画化。
偶然にも似たアイデアを映画化しようとしていたらしい。
そしてモンスターの特撮シーンは、レイ・ハリーハウゼンが担当。
2人が対談する特典映像によると、二人のレイは18歳の頃から旧知の仲
と言うより、気の合う友人だったようで、一緒に仕事が出来た事を喜んでいた。
1953年に20万ドルの低予算で作られた白黒映画だが、夜の灯台をその光に引き寄せられるようにして上陸してきたモンスターに破壊されるシーンは印象的。
が、対談の中で、そのシーンに関するちょっとした裏話が。
レドザウルスという恐竜の名前も、ハリーハウゼンの名前からのもじりだと言われている、という話も本人が語っていた。
本編も良い感じにB級テイストがあって楽しかったが、この特典も楽しかった。
ブラッドベリが喋ること喋ること(笑)

海軍から“潜水艦を借りたい”と言うシーンがあるが、潜水艦じゃなくて潜水鐘(ダイビング・ベル)と言うものだった。
子供が遠足に行くような、初めての遊園地の乗り物に乗るときのような、そんなウキウキワクワクした様子の教授が微笑ましかった。
好奇心旺盛な科学者は、こうでなきゃね!!
と思ってしまったよ。
軍人はモンスターを見つけたら爆弾で殺してしまおうと考えるが、科学者は生け捕りにしなきゃ!!と考える。
どれぐらい危険なのか、どれぐらいの被害が出るか、そんな現実的な問題点なんか二の次で、とにかく生きたサンプルが欲しいのが科学者(笑)

色んな意味で、楽しかったよ!!!



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2012年12月11日

コクーン・プラネット

Chrysalis

放射能や病原体、色々な要因で荒廃してしまった地球。
生き残った人々は、管理された社会の中で配給・補給を受けながら暮らしていたが、必ずしも秩序が保たれているわけではなく、暴動が起きていた。
米民主大陸(ADC)のモンドラゴン中尉(ラリー・ダーク)は、暴動が起きている地区に平和維持軍を派遣することを発表。
また、11区の療養所で働くロックウェル博士(ダレン・ケンドリック)は、新しいワクチンの製造を急がされていた。
一方3人の科学者、ハートレイ(ジョン・クレマンタスキー)、マーフィ(ダニー・キャメロン)そしてスミス(グレン・ヴォーガン)は、予防措置がされ安全な研究室で植物を育てながら、人々が生き残るための研究をしていた。
ある日、様子がおかしかったスミスが、突然食欲が湧いて大量に食べたかと思うと、気絶して倒れ、そのまま昏睡状態になってしまった。
質は彼は、内緒で放射能を浴びる恐れのある外に植物を持ち出して、植えてみていたのだ。
その身体にコケのような緑のものが生え出して一週間。
ハートレイはロックウェルに連絡してすぐに来てもらった。
助手のマグワイア(コーリー・ランディス)を連れてやってきたロックウェルは、最初はスミスは死んでいるものを思ったのだが、4分に1度呼吸をし、心臓も動いていた。
腹部から得体の知れない液体を噴出した後、完全に緑に覆われたスミス。
不安を隠せないハートレイやマーフィに対し、ロックウェルはスミスの謎の液の殺菌力に注目。
これは異常だ。病気だ。退化だ。と否定的な三人。
スミスは進化している。病気じゃない。今は蛹の状態だ。とロックウェルは、スミスの変化は未来の希望になるかもしれないと期待する。
さっさと殺すなり処分するない、始末してしまいたい気持ちが募っていくハートレイは、とうとうスミスに銃口を向けた
止めに入ったロックウェルとも見合っている仲で発砲した弾は、緑の蛹ではなくマーフィに当たってしまった。
スミスに何が起きているのか? これは危険じゃないのか?
答えが出る前に、スミスは脱皮してしまう。
どんな変化が起きているかと思ったら、蛹状態のときの記憶が無い以外は、前と全く変わらないスミスだった。
ハートレイはさっさと殺すべきだと喚く。 “普通”を装っている“正体不明の何か”だと主張。
少なくとも隔離し監視すべきだ。
ところがロックウェルの検査では、全く異常が見られなかった。
だが・・・・・
スミスはやはり前とは変化していた。
彼が手に入れた能力は、地球と人類と多くの生命を・・・・・・

