2013年06月28日

360

360

ウィーン
サイトに登録したばかりの娼婦(ルチア・シポシーヴァ)は、ホテルのラウンジで彼女を指名した客を待っていた。
妻子あるその男(ジュード・ロウ)はロンドンから商談に来ていたのだが、今まさに彼女に声をかけようとしたその時、商談相手(モーリッツ・ブライプトロイ)に邪魔をされてしまった。
パリ
赤いベレー帽の女(ディアナ・ドルカロワ)を追う男(ジャメル・ドゥブーズ)は、彼女に恋をしていた。
しかし、それは叶わぬ恋だと分かっていた。
ロンドン
人妻(レイチェル・ワイズ)は、若い男(ジュリアーノ・カザヘ)との関係を終わらせようとしている。
そして、その男の本命の女(マリア・フロール)は彼の浮気を知り、ブラジルに帰る事を決意した。
コロラド
6年間服役していた性犯罪者の男(ベン・フォスター)は、更生訓練施設に移る事になった。
昔のまま変わっていないかもしれないと、自分自身に不安を抱えながらも、一人で飛行機に乗る事にした。
一方、ブラジルに帰るために飛行機に乗った女の隣の初老の男(アンソニー・ホプキンス)は、失踪した女子大生の娘を探していた。
デンバー
6年ぶりに外に出た男にとって、空港の人混みは多大なストレスだった。
ヤバイと感じる彼は、ちょっとしたアクシデントで、若い女とレストランで同席する事になってしまった。
彼女のお喋りに困惑する男の心理状態など知らず、彼女は・・・
フェニックス
失踪した娘を探す男は、その地でやら無ければならない事を済ますと、グループセラピーに参加した。

あらすじが、ほぼ内容の全て。
登場人物の紹介をしながら物語が進み、無関係だと思われた登場人物たちが繋がっていく、と言うタイプの物語。
ある場所である特別な日に起きた色々な人の物語と言うタイプは結構見たが、この作品は場所があちこちに飛んでいる。
言葉も、英語、ドイツ語、フランス語、ポルトガル語、ロシア語、アラビア語と多岐に渡っていた。
登場人物によって(エピソードによって)、描き方や掘り下げ方にかなりの差があったが、哀生龍は性犯罪者の彼のエピソードが1番気に入った。
ただ全体としては、今ひとつ楽しみ切れなかったなぁ・・・
キャストはかなり豪華なのに、なんとなく華やかさが感じられなくて、単調な印象だった。



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2013年06月27日

アナザー・フェイス

I Know You Know

チャーリー(ロバート・カーライル)は息子ジェイミー(アーロン・フーラー)と共に、アムステルダムから戻ってきた。
出迎えてくれたのは、“秘密機関”の上司フィッシャー(デイヴィッド・ブラッドリー)だった。
ジェイミーの大伯父夫婦アーニー(カール・ジョンソン)とリリー(ヴァレリー・リリー)の家に寄ってから、以前住んでいた家に戻った。
昔の知り合いに会いたくないチャーリーは、ジェイミーに「人には大伯父夫婦と暮らしていると言え」と言い含めて学校に通わせる。
この家での生活も、馴染めない学校生活も、今の任務が終わるまでの一時的なもの。 しばらくの辛抱。
その晩、チャーリーはフィッシャーの大事な仕事があった。
ジェイミーにはその内容を知られたくなく、巻き込みたくも無かったから、アーニーの家に泊まりに行かせた。
ところが、喧嘩して帰ってきてしまった。
を持っているところを見られてしまい動揺したチャーリーだったが、こうなったらジェイミーを連れて行くしかない。
2人の車は敵の車に追われ、追突されそうになる。
何とか逃げ切り、チャーリーはフィッシャーの下へ。
ジェイミーの安全を確保して欲しいと頼むのだった。
この任務が終わったら、アメリカに行こう。
首尾良く黒幕を掴み、見張りをまいて、フィッシャーに封筒を届け・・・
後は報酬を受け取れば終わりのはずだった。

オープニングは懐かしさを覚える色合い、音楽、テンポ。
息子の前で格好いいところを見せようと、ちょっと背伸びして粋がっているような感じの父親。
そんな父が好きな息子。
最初から危うさが感じられるから、はっきりとした理由が分からない内から、見ていて心配になってしまう。
先行きを危ぶんでしまう。
“父に捧ぐ”と言うような一文があったから、チャーリーというキャラクターには監督・脚本のジャスティン・ケリガンの父親がモデルになっている部分もあるのかもしれない。
こんな父親でも、やっぱり愛さずにはいられない父親なんだ、と言う気持ちが痛いほど伝わってきた。
ジェイミーぐらいの歳なら、こんな父親は嫌だと罵ったり貶したりしてもおかしくないと思うのだが、母親がいないこともあってか、自分が父を支えてあげるんだと言う決意が見て取れた。
哀生龍好みの、親子の物語だったよ。

2人っきりでいる時間は長いのに、余り会話は無く、秘密を持っているような父と少し距離がある息子。
学校で虐められていると知り、苛めっ子をビビらせ、撃退し、見返す方法をジェイミーに教えるチャーリー。
正しい方法かどうかは別にして、こんな事をきっかけとして親子の距離が一気に縮まったりするのだから、大切な時間。
カーライル氏が駄目男を演じると、その駄目男の魅力が滲み出てくる。
ちょっと落ち着きは無いが案外しっかりしている息子ジェイミーを演じるアーロンとカーライル氏は、とても相性が良かった。

この作品とは関係ないのだが、どうしてもトレインスポッティングのベグビーに息子が出来たら、きっとこんな感じの親子になっているだろうなと思ってしまった。
髪の長さや髭が、とてもベグビーっぽかったしね。



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2013年06月26日

陰謀のスプレマシー

ザ・ターゲット 陰謀のスプレマシー
The Expatriate


ベルギーで防犯装置・セキュリティシステムの脆弱性を調べる仕事をしているベン(アーロン・エッカート)は、グループ会社のデレク(ニール・ネイピア)にデモンストレーションをして見せた後で、自社特許のはずなのに特許が取れていないようだと、今さっき分かった事を告げた。
その夜、娘エイミー(リアナ・リベラト)と落ち合ってから彼女を連れて会社に戻ると、会社が無くなっていた
もぬけの殻で、守衛も同僚も誰一人いない。
親会社ハルゲート・グループのブリュッセルにある本社に行ってみても、そんな子会社も無ければ社員も雇っていないと言われてしまう。
それどころか、ベンは自分が不法滞在者だと知らされる事になった。
ありえない状況に混乱するベンに追い討ちをかけるように、同僚だったはずのフロイド(アレクサンダー・フェーリング)が襲い掛かってきた。
殺されかかったベンは咄嗟に反撃して、逆にフロイドを殺してしまう。
それを見たエイミーは、素手で人を殺すような父に動揺し、不信感をあらわにした。
とにかく逃げなければと、フロイドのポケットを探ってロッカーの鍵らしいものを手に入れたベンは、アントワープ駅のロッカーを調べる。
するとそこにあったのは・・・・
そして、罪も無い同僚たちが殺されている事が分かった。
ベンは今まで隠していた事を、エイミーに話した。
彼は、元CIAだったのだ。
何故こんな事になったのか?
デレクに話したあの製品に刻まれていた特許番号が、糸口になるだろう。
まだベンは気付いていなかったが、CIA時代の同僚であるアメリカのラングレーにある国際諜報部のアンナ(オルガ・キュリレンコ)が、この件に深く関わっていた。

タイトルも、設定も、出来事も、なんとなく覚えがあるような(苦笑)
映画にしやすい、映画にしたら盛り上がる設定等は“定番”“お約束”的な感じで色々な作品で使われるから、見覚えがあると感じる作品は結構多いが、この作品は最近の有名どころと似ているから特にそう感じてしまったんだと思う。
全てが存在していなかった事にされてしまうとか、海外で娘が誘拐されてしまったアメリカの元エージェントとか、国家的陰謀に巻き込まれて・・とか。
これを無名の俳優さんを使ってお安い感じのパロディに仕上げたのなら、それはそれでありだと思うが、アーロンとオルガを使っているから逆に物凄くB級感を感じてしまった。
監督はフィリップ・シュテルツェルだったから、もし「アイガー北壁」とか「ゲーテの恋」のように彼が脚本を書いていたらどうなっていただろうかと、想像してしまった。

だから面白くないという事ではない。
目新しさは無かったが、いつの間にか“大きな娘のいる中年男”が似合うようになってしまったアーロンが、必死な感じでアクションを頑張っている姿はなかなか楽しめる。
切れのあるクールな元エージェントというよりも、頑張るお父さん風情。
アメリカって国は、アメリカの組織っていうのは、他国に行ってもこんななのかな・・・(苦笑)
“他国にあっても我が物顔のアメリカ”“アメリカが正義”は、映画の中ではよく見られる光景。
頑張るお父さんは応援するが、色々無関係の人も巻き込んで暴れまくるのは・・ ( ̄∇ ̄;)ハッハッハ

一緒に暮らし始めてまだ日が浅く、しっくりきていない父と娘。
この娘が案外頭の回転が速く、精神的な強さもあり、なかなか役立つ所を見せてくれた。
ちょっと相棒的な感じになる場面もあって、彼女の存在がいいアクセントになっていたと思う。
なんとなく、息子よりも娘の方がこういう時は役立ちそうだな、とか思ってしまったよ。
ま、ただの女の子だから足手まといになることもあるけどね。



