2013年12月31日

ありがとう&よろしく

今年も1年間、大した情報も無く、大した感想も書かれていず、ネタバレ上等なあらすじばかりのブログにお運び頂いた皆さま、どうもありがとうございました。
恐らく来年も変わらず、もしくは更に劣化すると思われますが、よろしくお願い致します。

劇場鑑賞分では、お気に入りの俳優さんを含めてイギリス出身の俳優さんの出演作を見る機会が、比較的多かったように思います。
舞台はイギリスじゃない場合もあったけれど。
相変わらずジェラルド・バトラーは出演作が多いし、意図していなくてもブルース・ウィリスに遭遇する事も多かったなぁ・・
ラッセル・クロウもレンタルを含めて、見る機会が多かったと思います。
それから、劇場で見たフルCGを含めたアニメも、今年は多めでした。

アニメや3D作品、子供向けの作品の「字幕版」の上映関数・回数がますなます少なくなったと感じたのが、とても悲しかったですねぇ・・・
基本、オリジナル音声で見たいし、声優として参加している俳優が目当てのことも多いから。
それに、字幕があることに慣れていることもあって、日本語音声のときにも日本語字幕が欲しくなってしまうんです(苦笑)

レンタルでは、ダニー・トレホ、クリスチャン・スレイター、スティーヴン・ドーフ、ルーク・ゴス、あたりの出演作を意識的に借りたような気がします。
彼らの最近の出演作は、DVDスルーになるようなB級アクション物が多いようで(苦笑)
興味があるジャンルの作品は大方見てしまっていることもあって、毎月16作のペースで借りるためには苦手なホラーにも手を出さなきゃならない場合もありました(涙)
お前は何でホラーなんかに出演しているんだよ!!!
と、心の中で文句を言いつつ。
それから、ファンタジー系が多かったかな?

世界的にベネディクト・カンバーバッチとトム・ヒドルストンが物凄く目立っていたような気がしますが、哀生龍もそれなりに彼らの出演作はチェックしました。
何度も書いてますが、ファンの方には申し訳ないのですが、カンバーバッチさんの容姿は苦手な部類です。
でも彼の出演作は、割と興味が湧くものが多かったので、つい見てしまいました。
逆に、トムヒは彼自身が面白い(笑)
映画やドラマの中で見る俳優にしか普段は興味が湧かない哀生龍ですが、トムヒは素の部分にも興味が湧いてしまいました。
イベントやインタビューの動画が面白過ぎる ヾ(≧▽≦)ノギャハハ☆
元々北欧神話の雷神トール(ソー)とトリック・スターのロキが大好きな哀生龍は、「マイティ・ソー」のソー&ロキ人気は嬉しいんですけど、こんな盛り上がり方にはちょっと驚きが。
でも早く2作目が見たい!
そうそう「マイティ・ソー」繋がりでは、「ハート・ロッカー」以降ジェレミー・レナーがじわじわ盛り上がっているのも、嬉しいですね。
若い頃の彼もいいし、最近の彼もいいし。

さてさて、来年はどの作品で誰が・どのキャラがブレイクするんでしょうね。

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2013年12月30日

今年の総決算

ここ数年恒例の、劇場鑑賞分を見た順番にタイトルを並べただけのもの。
べつに作品数を誰かと競っているわけでもなければ、自分の記録の更新に力を入れているわけでもないので、今年の劇場鑑賞数の多さに自分で驚いている哀生龍である。
見たいと思う作品の数がたまたま多かったのか、以前よりも興味が湧くジャンルが広がったのか、理由は不明。
ま、来年は激減するかもしれないから、特に分析はしなくていいや。

レンタルの方は、月16作で固定している。
そうそう、今年は海外版DVDをほとんど買わなかった。
と言うか、自分で海外から取り寄せた作品は無かったと思う。
友人が海外から購入する際に、便乗させてもらって数作購入しただけ。
もう自分の部屋にDVDを置くスペースが無いというのも、ネックになってるんだよなぁ・・・・



01:恋するローマ、元カレ・元カノ
02:LOOPER/ルーパー
03:テッド
04:アルバート氏の人生
05:エンド・オブ・ザ・ワールド
06:バーニーズ・バージョン ローマと共に
07:塀の中のジュリアス・シーザー
08:ローマ、恋のビフォーアフター
09:人生、ブラボー!

10:マリーゴールド・ホテルで会いましょう
11:ファイヤー・ウィズ・ファイヤー 炎の誓い
12:ゴーストライダー2
13:ムーンライズ・キングダム
14:PARKER/パーカー
15:悪人に平穏なし
16:レッド・ライト
17:ヒンデンブルグ 第三帝国の陰謀
18:バチェロレッテ あの子が結婚するなんて!
19:世界にひとつのプレイブック

20:ジャンゴ 繋がれざる者
21:ダークホース ~リア獣エイブの恋~
22:オズ はじまりの戦い
23:ザ・ワーズ 盗まれた人生
24:キャビン
25:メッセンジャー
26:野蛮なやつら/SAVAGES
27:偽りなき者
28:シャドー・ダンサー
29:ザ・マスター

30:ジャックと天空の巨人
31:キング・オブ・マンハッタン 危険な賭け
32:パラノーマン ブライス・ホローの謎
33:ヒッチコック
34:天使の分け前
35:リンカーン
36:ヒステリア
37:カルテット!人生のオペラハウス
38:ロイヤル・アフェア 愛と欲望の王宮
39:アイアンマン3

40:L.A. ギャング ストーリー
41:ビトレイヤー
42:ラストスタンド
43:聖☆おにいさん
44:モネ・ゲーム
45:愛さえあれば
46:プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ/宿命
47:オブリビオン
48:ローマでアモーレ
49:エンド・オブ・ホワイトハウス

50:G.I.ジョー バック2リベンジ
51:マーヴェリックス/波に魅せられた男たち
52:ギャングバスターズ
53:インポッシブル
54:攻殻機動隊 ARISE border:1 Ghost Pain
55:華麗なるギャツビー
56:欲望のバージニア
57:ハングオーバー!!! 最後の反省会
58:アンコール!!
59:25年目の弦楽四重奏

60:バーニー みんなが愛した殺人者
61:モンスターズ・ユニバーシティ
62:アイアン・フィスト
63:ローン・レンジャー
64:マジック・マイク
65:パシフィック・リム
66:ムービー43
67:素敵な相棒 ~フランクじいさんとロボットヘルパー~
68:スマイル、アゲイン
69:スター・トレック イントゥ・ダークネス

70:マン・オブ・スティール
71:キャプテンハーロック
72:私はロランス
73:アップサイドダウン 重力の恋人
74:スーサイド・ショップ
75:ウルヴァリン:SAMURAI
76:怪盗グルーのミニオン危機一発
77:エリジウム
78:クロニクル
79:天使の処刑人 バイオレット&デイジー