レイ・ブラッドベリが原作という事で、見てみた。
SF密室サイコサスペンスといったところだろうか?
当時は、これでも十分に恐ろしさを感じられ、心ここにあらずのスミスの様子や蛹になってしまった彼の常態に、少なからず不安と嫌悪感を覚えたのかもしれない。
だが残念ながら、今見るとあちこちが物足りないくらい。
緊張感が弱く、一人過敏に反応しているハートレイが滑稽見えてしまうほど。
やはり古い作品なんだろうな、と思って公開時期を見たら、2008年。
え?
そんなに新しい作品でこの演出では、残念度が増した(苦笑)
それとも、わざと古い感じで作った?
人々が生き残るための希望はあるのか? 地球に希望はあるのか?
と、テーマこそ現代の地球の状態を憂ている感じが出ているが・・・

原作を読んでみたい。



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2012年12月10日

砂漠でサーモン・フィッシング

Salmon Fishing in the Yemen

公開中なので控えめに。

漁業・農業省に勤務する水産学者のアルフレッド・ジョーンズ博士(ユアン・マクレガー)の元に、投資コンサルタント会社のハリエット・チェトウォド=タルボット(エミリー・ブラント)から荒唐無稽な依頼が来た。
イエメンの大富豪シャイフ・ムハンマド(アマール・ワケド)が、イエメンでサーモン・フィッシングを紹介したいと言っているから、力を貸して欲しいと言うのだ。
鮭は海から川に遡上してくる回遊魚で、冷たい水の流れる川と餌になる虫とがいる環境を、熱く乾いた砂漠に整えられるはずが無い。 フレッドは力になれないと、メールできっぱり断った。
しかし、このプロジェクトは英国外務省の支持を受けているだけでなく、中東の関係が悪化している英国にとって明るいネタになるとして、首相広報担当官パトリシア・マクスウェル(クリスチャン・スコットー・トーマスの目も留まってしまったから、さぁ大変。
上司のバーナード・サグデン(コンリース・ヒル)から、プロジェクトの責任者になるか辞職するかどちらかを選べと、決断を迫られた
給料が2倍になるという点は魅力的だし、科学者としての興味も惹かれるが、どう考えても実現は無理なプロジェクトだ。
結局フレッドは、仕事を請けた。
直接会ったハリエットの説明によると、イエメンはフレッドが思っていたよりも、環境を整えられるかもしれない状況にあるようだ。
僅かながら可能性が見えてきて、フレッドはハリエットとのミーティングで思いついたまま適当な案を口にし、相当な費用と中国のダム技術者とのミーティングを要求した。
なんと、あっさり受け入れられてしまった
スコットランドの川辺のシャイフが所有する屋敷で彼と実際に会ってみると、金に飽かせて無理難題を押し付けるような富豪ではなく、神秘的な部分を持つ至って紳士的で、“イエメンで鮭釣り”の裏にもっと大きな目的を持つ現実的な人である事をフレッドは知ることとなった。
一方、フレッドは仕事と収入や後の年金が最大の関心ごとである妻メアリー(レイチェル・スターリング)とは、すれ違い気味で形だけの夫婦になりつつあった。
ハリエットの方は、付き合い始めてまだ3週間のロバート・メイヤーズ大尉が中東に派遣され、消息不明になるという悲劇に見舞われた。
そして、シャイフのイエメンの環境変革を良しとしない反対派が・・・
彼らの色々な思いを乗せたこのプロジェクトは、成功を収める事ができるのであろうか?