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2013年06月25日

華麗なるギャツビー

The Great Gatsby

公開中なので控えめに。

1922年、ニューヨーク。
証券会社に勤めるニック・キャラウェイ(トビー・マグワイア)は、金持ちの豪邸が立ち並ぶウエスト・エッグの小さな家に暮らしていた。
隣の大邸宅では、夜な夜な盛大なパーティが開かれている。
ある日、ニックにその邸宅の主ジェイ・ギャツビー(レオナルド・ディカプリオ)から招待状が届いた。
広大な庭、巨大なプール、溢れる音楽、華麗なステップを踏むダンサー。
ニックにとっては目も眩むような光景だった。
驚く事に、招待状を貰ったのはニック1人。 他の華やかな衣装を身につけた客たちは、勝手にやって来た人たちだった。
その上、ギャツビー本人を知らない人々は、勝手な噂をしていた。
スパイだったとか人を殺したとか違法な手段でこの富を築いたとか・・・
結局、誰も本当のギャツビーを知らないのだ。
だが、確かにギャツビーはいた。
ニックの前に姿を現したギャツビーは、驚くほど気さくで、数日後には高級車でドライブをしながら自分の過去をニックに話してくれたのだった。
そんなギャツビーは、ニックに親戚のデイジー(キャリー・マリガン)と引き合わせて欲しいと言った。
デイジーは夫トム・ブキャナン(ジョエル・エドガートン)と子供と共に、対岸イースト・エッグの豪邸で暮らしていた。
ニックは、ジェイとデイジーの秘密を抱え込む事になったが、同様に、トムの秘密も抱え込んでいた。
それらは、思いもよらない形で結末を迎える。

「華麗なるギャツビー」の何度目かの映画化は、バズ・ラーマンが監督だ。 と知って、有名な小説だから読んでみようと、その時に初めて読んだ。 もちろん、映画も一作も見ていない。
正直、ギャツビーに全然魅力を感じる事ができず、何故デイジーもニックもキャツビーに魅せられてしまったのかピンと来なかった。
その上、ニックと言う男は他人に警戒心を与えないのか、誰も知らないような秘密を明かされる。
その秘密は別の友人知人に関わりがあるのに、それを胸に秘めながら両方と付き合う事になる。
本当に裏切っているのは当人だが、ニックもその片棒を担いでいる同伴者に成り下がる。
そんな訳で、ニックにもあまり言い印象を持つ事ができなかった。
と言うか、登場人物全員の人格・性格に、認め難いものを感じてしまったんだよね。

ところが、今回の映画では、小説では感じられなかったキャラクターの魅力を感じる事ができた。
ギャツビーのパーティの煌びやかさが強調されるシーンは、バズ・ラーマン監督だなと思わされた。
このパーティの目的や、どんなに煌びやかに盛り上がっていても彼の心の中は・・・と思うと、憐れみを覚えるよね。
このような部分は、やはり小説よりも映画の方が良く伝わる。
更に、ディカプリオがここ数年の中で1番若く見えて、その少年のような純粋で一途で愚かな恋心が、また痛々しく・・・
ギャツビーに比べると、デイジーには大人の狡さと女の弱さが見られる。

正体不明のギャツビーにも胡散臭さがあるが、トムの方がもっと胡散臭い。
エジャートンのあの口髭は似合っていないと思うが、胡散臭さ満点でキャラにはあっているのかな?

一応サスペンス物だから、これ以上は書かないで置く。
小説の華麗なるギャツビーが好きな人にとってこの映画はどう映ったのか、どう感じられたのか、興味がそそられる。

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2013年06月24日

攻殻機動隊 ARISE border:1 Ghost Pain

GHOST IN THE SHELL ARISE border:1 Ghost Pain

公開中なので控えめに。

陸軍特科501機関の長だったマムロ・ギイチ中佐の遺体が、ニューポートシティの路地裏で発見された。
強盗事件に巻き込まれたと思われる一方、多額の賄賂を受け取っていたと言う疑惑もあり、所轄の新浜署とは別に、公安9課も捜査を行っていた。
義体から電脳を取り出すため、マムロの棺を掘り起こした公安9課のトップ荒巻大輔(声:塾一久)の前に、義体化部隊である501機関に所属する、超ウィザード級ハッカーであり脳以外は全身義体のサイボーグ草薙素子三佐(声:坂本真綾)が、上官マムロの嫌疑を晴らすために銃口を向けて立ちはだかった。
しかし、棺の中に入っていたのは、人型自走地雷だった。
草薙は捜査の中で、ある組織に潜入している陸軍警察のパズ(声:上田燿司)と接触。
彼から、自走地雷の情報を得た。
一方、新浜県警刑事部の特捜刑事トグサ(声:新垣樽助)は、マムロの事件と娼婦殺害事件との関連性を疑って捜査を進めていた。
同じ頃、陸軍空挺特科に所属のレンジャー隊員が一緒に車に乗っていた家族共々爆殺された事件の犯人を追う同僚のバトー(声:松田健一郎)は、草薙が犯人ではないかと目星をつけていた。
そんな時、草薙は、彼女の身に起こるはずのない“ゴースト・ペイン”にたびたび襲われていた。
見えるはずの無い物が見え、どうやら記憶に無い行動をした形跡がある事から、草薙はある事に気付くのだった。

草薙たちが公安9課の所属になるの話。
戦後処理の軍再編成中で、草薙の推薦状はマムロがある人物に預けてあった。
がマムロの有罪が確定すれば、その推薦状は無効になるだろう。
マムロの代理として501機関の指揮を執るクルツ中佐(声:浅野まゆみ)は、草薙の能力を高く評価する一方で、マムロの事件を深追いする事を良しとしていなかった。
そんな前日譚という設定の中で、より人間味のある草薙素子が見られる。
彼女の生い立ちも語られる。
腐れ縁的なバトーとの関係、トグサやパズとの出会いも描かれている。
border:2は11/30と発表になっているが、イシカワ、サイトー、ボーマとの出会いも、きっとそちらで描かれるのだろう。
今回のエピソードで描かれている事柄は、あえて書かないで置くが、いろいろと奥が深い。
一話完結ながら、シリーズを通して描かれる部分もあるから楽しみだ。

新シリーズと言う事で、士郎正宗が原作である事に代わりはないが、製作スタッフは一新。
キャラデザインも声も一新。
普通、“一新”すると、以前からのファンに受け入れられない事もあるのだが、割りと攻殻の場合は寛容でいられると言うか、肯定的に受け入れやすいような気がする。
容姿や声は“義体”によるもので、その部分が変わろうとも、“本質・ゴースト”が変わらなければ草薙素子は草薙素子なのだ。
ほぼ生身のトグサの容姿が大きく変わったら、それはちょっと困惑するけど(苦笑)
更に言えば、哀生龍は原作コミックから入って、やっぱり今も原作コミックのキャラのノリが好きだから、アニメになった物に対してはシビアなこだわりをほとんど持っていないんだと思う。

タチコマの何代か前の旧モデル的なロジコマ(声:沢城みゆき)も、なかなかキュート。
バトーとの絡みが今後出てくる事を期待してしまう。
哀生龍はコミックの頃からバトーが1番好きだから、彼の出番が多いと嬉しいんだよね。

DVD・ブルーレイ発売に合わせての特別公開のような感じだから、プログラムは無いのかなと思ったが、ちゃんと作られていた。
それどころか、事件を報じる新聞「新浜日報」やマニュアルブックまで無料でもらえて、ホクホク♪♪

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2013年06月21日

インポッシブル

Lo imposible
The Impossible


公開中なので控えめに。

イギリス人のベネット一家はクリスマスを家族で過ごすために、タイに向かう機上にいた。
家を出る時にセキュリティをちゃんと作動させてきたか、気になって仕方が無い夫ヘンリー(ユアン・マクレガー)。
怖がりの弟の相手をするのが面倒臭がる長男ルーカス(トム・ホランド)。
まだ幼い弟たち、7歳の次男のトマス(サミュエル・ジョスリン)と5歳のサイモン(オークリー・ペンダーガスト)。
飛行機の揺れを怖がってルーカスに笑われたヘンリーの妻マリア(ナオミ・ワッツ)は、医者だったが今は育児に専念している。
一家の泊まったカオラックのホテルの部屋は、テラスからビーチが見えた。
12/26。
家族はホテルのプールにいた。
異様な気配を感じ、大きな揺れに襲われた後、突如として巨大な津波が椰子の木々を押し倒しながら襲い掛かってきた。
あっと言う間の出来事。
ヘンリーは一緒に遊んでいたトマスとサイモンを両手に抱えた。
飛ばされた本のページを追っていたマリアは、プールサイドに立ち尽くすルーカスの名を呼んだ。
濁流に飲み込まれ、押し流され、津波に翻弄されながらも、マリアは運良く長男ルーカスと共に生き延びた。
しかし彼女は左胸と右足に重傷を負っていた。
そんな状態ながら、子供の声を聞きつけたマリアは助けに行こうとする。
またいつつ波が襲ってくるか分からない状態なのだから早く逃げよう、と言うルーカスを諭し説き伏せて、ダニエル(ヨハン・サンドバーグ)という名の幼い少年を助け一緒に木の上に避難した。
その後、親切な地元の人々に救われて病院に運ばれたマリアは、ルーカスに何か人の役に立つ事をしなさいと言い、ルーカスは病院内で離れ離れになった人々を探す手助けをするのだった。
その頃、何とかトマスとサイモンを助ける事ができたヘンリーは、弟の面倒を見るんだよとトマスに言い聞かせると、2人を安全な山に避難するトラックに載せ、1人でマリアとルーカスを捜し歩いた。
親切な男(ドミニク・パワー)から借りた携帯電話でイギリスの父と話したヘンリーは、図らずも泣き崩れてしまう。
心が折れそうになったヘンリーだったが、もう一度父に電話を掛けて2人を必ず見つけると固く誓うのだった。