80:ファントム/開戦前夜
81:トランス
82:ブロークン シティ
83:ゴースト・エージェント R.I.P.D.
84:グランド・イリュージョン
85:僕が星になるまえに
86:デッドマン・ダウン
87:アメリカン・パイパイパイ! 完結編 俺たちの同騒会
88:パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々 魔の海
89:恋するリベラーチェ
90:セブン・サイコパス

91:フィルス
92:ウォールフラワー
93:モンティ・パイソン ある嘘つきの物語 ~グレアム・チャップマン自伝~
94:REDリターンズ
95:攻殻機動隊 ARISE border:2 Ghost Whispers
96:ブランカニエベス
97:鑑定士と顔のない依頼人
98:オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ


多分漏れはないと思う。

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2013年12月29日

今後の予定

来月以降、劇場で見ようかなと思っている作品。

12/29にアップしたリストはここ

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2013年12月27日

アンチヴァイラル

Antiviral

近未来。
ルーカス・クリニックでは、病気にかかったセレブから採取したウィルスをマニアなファンに注射するビジネスで儲けていた。
商品の持ち出しチェックが厳しいクリニックから、注射技師のシド(ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ)は自分自身に注射する方法で持ち出していた。
ウィルスを“商品”として扱える状態にするための“端末”もクリニックから盗み出しているシドは、新たなウィルスが手に入るたびに肉屋でブローカーのアーヴィッド(ジョー・ピングー)を通して、闇市場に流していた。
クリニックの顔とも言える専属契約をしている究極の美女ハンナ(サラ・ガドン)を担当している同僚のデレクが、違法に感染品を売ったとして捕まってしまった。
彼の代わりにハンナから新たなウィルスの採取をする事になったシドは、いつものように自分に注射した。
すると、シドは酷く体調を崩し幻覚まで見てしまう。
その上、ハンナが急死したというニュースも流れた。
ハンナのウィルスを端末にかけると、端末の部品まで壊れてしまった。
部品を手に入れるためにアーヴィッドから紹介してもらったレヴィン(ジェームズ・ケイド)には、見返りとしてハンナのウィルスに感染した血液と細胞を無理矢理取られた。
半ば拉致されるような形でハンナの主治医(マルコム・マクダウェル)の診察を受けたシドは、そのウィルスが分析を拒むように“設計”されている事を聞かされた。
そして、彼は言った。 「厄介な事に巻き込まれたな」と。
死のウィルスに感染したシドは、その設計者を見つけ出せるのだろうか?
そもそも、何が狙いなのだろうか?

シドを演じるケイレブ・ランドリー・ジョーンズの見た目の印象が、まず危うい
「X-MEN:ファースト・ジェネレーション」のバンシーの時の印象とほぼ変わらないのだが、ウィルスに侵されて具合悪そうにしているから、余計に危うさが強調されていた。
安全性を高める処理をして熱狂的なファンに注射するのだが、シドは処理前のウィルスを自分の体内に入れてしまう。
危険を冒さなければ金儲けは出来ないといってしまったらそれまでだが、治療法がはっきり分かっている危険度の低いウィルスならばともかく、得体の知れない病原菌まで・・・・
ヤバい奴だ!
アーヴィッドの店ではセレブの細胞入りの肉を売っていたから、この作品で描かれている近未来では、どうという事もないのかも知れないが。

端末がなかなか面白い。
ウィルスの“顔”という発想に面白味を覚えた。
白と黒を基調とした色使いや、部屋や家具等のデザイン等、シンプルで無機的でいい。
その一方で、生々しいグロさがある。
マニアックなファンならやりかねない、似たような事はすでにやっているだろうと思うと・・・・

ところで、イカのリングフライはカラマリと注文するんだね。
イタリア料理でイカそのものをCalamari(カラマリ)と言って、イカのリングフライ(Callamari Ring Fried)も略してカラマリと言うらしい。



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2013年12月26日

アドベンチャー・オブ・クリスマス 冬の魔女とサンタのプレゼント工場

Reisen til julestjernen
Journey to the Christmas Star


王位を狙う王のいとこの伯爵は、「クリスマスの星が欲しければ、ペンダントの金のハートを手渡しなさい」とまだ幼いを唆して森に行かせ、伯爵から領土の半分を貰う約束をした魔女が姫を消してしまった。
それから10年。
このクリスマス・イブが姫を連れ戻す最後のチャンスだった。
王は今日中にクリスマスの星を手に入れなければならないため、伯爵が連れてきた宇宙一と豪語する占星術師にその大役を任せる。
そこにもう1人、私もクリスマスの星を探すと名乗りを上げたのは、ソニヤと言う少女。
彼女は泥棒の家の囚われの身でこき使われていたのだが、僅かな隙をついて逃げ出して来たのだった。
星に心を捧げれば見つかると信じ、1人森へと出発したソニヤ。
魔女にせっつかれて、慌てて後を追う伯爵。
そうとは知らないソニヤは、罠にかかったノームのムーサを助けたことが縁で、彼の家族からヒントを得ることが出来た。
星の場所を知っているのはサンタクロース。
そこに行くためには北風に乗っていかなければならない。
それには、大熊の助けを借りるのがいいだろう。
やっと会えたサンタクロースに、ソニヤがクリスマスの星のありかを聞いてみると・・・
これはまずいと、魔女自らがソニアの前に現れ、彼女のペンダントを奪っていった。
そして魔女は、自分の娘を姫に仕立て上げて王に会わせたのだ。

クリスマスだから、クリスマスの映画を見てみた。
ノルウェーの作品。

ちょっとネットで調べてみたら、クリスマスの星を探す物語は、ノルウェーのクリスマスの定番の物語のようだ。
童話と言うより寓話とか民話のたぐい?
泥棒一家は、まるでシンデレラの継母と意地悪な姉たちのようだったし。
クリスマスイブにおかゆを一杯玄関先に置く習慣も、まだ一部では残っているようだ。

姫が消えた本当の事情を知らない王は、その悲しみで王妃が亡くなったこともあって、星を恨んでしまう
この9年間、どうやって姫を探してきたのか詳しいことは分からないが、恐らく、自分は城で嘆き悲しむだけで、自分の足で探すようなことは無かったんじゃないかと思われる。
王というのはそういうものなのかもしれないが、これが貧しい家の父親だったら、絶対に自分で探しただろう。
たいがい、昔話ではそうだ(笑)
そして、これもまた定番通り、姫が彼女だとバレバレの流れなのに、大人たちは誰も気付かない。
そしてそして、探し物・捜し物は身近な所にあるものなのだ。