ロマン”が盛りだくさん!
出来もしない事をただただ“そうなったらいいなぁ~”と夢見るドリーマーじゃなくて、幸運にも富豪で自由になる大金があるから、“そうなったらいいなぁ~”を現実にするために僅かでも可能性があるのなら、金と想いを賭けてみるロマンチスト
その筆頭はシャイフだが、科学者として触発されて俄然やる気を出してしまうフレッドもまた同じ。
そしてそんな2人の情熱と人柄に惚れ込んで、素朴で口下手で政治的な駆け引きも下手なフレッドの代わりに上手に事を転がしてくれるのが、ハリエット。
単なる釣り好きの物好きが馬鹿な事に金を捨ててる、といった話ではなく、政治家や国に任せていたらいつ実現するか分からない“砂漠に水を、砂漠に緑を”を、フットワークの軽い個人の事業としてきっかけ作りをしようとしているところに、魅力を感じてしまう。
とにかくシャイフが魅力的なのだ!
神秘的な微笑みも、寛容・寛大な性格も、個人それぞれの信仰のあり方を尊重しつつも“信じる心は誰の中にもある”と確信を持っていることから生まれる余裕も、ただの成金の道楽とは違うとしっかり印象付けてくれる。
演じているアマール・ワケド自身も、きっと魅力的な人なんだろうと思わせてくれた。

それぞれが仕事を持ち、きちんとキャリアを積んでいる男女の、“夫婦”としてのすれ違いや、“夫婦”である理由や、“夫婦”だから夫婦を続けているといった状況。
対する、付き合い始めたばかりの恋人たちが、仕事で離れ離れになり、そして失ってしまったかもしれないと言うどっちつかずの状況に陥る。
軍人である事を承知で付き合ったのだから、いつかはそんな日が来るかもしれないと漠然と思ってはいただろうが、まさかそれが今日だとは・・・
そんな彼女を慰める、口下駄でジョークベタで空気を読むのが下手なが水産学者。
適度なラブロマンスの要素が、ドラマに色を添える。

コメディ担当は、首相広報官のパトリシア。
彼女の手にかかると、素人には想像もつかないちょっとした事が、首相や政治や国のいいアピール材料になるんだよね。
凄腕!
家に帰れば手のかかる思春期の子供たちの母!
母は強し?

ちょっと出来過ぎな部分もあるが、映画だからそれぐらいは許容範囲。
ユアンが演じるフレッドがスコットランド出身と言う設定も、スコットランドで鮭釣りをするシーンが見られたのも、嬉しくなった部分。
鮭って、フライ・フィッシングで釣るんだね。
あんなに二人が傍に寄った状態で、危なくないんだろうか? と素人の哀生龍はちょっと不安になってしまった。
アメリカ人キャストにするのなら、フレッドはスティーヴ・ザーンに是非!
キャラの持ち味も、フライ・フィッシングが得意なのも、ザーンにぴったりではないかと!

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2012年12月07日

3D SEX & 禅

3D肉蒲團之極樂寶鑑
3D rou pu tuan zhi ji le bao jian
3-D Sex and Zen: Extreme Ecstasy


結婚を考えている友人の林に付き添って相手の家に来た未は、女性が来るのを待っている間、まだ若いし遊びつくしてないのに会った事も無い相手と結婚なんて早いと止めていた。
しかし、いざ玉香が現れると、いきなり掌を返し、林を差し置いてしゃしゃり出た上に、得意な水墨画で彼女の心を射止めてしまった。
期待に満ちた初夜。
初めての玉香は痛いのではないかと不安そうだったが、どうやら大丈夫だったようだ。 しかし、良くもなかったらしい。
改善の余地ありと、色々な体位を試すが・・・
玉香は美しく貞淑な妻だったが、夫婦の営みには満足し切れない未は、林に頼んで普段は嫌っている寧王に引き合わせてもらった。
至福の館といわれる、彼の“絶世楼”に入りたかったからだ。
掛け軸の絵が抜け出してきた、気性の荒そうな冬梅。 輿に乗って現れた、一日一人しか相手にしないという瑞珠。
美しく官能的な女性たちに目を奪われた未は、10年間寧王に仕えるという条件あっさり飲んで、男を萎えさせない秘儀を持つ瑞珠と・・・
未が女道楽に耽っている間に、妻玉香は病に臥せり、彼女の父から離婚の書状を突きつけられてしまう。
寧王の“絶世楼”に舞い戻った未は、冬梅を喜ばす事が出来なかった事から、自分の持ち物や技が未熟な事を痛感した。
その頃、満たされない玉香は、逞しい下男と・・・・
そんな事とは露知らず、もっと性技を身に着けたい未は、また林に頼んで“極楽老人”に会わせて貰った。
未の想像とは違って、“極楽老人”は老人の姿ではなかった。
弟子にして秘術を授けて欲しいと頼み込む未に、2つの条件を出した“極楽老人”は、さらに友人で名医の天機子を訊ねるように言った。
教える前に、まずは道具を良くしなければどうにもならなかったのだ。
だが、未が本当の“至福”を知るのは、この先に待つ苦難を乗り越えなければならなかった。