ユアン・マクレガーが出ているから見た。
逆に言えば、彼が出ていなければ、絶対に見なかった。
正直、このような作品は苦手
自然災害にしろ事件・事故の被害者にしろ、そのような人や体験を元にした作品は、“映画”として楽しむのが難しいからだ。
時々ブログでは書いているが、哀生龍は娯楽として映画を見たいから、楽しんじゃいけないような気持ちにさせられる作品は苦手。

テーマがテーマだし、事実を元にした作品だから、出来る限り被害者に何が起きたのかを理解しようと努めながら見ていた。
津波に飲み込まれ1度はバラバラになったものの、全員が再会できて、大怪我を負ったものの国に帰ることが出来たこの一家は、被害者家族の中では幸運だった方なのだろう。
幸運だった人でもこうだったのだから、もっと不運だった人たちは・・・
と頭では分かる。
津波に飲み込まれた時の映像は確かに凄くて、人間1人の力でどうこう出来る物じゃないと言うことや、死の恐怖という言葉だけじゃ説明できない事を視覚的に知ることは出来た。
だが、感情・心の方は、ほとんど揺さぶられなかった。
ひょっとすると、3・11の時にささやかながら哀生龍自身が体験した事やその時の気持ちを思い出したくなくて、無意識の内に感情を鈍化させて見ていたのかもしれないと、後になって思った。
正直言ってしまうと、9・11や3・11のTV中継をリアルタイムに“生中継”で見た時は、現実の事なのに現実感が無かった。 それなのに、後からじわじわと良く分からない感情が残った。
リアルな出来事には音楽も付いていないし、計算されたカメラアングルで撮影されてもいない。
比較するつもりは無くても、“映画”は綺麗にまとめられているという印象を受けてしまった。
モデルになった家族は再会を果たすことが出来た事を、見る前から知っていたから、不安や緊張感がそれ程募らなかったのも、評判ほど心が揺さぶられなかった要因の1つだと思う。
いくら書いても文章力の無い哀生龍には上手くこの気持ちは説明できないし、書けば書くほど誤解を与える事になりそうだから、これぐらいで止めて置こう。
なんだか嘘くさくなってしまいそうだが、この映画のアプローチを否定する気持ちは全く無いし、とてもいい映画だと思う。
3・11の実体験を哀生龍の中できちんと整理できた後に見たら、もっと素直にありのまま感じられるかもしれない。

単純に“映画”としての感想は、とにかく3兄弟が良かった!!
大人と違って、大人よりももっと、自分の気持ちと本能に従って行動する子供たちが、理屈抜きに自分の役割を果たしていることに感動する。
長男の気持ちの変化と成長振りに目を見張る。
子供の存在があったからこそ、父も母も生き延びる事を諦めず、気持ちを強く持っていられたのだと思う。
あの真剣な表情、屈託ない笑顔、余り子供が得意じゃない哀生龍ですら彼らには癒されたよ。

“映画・ドラマ”としては、同じスマトラ沖地震による津波の被害を扱っている米国HBO・英国BBC制作のTVドラマ「TSUNAMI 津波」の方が、哀生龍の好みには合っていた。

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2013年06月20日

ロンドン・ヒート

The Sweeney

ロンドン警視庁犯罪捜査部の特別捜査チーム、通称スウィーニーは荒っぽい精鋭部隊。
今回も、金塊強盗を野球のバットなどを用いて逮捕した。
その金塊強盗の情報を提供したチームリーダーのジャック・リーガン(レイ・ウィンストン)の情報屋ハリー(アラン・フォード)は、トラガルファー広場にある個人銀行が狙われていると言った。
早速ジャックはジョージ・カーター(ベン・ドリュー)を連れて確認に行き、警備が不足していると感じてウェクス(ロニー・フォックス)に監視をさせる。
だがそんな時、スウィーニーの荒っぽい手段は目に余り、ジャックの上司でスウィーニーの責任者でもあるフランク・ハスキンス(ダミアン・ルイス)にもかばいきれず、内部監察部のアイヴァン・ルイス(スティーヴン・マッキントッシュ)の監査を受ける事になってしまった。
しかし、ルイスはスウィーニーを潰そうとしているのではなく、狙いはジャックだった。
ルイスの妻ナンシー(ヘイリー・アトウェル)もスウィーニーの一員で、密かにジャックと関係を持っていた。
ジャックの相棒ジョージは、それに気付いていた。
強盗事件が起きた。
襲われたのは宝石店。
その手口から、ジャックは犯人の1人がフランシス・アレン(ポール・アンダーソン)に違いないとめぼしをつけ、スウィーニーはアレンと3人の仲間を逮捕した。
ところが、アレンにはアリバイがあった。
真犯人は別にいた。
激しい逮捕劇の末・・・・
ルイスによって、とうとうチームから外されてしまったジャックは、黙って手をこまねいているはずが無かった。

TVシリーズ「ロンドン捜査隊スウィーニー」の映画化。
ドラマは見た事が無いのだが、イギリスの警察物のTVシリーズは面白い作品が多いから、期待してしまう。
それぞれのキャラクターをじっくり描けるTVドラマとは違って、映画は1本で全部を描かなきゃならない。
ドラマを知っている人にとってはキャラ紹介は少なくてもOKだが、知らない人にとっては物足りない。
という事で、キャラの掘り下げはメインとなるジャックとジョージに絞られていた。
冒頭の、現場に向かう2台の車の中でのやり取りで、他のスウィーニーのメンバーこともチラッと描かれていたしね。

犯人逮捕のためなら、手荒な事も法を犯すことも厭わないジャック。
それどころか、夫が内部監査部にいる同僚の人妻と不倫関係中。
ジャックは正義の男であると同時に、倫理面に問題がある男。
そこがまた彼の魅力になっている。
レイ・ウィンストン目当てに見た哀生龍にとっては、ジャックのキャラクターと彼がとても合っていると感じられて、楽しめた。
時々、レイ・ウィンストンとデンマーク俳優のキム・ボドゥニアは雰囲気が似ていて、同じようなキャラが似合うと書いてきたが、キムが演じた「THE BRIDGE/ブリッジ」のマーティン・ローデは、ジャックに良く似たキャラだと思う。

派手な逮捕劇。
割とあっさりのサスペンス部分。
じっくり見るのならTVシリーズで、迫力を楽しむのなら映画で、って感じかな?

ところで、なんでスウィーニーなんだろうとネットで調べた。
スウィーニー・トッドから来ているんだそうだ。



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2013年06月19日

最強のふたり

Intouchables
Untouchable
The Intouchables


ご立派な経歴を並べ、身体が不自由な人のために尽くしたいとやる気をアピールする面接者たち。
だが1人、全くやる気のない男がいた。
ラフな服装でやって来た背の高い若い黒人は、失業手当を手に入れるのに必要な“面接を受けたが不採用になった証明書”にサインをしてもらうために来たのだった。
事故による頚椎損傷のため、首から下が不随となった大富豪のフィリップ(フランソワ・クリュゼ)は、自分に対して遠慮無く本音をぶつけてきた青年ドリス(オマール・シー)に興味を持った。
翌日書類を受け取りに着たドリスにフィリップは、どうせ君には無理だろうと挑発しつつ試験採用すると告げた。
住み込みの介護者となったドリスは、体力はあるが介護経験は全く無い
やり方を習いながら見よう見まねの介護は、少々手荒く粗雑だったが、ドリスは案外真面目に介護をするのだった。
雇い主であるフィリップに対する態度も横柄なほど遠慮が無かったが、雇い主である事も富豪である事も障害者である事も関係無く本音で自分と向き合ってくれるドリスに、フィリップは好感を持ち心を開いていく。
生まれも育ちも立場も趣味も何もかも違っている2人だったが、次第に友人のようになっていった。
親戚が心配してドリスの過去を調べてドリスに忠告するも、自分を哀れんだり同情したりせず普通に接してくれるドリスに満足しているフィリップは、素性や過去は関係ないと一蹴した。
ある日、スラム街で暮らす彼のが、ドリスを頼ってきた。
ヘマをやらかして仲間から逃げて来たのだ。
フィリップは、今ドリスを必要としているのは自分よりも彼の弟だと考え、これは君の一生の仕事じゃないと言った。
ドリスはフィリップの介護者を辞め、新たな仕事を見つけた。
そして、フィリップはいつものようにまた新しい介護者を雇ったのだが・・・

劇場公開当時、非常に混んでいた。
普段映画館に行かないような人も見に行ったに違いない。
まだそこまで盛り上がりを見せていなかった最初に予告が流れた頃には、哀生龍も興味を持っていたのだが、フランス語の映画ということとあまりの反響振りに腰が引けて、結局見に行かなかった。
DVDで見て、映画館で見なかった事には後悔は無いが、何故あんなに盛り上がっていたのかが分かったような気がする。
実話を基にしているし、ラストにチラッとご本人たちの映像も映るが、描かれている部分は明るくコミカルな部分だけでとても見やすい。

