2013年08月30日

フェアリー・ナイト 満月の夜の奇跡

Dazzle

妻を亡くして半年。
童話作家のトム(マックスウェル・コールフィールド)は毎晩小学生の娘メリッサ(シャーロット・サヴェージ)に自作の童話を読み聞かせていたが、新しい作品は書けずにいた。
編集者で友人のベン(デイル・カッツ)が心配するぐらいに。
逆にメリッサは、母親は星になったと信じ、童話に出てくる妖精も本当にいると信じきっていた。
見かねた担任のマルチネット(ミア・サラ)は、家を訪ねて、娘さんは妖精に異常な執着があるとトムに訴えかけた。
トムとメリッサの家は、家中に妖精が溢れている。
それを誤魔化すのにトムは苦心した。
その晩は、妖精が出てくる童話の代わりに、若草物語を読み聞かせてやった。
そして真夜中に訪問者が。
訝しく思いながらドアを開けると、全裸の女性(シャンテリ・スタンダー)が「貴方のファンです」と言って気を失い、トムの腕の中に倒れこんだ。
名前はクリスタルと言うことは分かったが、他の事は思い出せない。
医者の言うことには、一時的な記憶喪失だろうと言うことだった。
入院する事になったクリスタルの病室に現れたのは、彼女を知ると言う怪しげな男(ジェフ・フェイヒー)。
コレクター(回収者)と名乗り、7日後に彼女は自分のものになると言って姿を消した。
そんなことは全く知らないトムは、ベンと刑事のジム(ウィルソン・ダンスター)に彼女の身元調査を頼んでいた。
他にも2人、オドキン(ピーター・ボナー)とボドキン(ビッグ・ミック)が、クリスタルを探していた。
実はクリスタルは、人間の姿になった妖精だったのだ。
メリッサのたっての希望で家に留まる事になったクリスタルに、最初は戸惑い迷惑だと感じていたトムだったが、惹かれあうのに大して時間はかからなかった。
しかし規則により、7日が経ったら妖精の世界に戻らなければならない。
戻らなければコレクターが・・・
今トムが頼れるのは、オドキンとボドキンしかいなかった。

ファンタジーなのに、妙に現実的というか庶民の生活臭がすると言うか・・・
人間となって現れた妖精クリスタルが、人間の女の子メリッサに比べるとちっとも魅力的じゃなかったし。
それは好みの問題?
妖精を見つけて連れ戻す役割のオドキンとボドキンは、2人の掛け合いは漫才かコントのようで面白いのだが、昔を懐かしむオッサンな会話に飲み屋のサラリーマンをイメージさせるんだよね(苦笑)
で、コレクター。
悪役としてもっと迫力や怪しさがあれば良かったのだが、ただの胡散臭い変な人にしか見えない。
それに、妖精を沢山書いている童話作家のトムの、現実の生活の中での出来事に対する反応の薄さに、妙なリアルさを感じてしまった。

ファンタジーなのにファンタジーじゃない。
ファンタジーの形を借りた、OLとサラリーマンの揺るいラブコメのアレンジ版?

これって、子供向けなのだろうか?



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2013年08月29日

カンパニー・オブ・ヒーローズ バルジの戦い

Company of Heroes

終戦間近だと思われる1944.12.16。
ベルギーのアルデンヌの森。
エルゼンボルン尾根前線。 ウィンターホーク基地。
米軍第2歩兵師団のネイト・バローズ軍曹(チャド・マイケル・コリンズ)は、クリスマス用のハムを前方の監視所に配達するようにとコンティ中尉(ニール・マクドノー)から命じられた。
ネイトはチェンブリス(アラステア・マッケンジー)にそれを伝え、全員で行くと言った。
この一行に、職業軍人でありながらあることが原因でコックに降格となったランソム(トム・サイズモア)も同行する。
敗戦色濃いヒトラー率いるドイツ軍は劣勢を強いられていて、難しくない任務だと思われた。
ところが予想に反し、ドイツ軍は反撃に出た。
1発逆転を狙うドイツ軍は、新兵器導入を目論んでいたのだ。
ネイトらは、その新兵器の実験場に行き着き、そこでボコボコにされた男を見つける。
連合軍の戦略情報局(OSS)の連絡員が、この情報を伝えようとしていた。
だが、ライデンフェルトの車両基地でOSSの連絡員が・・・
イギリス兵のウィロビー(ヴィニー・ジョーンズ)やソ連兵のイヴァン(ディミトリ・ディアチェンコ)と協力し合って、ネイトは自分たちがシュトゥットガルトでの任務を引き継ぎ遂行しようとする。

オリジナルビデオ作品。
「カンパニー・オブ・ヒーローズ」と言うゲームを土台に、連合軍がバルジの戦いと呼ぶ西部戦線の様子を描きつつ、ヒトラーの新兵器構想も盛り込み・・・・
盛り沢山のようで、オリジナルビデオらしい中途半端加減(苦笑)
ま、トム・サイズモアとヴィニー・ジョーンズ目当てに見たから、こんな雰囲気が逆に彼らの出演作らしくていいのかも?
( ̄∇ ̄;)ハッハッハ

ドイツ軍がもっと大胆不敵で荒唐無稽な計画を立てて実験していたら、B級コメディな感じになったかもしれない。
逆に、もっともっとシリアスさを強く出せば、古参と若手による戦争ドラマとして見応えが出たかもしれない。
ところが・・・
バルジの戦いは色々な作品の題材になっているし、ある程度史実にのっとったストーリーにすると、どうしても似通ってしまうのは致し方がない。
そう分かっていても、見たことがあるような・・・・と何度も思ってしまった。



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2013年08月28日

クロッシング・デイ

What Doesn't Kill You

治安の悪いサウスボストンで生まれ育ったブライアン(マーク・ラファロ)とポーリー(イーサン・ホーク)は、10代の頃にはすでにパット(ブライアン・グッドマン)の下で悪事の手伝いをしていた。
今も相変わらず、金の回収や積荷の強奪と言ったケチな仕事ばかり。
2人の息子がいるブライアンはまとまった金が欲しくて、何度も現金輸送車の襲撃をポーリーに持ちかけては却下されてきた。
そんな時、パットが刑務所行きになった。
彼の留守を守るジャッキー(エドワード・リンチ)は、パットが不在の間も今まで通りだと言ったが、2人は独自の人脈と商売のルートを作り手を広げ・・・
だがある晩、ブライアンはフードを目深に被った男に3発撃ち込まれて入院。
その頃にはすでに彼は、アルコールとドラッグの中毒になっていた。
何とか立ち直って妻ステイシー(アマンダ・ピート)の許しを得ようとするブライアンだったが、結局ブライアンもポーリーと共に逮捕されてパットのいる刑務所に入れられてしまった。
それから5年。
後2週間で出所というときに問題が起こり、ある理由からポーリーの刑期だけが6ヶ月延び、ブライアンは1人で出所した。
今度こそ、夫として父として、まっとうになろうとするブライアンだったが、真面目になって働いても日雇いでは大した金は入らない。
ポーリーが出所するとまた、ジャッキーの仕事もするようになってしまう。
そして、とうとう2人は危険な山を踏む事に。

犯罪ドラマではあるが、描いているのは犯罪が身近な街に生きるある男の物語。
パット役で出演している監督と、自叙伝的物語らしい。

環境が人を育てる
悪事が身近にあり、子供の頃から小さな犯罪を繰り返し、“それが当たり前”の生き方をする大人になっていく。
悪いことだと言う自覚がほとんど無いまま犯罪を繰り返すタイプ、悪いと分かっていてももうそれが癖のように自然な行為になっていてやめられないタイプ、そして、悪いと分かっていてそんな生活から抜け出したいのにそれしか生き方を知らず抜け出せないでいるタイプ。
ブライアンは3つ目のタイプ。
根は真面目で優しいのに、犯罪から距離を置けずにずるずると今の生き方を続けてきているブライアン。
ブライアンが何度迷惑をかけて泣かしたり怒らせたりしても、子供を片親にしたくないと言って離婚せずにいてくれている妻ステイシー。
子供を理由にして入るが、ステイシー自身がブライアンを見捨てることが出来ないんだろうな。
その気持ちは、愛とはちょっと違う感情のように感じるが。

痛々しい物語なのに心地良く感じるのは、ブライアンやポーリーの“良い面”が見られるからかな?
改心しようとしている主人公の足を引っ張る悪友、と言う設定は良くあるが、幼馴染で相棒のポーリーはそういうタイプじゃない。
確かに一緒に悪事を働いてはいるが、ブライアンが軌道修正しようとするのを悪意を持って邪魔するような性格の悪さは無かった。
それどころか・・・

難しい年頃の長男とブライアンの会話。
まともに働くことも稼ぐことも出来ないブライアンは、家族を養えない自分に負い目を持っているのかもしれない。
自分がいない方が、家族は幸せなんじゃないか? とすら考えてしまう。
彼は長男に、問いかけた。 どんな父を求めているのか? 尊敬される父とは?
長男の答えは、お酒をやめて傍にいて欲しい、だった。
父と息子の絆でもある一番大切な事は、嬉しいときも哀しいときも苦しいときも幸せなときも傍にいる、と言うことなんだろうね。