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2013年12月25日

ルーク・ゴス ブラッド・ブレイク

Inside

バリー(アダム・ジョンソン)は19人を虐殺した男。
平凡でそんな凶悪事件を起こすようには思われない男だったようだが、その現場は異様で陰惨なものだった。
そのバリーが処刑される数時間前に、バリーが収監されていた監房に新たな囚人マイルズ(ルーク・ゴス)が入れられた。
愛する妻子との再会を願い、18ヶ月の刑期を大人しく過ごすつもりでいた。
しかし、突然刑務所の明かりが落ち、何かが起きているような声と物音が。
どうも看守が殺されたようだ。
隣の監房のアンソニー(ポール・レイ)はここに入って長いが、こんな事は初めてだと言う。
その上、自分の隣に来た新たな囚人の名がマイルズだと知ると、何故か動揺して「そんなはずは無い」と。
今度は、彼らの監房の前で看守が・・・
助けを求める看守の携帯を使って119に電話を掛けるものの、オペレーターは信じてくれず、悪戯だろうと思われてしまう。
今度はマイルズの家にかけて妻に必死に説明しても、やはり信じてもらえない。
しかし間違い無く、何かがいる。 何かヤバいことが起きている。
トイレを外せないかと蹴りつけていたマイルズは、後ろに隠されていた何かを見つけた。
開けようとすると、アンソニーが慌てて止める。 「見ない方がいい」
この監房にいたバリーの異常さ・異様さを、アンソニーは知っていたし恐れてもいたのだ。
そうしている内に、また看守が死んだ。
その看守の鍵で監房の外に出た2人は、思い切ってバリーが残したものを見る事に。
ずらっと名前が書かれたリストだった。
いったい何のリストなんだ?
それよりも今は、この刑務所から逃げ出さなくては。
生き残っているのは2人だけなのだろうか?
いったいここで何が起きたのか?

ホラー・サスペンス?
ほぼ、2人芝居。
ほぼ、隣り合った2つの監房のみ。
ほぼ、暗闇。
時々よぎる影。 たまに聞こえてくる声と物音。
ホラーが大の苦手な哀生龍は、いつ何が起きるのか、何が出てくるのかと、始終ゾクゾクゾワゾワ(苦笑)
怖そうだと思って見ているから怖く感じるだけで、実は大したこともなければ何てことも無いような作品だったんだけどね。
( ̄∇ ̄;)ハッハッハ

ルーク・ゴス目当てで見たから、それなりの満足感が。
アクション満載の脱獄劇ならば、きっと当たり前過ぎると感じただろう。
だが、恐怖に怯え慄き今にもボロ泣きしそうなルーク・ゴスは、なかなか見られないんじゃないだろうか?
そして最後は、いつもの凛々しい表情も!!



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2013年12月24日

夜明けのガンマン

Dawn Rider

ピンカートン探偵社のコックラン(ドナルド・サザーランド)とその手下たちに追われているジョン(クリスチャン・スレイター)は、間一髪逃げおおせて故郷に向かった。
その途中で道連れとなったベン(ベン・コットン)は、偶然にもジョンの父ダッド(ケン・ヤンコー)と一緒に仕事をしている男だった。
ある理由で仲違いしていた父の家に顔を出してみれば、案の定、手痛い歓迎を受けてしまった。
しかし再会したのも束の間、ダッドとベンが運営する郵便物を配達するエクスプレス社が覆面の男たちの襲撃を受け、ダッドが殺されてしまう。
死の間際でダッドは犯人を示すヒントを言い残してくれたが、スペイン語だったためジョンにはピンと来ない。
そのジョン自身も負傷していたため、幼馴染のアリス(ジル・ヘネシー)の家で厄介になった。
アリスが兄ラッド(ロックリン・マンロー)と牧場の地代5000ドルを必要としていると言う会話を耳にしたジョンは、父の遺産が数百ドル入るからそれを使ってくれと申し出た。
一方、ベンの郵便馬車が襲撃された時に、ラッドが止めに入ってくれた。
残念ながら郵便物の金品と共に、ベンがアリスに贈ろうと買ったばかりのリングも奪われた後だった。
ベンは知らなかった。
アリスとジョンが“幼馴染の友人”以上の関係だと言う事を。
そしてジョンも知らなかった。
覆面強盗のボスが誰かと言う事を。
そうこうしている内に、コックランたちが町に着いた。
エクスプレス社にも大金が届いた。
ジョンを取り巻く男たち。
アリスを取り巻く男たち。
金を必要とする男たち。
さて、どんな結末を迎えるのやら・・・

ジョン・ウェインの「夜明けの男」のリメイクのようなのだが、オリジナルを見ていないのでどれぐらい忠実なのかは分からない。
ただ、作品のテンポは一昔前のゆったり感があったような・・・
何しろ94分の作品なのに、2時間以上見たような気がしたほど、時間の流れがゆったりだったから(笑)

クリスチャン・スレイターのガンマン姿は様になっていて、格好良かった。
ヒロインの身長も彼とほぼ同じだったし、べたべたした感じが無かったのは良かったのだが、スレイターが若く見える分どうしても彼女の方がオバサンに見えてしまったのは残念な所。
さらに残念な点を言えば、御大ドナルド・サザーランドは別格にしても、ラッドやベンがなかなか良いキャラクターだったから、主役のヒーローが霞みがちだったということ。
ま、スレイターだからね、こんな感じで丁度良かったのかも?(苦笑)



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2013年12月23日

オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ

Only Lovers Left Alive

公開中なので控えめに。

自分の名前を出さずに曲を発表し、表舞台に姿も見せないアダム(トム・ヒドルストン)は、カリスマ的人気を誇るミュージシャン。
彼の部屋に入れるのは、年代物のギターを手に入れて来てくれるイアン(アントン・イェルチン)ぐらい。
必要なものもイアンに調達してもらっているアダムが自ら外に出て、素性を隠してドクター・ワトソン(ジェフリー・ライト)から手に入れているのは、O(Rh-)型の血液。
彼は、何世紀もひっそりと生き続けている吸血鬼だった。
ある晩、アメリカのデトロイトに住む彼に、モロッコのタンジールで暮らしている妻であり永遠の恋人でもあるイヴ(ティルダ・スウィントン)から電話がかかってきた。
彼と会いたくなったイヴは、腰の重いアダムに代わって自分が夜間便を乗り継いでデトロイトに出向くことに。
久々の再会となった2人は愛をかわし、音楽について語り合い、彼らが“ゾンビ”と呼んでいる人間が犯した歴史上のあれこれを話題にした。
タンジールで“キット”と言う名を使って身を潜めている友人、作家のマーロウ(ジョン・ハート)のことも話題に上がった。
部屋に篭るだけでなく、夜の街を車で巡ったりもした。
夢が正夢になってしまったのか、2人だけの穏やかな悦楽の日々は、イヴの妹エヴァ(ミア・ワシコウスカ)の突然の訪問によって掻き乱されてしまう
アダムはまだ、彼女がおよそ一世紀前に起こした一件に対する怒りをくすぶらせていた。
空気を読まないこの厄介者は図々しくも居座るだけでなく、ライブハウスで出会ったイアンと意気投合した挙句に・・・・
汚染されていない血を入手することが難しくなったこの時代をひっそり目立たないようになんとか生きてきたアダムとイヴは、このまま衰弱し滅びるしかないのだろうか?