介護の経験が無い哀生龍でも、全く経験も無く勉強も訓練もした事が無い青年に、赤の他人の下の世話までする事はそう容易い事じゃなかったはずだと想像がつく。
体力的には、首から下が麻痺している大人の男を抱えてあれこれするのはそれ程苦じゃないかもしれないが、精神的には・・・
フィリップの方にしても、自分に同情したり媚びたりするような“仕事”として介護をしている人たちと違っているドリスに興味と好意を持ったとはいっても、趣味も性格も何もかも違う相手と長時間一緒にいる事や、へたくそな介護をされる事に、苦痛を感じたり不快に思ったりするときもあったはずだと想像する。
フィリップが大富豪だったから出来たという部分も大いにあるし、フィリップの周りにいるスタッフたちの人柄も良かったわけだが、金銭的な強みについては特に描かれていなかった。
大雑把に言ってしまうと、映画として心地良く見られる部分にだけ光を当てて、現実的な“余り見たくない一面”はあえてスルーしたような内容。
障害者と介護者の映画だと捉えると、ちょっとずるい描き方だなと思ってしまう。
でもこれは、色んな部分で異なっている2人の間に芽生えた友情の物語、と捉えれば、片意地張らずに気楽に楽しめる。

誰かの助けを必要としている人の“役に立つ”という事と、“何かをしてあげる・手助けしてあげる”という事は、全く違うという事が伝わってきた。
“~あげる”という言葉を使う人の中にある無意識の意識・感覚は、善意の押し付けや自己満足になってしまっている事があるという事。
本人にはそんなつもりは無くても、上から目線で哀れんでいる傲慢さが、その影にあったりする。
そうならないように気をつけたいと思うが、“無意識の内に”という部分が多いから、難しいだろうなぁ・・・



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2013年06月18日

ギャングバスターズ

The Baytown Outlaws

公開中なので控えめに。

アメリカ南部、アラバマ。
犯罪件数が少ない町で、凶悪事件が起きた。
犯人は、金で殺しを引き受けているウーディ3兄弟。
リーダーは長男のブリック(クレイン・クロフォード)、口は利けないが頼れる巨漢の次男リンカーン(ダニエル・クドモア)、そしておバカだが軍人上がりでタフな三男マックイーン(トラヴィス・フィメル)。
ちょっとした手違いがあったために報酬が入らなかっただけでなく、事件がアルコール・タバコ・火器及び爆発物取締局(ATF)のリース捜査官(ポール・ウェズレイ)目に留まってしまった
わざわざ“北部”からやってきて捜査に協力するというリースを煙たがる、地元の保安官ミラード(アンドレ・ブラウアー)。
そんな時、事件を目撃したという女セレステ(エヴァ・ロンゴリア)が兄弟の家を訪ねてきて、彼らの腕と度胸を見込んで仕事を頼みたいと言った。
元夫カルロス(ビリー・ボブ・ソーントン)の手から、名付け子ロブ(トーマス・ブローディ・サングスター)を取り戻して欲しいという依頼。
誘拐は扱っていないし、いつもある男の仕事しかやっていないのだが、彼女の魅力と報酬の額につられて引き受ける事にした。
荒くれ3兄弟に依頼するぐらいだから、カルロスという男は相当に危険な男。
だが、ひとっ走りカルロスの家まで押しかけて行って、ぶちのめして子供を掻っ攫ってくるだけの事、と高を括っていた3兄弟は、ミスを犯した。
カルロスを殺し損ねたのだ。
ローズ(ゾーイ・ベル)をリーダーとする殺し屋娼婦軍団を始め、次々にカルロスは刺客を送ってロブを取り戻そうとする。
車椅子に乗った口の利けない障害者だったロブを、なんとしてもセレステの元に帰そうと、そこまでする義理もないのに傷つきながらも意地になって守る3兄弟は・・・

南軍旗のデザインの服を着たブリック。
うだるほどの蒸し暑さ。
北部から来たというだけで拒絶反応を示すミラード。
いかにも南部、と思ってしまった。

むさ苦しく、何日も何週間も同じ服を着続けているんじゃないかと思ってしまうほど、薄汚れた3兄弟。
過激な人殺しの極悪人なのに、ちょっと間抜けで愛嬌がある3兄弟。
荒っぽいがふざけ半分の兄弟喧嘩を見ているだけで、仲の良さが伝わってくる。
性格はそれぞれかなり違うようだが、悪党の割りにみんな良心がある。
末っ子マックイーンは、喋る事ができないロブと意思の疎通が出来なくてちょっと苛立っている時もあったが、ブリックは障害者という事をからかったりすると怒ったし、不思議とロブが言いたい事を汲み取る事が出来ていた。
口が利けないリンカーンは、彼自身がいつも年季の入った音声合成機械(トーキングエイドライトみたいな機械)を使っているから、表情だけでも意思の疎通が出来ているようだ。
何故、悪党なら面倒だと見捨ててもおかしくない障害者のロブに優しいのかは、映画の中で理由が明らかに。
ま、根はいい奴なんだよ、あの3兄弟は。
どいつもこいつも魅力的だが、やはりリンカーンが1番見守ってやらなきゃと思わせるキャラだった。

痛快なほど豪快なアクション。
撃ちまくるは壊しまくるは・・・
「クエンティン・タランティーノやロバート・ロドリゲスをマッシュアップした作風で注目を浴びている新鋭バリー・バトルズ監督がメガホンをとり」と書かれていたから、ロドリゲス監督が大好きな哀生龍がハマって当たり前?
保安官とかATFとかセレステとかカルロスとか、色々絡んでくるキャラやサイドストーリーはあるが、とにかく哀生龍は3兄弟のキャラにツボってしまって、それだけで大満足だった!!!

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2013年06月17日

マーヴェリックス/波に魅せられた男たち

Chasing Mavericks

公開中なので控えめに。

カリフォルニア州サンタクルーズで母クリス(エリザベス・シュー)と2人で暮らす高校生のジェイ・モリアリティ(ジョニー・ウェストン)は、子供の頃、海で溺れかけた所をベテラン・サーファーに救われた。
その男は、近所に住むフロスティ・ヘッソン(ジェラルド・バトラー)だった。
すぐに壊れかけていたサーフボードを引っ張り出して波に乗ろうとしたジェイにコツを教えてくれたのは、それがきっかけで友人になり今も一緒にバイトをしているブロンディ(デヴィン・クリッテンデン)。
ある日ジェイは、幻の世界最大級の大波“マーヴェリックス”が、家から程近い場所で発生する事を知った。
ジェイはサーフィンの腕を磨きマーヴェリックスに挑むため、フロスティに頼み込んで特訓をしてもらう事に。
しかし、確かにジェイはサーフィンの上手い高校生だったが、マーヴェリックスは10m級の壁のように立ち上がる大波。 死の危険を伴うため、おいそれとは教えられない。
だが彼の妻ブレンダ(アビゲイル・スペンサー)の口添えもあって、母親に承諾書を書いてもらう事を条件に、“死なないための特訓”を受ける事になった。
ひたすらパドルの練習を繰り返し、波に飲まれた時のために4分間息を止められるように訓練し、人格の基礎となる4つの柱を鍛える日々。
そして、マーヴェリックスの季節になった。
それまでの間に、色々な事があった。
母の事、父の事、年上の幼馴染キム(レヴェン・ランビン)の事、ブロンディの事、フロスティの妻ブレンダの事・・・・・
その冬は、エルニーニョの影響でマーヴェリックスがニュースになり、命知らずのサーファーたちが大勢集まった。
その中には、もちろんジェイの姿もあった。

製作総指揮としてバトラーさんも名を連ねている。
哀生龍は、短髪よりも、これぐらい長めの髪で髭面にしているバトラーさんの方が見た目的に好きだから、非常に眼福だった!!
サーフィン姿も絵になっていたしね。

哀生龍はサーフィンには全く興味が無いし、ほとんど知らないから、その難易度もそれがどれぐらい凄い事なのかもピンと来なかった。 が、リアルだなとは感じた。
波の威力や恐ろしさも実感が湧かないから、あの狭い空間にあれだけサーファーがいて、サーファー同士が激突して事故が起こるんじゃないかと、波から落ちたり飲み込まれたりしての事故よりも心配になったよ。

そして、この作品が思いのほかハマッたのは、ドラマ部分のエピソードが哀生龍好みだったから。
サーフィンがメインの“スポーツ映画”だったら、凄いとは思ってもハマらなかったろう。
父からの手紙を開けられずに仕舞っているジェイと、2人の子供の父親ながら妻に内緒で危険が伴うサーフィンをしているフロスティとの、擬似父息子のような関係。
いい奴だが、どうやら悪い事に手を出しているらしいブロンディとの関係。
キムとの関係。
この話は、ジェイがサーファーとして腕を磨く中で人間としても磨かれていく様子を描き、フロスティが父親として成長する過程を描いている。
実話を基にしているそうだが、ネット上で見つけた情報によるとフロスティ本人もチラッと出ているようだから、フロスティ自身に関わるエピソードも、きっと事実に近いのだろう。
2人の男の成長に大きな影響を与えたのは、ブレンダ。
あんな性格・あんな考え方をする彼女の存在がなかったら、2人とも一皮剥ける事はなかったろうと思う。

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2013年06月14日

復讐走査線

Edge of Darkness

ボストン市警の刑事トム・クレイヴン(メル・ギブソン)が自宅のドアを開けた瞬間、何者かが「クレイヴン!!」と叫んで発砲。
たまたま帰省していた娘エマ(ボヤナ・ノヴァコヴィッチ)が犠牲となった。
犯人に心当たりはなく、何者なのかも分からない。
友人ビル(ジェイ・O・サンダース)が指揮を取る事になった。
トムは、娘の携帯を調べさせる一方で、自宅に残された娘の荷物を自分で調べ、その中にあった拳銃の登録者バーナム(ショーン・ロバーツ)を訊ねた。
彼は娘の同僚であり恋人でもあった。
何かを恐れているバーナムだったが、守秘義務があるから何も話せないという。
しかし、2人の男に見張られている事は明かした。
同僚の警官が警官が狙われた事件としてボストン市警は総力を挙げて捜査をしていたが、トムは独自に娘の身辺を捜査していた。
娘が社員待遇の研修生として働いていたのは、ノースモア社。
ベネット所長(ダニー・ヒューストン)にも、トムは会いに行った。
そんなトムの前に突如として現れた、ジェドバーグ(レイ・ウィンストン)という名のイギリス人。
エマの死に関し、トムの知らない事を色々知っているジェドバーグは、敵なのか味方なのか・・・
そして、この事件の真相はいったい?