あ、そうそう、見ようと思った理由の1つが、ドニー・ウォールバーグが出ていること。
彼も脚本に参加していたよ。
ちなみに役どころは、刑事だった。



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2013年08月27日

テール しっぽのある美女

Thale

殺人現場の清掃を仕事としているレオ(ヨン・シーヴェ・スカルド)と相棒のエルヴィス(アーレン・ネルヴォル)は、フィップリング谷の小屋の掃除をエイナルたちから引き継いだ。
動物に食い荒らされたように散らばった死体の半分はエイナルたちが回収したから、その残りがレオたちの仕事。
床下にも落ちていないかと調べてみると、地下に隠し部屋があった。
誰かが暮らしていた形跡。
そして奥には資料や装置など研究・実験をしていたらしい部屋が。
レオはエルヴィスに何も触るなと釘を刺してから外に出て、エイナルに連絡して応援を要請。
その間に、エルヴィスは好奇心から・・・・
突然、裸の女(シリェ・ライノモ)がそこにあった浴槽から現れた。
怯えながらエルヴィスの首を絞める女を、戻って来たレオが落ち着かせる。
エルヴィスは、彼女と共に暮らしていた男が残したテープを聞き、男が彼女を赤ん坊の頃に拾い、“彼ら”と呼ぶ何かから逃げ隠れていた事を知った。
彼女の名前はターレだった。
エイナルたちが来るのを待つ間、エルヴィスはターレとのコミュニケーションを試みる。
話すことは出来ないようだが、エルヴィスの問いかけには答えた。
言葉ではなく、エルヴィスに触れることで彼女の記憶を彼に流し込んだのだ。
追っ手から逃れるために、男は彼女に何をしたのか?
冷蔵庫の中から見つけたのは、切り落とされた牛のしっぽだった。
そんな時、何者かに襲撃された。
ドアを固く閉じたのだがガスのせいで意識が遠のき・・・・
意識を失う前にエルヴィスが見たターレの記憶には、しっぽの生えた人間とは違う何かが。

ノルウェーの男をたぶらかす森の精霊フルドラをモデルにした、ファンタジー・ホラー。
ホラーは苦手だが、北欧物はちょっと個性的で面白いから見てみた。
正直、年齢不詳(少女のように見えたりオバサンに見えたり)のターレには全然興味が湧かなかったのだが、2人の男、特にレオのキャラクターがとても良くて、楽しむことが出来た。
いかにもケルトっぽい曲も心地良かったしね♪

2人は長い付き合いのようで、秘密など無いような関係だったが、それぞれ1つずつ秘密があった。
レオがエルヴィスの秘密に気付き、おあいこになるように自分の秘密も明かす。
その言い方とか雰囲気が凄くいい。
冒頭から2人のキャラの違いははっきりしていて、吐いてばかりで全然役に立たないエルヴィスの駄目っぷりと、それを咎め立てすることも無く、黙々と淡々と仕事をしていくレオのテンションの低さ。
2人のコンビネーション・バランスにやられてしまった。

妖精の類は、可愛く有益な一面と凶悪な厄災の元凶としての一面を持ち、一見人間的であっても、人間とは全く異なる存在。
レオとエルヴィスは、ターレの両面を見る事になる。
その結果・・・

哀生龍にとってホラーだったのは、吐くシーンをアップで見せられたことかな?
見ていられなくて、ほとんど顔を背けていたけど(苦笑)



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2013年08月26日

スモール・アパートメント ワケアリ物件の隣人たち

Small Apartments

フランクリン(マット・ルーカス)は安アパートで1人暮らしを始める。
壁に憧れのスイスの写真を沢山貼り、気が向くと部屋の中でアルペンホルンを吹き、時々向かいの部屋を双眼鏡で覗いた。
右隣は、絵を書くのを趣味とする少し神経質なオールスマイス氏(ジェームズ・カーン)。
アルペンホルンの音が煩いとすぐに苦情を言い、フランクリンの部屋のドアが開くと必ず様子を窺った。
左隣のトミー(ジョニー・ノックスヴィル)、トガった感じのヤク中だから関わりたくなかった。
そんなアパートの大家オリヴェッティ氏(ピーター・ストーメア)は、家賃の督促にやってきた。
そのまま、フランクリンの部屋にいる。
思いがけないアクシデントで、この部屋で死んでしまったのだ。
処理に困ったフランクリンは、唯一の身内である兄バーナード(ジェームズ・マースデン)に相談したかった。
2人で行った本屋でDr.メノックス(ドルフ・ラングレン)と出会ってしまったことがきっかけで、今バーナードは精神療養所に入院していた。
とりあえず、愛飲ドリンク“モキシー”を買いに近くのリカーショップに行くと、向かいの部屋のケバい女の子(ジュノー・テンプル)と一緒になった。
彼女と話すのは初めてだった。 シモンだと自己紹介してくれた。
彼女は覗かれていることも知っているけど気にしてないらしく、「今日の真夜中に・・・」と。
フランクリンは、彼女との約束に間に合うようにオリヴェッティを処理する事にした。
独り暮らしの自宅に運んで、自殺に見せかけて・・・・
これがなかなか上手く行かずに一苦労。
更には、アパートに残された彼のトラックもどうにかしたかったが、マニュアル車は運転したことが無くて、またまた一苦労。
フランクリンがトラックの処分に四苦八苦している頃、火災調査官のウォルナット(ビリー・クリスタル)は馴染みの刑事に呼ばれてオリヴェッティの死体発見現場を調べていた。
ウォルナットはアパートで聞き込みを開始。
しかしそこにはフランクリンの姿は無かった。
フランクリンは、平日必ず届いていたバーナードからの封書がその日に限って届いていない事に気付き、悩んだ末に病院に行っていたのだ。

変な住人たちが巻き起こす奇妙な事件、と言うのがこの作品のメインストーリーだと想像していた。
が、確かにあらすじ的にはそうだったし、ブラックでシニカルなコメディではあったが、見終わった時に残ったのは「いい作品だったなぁ~」と言いたくなるような心地良さだった。

一癖も二癖もある登場人物たちだが、憎めないんだよね。
特に、フランクリンとトミーは良かった!
フランクリンは変わり者だけど、純粋な男だ。
部屋の中では靴と靴下とパンツだけで過ごし、人が尋ねてきたときや外に出るときは、かつらをかぶる。
かつらは何種類も持っていて、帽子のように壁にかかっている物をどの時々で選んでかぶっていた。
アパートの入り口にある集合ポストまでならその格好で行くし、リカーショップ程度なら上着を羽織ればOK。
病院に行ったり飛行機に乗るときは、半ズボンを穿いていたが。
冷蔵庫の中には、愛飲の炭酸飲料とマスタード。 後は瓶詰めのピクルス。
モキシー(Moxie)って飲み物は、本当にあるんだね。
一見ヤク中のヤバいチンピラ風情のトミーが、毎日やる事を書いてこつこつと実行
ま、作っているのはマリファナのパイプだったりするが(苦笑)
人生に対して、それなりにまともな考えを持っているようで、見た目よりもしっかりした大人の部分があって格好良かった!
母親とは少々折り合いが悪かったが、暴力を振るうことは無さそうだ。
まじめにリカーショップでも働いていたしね。
そうそう、リカーショップのもう1人の店員は、DJ・クオールズだったよ!!

ウォルナットも、お堅い仕事の割りに、人の気持ちを汲み取ってくれると言うか、四角四面のお堅い男ではなかった。
彼自身は、“妻”のことが重荷になっている感じだったね。

なんていうか・・
みんな幸せになって欲しい、って気持ちになった。
哀生龍は好きだな、この作品。



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2013年08月23日

魔法にかけられたエラ

アン・ハサウェイ 魔法の国のプリンセス
Ella Enchanted


エラ(アン・ハサウェイ)が年頃になった頃に、父が再婚。
継母は父が持つ爵位に惹かれた金持ち女で、二人の娘ハティ(ルーシー・パンチ)とオリーヴ(ジェニファー・ハイアム)も性格が悪かった。
その義理の姉妹に、エラは秘密を知られてしまった。
産まれた時に妖精ルシンダ(ヴィヴィカ・A・フォックス)に“服従”の魔法をかけられてしまったため、エラは命じられるとそうせざるを得なかったのだ。
小さい頃から苦労してきたエラは、この魔法を解いて貰うためにルシンダを探し出すことに。
妖精マンディ(ミニー・ドライヴァー)の恋人で“”になってしまったベニー(ジミ・ミストリー)を頼りに、ルシンダがいると思われる巨人の国に向かった。
丁度その頃、チャー王子(ヒュー・ダンシー)の戴冠式が迫っていた。
現在は叔父エドガー卿(ケイリー・エルウィズ)が国を動かしているが、彼の圧政に民達は苦しんでいた。
そのため、若くハンサムなチャー王子に期待が高まっている上、若い女性たちはファンクラブまで作ってまるでアイドル扱いだった。
ハティもその1人。
舞踏会で彼の目に留まりたいと思っていたハティは、偶然チャー王子と知り合い彼の興味を惹いたエラに苛立つ。
チャー王子にとって自分に興味を示さないエラは、今まで会ったことが無いタイプだったのだ。
エラは途中で出会った弁護士になりたい妖精スラネン(エイダン・マクアードル)を旅の道連れにするが、2人は途中でオーガーに食べられそうになった。
そこに助けに入ってくれたのは、かのチャー王子。
好きで王になるんじゃないし、政治にも興味が無く、エラが世の中が良くなるようにと陳情しても、エドガー卿が対処してくれると言うばかり。
しかし、エラたちと一緒に旅をする中で、少しずつ自覚が芽生え・・・・
ところが、ヘビのヘストン(声:スティーヴ・クーガン)にスパイさせていたエドガー卿は、エラの秘密を知った。
エラは悪事に利用されてしまうのか?
その前にルシンダの魔法から逃れる事は出来るのか?