映画館で予告を見たときに、「官能映画が3D?」 「香港での初日成績がアバター越え?」 と思わず興味が惹かれてしまった(笑)
“肉布団”が元になった映画だが、生憎“肉布団”はタイトルだけ知っているが読んだ事が無い。
どれぐらい原作通りの内容になっているのかは、そんな訳で全く分からないのだが、想像以上にコミカルだった。
確かにエロティックな性描写は多いが、内容的にはそれがメインという事ではなかったしね。
今の幸福が先の苦難になる”という事を言われた未は、それでも今日の幸せを取ると言った。
で、因果応報というか、その結果がこれだ! という未の末路。
それと同時に、70年以上連れ添っている100歳夫婦が夫婦生活がなくなった今も愛し合っている事を理解できなかった未が、ラストにはそれを実感する事ができるという、恋愛ドラマでもある。
本当の至福とは、官能ではなく愛だ! ってこと。

アクションありサスペンスあり拷問あり(笑)
エロティック・ファンタジー・ラブコメディ?
3Dだとどんな感じだったんだろう??
これを3Dにしようと考える所が、香港映画の凄さ?
主役の俳優さんが、どうも大根に見えてしまったのは、気にしないで置こう・・・



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2012年12月06日

デイアフター2020 首都大凍結(後編)

ICE Episode #1.2

気象局の2人が、サイモン・パターソン環境大臣(スティーヴン・モイヤー)に緊急の知らせを持ってきた。
衛星写真が、北極の氷が解け海が広がっている事を示していたのだ。
海面が7m上昇し、北半球が凍りつく
サイモンは首相(サイモン・キャロウ)に緊急事態を告げる一方で、ロンドンの父スティーヴン(ベン・クロス)の家にいるはずのトム・アーチャー教授(リチャード・ロックスブラ)を呼び寄せようとした。
だがトムは、グリーンランドの北極圏に行ったまま、まだ連絡が付かない。
入国管理警察(INP)にトムの妻ジャクリーン(クレア・フォーラニ)は、不法入国者の扱いで収容所にいれっれてしまっていた。パスポートの更新のタイミングが悪かったせいだ。
また、スティーヴンのぶどう園で働くイタリア系の青年ラファエル(エリン・ムラリー)もまた、捕まってしまった。
スティーヴンは嫁を救い出すため、孫娘のミリー(ブルック・ウィリアムズ)と共に、INPへ。
その頃、現実を知りトムが正しかった事を認めたヘイローの弁護士サラ・フィッチ(フランシス・オコナー)は、トムと共に逃げていた。
ロッククライミングが趣味の彼女は、トムを先導しながら氷壁を必死に登っていたが、彼女の指は酷い凍傷に犯されていた。
そんな二人の前に現れた救いの神は、ホッキョクグマのドキュメンタリーを撮りに来ていたラマ(ジョン・リー)とケンジ(ダニエル・シング)。
何とか彼らが使っていた元米軍の情報収集所から衛星通信でサイモンと連絡が取れたトムは、ロンドンの状況を聞かされて、愕然とした。
当たって欲しくなかった予測が、現実となりつつあったのだ。
地球規模での気象の激変。
イギリスでは、7000万人を避難させなければならない。
南から来たに移動していた人々は、今度は南へと逃げようとしているのだ。
しかし脱出手段はすでにつきた。
トムは、危険を承知でロンドンに向かう。
そこに家族がいるからだ。