イギリスのTVドラマ「刑事ロニー・クレイブン」のリメイク映画だそうだ。
TVの方は見たことが無いので、比較にしようはないが。
帰省した娘の様子がおかしいところから始まり、伏線なのかヒントなのか分からないが色々と“怪しい”と思わせるあれこれをばら撒き、結局とっ散らかったままなんとなくすっきりしない状態で終わってしまった。
TVドラマで数話に分けてじっくり描けばきっと見応えがあったのだろうが、2時間の映画に詰め込むには時間配分を間違えたような印象。
クライヴンが元々どんなタイプの刑事なのか分からないまま、娘を殺した犯人を追う復讐心に燃えた父親として話が進むから、“刑事クレイヴン”の魅力が哀生龍には伝わって来なかった。
好みの問題なんだろうが。
オリジナルのTVドラマのほうを見てみたいと思ったよ。
TVドラマの監督がこの映画の監督もやっているから、問題は脚本の方?
お目当てのレイ・ウィンストンが、なかなか興味深いキャラを演じていたから、個人的にはジェドバーグの事をもっと見たいと思ったよ。



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posted by 哀生龍 at 06:33| Comment(0) | TrackBack(0) | | 更新情報をチェックする

2013年06月13日

モスキートマン

Sucker
Mosquito Man


媒体性ウイルスにより病気が蔓延。
ワクチンの開発が急がれていた。
新種にも効くワクチンを研究中のDr.デイヴィッド・マイヤーズ(リッキー・ウェイン)は、なかなか成果をあげられずに研究費も底をつきそうだった。
何とか人体実験をして結果を出したいと思っていた彼の前に、持って来いの人材が現れた。
その男、アクシス原子力研究所に勤めていたジム(マイケル・マナッセリ)は、その日、仕事をロボットに取られて馘になり、車をレッカーに持っていかれ、妻ジャッキー(キンバリー・ケイツ)を自分の同僚だった男に寝取られていた事を知った。
つまり、人体実験が失敗しても、誰も悲しまない男なのだ。
その結果・・・
路地裏で3人の男女が倒れていた。
エヴリン(ジョーダン・トロヴィリォン)は軽傷で気を失っていただけだが、2人の男は体に開いた穴からヘモグロビンを吸い尽くされて死んでいた。
捜査にあたる2人の刑事、シャナハン(モンティ・ベイン)とボーエン(ダニー・ムーニー)は、検死官と「吸血鬼なら穴は2つだが、1つだから蚊? 巨大な?」と、冗談交じりで話した。
が、シャンハンは蚊のプロとしてDr.マイヤーズを呼んだ。
マイヤーズは、自分が行った人体実験が、化け物を作ってしまった事を知る。
横暴だが案外鋭いシャナハンは、モスキートマンはエヴリンと親しかったジムであり、彼が殺す相手、空腹を癒すために血を吸う相手を選んでいる、と読んだ。
蚊の習性と彼が恨みを持つ相手を見つけて、ジムを追い詰めていく。
そして、捜査に協力しつつマイヤーズは・・・

原題は「Sucker」 血を吸う蚊だから、救世主ならぬ、「吸世主、降臨。」(爆)
これは、B級カルト系?
監督・脚本・主役の三役をこなしたマイケル・マナッセリの独り善がり映画、というわけじゃなくて、不思議な魅力があった。

オープニングから“くる”!!
おぞましい容姿に変貌しても、血を吸わなきゃ生きられない体になっても、人間らしい優しさを失わなかった主人公。
決して正義の味方でもないし、二枚目キャラでもないが、そんな主人公を受け入れてくれる心優しいヒロインがちゃんといる。
そして、犯罪者として彼を追う宿敵の刑事。
王道でありながら、お安い設定でありながら、何故かワクワクさせられた!
しょうもないB級作品とは、何が違ったのだろう?

ただ、虫(特に蚊)が苦手な人には、見ていてきついかも(苦笑)



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2013年06月12日

G.I.ジョー バック2リベンジ

G.I. Joe: Retaliation

公開中なので控えめに。

最強の機密部隊“G.I.ジョー”は、にはめられ、アメリカ大統領(ジョナサン・プライス)の命令で抹殺された。
辛くも生き延びたロードブロック(ドウェイン:ジョンソン)とレディ・ジェイ(エイドリアンヌ・パリッキ)、そしてフリント(D.J.コトローナ)は身を隠して復讐の時を待った。
G.I.ジョーの抹殺計画は、コブラコマンダー(ファラン・タヒール)率いるテロ組織“コブラ”が仕掛けたものだった。
抹殺命令を出した大統領も、“ナノマイト”を使ってコブラの1人ザルタン(アーノルド・ヴォスルー)が化けているのだ。
偽大統領が巧みに世界中の核弾頭を無力化すると、星条旗が下ろされ代わりにコブラの旗が掲げられた。
コブラコマンダーがザルタン、ストームシャドー(イ・ビョンホン)、ファイヤーフライ(レイ・スティーヴンソン)を使って世界を掌握する前に、コブラを叩き潰すため、ロードブロックらは伝説の司令官“初代ジョー”ことジョー・コルトン(ブルース・ウィリス)を現場に引っ張り出す。
そして、ストームシャドーの因縁のライバルであるスネークアイズ(レイ・パーク)、ブラインドマスター(RZA)の元手修行を積みスネークアイズの相棒となったジンクス(エロディ・ユン)も合流し、“新生G.I.ジョー”は“コブラ”の前に立ちはだかるのだった。

一作目から引き続き登場したのは、スネークアイズとストームシャドーの他には、チャニング・テイタムが演じるデューク。
だが、デュークの出番はごく僅か。 ロードブロックとの関係が魅力的だったから、惜しい・・・
コブラコマンダーも、キャラクターとしては引き続きだが、役者が変更になっていた。
“G.I.ジョー” VS “コブラ” の部分は、新キャラたちが派手にやってくれる。
一方、引き続き登場のスネークアイズとストームシャドーは、“ドラマ”の部分を担当。
幼い頃から一緒に修行してきた2人が袂を分かつ事になった原因である“あの事件”の真実が明かされ、ストームシャドーは・・・・
“G.I.ジョー”の映画の中に、シャドーストームを主役にしたもう1つのドラマを上手く入れ込んだ、という印象。
哀生龍の目当てはスネークアイズだから、シャドーストームと関わりの深い彼の出番が増えて嬉しかった。
が、今回もまた、スネークアイズは顔も出さず沈黙の誓いを貫いていて、レイ・パークだと分かるのはその動きだけ(笑)
逆に言えば、顔も出さず喋りもしないキャラだから、中に入るスタントマンは誰でもいいという事になりそうなところ。
が、コブラコマンダーのようにキャストが代わることなくレイ・パークがキャスティングされているという事は、このキャラはレイ・パークじゃなきゃ駄目なんだ!! と認められたということだから、非常に嬉しいね!!
ソフト化されたら、特典に“顔出し”レイ・パークのアクションを入れてもらいたいなぁ~~

2D字幕版で見たが、3Dじゃなくても十分だと思った。
予告で使われた切り立ったがけのシーンや弾丸を刀で・・と言うシーンは、確かに3D向きではあるが、全体的にはわざわざ3Dで見なくても・・・という印象。

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2013年06月11日

エンド・オブ・ホワイトハウス

Olympus Has Fallen
End of White House


公開中なので、控えめに。

独立記念日の翌日、7月5日の午後7時頃。
ベンジャミン・アッシャー大統領(アーロン・エッカート)と韓国の首相が会談中のホワイトハウスに、緊急避難の連絡が入った。
地下の危機管理センター“バンカー”に、韓国首相と彼の警備責任者カン(リック・ユーン)や民間のボディガードとして同行していた元大統領付きシークレットサービスのフォーブス(ディラン・マクダーモット)らも、規定外ではあったが、一緒に避難した
ホワイトハウスは地上と上空から襲撃を受けて、あっと言う間に占拠され、職員どころかシークレットサービスまでもが、ほとんど反撃できないまま殺されていった。
綿密に計算されたこのテロ攻撃は、僅か15分で完全にホワイトハウスを制圧してしまう。
首謀者は、あろうことか大統領らと一緒にバンカーに入ったカンだった。
大統領や国防長官のルース・マクミラン(メリッサ・レオ)ら数人を人質としたカンは、下院議長で大統領代行を任命されたアラン・トランブル(モーガン・フリーマン)、シークレットサービス長官リン・ジェイコブズ(アンジェラ・バセット)、陸軍参謀総長のエドワード・クレッグ将軍(ロバート・フォスター)ら主要閣僚が集まった国防総省“ペンタゴン”に要求を突きつけた。
だが、カンの本当の狙いは別の所にあった。
打つ手が無いと思われたペンタゴンが手を出せない状態のホワイトハウス内部に、ただ1人、大統領救出を諦めない男がいた。
ある事故が起きるまでは、大統領付きシークレットサービスのリーダーを務めていた、マイク・バニング(ジェラルド・バトラー)だった。
その事故により信頼を失い配置転換をされていたバニングを、強硬派の将軍のように全く信用していない閣僚も多い中、トランブルは大統領と彼の息子コナー(フィンリー・ジェイコブセン)の救出を彼に託すのだった。