時々ミュージカルのように歌が入るコミカルなシンデレラ風ストーリーにプラスして、政治に興味が無かった王子が“良い王”に必要な要素を得て育てていくストーリもあった、教育的子供向け童話といった感じだった。
原作は、『さよなら「いい子」の魔法』という、児童書だったよ。

産まれたときに妖精が魔法をかけるのは童話では良くあることで、“妖精からのプレゼント”のようだ。
が、望まない魔法の場合もあるし、その妖精の性格やレベルも選べないようだ。
エラがかけられた“服従”は、自分が望まないようなことも命じられたらやらざるを得ない。
相手が本気で命じたわけじゃなくても、「○○しなさい」と言われたら、それは命じられた事になるらしい。
立ったり座ったり、悪口を言ったり、万引きをしたり・・・・・
その内容や程度は色々。
何でも言う事をきく“いい子”でいることの辛さや理不尽さは、コメディとして笑っていられない。

そして、悪い王様(この作品では前王の弟)やハンサムなだけの王子様にも一捻り。
権力者、政治を担う人物が人徳者でなかったら、考えの浅い人だったら・・・・
戴冠式を前にした王子は、このままでは頼りにならない王様になってしまいそうな若者。
そんな彼がどう変わって行くのか?

説教臭くはないけれど、楽しんでみている間に子供たちが大切な事に気付いてくれる事を期待しているような、作品だった。
アン・ハサウェイもヒュー・ダンシーも、ファンタジーのお姫様と王子様にピッタリだったが、なんだろ・・・抵抗感があったんだよね。
ピッタリ過ぎて、逆にわざとらしさを感じたから?



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2013年08月22日

スマイル、アゲイン

Playing for Keeps

公開中なので控えめに。

元サッカー選手のジョージ(ジェラルド・バトラー)は、ヨーロッパの一流クラブやスコットランド代表で活躍したものの、負傷したことがきっかけで36歳で引退。
その後は下り坂の人生。
いくつかの仕事に失敗し、カード会社からは残高がマイナスだと電話が入り、新しい住まいの家賃も大家さん(イクバル・テバ)から催促される始末。
しかし、ここアメリカのヴァージニア州に越してきたのには、わけがあった。
別れた妻ステイシー(ジェジカ・ビール)と9歳になる息子ルイス(ノア・ロマックス)との生活を取り戻したかったからだ。
ところがステイシーには恋人マット(ジェームズ・タッパー)がすでにいて、どうやら再婚を考えているようだった。
それでもジョージは、ジュニア・チームでサッカーをやっているルイスの送り迎えを引き受けて、絆を取り戻そうと彼なりに頑張った。
そんな彼にチャンスがめぐって来た。
息子のチームのコーチを引き受ける事になったのだ。
ところが弊害も。
元有名選手で、独身で、ルックスも人当たりも良く、子供受けも良いいジョージに、子供のママたちが・・・
ジョージと同じように離婚しているバーブ(ジュディ・グリア)は、すぐに涙を浮かべ、ハグしてくる上に、案外大胆で積極的。
元スポーツ・キャスターのデニース(キャサリン・ゼタ=ジョーンズ)は、自分のコネでジョージに仕事の口を利いてあげる事を餌にする。
1番厄介だったのはパティ(ユマ・サーマン)。
彼女の夫は地元の名士でチームのスポンサーでジョージに何かと親切なカール(デニス・クエイド)なのだが、彼は非常に嫉妬深かったのだ。
ジョージは彼女たちを何とか対処しているつもりだったが、ほとんど記憶に無かった父ジョージに少しずつ心を開いてきていたルイスは敏感に察知し、怒りと失望をあらわにした。
何とか息子との関係を修復し、いい父親になろうと努力するジョージは、ステイシーに助言を求め少しずつ変わっていくのだが・・・

家族、特に息子との絆を取り戻そうとする、ちょっと駄目な男の物語。
過去の栄光はあまり役立たず、しかしそれぐらいしか取り得が無いから再就職もままならない。
悪い男ではないが、優柔不断で、そこにつけ込む女を上手く捌けないでいる。
9歳の息子は幼い頃のまだ両親が離婚する前の幸せな時期を覚えていないから、父親にあまり期待していないし、今更のように父と過ごす時間を作られても戸惑うばかり。
しかし、少しずつではあるが2人の関係は修復され、良い方向に向かっていくが・・・
簡単にまとめると、こんな良くある物語だ。
が、キャストが豪華な上に、主役の少年を演じたノア・ロマックスがとてもイイから、つい惹き込まれた。

自分の子供をいいポジションにして欲しい、等の“贔屓してくれアピール”攻撃の、遠慮の無さに苦笑。
過保護な親・押しの強い親だけでなく、猫も杓子も率直過ぎるほどだ。
これが一般的な、習い事に力を入れている親の姿なのだろうか?
で、その中でも特に“別の方向に”積極的なママたち。
恥じらいも後ろめたさもない彼女たちを滑稽と不快が入り混じった気持ちで見ていたのだが、案の定、きっぱり拒絶できないがために自分の首を絞める事になったジョージなのであった。 ( ̄∇ ̄;)ハッハッハ
彼女たちのギラギラ感とは正反対の、大人の雰囲気と落ち着いた母の顔と優しく大らかな心の余裕を持っていたステイシー。
強い女を演じることも多いジェシカ・ビールだが、幸せそうな柔らかい表情を何度も見せてくれていて、いつもよりも魅力的に感じたよ。
平凡ではあっても母として・妻としての幸せを感じている女性の顔って、いいよね!

お目当ての、バトラーさん。
クールな二枚目やワイルド形も好きだが、駄目男も好きなんだよね。
ぼさぼさの髪に情けない表情も、きちっとしたスーツ姿も、両方楽しめるキャラクターで眼福!!
ボール捌きも様になっていたし。
女にルーズな所も違和感が無い(笑)し下品さや狡さも感じさせなくて、好感の持てる“しょうもない愛すべき駄目男”なんだよね。
自分の恋人や夫がこれじゃ困るが、映画の中で見るにはとても楽しい!!
マットもまたいい奴だったから、「ステイシーを奪っちまえ!!」とまでは言いがたく、どちらに転んでも納得してしまいそうだと思いながら、最後までドキドキしながら見ることが出来た。

ところで、バトラーさんはスコットランド人という役で、スコティッシュ・アクセントが女性に持てる理由だというようなセリフがあったり、子供たちが新しいコーチの口調を真似ているというセリフがあったが、素のバトラーさんの喋りよりは癖がなかったような気がするのだが。
と言うか、ほとんどスコットランド人だと意識することが無かった。
英語耳の人には、違いがはっきり聞き取れるんだろうなぁ・・・・

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2013年08月21日

ミュータント・クロニクルズ

Mutant Chronicles

2027年。
荒廃した地球は、4大企業体に支配されていた。
西欧・アメリカの「キャピトル」、東欧の「バウハウス」、アジアの「ミシマ」、そしてオセアニアの「インペリアル」。
この企業体は、残り少ない資源を巡って戦いを繰り広げていた。
交戦中のキャピトル軍とバウハウス軍の間から、突然現れた謎のミュータント軍団
かつて人間を次々にミュータントに変えた“マシーン”がロスト・シティに封印されていたのだが、その封印が激しい砲撃の衝撃で破られてしまったのだ。
次々と兵士たちが殺されていく。
4大企業体が連合を組んで立ち向かっても、全く歯が立たない。
人類は火星に移住する道を選ぶが、火星行きのチケットはそう簡単には手に入らず・・・
そんな時に企業体のトップであるコンスタンティン(ジョン・マルコヴィッチ)の前に現れたのは、ブラザー・サミュエル(ロン・パールマン)。
年代記(クロニクルズ)に、マシーンを封印した勇者を継ぐ者が現れ人類を救済するだろうと書かれている。
そう言って、サミュエルは20人の兵と船を求めた。
少数の精鋭で地下に潜り、マシーンを倒そうと言うのだ。
4社から集まった精鋭。
ミッチ・ハンター(トーマス・ジェーン)、ヘスース・ベレーラ(ルイス・エチェガライ)、ジョン・マグワイア(スティーヴ・トゥーサント)、ヴァレリー・デュヴァル(デヴォン・青木)、ジュバ・キム・ウー(トム・ウー)、マキシミリアン・フォン・スタイナー(ベンノ・フユルマン)らは、地下の古代遺跡ロスト・シティに向かう。
マシーンを取り出し、“仕掛け”を使って爆破する計画だが、“鍵”はここには無かった。
仲間が1人2人と減っていく。
ミュータントを殺すのは難しいが、不死身ではなかった。
そして、ミュータントの中では、人間の心がまだ生きていたのだ。

お目当ては、ショーン・パートウィー。
キャピトル軍のミッチの相棒的存在で、ミュータントに殺されたと思われたネイサン・ルーカーの役だ。
冒頭で殺されてもうそれで終わりかと思ったのだが、後半でまた登場!
なかなか良い役回り(美味しい役回り)だったよ。