気だるさ漂う独特の雰囲気と、緩やかに流れる時間と、テンションと温度の低さが心地良かった。
退廃的なこの雰囲気に溶け込むような、ひょろっと長身のアダムとイヴという絵になる吸血鬼カップル。
滅びの美学を感じさせるような存在でありながら、ひっそりとしぶとく生き続けている吸血鬼と芸術作品。
人間の芸術や科学の進歩に影響を与えてきた吸血鬼は、自然の変化や時代の変化に敏感。
近視眼的な生き方しか出来ない人間の愚かで野蛮な行為、図々しくも地球を我が物顔で蹂躙する死に損ないの“ゾンビ”(人間)に対する吸血鬼の胸の内。
自分で自分の血を汚すような生き物は、人間ぐらいのものだろう。
それなのに、まだ若いせいもあってか、まるで人間のように落ち着きが無く思慮の浅いエヴァ。
彼女の出現は、アダムとイヴだけでなく見ているこっちにとってもストレスとなった。

文学、音楽、科学・・・色々なジャンルの小ネタが沢山ちりばめられていたから、各方面に明るい人にとってはニヤリと出来ることも多かったんだろうと思う。
哀生龍は知らないことが多いが、それでもいくつかピンと来ることができたよ。

イアンに1つだけ特殊な弾丸を調達させたアダム。
姉さん女房である(と思われる)イヴに甘えるような様子を見せるアダム。
色々な面で、イヴよりも脆そうなアダムが気に入った♪♪
吸血鬼も生き物だから、オスよりもメスの方が生存能力が高いのかも?(笑)

それにしても、女性にしてはかなり長身のティルダ・スウィントンと彼女よりも長身のトム・ヒドルストンが寄り添うよう図は、本当に絵になるよねぇ~~!!

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2013年12月19日

恋人はセックス依存症

Thanks for Sharing

セックス依存症に悩むアダム(マーク・ラファロ)は、グループセラピーに参加し、何とか5年、“真面目な付き合い以外のセックスと自慰は禁止”という節制を保っているが、油断は禁物。
グループのリーダー的存在でアダムの世話係でもあるマイク(ティム・ロビンス)は、そろそろ恋人を探してもいいんじゃないかとアダムに言った。
アダムはあるパーティで、健康的で魅力的なフィービー(グウィネス・パルトロー)と知り合った。
トライアスロンに向けて鍛えているという彼女は、率直でアクティヴな女性。
いい雰囲気にキスをしたものの、「以前付き合っていた人がアルコール依存症だったから、依存症の人はパス」と言われてしまい、アダムは以前の自分の事を言い出せなくなってしまった。
そんな状態で付き合いを続けていたある日、フィービーはアダムの“節制記念メダル”を見つけ・・
そのアダムが世話係になっている医者のニール(ジョシュ・ギャッド)は、12のステップどころか一歩目で苦労していた。
なかなか性衝動を抑えられない上、抑えようとすると甘いものに走ってしまうのだ。
だが、不埒な行為により解雇された事をきっかけに、ニールは本気で努力する事を誓った。
彼の支えとなってくれたのは、最近メンバーに加わった女性、美容師のディーディー(アレシア・ムーア/P!NK)。
逆に彼女の緊急事態には、ニールは本気で彼女を窮地から救い出そうと頑張った。
グループ・リーダーのマイクも、私生活では問題を抱えていた。
私設に頼らず自力でクスリを断って8ヶ月という息子のダニー(パトリック・フュジット)が戻ってきたのだが、マイクはどうしても息子を信じ切れない
家の金品を盗んでいた頃のことが頭にこびりついていて、妻ケイティ(ジョエリー・リチャードソン)から薬がなくなったと言われると、頭からダニーが盗ったのだと決め付けてしまった

邦題からイメージされるほど、軽いラブコメでもエッチな内容でもなかった。
かと言って、真面目腐った依存症の物語でもなかった。
そういう意味では、原題の方がずっとずっと作品の内容とイメージを正確に伝えていると思う。
分かち合ってくれて有り難う!!」だよ。
哀生龍自身は今のところグループ・セラピーにお世話にならなきゃならないような事態になったことは無いのだが、もしそうなったとしてもグループ・セラピーなんかには参加したくも無いと思っている。
みんなの前で告白し、拍手され、励まされるというシステムが、非常に嫌なのだ。
しかしこの作品を見ると、1人では乗り越えられない状況・心境になっても、分かってくれる仲間の助けがあれば最悪の事態だけは避けられそうだ、とは感じられた。
特に、ニールとディーディーのエピソードは、ベタではあるが、応援してあげたくなったしハッピーエンドを期待したくなったよ。
また、一見メンタル的に健康そうな人でも、何かに依存していることがあるんだよな、と改めて思った。
自分なりのルールやいつもの手順通りにやらないと気持ち悪い、気分が落ち着かないというのも、もしかして依存の一種? 自分にとっての精神安定剤ではあるよね?

パトリック・フュジットが、また一段と男らしさの増した風貌になっていて w( ̄o ̄)wおお~!



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2013年12月18日

プリズナー

Take

息子ジェシー(ボビー・コールマン)を奪い、死なせた男ソール(ジェレミー・レナー)の処刑を前に、アナ(ミニー・ドライヴァー)は刑務所から夫マーティ(デイヴィッド・デンマン)に電話を掛けた。
何故来ないのかと言う妻からの問いかけに「もう息子は帰ってこない」と答えたマーティは、彼女が渡したいといった息子の形見も断った。
当時ソールは借金の返済を迫られ、働いている貸し倉庫を荒らして盗み取った品を売り捌くが、ボス(トム・シュミット)にバレて追い出されてしまう。
今夜2000ドルが必要なソールは、何とか知り合いのテレル(ルイス・マンディロア)から仕事を貰ったのだが、それもまたしくじった。
自棄を起こしたソールは、父の処方薬を受け取りに寄ったスーパーで衝動的に強盗騒ぎを起こす。
店員と揉めあい発砲してしまったソールは、警察に通報しなければ解放すると言って傍にいた少年を人質にして逃げ出した。
その少年こそ、たまたまアナと店に寄ったジェシーだったのだ。
不運は重なり、運転を誤ってソールは事故を起こし、彼自身は怪我程度で済んだがトランクに入れられていたジェシーは・・・
誰も殺すつもりなど無かったソールは、結果として2人も殺してしまい死刑囚となった。
アナは息子の死を受け入れられなかった。
あの時、ジェシーは車で待っていたいと言ったのに、アナは店の中に彼を連れて行った。
その上、ADHDで落ち着きが無く知能も5歳児程度だと言う理由で普通学級から見捨てられたジェシーを店内で1人にして、アナはトイレに行っていたのだ。
特別支援学校には入れたくなかったし金銭的にもその余裕が無く、自分でジェシーに勉強を教えようとアナは考えた。
しかし教師をしているマーティに無理だと言われてしまったため、仕方なく彼を連れて仕事の面接に行った帰りに寄ったスーパーだった
処刑を前に、スティーヴン牧師(アダム・ロドリゲス)と面談したソールは、牧師の言葉を、神の愛や自分の命の価値についての話など信じられなかった。
それよりも、自分が殺してしまった男の子の母親が今日来るのかどうかが気になった。