冒頭は、バニングが配置転換される原因となった事故の日のシーン。
色々な事が語られていた。
大統領と信頼の厚いシークレットサービスという関係であると同時に、親友でもある2人。
大統領だけでなく、大統領の妻子もバニングと打ち解けている。
少年コナーはバニングに憧れもあるようだ。
そして、バニングの人柄も良く現れていた。
ここで大統領とバニング、コナーとバニング、シークレットサービスとしてのバニングが理解できたから、その後のシーンではいちいち説明するようなセリフやシーンは必要が無くなり、緊張感やスピード感を阻害される余計な枝葉もなかった。
と思う。

手をこまねいているペンタゴンの様子や、人質を脅して情報を引き出そうとするバンカーでの出来事は、正直“毎度お馴染み”と感じてしまった。
が、ホワイトハウスを制圧するまでのテロリストたちの手際の良さや、それぞれのキャラの信頼関係など、映画としての楽しみどころは多かった。

やはり、重要なのはバニングの力量
たった一人でろくな援護も期待できない状況で、元大統領付きのシークレットサービスに何が出来るのか?
綿密な計画を立てた頭の切れる犯人集団に、アメリカが全力を挙げて大統領の奪還を目指す事を承知している彼らに、たった一人で勝負を挑んで勝ち目はあるのか?
バニングというキャラに説得力を感じられなかったら、成り立たない映画なのだ。
お気に入りの俳優という事で贔屓目に見てしまう部分もあるが、哀生龍個人としては、ジェラルド・バトラーが演じるバニングには、身体的能力的にも誠実さや信頼感といった部分でも説得力を感じたし、納得が出来た。
そりゃ映画だから、ご都合主義な部分ももちろんあるけどね。
製作にも名を連ねているバトラーさんだが、自分で主役を演じて正解だったと思うよ。

ところで、ホワイトハウスでの隠語は、神話系を多く使うってわけじゃないよね?
たまたまだよね?
ホワイトハウスをオリンポスと言い表すことに、ちょっと抵抗を感じたんだが(^^ゞ
でも、あるアクセスコードを「ケルベロス」と呼んでいたのは、なかなかピッタリだとは思った。
ケルベロスは、頭が3つある地獄の番犬。
3つあるアクセスコードを全て入力すると、地獄の門が開いてしまうんだから。

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2013年06月10日

ローマでアモーレ

To Rome with love

公開中なので控えめに。

1組目
旅行でローマにやって来たヘイリー(アリソン・ピル)は、道を尋ねたことがきっかけとなって、弁護士のミケランジェロ(フラヴィオ・パレンティ)とあっと言う間に婚約した。
そんな娘に会うために、両親ジェリー(ウディ・アレン)とフィリス(ジュディ・デイヴィス)が飛んできた。
オペラの演出の仕事を引退したジェリーはまだ仕事が恋しく、ミケランジェロの父ジャンカルロ(フォビオ・アルミリアート)が美声の持ち主である事に気付いて、何とか人前で歌わせようとする。
ところが、ミケランジェロはある状況でないと、その才能を発揮する事ができなかったのだ。
2組目
新婚のアントニオ(アレッサンドロ・ティベリ)とミリー(アレッサンドラ・マストロナルディ)は、ローマで新生活を始めるためにやって来た。
アントニオに仕事を紹介してくれる親戚たちがホテルに来る前に、ミリーは髪を整えてもらおうと美容室へ。
ところがホテルの美容室は予約でいっぱい。
仕方なく近くの美容室を教えてもらったのだが、ミリーは迷子になってしまった。
そんな彼女は、映画の撮影現場に遭遇し、大好きな俳優サルタ(アントニオ・アルバネーゼ)とランチを共にする幸運に恵まれた。
その頃アントニオは、何かの手違いでやって来たコールガールのアンナ(ペネロペ・クルス)にベッドに押し倒されている所を親戚たちに見られてしい、窮地に立たされていた。
3組目
建築家の卵ジャック(ジェシー・アイゼンバーグ)は、有名な建築家ジョン(アレック・ボールドウィン)を見かけて声をかけた。
驚いた事に、今恋人のサリー(グレタ・ガーウィグ)と同棲している部屋に、彼と同年代の頃ジョンが暮らしていたと言うじゃないか。
その部屋に、サリーの友人で失恋した売れない女優のモニカ(エレン・ペイジ)が泊まりに来た。
モニカが男を惹きつける小悪魔だと知っているサリーは、ジャックも惑わされるのではないかと心配して忠告するのだが、サリーに夢中のジャックはありえないことと受け流す。
だが、モニカに振り回されている内に・・・
ジャックは、人生の先輩ジョンの警告も耳に入らなくなっていくのだった。
4組目
妻ソフィ(モニカ・ナッポ)と2人の子供と暮らす、平々凡々としたサラリーマンのレオポルド(ロベルト・ベニーニ)は、ある朝突然、家を出た途端に多勢のマスコミやパパラッチに囲まれた。
カメラやマイクを向けられ慌てふためくレオポルドは迎えの車に押し込まれ、行った先はTV局。
インタビューされてレオポルドは朝食のメニューを答えるのだが、それはまるでスクープのように取り扱われた。
一躍有名人になり、セレブのようにちやほやさる事に慣れ、そしてそんな夢のような日々に疲弊したレオポルドは、平凡な日々を懐かしむ。

コメディは好きだが、ウディ・アレンの作品は作品のテンポと言うかリズムと言うか・・がいつも微妙に好みと合わない。
でも、面白いし楽しめるから、キャストによっては映画館で見ようという気になる。
今回は、アレック・ボールドウィンとジェシー・アイゼンバーグが目当て。
パートが4つに分かれていて、アレックが演じるのはメインのキャラではないからあまり出番は無いのかなと思ったのだが、これがなかなかどうして、ジェシーの背後霊のようにかなり出番が多かった!
その上、アレックのムフフフッと笑うその表情が、とても楽しそうなんだよ。
好き勝手な事が言える第三者という立場もあって、アレックのキャラが1番気楽なのかもしれないし、見ている方も無責任に彼に同意しちゃったり出来て、お気楽感をたっぷり味わえた。

それぞれのキャラ(パートごとのメインキャラ)は、大真面目だし結構シリアスな状況で、会話の内容も生々しくてリアル
それなのに、そこで起きている出来事はファンタジー!!
良くも悪くもね。
そして結末も、本人的にどうなのかは別にして、見ているこちらにとっては総じてハッピーエンドだと感じられて、気分良く見終えることが出来た。

お気に入りのキャラは、フィリス。
良く言えば「時代の先を行き過ぎる」、つまり演出家としては出来の悪い夫を上手にコントロールしている、精神分析医である妻。
タイプが違う二人がピッタリ噛み合っている、素敵な夫婦だった。

美声の持ち主ジャンカルロを演じたフォビオって、本物のテノールのオペラ歌手だったんだね。
そんなプロに、あんな演出で歌わせちゃうなんて、さすがはウディ・アレン!!!
映画の中で彼が歌う曲も、BGMとして流れている曲も、テーマ曲のように使われていた曲も、聞き覚えのある曲が沢山あって、耳も心地良く楽しませてもらった♪♪

それにしても、ウディ・アレンもジェシー・アイゼンバーグもロベルト・ベニーニも、相変わらず早口だね。
バタバタしているシーンも多かったし、喚きたてるような会話も多かったし、音楽や歌が流れるシーンも多かったから、全体的に騒々しくて慌しかったという印象が強く残ったよ。

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2013年06月07日

デス・レース3 インフェルノ

Death Race: Inferno
Death Race 3: Inferno


ウェイランド社が運営するターミナル島の刑務所から生中継される、囚人によるサバイバル・カーレース“デス・レース”は人気の番組だった。
5レースに勝って自由を勝ち取れ!
現在マスクのドライバー、殺人鬼の“フランケンシュタイン”は4勝を上げたところ。
あと1勝で自由を獲得できる。
ところが、ウェイランド社は、ナイルズ・ヨーク社長(ダグレイ・スコット)のヨーク・グローバル社に買収されてしまった。
彼の目的は、刑務所経営ではなく、レース事業の方だった。
アレンジを加えて、全世界で開催しようというのだ。
だが、R・H・ウェイランド(ヴィング・レイムス)は、“フランケンシュタイン”の名を出した。
この事業は、彼がなのだ。
ヨークの命令で、“フランケンシュタイン”と彼のチームメイト、ゴールドバーグ(ダニー・トレホ)、リスト(フレッド・コーラー)、カトリーナ(タニット・フェニックス)は、砂漠のカラハリ刑務所でのレースに出る事になった。
ルークがウェイランドと交わした約束を、ヨークは白紙にされた。
ついて早々乱闘騒ぎが起き、“フランケンシュタイン”のマスクが取れてしまい、チームメイトに、“フランケンシュタイン”の正体がかつての仲間ルーカス(ルーク・ゴス)だとばれた。
ルーカスは死んでしまったと思っていたチームメイトは、ショックを受けた。
しかしルーカスは、今ここで事情を話すわけには行かなかった。
ナビゲーターマッチのレース前日。
女囚16人による、ナビゲーターの座を争うデスマッチが行われた。
そして3日にわたるデス・レースがスタート。
“フランケンシュタイン”のナビゲーターは、もちろんカタリーナ。
11台でスタートし、その日の終わりには、4台が減っていた。
2位で初日を終えた“フランケンシュタイン”だったが、ある理由から負けなければならない。
ルーカスは、仲間に隠していた事を明かし、今日の作戦を話した。
その作戦は上手く行ったが、大きな犠牲を払う事になった。
最終日。
ルーカスは自由を得る事ができるのであろうか。