タイトルがとてもB級臭かったのであまり期待はしていなかったのだが、雰囲気が良くて侠気も感じられて楽しめた。
セピアがかった暗い映像、ミュータントに改造された人間の心、ハマるポイントは色々だ。



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2013年08月20日

4 FOUR

Four

男(クレイグ・コンウェイ)は探偵(ショーン・パートウィー)に依頼して、妻の浮気相手をその倉庫に連れてこさせた。
椅子に縛られ黒い袋を頭に被された浮気相手に向かって拳を振り上げたものの殴ることが出来ない男に代わって、探偵は1発見本を見せてやる。
声からすると、若い男のようだ。
彼は何故自分がここに連れてこられ、こうして拘束されているのか、何故殴られなければならないのか、全く分からないようだ。
もしかするとトラブルメーカーの兄のせいで捕まったのか、それとも兄と間違われたのかもしれない、と勘違いする始末。
だが、男はそれを聞くと不安になり、探偵に人違いではと確認してしまう。
弱気になる男に代わって、探偵が浮気相手をちょっとばかし拷問。
男はそれを見ているだけでも耐えられなくなって、止めに入った。
しかし結局は、探偵の言葉に乗せられるようにして浮気相手を殴り、袋を引っ剥がし・・・・
その若い男(マーティン・コムストン)は、本当に自分の恋人が人妻だったとは知らなかったようだ。
馴れ初めを訊きだした男と探偵。
今度は、倉庫の別の場所に拘束しておいた妻の方に、お見通しだぞと分からせる事に。
男は探偵から、袋は取らず声も変えて、正体を隠してやるようにとアドバイスされた。
最初の内は言われたとおりにして責め立てていたが、何も反応が無いため男は怒りに駆られ、鉄パイプ片手に袋を取ってしまうのだった。

ショーン・パートウィー目当てで見たのだが・・・
煽り文句が、まず駄目だろう?
ある種のネタバレと言うか、そのつもりで見てしまうから、まだ冒頭と言っていい内にもう筋書きが読めてしまったよ(苦笑)
三幕物の舞台だったらこれでもいいのだろうが、映画でこの人数、この場面の少なさ、この動きの無さは少々薄っぺらさを感じてしまう。
拉致監禁拷問とはいっても、数発殴ったぐらいで、後はほとんど言葉での脅し。
探偵が映画好きという設定のようで、映画の中の拷問シーンなどを話して聞かせて脅すが、きっと見ていないであろう青年には通じないんじゃないか?

何でこの寝取られ男は、こんな探偵に仕事を頼んだんだろう。
いったい何処で見つけたんだ?
もう少しまともな探偵に頼めば良かったのに(苦笑)
それ以前に、拉致してもらったはいいが、気弱でちょっとお馬鹿というかお間抜けで、ろくに復讐も腹いせも出来ないでいる。
何がしたくて拉致と言う方法を取ったんだ?

で、早々に筋書きが見えてしまった後の楽しみと言えば、誰が場を仕切るのかってことぐらい。
あいつもこいつもそいつも、まじヤバい奴に関わっちまったよなぁ・・・・
ご愁傷様!
と苦笑いする事になるわけで・・・



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2013年08月19日

Vølvens forbandelse

Timetrip: The Curse of the Viking Witch

高校の体験授業でベネディクト(ヤコブ・セーダーグレン)の講義を受けたヴォルデマー(ヨナス・ヴァンドシュナイダー)は、ベネディクトがドアで指を挟み折れてしまう所を目撃したのだが、彼は何でもないよと異常の無い手を振って見せた。
ヴォルデマーの見間違いではなく、ベネディクトには秘密があったのだ。
ベネディクトはタイムマシンをヴォルデマーに体験させた。
行き着いた先では、ハーラン一世(キム・ボドゥニア)がキリスト教の聖職者ポッポ(ソーレン・マリン)に剣を向けていた。
そして、ベネディクトそっくりの男ヨータン(ヤコブ・セーダーグレン)がベッドで苦しんでいるのも見た。
更には、看病をしている女(スティーネ・スティーンゲーゼ)が、魔術で傷を治すのも見た。
無事に“現在”に戻ってきたヴォルデマーは、驚きの事実を知る。
ベネディクトはヨータンその人だった。
魔女ヴルヴェンの呪いのせいで、怪我も負わず死にもしない体になってしまったのだ。
丁度、両親が旅行中なのをいい事に勝手に乗った父親の車を壊してしまったヴォルデマーは、修理費稼ぎにベネディクトの手伝いをする事にした。
再び過去に行き、魔女が呪いをかけた彼の十字架を取り戻すのだ。
ところが、タイムマシンが動き出すその瞬間に、兄の様子を不審に思ったしっかり者の中学生の妹シレ(クララ・マリア・バハモンド)が!
2人が潜り込んだハーラン一世の宴で、王とポッポとヨータンとヴルヴェンの間でひと騒動起きた。
ヨータンは逃げたヴルヴェンを追い詰めたものの、殺さずに逃がしてしまう。
諦めかけたベネディクトだったが、別の時代、ヴォルデマー一世(サイロン・メルヴィル)の時代でチャレンジする事を思いつく。
しかし、そこでもまたヴルヴェンに見つかってしまった。
兄妹の危機を救ってくれたのは、テンプル騎士団の騎士になっていたヨータンだった。
目的を達成する事は出来なかったが、ベネディクトは約束の金をくれた。
しかしシレは気持ちがすっきりせず、図書館で歴代デンマーク王たちの本を借りて読み漁った。
そしてある事に気付き、エーリク五世(クラウス・リース・ウスタゴー)の時代に勝手に行ってしまったのだ。
だが・・・・
ヨータンがベネディクトとして現代にいるのだから、もっと早くに気付いてしかるべきだった。
魔女ヴルヴェンも現代にいたのだ。

デンマーク語&デンマーク語の字幕のみ。
大まかな筋は、言葉が分からなくても伝わってきた。
だが、デンマーク王の事は全く分からなかったから、名前と時代だけはチェックした。
いや、名前とか時代とかは分からなくても、“彼らが王だった時代に行く”ということだけ分かっていればいいのだろう。

物語は単純。
傷を負った戦士ヨータンが戦場から家に向かう途中、ヴルヴェンの見ている前で朦朧として馬から落ちてしまう。
そんな彼を救ったところまでは良かったのだが、ただ傷を治すだけでなく不老不死にしてしまったのだ。
不老不死を喜ぶものもいるだろうが、ヨータンにとっては呪いだった。
ベネディクトのどこか諦めを滲ませるくらい雰囲気が、それを物語っている。
それを救う事になったのが、兄妹。
勇気があるというか少々無鉄砲な兄と、冷静でしっかり者の妹。
良くある設定だが、妹が歳相応の怯えを見せたりするところが好印象で、気持ち良く応援できた。

何度も時代を変えて過去と現在を行き来するのだが、1回1回の描き方がとてもあっさりで、その部分は物足りなく感じた
ヴォルデマーの担任教師(プク・シャーバウ)がベネディクトに秋波を送るところは無くてもいいから、もう少しファンタジー部分が見たかったな。
これを見る年代のデンマークの子供たちは、歴代王の事は学校で勉強済みなのだろうか?

ほとんど王の貫禄も気品も無く、粗野なヴァイキングにしか見えないハーラン一世。
本当にそんな人だったのだろうか?
キム・ボドゥニアにピッタリといえばぴったりだったが(笑)

ヴルヴェンという魔女は有名なのかな?
彼女のペンダントヘッドは、トール・ハンマーだよね?

一番の見所は、ラストのベネディクト!
ずっとどちらかと言うと陰鬱でテンションが低かった彼が、子供のようにはしゃぐのだ!!
いやぁ~ むっちゃ可愛かったぁ~~♪

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2013年08月16日

ラストデイズ・オブ・ザ・ワールド EPISODE2:人類SOS

The Day of the Triffids Part 2
パニック・イン・ロンドン 人類SOS!襲いかかる肉食植物


人々を見捨てた政府に対抗するように、強制的ながら目が見える人が目が見えなくなった人を面倒見ることで生き延びようとする、コーカー少佐(ジェイソン・プリーストリー)率いる一団に捕まったビル(ダグレイ・スコット)とジョー(ジョエリー・リチャードソン)。
だがコーカーの一団も内部分裂
ビルとコーカーはオズマン(シェーン・テイラー)に拘束され、ジョーはトレンス(エディ・イザード)に騙されて彼の手元に置かれることになった。
肉食植物トリフィドの“交信”を研究しているビルは、トリフィドに囲まれた時にその音を録音していたレコーダーを使ってコーカーと共に逃げ延びることが出来た。
取り残されたオズマンは・・・
2人が逃げ込んだ教会でしばしの休息を得た。
この教会の周りのトリフィドは、不思議と大人しかった
その理由をデュラント院長(ヴァネッサ・レッドグレーヴ)は、人間が自然に生き殺生をせず穏やかに過ごしていればトリフィドにも通じるというが、本当にそうなのだろうか?
とにかく、暖かくなって受粉が始まる前に、トリフィドを絶滅しなければ。
ビルは決死の覚悟で教会を後にし、父デニス(ブライアン・コックス)がいるはずの家に向かった。
その頃ロンドンでは、事実上、国を動かしているのは今やトレンスだった。
ジョーはトレンスの嘘に気づき、国民に向けて発信してきたラジオの中で、事実をばらしてしまう。
そして、あたり一面トリフィドという中を必死に逃げ出すのだった。
ビルは父と再会できるのか?
トリフィドを全滅させる方策は見つかるのだろうか?