映画の最後の最後のテロップで、初めて「修復的司法」と言うものを知った。
この作品は、どうやらこの制度の事をテーマにしていたらしい。
この制度の事をネットで調べたら、加害者と被害者を面会を奨励することで、加害者に自らの犯した罪を直視させ、及ぼした影響を真に理解させることで反省を促すプログラム、言うことだった。
両者の面会は、違法ではないものの、一般的に認められていないのだそうだ。
しかし、釈放された受刑者の再犯率は、「修復的司法」を行った場合には格段に低くなると言う様なことも書いてあった。
それならば、何故この作品では加害者を「死刑囚」にしたんだろう?
処刑直前に被害者と面会して反省したとしても、そのまま処刑されてしまうのでは再犯防止の意味は無いと思うのだが。
とはいっても、別の効果もあることは見て取れた。
加害者は、被害者からの怒りや恨みをぶつけられることで、そして直接謝罪することで、死ぬ前に魂の安らぎを得られる。(加害者としては、憎き加害者に安らぎなど与えたくないと考える場合もあるだろうが)
一方被害者も、直接抱え込んできた想いをぶつけ、出し切り、そして赦しを与えることで、前進することができる場合もあるだろう。

冒頭で、子供を失った哀しみや痛みや犯人への思いに、夫婦間で温度差があることが分かる。
その表れ方や癒し方には1人1人違うから比較のしようは無いものだから、夫が薄情だとか受けた悲しみが小さいとかって言うのではなく、この物語はあくまでも“息子の死を受け入れられない母親”の話なんだと、アピールしているシーンなんだろうなと。
もしスーパーのあの場面で、息子が殺されちゃうから通報しないでと半狂乱になる彼女を無視して、誰か1人でもすぐに救急車を呼んでいたら、あの店員は死ななかったかもしれない。
彼女は、あの店員に対する罪の意識を持ったのだろうか? それとも、息子のことしか眼中に無く、事件の後も彼の死に想いを馳せることは無かったのだろうか?
もし逃走中に事故を起こすことなくジェシーが解放されたとしたら、普通学級が匙を投げるほどのADHDである彼は、無事に母の元に帰ることが出来たのだろうか?
色々考えてしまうが、全ては「もし・・・・」だから起きてしまった事は変えられないんだけどね。

牧師役をアダム・ロドリゲスにしたのは何故だろう?
もしもっと老齢の説得力と包容力を感じさせてくれるような牧師だったら、少しは耳を傾けようかなと言う気になったんじゃないかと思ってしまった。
申し訳ないが、それぐらいスティーヴン牧師の言葉は、軽く口先だけに感じられてしまったんだよね。
元々経験なキリスト教徒だったのなら別だろうが、神を信じていない・信じられなくなった死刑囚に対して、処刑直前に、あなたの命にも価値があると説いたり、全ては神の思し召しと説いても・・・・

見た目的は、ジェレミー・レナー。
5年ぐらい前の作品だったかな?
前髪がやや長めなのもあって、かなり今よりも若く見えた。
彼はアクションもいいが、この手の内面が滲み出るようなキャラクターもいいんだよね。
同じ痛々しさでも、ミニー・ドライヴァーが演じるアナとジェレミー・レナーが演じるソールとでは、全然違っていた。
加害者に同情したらいけないのかもしれないが、アナよりもソールの方に気持ちがそってしまったよ。



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2013年12月17日

アブノーマル・バケーション ~ある女優が堕ちるまで~

The Stranger Within

主演の舞台初日を終えたエミリー(エステラ・ウォーレン)の車には、ソフィーの記事が一面になっている古い新聞が置かれていた。
その上、エンジンがかからない。
焦るエミリーを、覆面の男(キム・ボドゥニア)が連れ去った。
匿名の通報により救出されたものの、心身の傷を癒すために入院したエミリーは、半年経って退院した今もまだPTSDに苦しんでいた。
自分をレイプした犯人のこと、流産してしまった子供のこと、かつて自殺したソフィーのこと・・・
怖い夢や幻覚を見てしまうエミリーの療養を兼ねて、夫で分析医のロバート(ウィリアム・ボールドウィン)は、スペインの島に一軒家を借りてくれた。
誰もエミリーがここにいることは知らず、2人でゆっくり静かに過ごすはずだった。
だが嵐の晩。
アメリカ人女性(セーラ・バトラー)が助けを求めて窓を叩いた。
サラという名の19歳のバックパッカーが乗っていた車が崖から落ち、彼女は助かったが恋人は死んでしまったと言うではないか。
この島には病院が無く、異国の地で同じアメリカ人が困っているのだから、彼女を泊めてあげようと言うロバートは、分析医と言う立場からも、大きなショックを受けている彼女を見捨てられなかったのだ。
最初は強く拒絶したエミリーだったが、不本意ながら折れた。
しかし、夫が彼女に親身になってカウンセリングをスルのを見ているのは、心穏やかではない
なかなか女優としての仕事も取れず、幻覚症状も治まらないため、不安と焦りが募っていく。
サラの辛さは理解できても、一緒に居たくは無い。
我慢できなくなったエミリーは、ロバートに別の医者を探してと迫った。
その結果・・・
ロバートを失うのではないかと強い不安を覚えるエミリーがその晩に見た悪夢は、最悪だった。
エミリーの中の罪悪感が原因だとロバートは言うが・・・

エロティック・ホラー?
エステラ・ウォーレンもウィリアム・ボールドウィンも、もういい年だから、艶かしいというよりも生々しい?(苦笑)
サラも、クソ忌々しい言動のせいで、ちっとも色っぽさや可愛げが感じられなかった。

恋人や結婚相手が分析医って、良いこともあるが、悪いことも。
心の中を覗かれてしまうような感覚を覚えたり、無意識の言動を観察され分析されているんじゃないかと疑いを持ってしまったり、患者に親身になり過ぎているんじゃないかと猜疑心を持ったりと、疑心暗鬼になったらきりが無い。
エミリーはレイプ・監禁被害者と言うだけでなく、ホルモンバランスが崩れているようにも見えるぐらい、情緒不安定でピリピリイライラ。
そんな様子が見ている哀生龍にまで、彼女に対する同情心よりもイライラ感を呼び起こした。

お目当ては、キム・ボドゥニアだったのだが・・・・
1度も覆面を取らなかったし声も加工されているようだったから、あのヒッチコックのような体形しか彼らしさが見て取れなかった。 (T_T)