デス・レースのOV2作目。
前作デス・レース2と同じキャストで、物語もちゃんと繋がっていたのが嬉しい。
ルーカスは、今回はカール・ルーカスだが、前作ではカール・“ルーク”・ルーカスで、ルークと呼ばれていたんだよね。
チームメイトだけでなく、ライバル14K(ロビン・ショウ)も出場していた。

ただ、それまではアイテムを取って攻撃しながらコースを走るTVゲームのような雰囲気があったレースが、今回は、基本ルールは同じだが、刑務所の外に出たからちょっと趣が変わってしまった。
項に追跡装置を埋め込まれた状態だから、逃走は不可能。
逃げようものなら、追尾ミサイルを発射されて爆死。
アフリカの砂漠を走るから、ダ・カール・ラリーのような雰囲気もあったが、集落を走り抜けて一般人を巻き込んだり、砂漠のゲリラから攻撃されたりと、“その他の要素”が多い事が、哀生龍にとってはちょっと興醒め。
今回はレースそのものよりも、ヨークの思惑と、買収されてしまったウェイランドの思惑と、自由を手に入れるためのルーカスたちの作戦の方がメインだったような気がする。

ま、今回は“デス・レース”そのものよりも、ダニー・トレホとルーク・ゴス目当てに見たから、ストーリーのメインがどこにあっても、大して気にならなかったんだけどね(笑)
前作では本当に頼りなげだったリストが、今回はかなり頑張っていたよ!!



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2013年06月06日

フィラデルフィア・エクスペリメント

The Philadelphia Experiment

突然陸地に現れた船は、第二次世界大戦中に突如として消えた護衛駆逐艦、エルドリッジ号だった。
駆けつけた保安官代理のカール・リード(ジョン・リアドン)がその外壁に触れると、吸い込まれるように消えてしまった。
そして彼を乗せたまま、現れたときと同じように、エルドリッジ号は再び忽然と消え失せた
逆に、エルドリッジ号から吐き出された乗組員のビル・ガードナー大尉(ニコラス・リー)は、街の変貌や見慣れない文明の利器に驚き戸惑いながらも、メアリー・ガードナーを知っているかとダイナーで聞いてみた。
そしてビルは、孫娘モリー(エミリー・ウラアップ)に会うことが出来た。
そのモリーは、エルドリッジ号の中に消えたカールの恋人でもあった。
ビルはモリーに、装置のせいだと言った。
誰かプログラムが分かる人間を至急探さないと・・・
戦時中の1943年に、レインボー・プロジェクトの一環として、船のステルス化を図る“フィラデルフィア計画”が実施された。
その結果、エルドリッジ号はレーダーに映らないどころか、乗組員ごと消滅してしまったのだ。
エルドリッジ号が出現した事で、巨大企業のグレイウィッチ研究所のキャスリン・ムーア(ジーナ・ホールデン)は、彼女たちと同種の研究をしているDr.リチャード・フォークナー(ライアン・ロビンス)と共に、動向を注視していた。
巨大な磁界が出来、その磁力に引き寄せられるようにして空間移動をするエルドリッジ号。
その技術責任者だったビルを殺してでも捕まえるように、ムーアは部下のヘイガン(マイケル・パレ)に命じる。
その一方、何ものかがモリーに電話を掛けてきて、モリーとビルが逃げる手助けをしてくれた。
その男は、ビルの元同僚サリンジャー(マルコム・マクダウェル)だった。
サリンジャーが言う事には、ビルはエルドリッジ号の発電機と結合してしまっているから、再び船に戻り、そこで分離するしかないらしい。
エルドリッジ号の暴走を止め、ビルやカールを解放する事はできるのであろうか。

どこまでが事実でどこまでが都市伝説なのか知らないが、レインボー・プロジェクトのフィラデルフィア計画は本当にあったことらしい
冒頭のシーンにあったように、船に取り込まれたようになっていた乗組員もいたとか。
ニコラ・テスラ本人も彼の作ったテスラコイルも、本当にこの実験に大きな役割を果たしていた。
で、今回見たのはジョンカーペンター製作総指揮、マイケル・パレ主演のオリジナルの映画の方じゃなくて、2012年のTV映画
冷徹な殺し屋役でマイケル・パレが出ているのは、映画へのオマージュか何か?
そもそもオリジナルの映画を見ていないから比較は出来ないが、今回見たものだけで言えば、何故そんな現象が起きたかという謎解きよりも、それぞれの思惑で動くキャラの行動や次に何が起きるのかという期待感を楽しむ作品。
TVMだからCGはチャチだし、ムーアやフォークナーの立場や目的なんかの説明とか掘り下げとかが甘くて、まとまりは悪いんだけど、TVMの割には頑張っていた方?
マイケル・パレとマルコム・マクダウェルが出てくるだけで、w( ̄o ̄)wおおー!

少ない登場人物に色々な事をやらせなきゃならないし、複数のラインを上手く絡めて同時進行させなきゃならないからなのだろうが、それにしてもかなり出来過ぎというかご都合主義というか。
まぁTV物じゃこんな感じなんだろうなぁ・・
そもそもこれを見る人って、フィラデルフィア計画やオリジナルの映画とかを知っている人が多いのだろうか? それとも、何の予備知識無しに見る人が多いんだろうか?

モリー役の女優さんの名前を知らなかったから、ネットで検索したらウラアップと書いているのが多かったからそうしたが、彼女はデンマーク出身だからUllerupのデンマーク語読みのカタカナ表示を探してみたら、ウレロプに近いらしいことが分かった。



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2013年06月05日

ゲットバック

Stolen

FBIのティム・ハーランド(ダニー・ヒューストン)も一目置く頭脳派ウィル・モンゴメリー(ニコラス・ケイジ)は、銀行強盗集団のブレイン。
その晩の仕事の開始時刻になると、ウィルは今更のように「嫌な予感がする」と気乗りがしない様子だったが、ヴィンセント(ジョシュ・ルーカス)にせっつかれて計画を実行。
1000万ドルを手に入れたところまでは良かったが、ちょっとしたアクシデントから仲間割れが起き、ライリー(マリン・アッカーマン)と共に逃走車で待っていたホイト(M.C.ゲイニー)は、足を負傷したヴィンセントが乗り込むと、ウィルを待たずに逃走してしまった。
そして8年後
仲間を売ることなく一人刑務所に入ったウィルが出所。
出迎えたのは、ハーランドと部下のフレッチャー(マーク・ヴァレー)。
消えた1000万ドルをウィルが回収するに違いないと踏んで、探りを入れに来たのだ。
「ヴィンセントは死んだ」と二人から聞かされて驚いたが、心を入れ替えたウィルが向かった先は、14歳になったアリソン(サミ・ゲイル)の所だった。
だが、父であるウィルのことが原因でカウンセリングを受けているアリソンは、ウィルを拒絶した。
その直後、死んだと聞かされたばかりのヴィンセントから電話がかかり、1000万ドルを寄越せと脅してきた。
アリソンがヴィンセントに誘拐されてしまったのだ。
8年前、捕まる前に燃やしてしまったから無いと言っても、ヴィンセントは信じない。
ハーランドに助けを求めても、ウィルが頭の切れる悪党だと知っている彼は、これも何かの計画の1つだろうと考え、やはり信じてくれない。
仕方なくウィルは単身ヴィンセントを追う事に。
まずは、自分を見捨てたホイトから情報を引き出した。
しかし用意周到なヴィンセントには、なかなか手が届かない。
過ぎ行く時間に追い詰められたウィルは、FBIから逃げながら、そしてヴィンセントを追いながら、ライリーの手を借りて1000万ドルの強盗をする覚悟を決めた。

謝肉祭の最終日マルディグラで賑わうニューオリンズの街は、大渋滞を引き起こして逃げる方も追う方も思うように動けない。
イカレタ元仲間に娘が何をされるか分からない。
そんな心理戦というか、精神的に追い詰められる感じを楽しむ作品なのかな?
冒頭の、一捻りしてFBIを翻弄する銀行強盗のシーンとその後に続くシーンからは、まさか娘を誘拐された父親による必死の奪還劇になるとは思わなかった。
ニコラス・ケイジが演じているからなのか、ウィルはハーランドが賞賛するほど頭の回転が速い腕の良い強盗には見えないし、悪党にも見えなかったのだが、娘のために必死になる父親には見えた!
でも、ヴィンセントのヤバそうな雰囲気が強烈で、ウィルがとても地味に見えたんだよね(^^ゞ

で、まさかそう言う方法で身代金を用意するとは、とさすがに驚いたよ。
刑務所に入っている間暇つぶしに考えていた計画らしいが、実際に実行するに当たって準備時間が全然無いのにあんなに簡単に上手くいってしまって良いんだろうか?