トレンスは、ロンドンがトリフィドに制圧され人々が食い殺されるのも時間の問題だという時に、何故そこまで権力と女を自由にする事に夢中になれるのか分からないが、どうせ死ぬのならやりたい事をやってしまえという無意識の行動なのかもしれない。
デュラント院長の、一見すると教会に逃げ込んできた人々を守るための最善策だと思われるが、実はかなり“正しい行為”“多くの人々のための小さな犠牲”の意味を都合よく曲げているような・・・
自分が生き延びるためには他人を犠牲にしてでも、と思いたくなる瞬間があるのは分かるが。

トリフィド増殖対策として、再び遺伝子操作での改良が提案される。
繁殖能力の無い新種を作ろうというのだ。
遺伝子操作での改良の方向性は動き回らないようにするとか、肉食性を無くすとか、色々あると思うが、そもそも、遺伝子操作で失敗しているのにまだやるか? という気もする。
オリジナルのトリフィドと、エネルギー源にするために遺伝子改良したトリフィドの間に、どれほどの違いが生まれたのかは分からないが。
いやいやそれ以前に、遺伝子操作での改良は数日・数週間で結果が出せるじゃないから、遺伝子改良している間に今期の受粉がされて人間は滅びるんじゃないか?

後半も色々突っ込みどころ満載だったが、なんでも人間が制御できる・人間の思い通りになると驕っていたら、すぐにでも人類は滅びるだろうなって事はよく伝わってきた。



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2013年08月15日

ラストデイズ・オブ・ザ・ワールド EPISODE1:トリフィドの日

The Day of the Triffids Part 1
パニック・イン・ロンドン 人類SOS!襲いかかる肉食植物


世紀の天体ショーを目撃した多くの人々は、その閃光により視力を失った
偶然目の治療で入院していて失明しなかったビル(ダグレイ・スコット)は、このままでは社会が機能せず、電力が止まってしまう事を危惧する。
彼は、石油に代わるエネルギー源として遺伝子操作で改良された植物トリフィドに関する研究者だった。
そして、安全と言われているトリフィドの危険性を良く知る人物の1人でもあった。
電力が止まれば、トリフィドが逃げ出してしまう。
そう、トリフィドは植物でありながら動き回ることが出来、それ以上に危険なのは、この植物が肉食で人間を餌にすると言うことだったのだ。
職場に向かう途中、閃光を見ずに済んだため失明を免れたリポーターのジョー(ジョエリー・リチャードソン)と出会い、一緒にトリフィドの飼育場に行った。
しかし遅かった。
全国で1000万ものトリフィドが飼育され、受粉しないように雄を隔離していたのだが、逃げ出した後だった。
人類の時代は、トリフィドに奪われた。 と、ビルは悟った。
2人は今すぐできることをするために、つまりは人々に警告を発するためにラジオ局に行き、ジョーが緊急警告を発した
その頃、乗っていた飛行機が墜落するという災難に遭ったにも拘らず、失明もせず大怪我も負わずに生き延びた要領の良いトレンス(エディ・イザード)は、武器を手に入れ、視力を失った大統領秘書のヒルダ(リジー・ホプリー)と行動を共にしていた。
また、街には少数の目が見える人々が目が見えなくなった多勢を守り、軍や政府に助けを求めていたが、一般人には冷たかった。
ビルのような専門家たちだけが保護された。
上層部にとっての優先事項は、食料や住居の確保と原子力施設の安全の確保であって、ビルが訴えるトリフィドの危険性には耳を貸してもくれない。
仕方なく、ビルは1人、トリフィドに詳しい植物学者である父デニス(ブライアン・コックス)を訪ねる事にした。
ところが出発直前・・・・

読んだことはないのだが、ジョン・ウィンダムの「トリフィド時代」(邦題は他にも色々ある)を原作とする、イギリスのTVミニシリーズ。
原作は1951年に出されたものだそうだが、エネルギー問題の解決策として植物油を取るための植物に選んだのが、よりにもよって歩ける食肉植物だったという設定は、描き方によってはもっとチープなB級作品にもなっただろう。
が、なかなかスリリングだった。
色々ツッコミどころはあるが、人間ドラマの部分は色々な視点から描かれていて興味深い。
社会的なモラルという観点からの善悪、このような状況の中で生じる個々の心の中の良心とエゴ、ただただうろたえる人と機の乗じる人・・・・

お目当てはエディ・イザード。
飄々と生き延びていく要領が良く狡賢いこんなキャラクターを、とてもスマートに演じていて格好良かった。
見るからにあくどい狐のような雰囲気を出していたら、トレンスはただただ嫌な男になっていたと思う。
が、どこか愛嬌があるというか、「あいつ、上手くやったなぁ~」とうっかり感心しちゃいそうな雰囲気があって、楽しく見ることが出来た。
こんな状況でも服装に気遣ったりする洒落者でもあったし、相手によって紳士的な態度を取るような所もあって、こういう事態になる前のトレンスがどんな男だったのかも知りたいと思ったよ。



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2013年08月14日

素敵な相棒 ~フランクじいさんとロボットヘルパー~

Robot & Frank

公開中なので控えめに。

独り暮らしのフランク(フランク・ランジェラ)は、最近物忘れが酷くなってきていた。
娘マディソン(リヴ・タイラー)は異国の地からたびたびTV電話を掛けてきたし、毎週末には息子ハンター(ジェームズ・マースデン)が家族サービスを後回しにして訊ねてきてくれていた。
その日、ハンターは大きなプレゼントを持ってきた。
最近は当たり前になった介護用人型ロボット(声:ピーター・サースガード)だ。
超高性能タイプだったが、フランクには迷惑な代物でしかなかった。
ただのお手伝いロボットではなく、健康的な生活を支援することが目的にプログラミングされているロボットだから、食べたい物ではなく健康的なメニューが出てくるし、軽い運動を強要されるし、趣味を持てと勧められるし。
最初のうちは渋々だったフランクも、いつしかロボットとの生活に慣れてきた
ロボットとの会話にも抵抗がなくなってきたし、部屋はいつも綺麗だし、軽い運動代わりにいつも通っている図書館にロボットを連れて行ったし。
親しくしている旧友の司書ジェニファー(スーザン・サランドン)の話によると、時代の波なのかこの図書館も変わってしまうらしい。
本の貸し出しの無い図書館なんて・・・
この計画を進めている金持ちの若造ジェイク(ジェレミー・ストロング)に骨董品扱いされて腹を立てたフランクは、“趣味”を持つ事に決める。
元泥棒のフランクは、“趣味”として泥棒をする事にしたのだ。
ロボットにピッキングの技を教え、計画を練り、そしてロボット共に実行した。

ピーター・サースガードがロボットの声をやっていると知って見る事にしたのだが、ロボットと偏屈爺さんとの単なる交流ではなく、“泥棒”の相棒となるという設定に興味を引かれて楽しみにしていた。
フランク・ランジェラとスーザン・サランドンという2人が全編ぐいぐい引っ張ってくれていて、鼻持ちなら無いキャンキャン鳴く小型犬のようなジェイクが寄り一層小者に見えて、腹立たしくも楽しかった。
ロボットを演じていたのはレイチェル・マーという女性だった。

近未来
TV電話(映話)システム、司書ロボットのミスター・ダーシー、そして介護ロボット“VGC-60L”。
哀生龍は古い人間だから、喋る機械があまり好きになれないというか抵抗があるし、音声入力・音声指示といった“家電等と会話する”行為は、両手が不自由でない限りやりたくない。
フランクと同じぐらい頑固だと思う。
ところが頑固者で偏屈で“旧時代の遺物”代表のフランクが、いつしかロボットとの生活が当たり前になり、無くてはならない相棒と思うようになっていく。
その過程がいい。 その描き方がいい。
哀生龍も、こんなロボットなら受け入れられるかもしれないと、ほんの少しだけ思った。

このロボットの設定が、ツボ!
ホンダのASIMOに似た見た目をした“VGC-60L”は、介護・心身の健康の維持増進を目的としているため、法律・法規の遵守という点でのプログラムにがある。
健康に悪いことはやらせないが、法律違反(悪事)を働くことには結構寛容(笑)
そして、応用力があるというか臨機応変の対応が出来るというか、嘘も方便という事を知っているロボットなのが面白い。
あの黒い顔面のシールドの奥からサースガードが見詰めている“図”を想像すると・・・・・♪

馬鹿過ぎるロボットも、使用者が屈辱・侮辱を感じるほど頭の良さをひけらかすロボットも、パーソナル・ロボットには向かない。
その点でも、“VGC-60L”は人間との距離の取り方や自分の能力の出し方が上手いんだと思う。
現実にこんな商品が売り出され、そして人気商品となったとしたら、開発者とプログラマーの功績は大きい!