オープニングとエンディングの曲は好みだったよ。



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2013年12月16日

鑑定士と顔のない依頼人

La migliore offerta
The Best Offer


公開中なので控えめに。

ヴァージル・オールドマン(ジェフリー・ラッシュ)は鋭く確かな鑑定眼と豊かな知識を持つ、超一流のオークショニア
芸術品、特に女性の肖像画を熱愛する一方、人付き合いが嫌いで潔癖症の偏屈
今日も、相棒の元画家ビリー(ドナルド・サザーランド)に、お目当ての肖像画を安値で落札させた。
そんなヴァージルに、1年前に亡くなった両親が遺した屋敷中の美術品や家具を鑑定して欲しいと、電話での依頼が入った。
クレア・イベットソンと名乗る女性は、しつこく依頼の電話を掛けてきたというのに、会う約束をした当日には姿を現さず、ヴァージルは非礼な依頼人に腹を立てた。
交通事故に遭って連絡ができなかったと涙ながらに電話で詫びるクレアに、渋々ながら再度の訪問の約束をしたヴァージルだったが、今度もまた彼女は急な発熱とかで現れない。
帰ろうとする彼を屋敷の管理人フレッド(フィリップ・ジャクソン)が引き止め、とりあえず屋敷の中を見て回った。
ヴァージルの興味を惹いたものは、地下室に落ちていた歯車が組み合わさった、何かの部品
こっそり持ち帰ったそれを、なんでも修理し修復できると豪語する修理店のロバート(ジム・スタージェス)に見せた。
契約書を取り交わす段階になっても、クレアは現れない。
フレッドから聞き出したところでは、15歳の頃から10年以上も屋敷に人がいるときは姿を現さないという。
どうやら「広場恐怖症」のようだ。
ヴァージルとクレアはたびたび口喧嘩をし、拒絶しては謝罪し契約を続行すると言う事を繰り返す。
その内、ヴァージルの中でクレアに対する関心と同情心が大きくなり、恋愛経験が豊富なロバートにアドバイスを貰いながら、彼女との距離を縮めようと・・・
そしてついに好奇心にかられて、ヴァージルは帰った振りをしてその部屋に残り、隠し部屋から出てきたクレア(シルヴィア・フークス)を見てしまった。
その一方で、あの歯車が18世紀の有名なオートマタ(機械人形)製作者が作ったものだと判明し、ヴァージルはクレアの屋敷に行くたびに1つまた1つと部品を見つけては持ち帰っていた。
次第にヴァージルはクレアを、クレアはヴァージルを変え、心を許しあうようになっていったある日、アクシデントが起きたことがきっかけで、ついに2人は対面を果たす。
このまま2人の関係は順調に前進するかと思われたある日、屋敷から出られないはずのクレアが姿を消してしまった。

謎めいている事を強調した予告から、何らかの謎が作品全体に隠されているんだろうと思いながら見ていたため、その謎の正体が明らかになっても、それほど驚きはしなかった
しかし、つまらなかったと言う意味ではなく、ジェフリー・ラッシュ、ドナルド・サザーランド、ジム・スタージェスというキャストのコンビネーションが良くて、また、神経を逆なでするようなクレアの声や口調が影響して、どのシーンも刺激的でスリリングに感じられた。
とても楽しめたよ!!
出来事にはほとんど意外性を感じなかった一方で、ラストの展開、ヴァージルの行く末を暗示するようなシーンでの終わらせ方に、そう来たか!と。
もしかすると、トルナトーレ監督(&脚本)の作品は「海の上のピアニスト」しか見ていないかも?
あの作品も、「何で?」と思うような展開があったっけ。
手袋専用のクローゼットを持ち、食事中でも手袋をつけたまま、レストランに自分専用の食器があるようなヴァージルが、手袋をしなくなっていく演出も、わざとらしくなく臭くもなく自然だった。
何よりも、いつも不機嫌そうな顔をした偏屈なヴァージルの表情の変化や、ロバートに恋愛相談する様子など、可愛らしく感じられるほどだったのが、とてもいい。

他にも秘書ランバート役のダーモット・クロウリー、バーテンダー役のジョン・ベンフィールドといった渋いオジサンが良い味出していたし、キーとなるキャラ存在もいいスパイスになっていた。
屋敷も美術品も徐々に組みあがっていくオートマタも、重要でありながら主張しすぎていないところが、哀生龍にとっては心地良かったよ。
なんとなく舞台はイギリスのどこかのように感じてしまったのだが、パンフレットを読んだら、北イタリア、ウィーン、ミラノ、パルマ、トリエステだった。

ところで、ヴァージルの肖像画の部屋。
哀生龍は、絵画や彫刻等の美術品を鑑賞するのは好きだが、肖像画は非常に苦手。
特に視線が合ってしまうタイプは・・・
だから、あの部屋のシーンはどうにも落ち着かなかったよ(苦笑)

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2013年12月13日

ビューティフル・マインド

A Beautiful Mind

プリンストン大学院の数学科に入学したジョン・ナッシュ(ラッセル・クロウ)は、ハンセン(ジョシュ・ルーカス)と同じくカーネギー奨学生だった。
そしてルームメートは、テンション高めのチャールズ・ハーマン(ポール・ベタニー)。
人付き合いが苦手で、数式に向き合っているほうが・・と言う天才肌のナッシュにとって、ハーマンは不思議と馬があう存在となった。
そんなナッシュの願いは、「全てを支配する真理を見つけたい」と言うもの。
フットボールの動き、鳩の餌の奪い合い、引ったくり犯を追う女・・色々なものを観察し図式にした。
“独創的なアイデア”を考え続けるナッシュは、講義にも出ず論文も書いていない。
このままでは、MITのウィーラー研究所どころか、どこにも推薦してもらえない。
ある冬の日、ナッシュは閃きを得て、アダム・スミスの理論を覆す飛躍的な理論を組み立てた。
それが認められ、希望通りウィーラー研究所へ。
2人のチームメートとして、大学院入学当初からの友人ソル(アダム・ゴールドバーグ)とベンダー(アンソニー・ラップ)を連れて行った。
その5年後、アナリストとして国防省に呼ばれ、ソ連の暗号解読をあっさりとやってのけたナッシュ。
すると、政府の役人だと言うパーチャー(エド・ハリス)が接触してきて、国家の最高機密を聞かされた。
ウィーラー研究所所属のためMITで講義を行わなければならなかったナッシュは、生徒の1人アリシア(ジェニファー・コネリー)と親しくなり結婚
彼女との結婚生活とパーチャーからの暗号解読の仕事、順調に見えたナッシュだったが、統合失調症であることが明らかになり、病院に収容されてしまう。
Dr.ローゼン(クリストファー・プラマー)から、病気により幻覚を見ている事を説明されても、納得出来ないナッシュ。
あの人も、その人も、存在しなかったのか?
退院し、自宅で療養しながら“リーマン仮説”に取り組むが、薬を飲んでいるから思ったように頭が働かない。
その上、夫婦生活にも影響が出て、ナッシュはこっそり薬を飲むのをやめてしまった。
すると再び、あの人が・・・