前半は学者のデータや予測を軽んじる、金儲け主義の企業家と、その会社に雇われた弁護士を中心に、北極圏で何が起きているのかを見せてきた。
後半はSFサスペンス色が薄れ、家族の絆を確かめるようなドラマが中心になった。
全世界規模の環境破壊・環境災害を取り上げているはずなのに、グリーンランドのヘイローのリグがある周辺と、イギリスのロンドンに舞台は絞られてしまっていて、少々前半の勢いと言うか熱意のようなものが失速。
2話完結のTVミニシリーズである事を思えば、ヒューマンドラマとしては十分見所も見応えもあるが、折角全世界に訴えかけるような話だったのに・・・・と、勿体無さを感じてしまう。

トムはもちろん、悪徳企業の味方をする悪徳弁護しかと思われたサラの本当の姿や、リグの中の敵味方、通りすがりの善良な人々や、四角四面の対応をするINPの様子等、簡単に善悪の分類は出来ないが、いざと言うときに現れるその人の本当の部分と言うものが、色んな場面で現れる。
トムの性格は、間違いなくスティーヴンの良い面を引き継いでいる。
優しさも強さも。

感動的なラストではあるが、ご都合主義過ぎて少々鼻白んでしまった(^^ゞ
7000万の人々はどうなったのか。
グリーンランドの人々は? 他の北極圏の人々は? イギリスよりの北の国々は? 沿岸諸国は?

ま・・哀生龍はリチャードさんがたっぷり見られたからいいんだけどね ( ̄∇ ̄;)ハッハッハ



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2012年12月05日

デイアフター2020 首都大凍結(前編)

ICE Episode #1.1

2020年。
エゴイストの人類は、報いを受けていた。
地球温暖化により地球は蝕まれ、砂漠化し、南から北へと難民の大量流出が始まった。
イギリスにも難民が押し寄せ、国境閉鎖を余儀なくされた。
また、エネルギー危機のは悪化の一途を辿り、化石燃料の枯渇が目前に迫っていた。
代替エネルギーは見つからぬまま。
人々は北極の氷原の下に眠る油田に目を向けた。
そんな中、北圏同盟(Polar Alliance)はサイモン・パターソン環境大臣(スティーヴン・モイヤー)を議長として、ヘイロー・オイル会社のグリーンランドの北極圏での掘削権の更新を審議する会議を開いていた。
ヘイローの掘削設備(リグ)の審査に関わるトム・アーチャー教授(リチャード・ロックスブラ)は、友人であるリグの保安部として現地で働いているベン(ギャレス・リーヴス)に呼ばれて行った現地で、脆い地盤の掘削は大惨事を招きかねない・予想以上に北極が危険な状態になっている事を目にして来た。
そして、ヘイローが行っている掘削が悪影響を与えている事は、間違いがなかった。
会議で北極圏の現状を報告し、今後予想される地球規模の環境破壊と“新たな氷河期”の危険を強く訴えるトムだったが、ヘイロー専属の凄腕環境弁護士サラ・フィッチ(フランシス・オコナー)は、理路整然と反論。
会議後トムは、ヘイローのカバナー社長(サム・ニール)に直接、「環境災害に一役買うことになったら、困るのはあなただ」と掘削を考え直して欲しいと訴えるが・・・
トムの友人でもあるサイモンも、トムの言い分を重々承知の上で、世界的エネルギー危機という状況の中、掘削の影響を示す疑う余地の無い確固たる証拠が必要だと言った。
掘削件は更新されてしまったのだ。
自分の言葉に誰も耳を貸さないことに失望し、辞任したトム。
妻ジャクリーン(クレア・フォーラニ)と娘ミリー(ブルック・ウィリアムズ)を連れて、ロンドンで葡萄園を営んでいる父スティーヴン(ベン・クロス)の所に行こうとしていたトムに、再びベンからどうしても会いたいと暗号めいた通信が入った。
もう辞めたのだから行かないと言うトムの背中を押したのは、彼の性格・彼の思いを誰よりも知るジャクリーンだった。
そんなトムの行動をいち早く知ったカバナーは、サラにもリグに行くように指示。
行ってみると、リグを閉鎖しようとしているトムにとっての唯一の味方であるベンは、氷原に出たまま戻っていないと言うではないか。
ベンが残した座標を見つけたトムは彼を探しにいき、そんなトムを監視するために後を追ったサラ。
現地で、サラはカバナー社長が自分に隠していることことがある事を知り、また、トムの主張が軽視できない物である事を知るのだった。
同じ頃、ロンドンの父の家には、入国管理警察(INP)が。