パーソナル・ロボットが珍しくなくなった近未来だが、近未来のイメージに合った大都会ではなく、自然が残るのんびりした静かな街が舞台だったのも、この作品の心地良さの1つだと思う。
哀生龍が油断していたからなのか、ラストの展開の中で思わず「やられた!!!」となった部分があった。
心地良くほっこりできるラストだったよ。

ローリングス保安官(ジェレミー・シスト)がロボットとどんなやり取りをするのか、そんな尋問をするのか、その様子もチラッと覗き見してみたいなぁ・・・

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2013年08月13日

ムービー43

Movie 43

公開中なので控えめに。

ハリウッドの映画会社の大物プロデューサーであるグリフィン(グレッグ・キニア)は、突然押しかけて来た脚本家のチャーリー(デニス・クエイド)から脚本の猛烈な売込みにいささか困惑していた。
心温まるストーリーだという割りに、チャーリーが熱く語るリーガルパッドに書かれている脚本のネタは、あまりにお下品でお下劣で・・・・
シュール過ぎて何処が心温まるストーリーなのか、グリフィンには理解不能。
しかし、チャーリーは銃を突きつけてでも、このとんでもない脚本に制作費を出させようとするのだった。

あえて個々のエピソードの内容は書かないが・・・
確かにとんでもないエピソードの連発で、このストーリーで訴えたい何かがあるのか、この順番に何か意味があるのかも分からない、大胆不敵な作品だった。
が、哀生龍は好きだ(笑)
生理的にスカトロネタは苦手なのだが、でも多少眉を顰めつつも楽しんでしまった!
これをこの俳優に演じさせるなんて!
この脚本を良くもまぁ引き受けたもんだ!!
そんなエピソードが多々あったが、スクリーンで見る限り、俳優たちは楽しんで演じているように見えたよ。
とにかく豪華な出演陣、監督も脚本家も合わせて凄い人数が関わっていて、だからこそ余計にB級度が増して素晴らしく美味しい作品になっていた。

キャスティングも外れ無しだと思う。
この人がこのキャラを演じているから面白味が増す! と思わせるキャスティングが沢山!!
その上、哀生龍のお気に入り俳優・気になる俳優が沢山出ていて、“俺得”映画だった♪♪


エピソード(IMDbと多少違っていたタイトルもあったから、プログラムに書かれている表記を優先した)
"The Pitch" OPENING
"The Catch" ネック・ボール
"Homeschooled" 自宅学習
"The Proposition" プープ・オン・ミー
"Veronica/CVS" ムラムラ・スーパーマーケット
"Robin's Big Speed Date" 合コン・アベンジャーズ
"Machine Kids" 機械の中は子どもでいっぱい
"iBabe" iBabe
"Middle School Date" 初潮騒動
"Tampax" Tampax
"Happy Birthday" アダルトこびとづかん~妖精捕獲作戦
"Truth or Dare" フィーリング・カップル/下衆でドン!
"Victory's Glory" ブラック・バスケットボール
"Beezel" Nedネッド


プログラムに書かれていた監督(カタカナの名前でソート)
スティーヴン・ブリル
ピーター・ファレリー
ウィル・グレアム
スティーヴ・カー
グリフィン・ダン
ジェームズ・ダフィ
ジョナサン・ヴァン・トレケン
エリザベス・バンクス
パトリック・フォルスバーグ
ブレット・ラトナー
ラスティ・カンデッフ
ジェームズ・ガン


プログラムに書かれていた脚本家(カタカナの名前でソート)
ウィル・カーラフ
ウィル・グレアム
ウッレ・サリ
エリザベス・シャピロ
クラエス・シェルストレーム
グレッグ・プリティキン
ジェイコブ・フライシャー
ジェームズ・ガン
ジェレミー・ソセンコ
ジャック・クコダ
ジョナサン・ヴァン・トレケン
ジョナス・ウィッテンマーク
トビアス・カールソン
パトリック・フォルスバーグ
ビル・オマリー
マシュー・ポルトノイ
リッキー・ブリット
ロッキー・ルッソ


プログラムに書かれていた出演者(カタカナの名前でソート)
アンナ・ファリス
エマ・ストーン
エリザベス・バンクス
キーラン・カルキン
クリス・プラット
クリステン・ベル
クリストファー・ミンツ=プラッセ
グレッグ・キニア
クロエ・グレース・モレッツ
ケイト・ウィンスレット
ケイト・ボスワース
コモン
ジェイソン・サダイキス
ジェラルド・バトラー
ジャスティン・ロング
ショーン・ウィリアム・スコット
ジョシュ・デュアメル
ジョニー・ノックスヴィル
ジョン・ホッジマン
スティーヴン・マーチャント
セス・マクファーレン
デニス・クエイド
テレンス・ハワード
ナオミ・ワッツ
ハル・ベリー
ヒュー・ジャックマン
ボビー・カナヴェイル
ユマ・サーマン
リーヴ・シュライバー
リチャード・ギア
レスリー・ビブ

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2013年08月12日

パシフィック・リム

Pacific Rim

公開中なので控えめに。

“奴ら”は宇宙からではなく、太平洋の深海から現れた。
巨大な怪獣たちは深海の“裂け目”から現れ、一週間もかからずに3つの都市を壊滅したのだ。
環太平洋沿岸(パシフィック・リム)諸国は、PPDC(環太平洋防衛軍)を設立し、人型巨大兵器“イェーガー”を開発した。
当初は1人乗りだったが、あまりにも負担が大きいため、2人が搭乗して右脳左脳を分担する事に。
しかし、2人の高度なシンクロ率が求められたために戦闘能力が高いだけではパイロットにはなれず、兄弟や親子等がチームを組むことが多かっただ。
また、シンクロナイズするための“ドリフト”によって流れ込む互いの記憶と意識を共有する事に、慣れなければならなかった。
“ジプシー・デンジャー”も例に漏れず、ヤンシー(ディエゴ・クラテンホフ)とローリー(チャーリー・ハナム)のベケット兄弟が操縦していたが、怪獣にコクピットを直撃され兄ヤンシーが殺されてしまった。
そして、“ドリフト”中だったローリーは、心に深い傷を残すこととなった。
裂け目を閉じるため、ハーク(マックス・マーティーニ)とチャック(ロブ・カジンスキー)のハンセン親子が操縦する“ストライカー・エウレカ”が爆弾を運び、“ジプシー・デンジャー”が護衛する計画が立てられた。
再び“ジプシー・デンジャー”のパイロットに復帰する事になったローリーは、パートナーに森マコ(菊地凛子)を指名する。
“ジプシー・デンジャー”の修理に携わった”イェーガー”の研究者であり、棒術ではローリーと同等のレベルの持ち主だったからだが、彼女の師である司令官のスタッカー・ペントコスト(イドリス・エルバ)は彼女がパイロットになる事をある理由から認めなかった。
が、結局は許可した。
2人の相性は素晴らしく良かった。
同じ頃、K科学研究所の生物学者ニュートン・ガイズラー(チャーリー・デイ)は、保存されていた怪獣の脳とのドリフトに成功。
怪獣を倒すためのヒントを掴む。
更なる情報を得るために、怪獣の臓器を扱う闇商人ハンニバル・チャウ(ロン・パールマン)の会いに行った。

2Dで見たが、怪獣もイェーガーもなかなか良く出来ていた。
が、トランスフォーマーを見た時もそうだったが、映像の魅力や迫力はすぐに見慣れてしまって、イェーガーのタイプが違っても、怪獣の種類が違っても、目新しさを感じ難く似たシーンの繰り返しに感じてしまったところがあった。
同じく、特撮物や「マジンガーZ」「勇者ライディーン」といったロボットアニメを髣髴とさせる描写は、それらがとても好きだった哀生龍にとってとても嬉しいく興奮するものではあったが、何度も出てくると・・・・
そうそう、あの鞭のような剣も見た記憶があったのだが、映画を見ている時にはタイトルを思い出せなかった。
家に帰ってからちょっと調べて思い出した。 「機甲界ガリアン」だった!
「勇者ライディーン」も「機甲界ガリアン」もOP&EDの曲は大好きで今も歌えるぐらい記憶に残っているのに、ストーリーはほとんど忘れてしまっているなぁ・・・・ ( ̄∇ ̄;)

K科学研究所のオタク科学者コンビ、生物学者ニュートン・ガイズラーと数理学者のハーマン・ゴットリーブ(バーン・ゴーマン)は、ライバルで張り合っているところも面白かったが、一緒にドリフトすると言う展開も面白かった。
科学の進歩には、彼らのような危険回避よりも自分の好奇心を満たす事を優先してしまうような、少々暴走気味の科学者の存在が不可欠だよね!!