そしてラスト。
ホッとするハーランドの心情は、なんか分かるなぁ~
ルパン三世と銭形のとっつぁんの関係にも似ていたし。



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2013年06月04日

Sover Dolly på ryggen?

Almost Perfect

TV番組の司会者アン(ルネ・マリア・クリステンセン)は、まだ独身だったし恋人もいなかったし結婚の予定もなかったが、子供を生むならそろそろ急がなければならない年齢だった。
アンは人工授精での妊娠に成功し、両親や4人目を妊娠中の姉カレンに報告した。
しかし、まだ会社には秘密
レズビアンのボス、サンドラ(シセ・バベット・クヌッセン)に知られたら・・・
そんな時、サンドラは番組に男性ホストも追加すると言い出したから、アンは苛立った。
お腹の子供のせいで、ホルモンバランスが崩れているのかもしれない。
急に、ドナーが誰なのか、気になり始めた。
クリニックは金を積んでも教えてくれないから、会社の同僚シヴ(ミア・リューネ)に手伝ってもらい、反則技で男の住所を手に入れた。
募金を装って訊ねてみると、厳選して選んだはずのドナーは理想と全く違っていた。
そんなはずは無いと、シヴと一緒に後をつけてみると・・・
粗野で下品で騒々しくて素行が悪い。
何故かアンは、そんなゴードン・デニス(ニコライ・リー・カース)とディナー・デートをする事になってしまった。
上品なレストランにTシャツの上にアロハを羽織ってやってきたデニスは楽しそうに喋り続けるが、アンの気持ちはちっとも盛り上がらない。
ところが、彼女が隣の客を迷惑がっているのを見て取ったデニスは・・
デニスは呆れるような面が多いものの、子供の相手は最高に上手だと分かった。
デンマーク・ベスト・TVショー賞の会場に、シヴの手によってビシッと装ったデニスを連れて行ったアン。
その夜、アンは初めて彼の部屋に入った。
付き合うようになった2人だったが、大切なエコー検査の日にデニスが掴まらない。
代わりに付き添ってくれたのは、デニスの隣人、物静かで紳士的なルネ(キャスパー・クランプ)だった。
会社を辞めたものの、デニスと暮らすのは躊躇われた
子育てをするには危険すぎる家だし、そもそもデニスの性格は・・・・
それからしばらくして、ルネと偶然街で出会ったアンは、彼の口から衝撃の事実を聞かされた。

デンマーク語&英語字幕で鑑賞。
言葉は分からなくても、見て分かりやすいラブコメで楽しかった♪

主役のアンは、ごく普通のキャリアウーマン。
TVに出ているとはいっても、セレブじゃないし、感覚的には普通の会社勤めの女性と変わらない。
キャリアウーマンと呼ぶほど仕事をバリバリこなしている上昇志向の強いタイプじゃないし、男を顎で使うようなクールビューティーでもない。
本当に普通の女性。
妊娠中だから、精神的に揺らぎやすく、情緒不安定になったり、些細な事で苛立ったりするから、少々気分屋で扱いにくいと思われるかもしれないが、アンというキャラクターはまぁ普通にどこにでもいるような女性と言っていいだろう。
そんなアンの周りにいるキャラが、なかなか個性的
肉付きのいいデミ・ムーア(失礼)のようなサンドラ。
普段から、クヌッセンは声が大きく元気一杯なキャライメージがあって、演じる役もインパクト大なのだが、今回はさらに強烈(苦笑)
高めの声で不思議ちゃんなイメージなのは、シヴ。
デニスと対照的なキャラとしてのルネも、付き合ってみると・・・(^^ゞ
姉夫婦と子供たちは、妊娠出産の大変だけど幸せな面を表している。

で、デニス。
悪童がそのまま大人になったような、笑顔は素敵だが粗暴なのがちょっと・・・な男。
ニコライ・L・Kのワイルドな髭面と声量と満面の笑顔がとても活かされていて、見ていてニマニマしてしまった。
原題を英語に直すと「Dolly sleeps on his back?」となる。
デニスにまつわるドリーは、たぶん3つ。
前輪を箱型の台車にした自転車も、ドリーの一種だろう。
彼の部屋に飾られていた等身大(?)パネルは、カントリー・ミュージックのシンガー・ソングライターとして有名なドリー・パートン。
そしてペットのドリー。
その名前の由来は、バーブラ・ストライサンドの「ハロー・ドーリー!」から。
おじいちゃんがつけたと言っていたかな?

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posted by 哀生龍 at 07:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 英数 | 更新情報をチェックする

2013年06月03日

オブリビオン

Oblivion

公開中なので、控えめに。

ジャック(トム・クルーズ)とパートナーのヴィクトリア(アンドレア・ライズブロー)は、上空1000mにあるスカイタワーと呼ばれるステーションで暮らしていた。
侵略者“スカヴ”との戦いに勝利した地球だったが、月の破壊による自然災害や兵器による汚染により、人類は土星の衛星タイタンへの移住を選択した。
宇宙空間にある施設テットは、移住者の仮住まいであり、また司令官サリー(メリッサ・レオ)のいる指令本部がある場所だった。
地上に残っているジャックとヴィクトリアは、サリーの指示の元、地球を飛び回っている無人偵察機ドローンの管理保全が仕事だった。
2人は機密保全のために任務に就いた5年前に記憶を抹消されていたが、ジャックは何度も同じ女性が出てくる夢を見ていた。
2人の任務が完了しテットに戻れる日まで、あと2週間という日。
ドローンの遭難信号が入り、ジャックはいつものようにバブルシップで急行した。
ドローンの燃料電池を狙う地上に隠れ住むスカヴに襲われたジャックだったが、何故か彼らはジャックを生け捕りにしようとしているようだった。
数日後には、地球外に向けられた謎の信号をキャッチ。
地上に墜落した宇宙船の中で、ジャックはカプセルの中で眠る女性(オルガ・キュリレンコ)を発見。
スカイタワーに連れ帰ると、目覚めた彼女は初対面であるはずのジャックの名を呼んだ。
そのジュリアは、ジャックが夢の中で見ていた女性そのものだった。
彼女がどうしても手に入れたいフライトレコーダーを、ジャックは指令本部の指示やヴィクトリアが止めるのを無視して、ジュリアと共に宇宙船まで取りに行った。
そこで2人を急襲し捕らえたのは、ビーチ(モーガン・フリーマン)という男と、サイクス軍曹(ニコライ・コスター=ワルドウ)ら彼の仲間だった。

何度予告を見ても、気にはなるが映画館で見たいという気持ちにはならず、DVD待ちにしようと思っていた。
お目当てはニコライ・C=Wだが、失礼ながら“トム・クルーズ映画”だから脇役の彼の出番は少ないだろう、と思ったし。
が、相棒が見に行く気になったから、結局映画館で鑑賞。

”荒廃した地球”の割りに、映像の色合いはとても澄んでいた
青や白が基調となった、とてもすっきりした綺麗な絵面が多かった。
空や空中のイメージ?
“敵”の色合いは、それとは対照的。
汚れ荒廃した地面や地下のイメージ?

バブルシップの形状、透明感、機能。
兵器としてではなく、普通にヘリコプターとしてこんなのが飛んでたらイイなぁ~ と思った。
ドローンもそうだが、コンパクトで機能的な近未来のマシンは、見ているだけでとてもワクワク!!

ストーリーについてはネタバレになるからこれ以上書かないが、分かりやすかったよ。
予告の印象でSF・サスペンス・アクションだと思っていたのだが、舞台・設定こそSFだが、内容的には非常にラブロマンスの部分が強く押し出されていた。
サリーやヴィクトリアを見ているだけで、“何か違う”とか“裏があるんじゃないか?”とか感じられた。
不穏な空気や“根底”としているものが揺らいでいるような、そんな不安感。
だから、早いうちから色々疑って見てしまった。
あえて分かりやすい演出にしていたのだろうか、“本当に起きている事”は想定し易かった。
SFサスペンス的な部分は、その分かり易さのお陰で気軽に楽しむ事が出来た。
マシンの機能や動きを見るのも楽しかったし、ジャックが“事実”を納得していく過程を描く部分にも興味が持てた。
残念ながら、ジャックにもヴィクトリアにもジュリアにも魅力を感じなかったから、ラブロマンス的な部分にははまれなかったんだけどね。

お目当てのニコライ・C=Wは、もう少し出番が欲しかったな。
でも、脇役の割にはなかなかいいポジションだったと言えるだろう。
髭を蓄えた薄汚れた顔に、上背のあるごつい立ち姿。
そんな彼と、短髪で髭も無くて背が低めのトム・クルーズが並ぶと、トムのほうが若僧に見えてしまったよ(笑)
モーガン・フリーマンもニコライ・C=Wよりちょっと高いくらいだが、彼は座っているシーンが多かった。
脇役が主役のトム・クルーズを見下ろすようなシーンは少なめに? (深読みしすぎ?)
この作品でも女優として登場のゾーイ・ベルも小柄(それでもトムよりはちょっと高いようだ)だから、ニコライ・C=Wと並ぶと華奢に見える。

で、結局あのラストは、ハッピーエンドって言っていいのかな?
当事者たちは、気持ち的に、すんなり受け入れられるのだろうか?

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