イギリスとニュージーランドの合作による、TVミニシリーズ。
いかにもB級臭い邦題がついているが、それなりに説得力のある内容になっている。
CGもちゃちっぽいお安い感じを余り感じさせない。
そもそも、キャストがいいし!(贔屓目?)

親の脛を齧り放題の放蕩息子のように、“地球”を食い潰し・病気にし・壊している人類。
エネルギー危機も深刻な問題だし、環境破壊も同様に深刻な問題。
しかし、つい目先の自分の生活に目に見えて影響を及ぼすエネルギー問題を、自分の生活に目に見えた変化がすぐに現れにくい環境問題より、優先しがちになる。
学者たちの短期・長期の地球規模での予測が、自分の生活にどんな影響が出るのかがピンと来にくいのも事実。
トムが感情的に熱弁を振るえば振るうほど、周りは引き冷めてしまうのも良く分かる。
現場を知る人間の声は、現場に足を運ばない上の人間にはなかなか届かない。

このドラマは、大袈裟かもしれないが、そう思って甘く考えている内に、本当に取り返しの付かない所までいってしまうかもしれない。
人間は、まだ大丈夫まだ大丈夫、と自分自身を騙し騙しぎりぎりまで行ってしまう生き物なのだろうか。

リチャードさん。
サンクタムでは洞窟の奥深くまで降り水との戦いとなったが、こちらでは氷壁を下りたり上ったり地吹雪の中を必死に進んだり。
リチャードさんはこんなキャラが似合うよね。
知的な学者が似合う顔立ちや喋り方をしつつ、フィールドワーク好きな学者と言う面もしっくり来る案外肉体派だったり(笑)

後編では、どんな見所があるのか楽しみだ!



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2012年12月04日

恋のロンドン狂騒曲

You Will Meet a Tall Dark Stranger

公開中なので控えめに。

おしどり夫婦だと思っていたのに、結婚40年目にして突然若さを取り戻すことに必死になった夫アルフィ(アンソニー・ホプキンス)は、ついに妻ヘレナ(ジェマ・ジョーンズ)を捨てて家を出てしまった
あまりのショックに自殺騒ぎまで起こしてしまったヘレナだったが、良く当たるという占い師クリスタル(ポーリーン・コリンズ)に会ってからは、すっかり彼女に陶酔して頻繁に通うように。
それだけならいいのだが、しょっちゅう娘サリー(ナオミ・ワッツ)の元を訪れては、占いでああ言われたこう言われたと。 娘の夫で処女作が売れた後長いスランプに陥っている小説家のロイ(ジョシュ・ブローリン)の事まで勝手に占ってもらっては、その報告を意気揚々とするのだ。
サリーにはそんな母の事もわずらわしく気が重かったが、父から再婚話を聞かされ、相手に会って欲しいと言われたのにも気が重かった。
紹介されたのが、ケバイ馬鹿っ子ぽい若い女だったから、ショックを通り越して唖然。
シャーメイン(ルーシー・パンチ)は、ハリウッド帰りの女優という触れ込みのコールガールだったのだ。
家族の事でストレスの多いサリーは、夫ロイの代わりに生活費を稼ぐためにギャラリーの仕事をしていた。
オーナーのグレッグ(アントニオ・バンデラス)はなかなか魅力的な上司で、既婚者だと分かっていたがサリーはいつしか彼に惹かれていってしまう。
それを知ってか知らずか、日々書いては破り書いては破りのロイは、窓から見える向かいのアパートに越してきた素敵な若い女性が気になりだした。
ディア(フリーダ・ピント)と言う名であることは、少しして分かった。
彼女がロイのミューズになるかと思われたが、事実は少し違った。
ロイの友人ヘンリー(ユエン・ブレムナー)が、ある意味ロイのミューズに・・・・
そんなある日、娘の家庭を引っ掻き回していたヘレナに、新たな恋の予感が。
偶然知り合ったジョナサン(ロジゃー・アシュトン=グリフィス)と、スピリチュアルな話で盛り上がってきたのだ。