機を見るのが上手いやり手の商売人ハンニバル・チャウの手下に、サンティアゴ・セグーラがさり気無くいたことにもまた笑えてしまった。
胡散臭いことこの上ない!
胡散臭いといえば、クリフトン・コリンズ・Jr.がいつも感じる胡散臭さを感じさせない演技で、頼れる管制官テンドー・チョイを演じていたよ!
チャーリー・ハナムは、いつの間にこんなにマッチョな雰囲気になったんだろう?
もう少し線が細い印象だったのに・・・

で、掘り出し物!!
ハーク・ハンセンはキャラクターも容姿も、哀生龍好みだった。
男としても父としても相棒としても魅力的だし、信頼できる頼れる男だったよ。
髭の感じも良かったしね!
マックス・マーティーニは主にTVに出演しているようだ。

そう言えば忘れていたが、芦田愛菜が出ていたんだっけ。
日本語のセリフには英語字幕がついていたのだが、彼女の日本語はちゃんと聞き取れたが、菊地凛子の日本語は少々聞き取りにくかったな。
さらにはイドリス・エルバの日本語は、更に良く分からなかった(笑)。
無理して日本語は使わなくていいよ。

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2013年08月09日

トレジャー・アイランド 第二章 一本足の海賊ジョン・シルバー

Treasure Island

ついにロング・ジョン・シルバー(エディ・イザード)らは、海賊の本性を現し反乱を起こした。
島の小さな砦に国旗を揚げたのは、スモーレット船長(フィリップ・グレニスター)、スポンサーで指揮官で大地主のトレローニ(ルパート・ペンリー=ジョーンズ)、軍医のドクター・リブジー(ダニエル・メイズ)ら。
海賊の方は船と大砲を持っていた。
ジム(トビー・レグボ)はと言えば、罠にかかって先住民のようななりをしたベン・ガン(イライジャ・ウッド)に捕まっていた。
ベンも海賊王フリント(ドナルド・サザーランド)に裏切られた海賊の1人。
何年も1人でこの島で暮らしていたようだ。
ベンはジムにチーズを求めたが、生憎持っていない。
代わりにジムが持っていたのは、宝の地図だった。
トレローニとジョン、両者の間に立たされたジムは結局ジョンの元に行く事を拒んだ。
そのせいで、トレローニに再び地図を奪われてしまった
だが海賊が大砲を持ってきたら、ひとたまりも無い。 もう持ちこたえられない。
ジムはスモーレットにベンの事を話した。
彼なら安全な隠れ場所を知っているだろう。
彼との交渉に行く役目を引き受けたドクターは、チーズを持って会いに行った。
海賊との戦いの行方は?
そして、海賊王フリントの宝は、本当にこの島にあるのか?

ますますトレローニの呆れるほどの強欲で身勝手な人間のクズっぷりに磨きがかかり、ドクターは肝が座ってひと回り大きくなり、ジムは人間として成長した。
いつも以上に瞳の青さを強調したイライジャが演じるベン・ガンのフシギちゃんキャラは、単調になりがちな戦いが続くストーリーに変化を与えてくれた。

そして何よりも楽しませてくれたのは、ロング・ジョン・シルバーの男前なところ。
即席の仲間の事は、彼自身が片足で思うように動けないこともあるし、コックと言うこともあって、仕切り切れていない所はあったが、魅力的な男なのは間違いない。
愛する妻(ニーナ・ソサーニャ)への態度、ジムに対する態度、海賊よりも下劣なトレローニへの態度、対等な船長同士としてのスモーレットへの態度。
どれを取っても男っぷりが素晴らしい!
男が惚れる男、って感じだね!



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2013年08月08日

トラジャー・アイランド 第一章 海賊王フリントと宝の地図

Treasure Island

亡くなった父に代わり、母(シャーリー・ヘンダーソン)と共に宿屋を続ける事にしたジム(トビー・レグボ)は、“船長”と名乗る客(デイヴィッド・ヘアウッド)から、海や海賊の話を色々聞かせてもらい、心を躍らせる。
“船長”ことビリーは、海賊王フリント(ドナルド・サザーランド)の手下だった。
フリントは手下を裏切って宝を独り占めし、ある島に隠してその地図を残した。
フリントが死んだ今、地図も宝も行方不明になったと思われていたが、なんとビリーがその地図を持っていた。
フリントに裏切られた海賊らがやってくる前に、ジムはフリントの手帳と地図を手に入れ、ジムの家族と親しくしているドクター・リブジー(ダニエル・メイズ)に相談した。
するとドクターは、大地主のトレローニ(ルパート・ペンリー=ジョーンズ)にスポンサーになってもらえるように頼んでくれた。
トレローニは儲け話乗り、自分も指揮官として一緒に行く事を条件に、船や船長を用意してくれる事になった。
しかし出港を急いだばかりに、スモーレット船長(フィリップ・グレニスター)の船員は間に合わない。
そこで、ヒスパニオラ号の船員の多くは、元船乗りだというコックのロング・ジョン・シルバー(エディ・イザード)という片足の男が集めた船乗りたちだった。
ジムはジョンとすぐに打ち解け良く手伝ったし、ジョンもよくジムの面倒を見た。
しかし、ジョンはフリントに裏切られた海賊だった。
ジョンは上手く立ち回り中立を装っていたが、機に乗じて敵を減らし、鼻持ちなら無いトレローニを責め、武器も手に入れた。
そして、ついに宝が隠されている島に上陸する時が来た。

2012年に作られたTVM。
2章に分かれている。
あの「宝島」を基にしていて、大筋は本の通り。

お目当てはロング・ジョン・シルバーのエディ・イザード。
スキンヘッドも良く似合う!
ファンの欲目もあるかもしれないが、このジョン・シルバーの魅力的なこと魅力的なこと!
反骨精神はあるが、誰にでも食って掛かるような荒くれ海賊ではなく、状況を見て猫をかぶることも出来るし、ジムの面倒を見るようなことも出来る。
フリントのようなカリスマ性と威圧感には欠けるけどね。

ジョン・シルバーやスモーレット船長に比べると、大地主のトレローニの小者っぷりには腹が立つほど。
貪欲・強欲で権力を振りかざしたがり、海にも船にも詳しくないのに仕切りたがる。
金を持っているものが1番偉いとでも言いたげな態度。
とんでもないアホだ!
自分が命じれば船で山も登れると思っているような馬鹿。

ジョン・シルバーらが海賊であることが明らかになり、島での戦いと宝探しが描かれる、第二章。
お馬鹿な大地主が何をやらかすのか、ここりゃ目が離せないぞ(苦笑)
期待するポイントは、ジョン・シルバーの魅力が更に描かれることだけどね!



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posted by 哀生龍 at 06:25| Comment(0) | TrackBack(0) | | 更新情報をチェックする

2013年08月07日

マジック・マイク

Magic Mike

公開中なので控えめに。

30歳のマイク(チャニング・テイタム)は自称起業家で、オーダーメイドの手作り家具の会社を興そうと考えているが、今は洗車サービスや屋根葺きのような小さな仕事を掛け持ち。
ある日、屋根葺きの現場で、スニーカーでやってきた19歳のアダム(アレックス・ペティファー)と知り合った。
大学を中退し、特にやりたいことも無く就職もしていないアダムは、現在医療助手の姉ブルック(コディ・ホーン)の部屋の居候
そんなアダムをクラブに連れて行ったマイクは、アダムに女性を惹きつける才能が有る事に気付き、男性ストリップクラブ『エクスクイジット』に連れて行った。
マイクはこの店の看板ストリップダンサーだったのだ。
6年前、この店のオーナーのダラス(マシュー・マコノヒー)にスカウトされたのがきっかけだった。
マイクはダラスに、雑用でも何でもいいから仕事をやらせてやってくれとアダムを紹介するが、思いのほか早くアダムがステージに立つ瞬間がやってきた。
ダンサーの1人、ターザン(ケヴィン・ナッシュ)がステージに穴を開けそうになり、急遽キッドの名でステージに押し出されたアダム。
普段着のままのアダムは、おどおどしながらぎこちない動きで服を脱ぎながらステージを歩いていき・・・
初ステージで期待以上の結果を出したアダムを、ダラスは正式に雇い入れる事にした。
他のダンサー、ケン(マット・ボマー)、リッチー(ジョー・マンガニエロ)、ティト(アダム・ロドリゲス)達にも受け入れられたアダム、マイクから色々な事を教わった。
弟の変化に敏感に気付いたブルックは、アダムがストリップダンサーになった事を知って驚いた。
弟を心配しつつも、ストリップダンサーという仕事を実際に店に行って自分の目で確かめ、生き生きとした弟の姿を目の当たりにしたブルックは、弟をマイクに託す事にした。
マイクはアダムの成長を助け見守る一方で、自分自身の将来について改めて考えるのだった。

主役のチャニング・テイタムの実体験を基にし、彼自身も製作に加わっている。
と言う部分は確かに興味を引くが、それを理由に見ようと思ったわけじゃない。
ダンスそのものには興味が無いのだが、これがミュージカルとかステージとかの一要素となると、途端に興味が湧くんだよね。
いやぁ、本当にチャニング・テイタムのダンスは飛びぬけて上手かった!
ダンスのことは詳しくない哀生龍でも、マジック・マイクのダンスは他のダンサーと全然レベルが違うと感じたぐらいだ。
ストリップとはいっても、下品ではない色気に溢れていた。
SEXを露骨に匂わせているのは間違いないのに、明るく健全な印象なんだよね。
男性ストリップクラブは、セックス業界じゃなくてショー・ビジネスの世界だから?