実在のノーベル賞受賞者ジョン・F・ナッシュの物語。
数学の理論、経済学の理論の事は、ほぼ何も知らない哀生龍なので、彼の名前も知らなかった。
その上、そんな天才数学者が統合失調症の幻覚・幻聴に苦しみ、悩まされながらも功績をあげていったなんて、実話を基にしていると知らないでこの映画を見たら、設定がドラマチック過ぎると思ってしまっただろう。
しかし、この作品は単にナッシュの半生を描くと言うだけでなく、統合失調症の一端を理解しやすい形で見せてくれる作品だと思う。
当人にとって、どれほどまでにリアルなことなのかが、実感しやすい。
周りに、「そんな人は存在しない、見えない、そんな声はしない」と言われても、「そうか、今のは幻なのか」と、簡単に受け入れられるようなレベルのものではなく、みんなして自分を騙そうとしているんだと警戒するのも納得できる。
特に、米ソ冷戦下という時代で、軍事施設でもあるウィーラー研究所で働き、暗号解読等の仕事をしているのだから、何かの陰謀だと思っても仕方が無いことだ。

変わり者でも、周りの人間は“彼は天才肌だから”となんとなく受け入れていたから、統合失調症であることが見過ごされてきたのかもしれない。
現在ほどその病気も認知されていなかっただろうし、彼の時代のその治療法と来たら・・・
離婚することにはなったが、離婚後も彼を支えたアリシア。
彼女はMITの学生だったぐらいだから、理系の才媛。
きっと、感情的な部分だけでなく、理性的な部分でも彼を理解しようと努力し、支えていくために努力したんだろう。

再び、母校の図書館に通うようになるナッシュ。
なんとなく、日本でそれをやるのはなかなか難しいことなんじゃないか、と思った。
どんな病気なのかなんとなくは知っていても、その病気を持つ人との関わり方はほとんど知らないうえ、日本人は自分と様子が違う人に対する警戒心が強いような気がするから。

「複数が価値を分かち合えば、敗者は出ない」
この理論は、戦争のあり方や軍縮交渉に大きな影響を与える。
と言うようなことが出てきたが、実際は難しいよなぁ・・
学問としての“自然界を数式で表す理論”と、現実社会に本当に影響を及ぼす・利用できる“生きた理論”とは、別物なのだろうか?
それとも、同じものなのだろうか?

見た理由は、ラッセル・クロウが主役であることと、家族の1人がある事に参考になる作品だと紹介されたから。
アクションもシリアスなドラマも、色んなタイプの作品・色々な役を幅広くこなすラッセル・クロウだが、こんな役柄も似合うんだね。
彼だけでなく、その役も良いキャスティングだったから、ほとんどわざとらしさを感じることなく、映画としても楽しむことが出来たよ。



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2013年12月12日

クロス

Cross

若い女性が殺される事件が多発していた。
運良く生き延びた女性の病室に押しかけて、その時の状況を聞いたLAPDのニッティ刑事(トム・サイズモア)は、その場には3組の男たちがいた事を知った。
彼女のカメラを盗ろうとした、2人組のチンピラ
次に現れたのは、カラン(ブライアン・オースティン・グリーン)の自警団“クロス”のメンバーで各分野のエキスパート、ライオット(ティム・アベル)、バックファイア(ジェイク・ビューシイ)、ウォー(パトリック・ダラム)、シャーク(ジョナサン・サカー)
そこに遅れて現れたのは、エルリック(マイケル・クラーク・ダンカン)の手下ども
そして撃ち合いが始まった。
最後に現れたカランは、銃弾から緑の光によって守られていた。
ニッティ刑事にとって、法を無視した自警団“クロス”は、逮捕しなきゃならない奴らだった。
一方、エルリックの組織に属する血液学者のDr.ザイアル(ロバート・キャラダイン)は、2人の標本収集請負人に、「更なる血液標本を集めろ」と4人の女たちの資料を渡していた。
それには訳があった。
エルリックの元に、“永遠の命を持つ海賊”ガンナー(ヴィニー・ジョーンズ)がイギリスから来るため、急いで血を集める必要があったのだ。
ガンナーが持つ杖“破壊の女神セクメトの杖”に神々の子孫の血液を与えると、人類を滅亡させる力を発動すると言われている。
だから、神々の子孫を探していたのだ。
そんな悪と戦う神に選ばれし一族が古来から存在した。
彼らの持つ魔除けの中で最強なのが、ケルト神の十字架だ。
カランこそ、その古のケルティック・クロスを受け継ぐ男なのだ。

OVなのだが、トム・サイズモアやマイケル・クラーク・ダンカンやヴィニー・ジョーンズがこんな役柄で出てくるなんて、妙にキャストが豪華な作品だった。
お目当てのダニー・トレホは、冒頭の“悪人の例”として一瞬映る程度(苦笑)
C・トーマス・ハウエルはバーのマスターかな?
クロスのメンバーには、セイントやニュークなどちょっと気になるキャラが他にも何人かいた。

オープニングの曲調、アメコミ風の演出、ちょっとこだわったように思える登場人物紹介
そこは面白味があった。
だから前半は、それなりに楽しかった。
が・・・
残念ながら、最後までその面白さを維持する事は出来なかったように哀生龍は感じた。
だんだん眠たくなってきたと言うか、集中力が途切れてしまったと言うか・・・
OVだからこの程度でも仕方が無いのかなぁ~
ギリシャ神話の神の血を引く女性たちが出てきたり、スコットランド訛丸出しの男たちが出てきたり、細かい所で気になる小ネタが出てきて嬉しかったのだが、全体的には惜しい仕上がりだった。



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2013年12月11日

跪く女

Vi

新米女性教員のイダ(アンナ・オストレーム)は、生徒に舐められ手に負えなくなってしまった。
そんな時に生徒たちを鎮めてくれた先輩教員クリステル(グスタフ・スカルスガルド)と、イダは恋仲になった。
そして、一緒に暮らすようになるのに時間はかからなかった。
「君を死ぬまで愛す。 覚悟して」「私も愛すわ」
誓い合った2人はとても幸せだった。
「ずっと2人きりでいられたら」とクリステルが言っても、イダは特別引っ掛かりを覚えることはなかった。
しかし、趣味の違い、優先順位の違い、生活習慣の違い、価値観の違い・・・ それは些細なことのはずだったのだが、次第にクリステルは不機嫌になることが多くなっていく。
イダが心を許し何でも話せる相手、同僚のリンダ(レベッカ・ファーガソン)と親しくするのも、彼女と街に出て夜遊びするのも、クリステルは気に入らなかった。
その上、母子家庭だったせいか、クリステルはマザコンだった。
「そんなだから、生徒に見下されるんだ」と、口喧嘩の末にクリステルはイダに言い放った。
だがその夜、クリステルは泣きながら告白した。
独占欲がかなり強く、そんな自分が嫌なんだと。
そしてイダを縛り、変えようとした事を詫びるのだった。
一方イダも、ついをついてしまう事を謝る。
2人は互いを許しあい、一層幸せな関係になっていくのだが・・・
相変わらず、生徒をコントロールできないイダ。
その上、リンダとの他愛もないお喋りの中でクリステルを侮辱するような事を言ったのを、彼に聞かれてしまう。
君を信頼も尊敬も出来ない」とクリステル。
セックス抜きで話し合おうとしていたのに、彼の言葉追い詰められたイダは娼婦のように迫った。
そして、いつものように最後は縋るような眼差しで許しを請うイダだった。
再び、互いに謝り許しあい歩み寄ったように見えた2人。
イダは、クリステルの望むようにコントロールされていき・・・

サイコホラーになりそうなぎりぎりのところで踏みとどまった、ラブストーリー。 かな?
これも1つの愛の形だよね?