ウディ・アレンの作品は、ドタバタ感とまったり感が融合していて、シニカルな笑いがそこかしこに用意されている。
と言う印象を持っている。
ニヤリ! くすりっ♪  そんな笑い方が似合うイメージ。
この作品も、哀生龍にとってはそのイメージ通りだった。
ところが・・・・
コメディ好きだが映画館ではたとえ大爆笑シーンでも静かに大人しく見ている哀生龍にとって、ウディ・アレンの作品を観客たちが声を出して爆笑していたのがちょっと驚かされた。
大半の人が爆笑しているシーンもあれば、1人2人が思わず大声で笑ってしまっていたシーンもあれば・・・
へぇ~~~ ウディ・アレンの作品も、大爆笑コメディにあたるのか~~
まぁ哀生龍はそれほど多くは見ていないから、彼の作品の良さをまだまだ掴んでいないのかも知れないんだけどね。

どのキャラも、やや大袈裟に描いている部分も確かにあるが、総じて身近にいそうな人ばかり。
だから余計に笑えるんだろうが、哀生龍は逆にこんな人が身近にいたら嫌だなぁ~という感じで眉根を寄せたくなる苦手キャラがチラホラだったから、少々笑いにくい部分があったかな?
そもそも哀生龍は人と関わりを持つのが苦手で、相手との距離を縮めるのが苦手で、ぐいぐい食い込んでくる人が特に苦手で・・・

何でこんな遠回りの遠隔の話ばかり書いてるかと言うと、どこまで書いていいのか、どこがネタバレになるのか、それが掴めないでいるから(^^ゞ
色々なキャラが色々関わってちょっとした出来事があちこちで起きて・・・
ナレーションでいくつかのエピソードを繋いであって、どこか一番のメインと言う事も無く・・・
ちなみに舞台はロンドンってことだが、哀生龍にとっては、この作品の中の“ロンドンらしさ”は良く分からないからなぁ・・・・
建物等に、ああロンドンだ! と分かるものが目に入りはするが、ロンドンだからこそこんな出来事が起きる、といった部分とかがもっと分かる事が出来ればなぁ・・・
ロンドンを良く知る人が見たらどう感じるんだろう?

ツイッターにも書いたが、見た目的がバンデラスだった哀生龍にとって嬉しかったのは、ユエン・ブレムナーが彼らしいキャラで出ていたのこと♪♪
髭がたっぷりで一瞬 誰? と思って注目したら、ユエンだったんだよ(笑)
それからサントラに「If I Had You」が使われてたこと!
同じウディ・アレン監督の「世界中がアイ・ラヴ・ユー」の中で、ティム・ロスがこの曲を歌うシーンがあったんだが、曲が流れるたびに彼の歌声が脳裏をよぎった!

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posted by 哀生龍 at 06:31| Comment(0) | TrackBack(1) | | 更新情報をチェックする