共同経営者になるつもりのマイクと、曖昧な返事しかしないダラス。
マイクはマイクなりに堅実な生き方をしているつもりがあるし将来の夢もあるが、元ストリッパーからやり手オーナーになったダラスや、文字通り本当に堅実な生き方をしているブルックに比べると、甘いと言わざるを得ないだろう。
30歳のストリップダンサー。
アダムとの出会いが良い転機となった。
落ち目になって消えていく前に次のステップに踏み出すなら、このチャンスを逃しちゃいけない。
映画の中では割とサラッと描いているが、これって結構大変なことだよね。
プロのダンサーとして男の色気を最大限に魅せるストリップダンスをしているのであって、私生活が色事に満ちているわけじゃない。
が、酒と女と歓声に酔うだけでなく、ドラッグに関わってしまうダンサーもいるわけで、上手く行っている時は良いが自分の首を締める事になる場合も。
マイクよりもアダムのほうが、ずっと若いこともあって世を舐めている部分もあるし、いきなり成功体験したせいで甘く考えている部分もあるし、好奇心旺盛で危ない事に首を突っ込むタイプ。
アダムは将来どうなるんだろうなぁ・・・・
マイクはそんなアダムの先輩であり兄貴のようでもあり、更にはブルックから託された責任も感じていた。
そんな部分にも、マイクの人の良さと人間としての良さが滲み出ていたよ。
同じぐらい、ブルックも良い人だった。
弟を守ろうとする気持ちが強いが、過保護なママのような囲い込みはせずに、アダムの独り立ちを応援してあげようとする姿勢もあって、保護者役と姉、両方の気持ちと責任が上手く描かれていたと思う。

ダンサーたちの、ステージでの輝きは素晴らしい!
バックステージでは“気のいい男たち”といった風情なのに、ひとたびステージに上がると、ダンスの上手さや切れの良さやだけでなく、雰囲気も容姿も数段魅力を増すんだよね。
そんなダンサーの中で1番気になったのは、踊らない・踊れないターザン(笑)
このワイルドでキュートなおっさんストリップダンサーは、元有名なプロレスラー!
何作か映画の中でお見かけしたことがあるが、こんなにキュートな印象の人だったっけ?

面白いしステージを満喫する事ができたのだが、映画全体としては、時々テンションが落ちるというかリズムが悪くなるというか・・・
で、監督がソダーバーグだった事を思い出した。
彼の作品は、面白いのに眠気を誘われたり冗長に感じたりすることが多いんだよね。
多分、緩急の“緩”の部分のリズムが哀生龍とは合わないんだと思う。

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posted by 哀生龍 at 12:14| Comment(0) | TrackBack(1) | | 更新情報をチェックする

2013年08月06日

ローン・レンジャー

The Lone Ranger

公開中なので控えめに。

若き検事ジョン・リード(アーミー・ハマー)は、故郷に向かう列車の中で、2人の囚人と出会った。
今まさに鎖を外して脱走しようとしている残虐非道の無法者ブッチ・キャヴェンディッシュ(ウィリアム・フィクトナー)に、鎖に繋がれたまま銃を向けるコマンチ族のトント(ジョニー・デップ)がジョンの目の前にいた。
手助けに来た仲間と共に脱走してしまったブッチによって、ジョンはトントと鎖で繋がれてしまう。
そのままの状態で、機関士を失い暴走する列車から乗客を救うため、ジョンとトントは奮闘。
駆けつけたテキサス・レンジャーと共に何とか危機を乗り切った。
そのテキサス・レンジャーを率いているのが、ジョンの兄ダン(ジェームズ・バッジ・デール)。
ブッチ一味を追撃するダンに頼み込み、正義に燃えるジョンも父のバッジをつけてレンジャーに加わる事になった。
ダンの妻レベッカ(ルース・ウィルソン)、息子のダニー(ブライアン・プリンス)、そして鉄道王のレイアム・コール(トム・ウィルキンソン)らに見送られて出発したレンジャーたちだったが、待ち伏せされ返り討ちに遭ってしまう。
牢屋を抜け出して後を追ってきたブッチに復讐を誓うトントは、白馬の導きで死んだはずのジョンを相棒に選ぶこととなった。
甦り“スピリット・ウォーカー”となったジョンに、トントはダンの形見となった革のベストで作ったマスクを渡す。
死んだと思われているジョンの素性を隠すのには丁度良く、ローン・レンジャーと名乗る事に。
しかし、銃もろくに撃ったことが無かった正義の男と、復讐に燃えるコマンチ族の悪霊ハンターのコンビは、何かと息が合わない。
何度も危機に遭った。 コマンチ族が協定を破って襲撃してきた。 兄嫁たちにも危害が及んだ。
次々起こる事件の陰に、ブッチがいた。
そしてブッチの動かしている黒幕は・・・
その狙いは?

TVシリーズは見たことが無いけれど、ローン・レンジャーの扮装や、白馬に乗っていることや、「ハイヨー、シルバー!」と言う掛け声や、ウィリアム・テル序曲が使われていることは何故か知っている
だから、映画でもウィリアム・テル序曲が使われていたことが嬉しく、この曲が流れると妙にそわそわ期待が高まった。
アーモー・ハマーは声が好きなのだが、あの声で例の掛け声を聞くことも楽しみの1つだった。
「パイレーツ・オブ・カリビアン」の仲間が作っているから、ジョニー・デップが演じるトントがあんな風なキャラだと言うことも十分予想がついた。
1つ1つはとても楽しかったし、予想通りのコミカルな掛け合いやジョニデの演技、トム・ウィルキンソンやウィリアム・フィクナーやバリー・ペッパーやヘレナ・ボナム=カーターといった顔ぶれも楽しかった。

が、正直長く感じたよ。
もっとテンポ良く軽快に物語が進んで勢いに乗ったまま終わると良かった、と思ってしまった。
分かりやすいストーリーだから、物語には触れないで置くが、もう少し絞っても良いんじゃないかなぁ・・・
作ってる方が楽しんでいる内にコテコテ盛り過ぎになってしまった、と言う印象もあったから。

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posted by 哀生龍 at 06:03| Comment(0) | TrackBack(3) | | 更新情報をチェックする

2013年08月05日

アイアン・フィスト

The Man with the Iron Fists

公開中なので控えめに。

19世紀の中国。
叢林村(ジャングル・ビレッジ)の腕のいい鍛冶屋(ブラック・スミス)(RZA)は、敵対する猛獅会(ライオン会)と群狼団(ウルフ団)から、同時に特注の武器を依頼された。
5万両(テール)の金塊輸送の護衛をライオン会がこの地の総督より依頼され、ウルフ団はそれを横取りしようと言うのだ。
マダム・ブロッサム(ルーシー・リュー)の娼館“粉花楼(ピンク・ブロッサム)に身を置いている、愛する娼婦レディー・シルク(ジェミー・チャン)を身請けする金を貯めているブラック・スミスは、どちらの依頼も受けただひたすら鎚を振るうのだった。
だが、金塊輸送の前にライオン会の首領である金獅子(ゴールド・ライオン)(チェン・カンタイ)が殺された。
側近の銀獅子(シルヴァー・ライオン)(バイロン・マン)と銅獅子(ブロンズ・ライオン)(カン・リー)が裏切ったのだ。
彼らは謎の男・毒剣鬼(ポイズン・ダガー)(ダニエル・ルー)と手を結んだのだ。
2人の魔の手は、ゴールド・ライオンの息子で正当な後継者であるX刀(ザ・X-ブレード)ことゼン・イー(リック・ユーン)にも伸ばされた。
全身を金属に変えられる殺し屋金剛(ブラス・ボディ)(デイヴィッド・バウティスタ)に瀕死の重傷を負わせられたゼン・イーは、ブラック・スミスに匿われることとなった。
しかしそれが災いし、ブラック・スミスは両腕を切り落とされてしまう。
そんな2人の味方になったのは、ピンク・ブロッサムで娼婦たちを侍らせて女遊びに興じていたよそ者ジャック・ナイフ(ラッセル・クロウ)だった。

一昔前の懐かしい感じのする香港カンフー映画のテイストと、西部劇(マカロニ・ウエスタンといった方がいいかな?)のテイストとを、絶妙にブレンド
派手でドタバタ感のあるアクション、猥雑で滑稽な演出、バイオレンス・スプラッター・ゴア表現を楽しむ、B級臭さプンプンの作品。
クエンティン・タランティーノ“プレゼンツ”のグラインドハウス的作品、と言う触れ込みだから、そっちからイメージした方が早いかな?
駄目な人は全く受け付けないかもしれないが、ハマる人はガッツリとハマるんじゃないかと思う。
哀生龍はガッツリとハマった方。
シルヴァー・ライオンの胡散臭さとか、ジャック・ナイフのエロおやじっ振りとか、真面目でお堅いせいで笑えてくるブラック・スミスとゼン・イーとか、マダムなのに小悪魔的なマダム・ブロッサムとか、キャラクター1人1人を取ってもその癖の出し方が笑えてしまう。
もう少し引きの映像が見たいと思うシーンが多く、ぐるぐる回るのは勘弁してくれと思うシーンも多かったが、そのちょっと洗練されていない下手な印象の見せ方も、この作品らしくて良かったと感じてしまった。

一番のお目当てでもあり、一番楽しませてくれたのは、ラッセル・クロウ。
服装によっては、恰幅の良さが貫禄を醸し出していたり、ぽてっとした体形がエロ中年っぽくて良かったり(笑)
洋装だと締まって見えるのに、裸や下着姿や地元民の格好だと・・・・・(苦笑)
若い頃から、馬に乗ったり銃を扱ったりする早撃ちガンマンのうようなキャラがとても良く似合っていたし、その扱いが上手かったラッセル・クロウだから、ガンマン風のジャック・ナイフが似合わないないはずが無い!
ルーシー・リューの鉄扇も非常に似合っていたが。
とにかく、ラッセル・クロウを見るのにはかなり美味しい作品だったって事だ!

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