2012年12月03日

007 スカイフォール

Skyfall

公開中なので、控えめに。

トルコで助手のイヴ(ナオミ・ハリス)と共に、NATOの極秘情報が収められたHDDを奪った男パトリス(オラ・ラパス)を追っていたMI6の諜報部員である007ことジェームズ・ボンド(ダニエル・クレイグ)は、パトリスと格闘中に渓谷に架かる鉄橋を走る列車の屋根から川に落下。
MI6の部長であるM(ジュディ・デンチ)の指示でパトリスを狙撃したイヴの弾が、誤ってボンドに当たってしまったのだ。
そして行方不明となったボンドは、死亡の扱いとなった。
HDDには世界中のテロ組織に潜入捜査をしているNATO諜報部員たちの機密情報が入っていたため、情報国防委員会委員長に就任したギャレス・マロリー(レイフ・ファインズ)からMは引責辞職を勧められてしまう。
そんなMのPCがハッキングされて謎のメッセージが届いた上、MI6本部が爆破された。
爆破のニュースを酒場のTVで目にしたボンドは、自堕落な静養の日々を切り上げて、地下に移転された本部に出頭。
復帰にさせるにあたって行われたテストの結果を見て、Mはボンドを新しい武器開発担当者Q(ベン・ウィショー)に会わせた。
2つの新装備を受け取ったボンドが向かった先は、パトリスが現れるはずの上海。
黒幕に繋がるアイテムを手に入れたボンドの前に現れた美女セブリン(ベレニス・マーロウ)は、黒幕である恐ろしいボスを殺してくれるのならと、その男シルヴァ(ハビエル・バルデム)のアジトに案内すると言った。
あろうことか、シルヴァはかつてMの腹心の部下だった。
思いのほか簡単に掴まったシルヴァだったが、それも彼の計画の内だったのだ。

007シリーズ23作目。
そして、50年目の記念作品。
と言う事だそうだが、哀生龍は特に007シリーズのファンではない。
子供の頃からTVでたびたび放映されているシリージであるため、それなりの数は見ているし特に嫌いでもないが、特に好きでもない。
ここ何年かは、好きな俳優が出ると言う理由で見ているに過ぎない。
小説の方も、中学高校時代に数冊読んだだけだし・・・
そんな訳で、ファンから見るとピント外れな感想になると思うが、ご容赦願いたい。

今回のお目当ては、レイフ・ファインズ。
Mに強い事を言える数少ない立場にいる人間と言う事もあって、登場シーンから興味を引かれた。
彼女とどんなやり取りをするのか、どんな関係を築くのか、ボンドにどのような態度で出るのか・・・
ちょっとしたアクションもあって、思っていた以上に見せ場があったことが嬉しい!

それから、新しいQにベン・ウィショーが起用された事も、見てみようと思った理由の1つ。
Qが登場するのも久し振りだが、かなり若いQとなる所も気になる所。
その上、いかにもオタクと言った容姿。
仕事に真面目なのにどこかひょうきんな印象のあるQと言うキャラだから、ベン・ウィショーが新しいQをどんな風に演じるのかが楽しみだったのだ。
作品中でもQは新人ってことで、少々硬く笑わせどころは少なかったが、次回も是非ベン・ウィショーの続投を期待したくなるキャラに仕上がっていた。

何度予告を見ても最後まで見慣れることが出来なかった金髪のハビエル・バルデムは、喋ると更に不気味だった(苦笑)
ねちっこくて、オカマっぽくて、不気味で、いつの間にか背後に擦り寄っていて、ぬっと顔を出すようなサイコホラーテイストのあるキャラ {{{{( ▽|||)}}}}ぞぉ~~~~~
別の表現をすると、兄弟の中でいつでも“ママの一番のお気に入り”じゃなきゃ気が済まないような、自意識過剰な甘えん坊君が、そのままいい年したオッサンになった的なキャラ、と言ったらいい?
いい意味で、キモかった・・・・

作品全体としては、ダニエル・クレイグで仕切り直してから、“007セットがやっと一式揃った”ように感じられた。
楽しかったし、色々お約束事が揃ってホッと一息つけたし。
セリフがメインのシーンはやや丁寧過ぎてスピード感が落ちるが、その分アクション・シーンではスピードが乗るから、緩急の差が出て良かったのかもしれない。

詳しくは書かないが、途中から色々予感が湧き、確信になり、やっぱりそうか! となったラスト。
この設定は、次の作品にも引き継がれるのだろうか?
もしそうなら、見なきゃならない(笑)

スカイフォールが意味するものなんなのかは、書いてもネタバレにならない? なる?
書かなくていいか(笑)

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