お目当ては、グスタフ。
父親ステランや長男アレキサンダーに比べると、癖のある面立ちをしていると思うのだが、この作品では黒いメタルフレームのメガネをかけ、ニットのベストやカーディガンをワイシャツの上に来ている教師スタイルのせいか、いつもよりもステランやアレックスに似ているように見えた。
それに、歯並びや頭の禿げ具合を含めて、とても良い感じだった。
パンツ一丁のシーンや全裸のシーンがそれなりにあるから、すぐに肉が付きそうな下っ腹に目がいってしまうが、気にしない気にしない(笑)
イダが小さめなのか、すらっと高いのも強調されていたし。
父親も兄弟も揃って190cm越えって、凄い。
北欧の人は高身長の人が多いが、それでもこの家族は平均よりも高いだろ?
と、グスタフ贔屓で見ていたからか、クリステルは彼女を縛りマインドコントロールしていくヤバいマザコン男なのに、印象は悪くなかったんだよね(笑)
本当は精神的に飼いならされ壊されていくイダは被害者と言っても良いのに、彼女の虚言癖はクリステルの独占欲よりも怖く感じた。
彼女の壊れていく様子も、その表情も、ゾワッするものがあった。

教員としてはやや不良なのだろうが、リンダが1番まとも
クリステルの言葉によるプレッシャーにも屈しない気持ちの強さと、観察眼と、辛らつさがカッコイイ。
組織から食み出すタイプだとは思うが。
正直、不良と言う意味では、教員であるクリステルとイダの校内でのいちゃつきは風紀を乱す行為のようにと思えるのだが、スウェーデンではOKなのか?

部屋の下見に行ったイダと不動産屋(?)のオッサン(現在の奥さんは4人目)の会話が、結構意味深だと思う。
運命の人って?

原題の「Vi」は、「我々・私たち」と言う意味だった。



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2013年12月10日

モンティ・パイソン 人生狂騒曲

Monty Python's The Meaning of Life
The Meaning of Life


短編映画 『クリムゾン 老人は荒野をめざす』
THE CRIMSON PERMANENT ASSURANCE

不況のどん底のロンドン。 終身雇用の老人は奴隷のように働かされていた。 ついに会計士たちは反旗を翻し・・・
オープニング
パイソンズの顔を持つ魚たちの挨拶から始まり、テーマソングへ。
パート1 『出産の奇跡』/『出産の奇跡2発展途上地区編』
PART I – THE MIRACLE OF BIRTH / THE MIRACLE OF BIRTH PART 2 THE THIRD WORLD

妊婦が運び込まれた病院は、設備は超一流だが・・・ / カソリックの子沢山家庭の大黒柱が失業。 恨むならカソリック教会を恨めと言う父が下した決断は・・・ 一方、向かいに住むプロテスタントの夫婦は・・・
パート2 『成長と学習』
PART II – GROWTH AND LEARNING

その日のセックスの授業は、前戯の復習。 そして先生による真面目な実演。 授業など退屈で面白くないからと不真面目な態度を取る生徒には、恐ろしい罰が下される。
パート3 『お互いに戦うこと』
PART III – FIGHTING EACH OTHER

WWⅠの塹壕で、今生の別れになるかもしれないと、部下たちが上官にプレゼントしたものは・・・ また、どの地の戦いでも英国軍の指揮官は・・・ そんな彼らもトラには勝てない?
映画の折り返し点
THE MIDDLE OF THE FILM

「魚を探せ」 見つけたら大声で言おう!
パート4 『中年』
PART IV – MIDDLE AGE

夫婦で旅行。 風変わりなレストランで注文したのは「哲学」。 “生きる意味”を味わえるとは面白い、と思ったのだが、会話は続かなかった。
パート5 『臓器移植』
PART V – LIVE ORGAN TRANSPLANTS

いきなり2人の男がやってきて「肝臓を下さい」と言った。 男は取られたくなかったが、臓器提供者カードを持っていたため・・・ 一方その妻は・・・
パート6 『晩年』
PART VI – THE AUTUMN YEARS

洒落たレストランに巨漢の常連客がやってきた。 これ以上食べられないと言うほど食べた客は・・・
パート6B 『人生の意味』
PART VI-B – THE MEANING OF LIFE

後片付け中のレストラン。 掃除係のオバサンは、どこでどんな仕事をしようとくじけない。 だが・・・ そして、1人のウエイターが案内した場所は・・・
パート7 『死』
PART VII – DEATH

葬儀のために海辺に集まった人々。 自分の処刑法を選ぶことが出来た受刑者が、今まさに死ぬ所だった。 一方、死神は命の刈り取りのために訪れた家で歓待されてしまう。
エンディング
THE END OF THE FILM

さて、“生きる意味”とは? そしてエンディングテーマへ。

色々と裏事情はあるようだが、この作品も楽しかった。
もし、テリー・ギリアムの暴走がなかったら、そんな作品になっていたんだろうか?
彼に使われてしまった制作費は、どこに使われる事になったんだろうか?
と思わざるを得ないが、これはこれでまぁ良いんじゃないかと(苦笑)
シニカルでシュール。
クソ真面目で滑稽。
イギリス人らしさも笑える。
ちなみに、グレアム・チャップマン、ジョン・クリーズ、エリック・アイドル、マイケル・ペイリンはイングランドに生まれ、テリー・ジョーンズはウェールズに生まれ、テリー・ギリアムは、アメリカ生まれ。
こんな時に優雅にティー・ブレイク?
テーブルを出してクロスもかけて?
カソリックとプロテスタントの宗教ネタは、プロテスタント夫婦の会話と奥さんの反応が特に笑えたな。
アメリカ映画なら、セックスの授業のシーンは生徒たちが馬鹿騒ぎするだろうが、モンティ・パイソンだとそうはならない。 年頃の男子生徒であっても、授業としてセックスを習うのは退屈なようだ(笑)
エリック・アイドルによるいくつかの歌も、面白いよねぇ~~ 歌詞が最高!



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2013年12月09日

ブランカニエベス

BLANCANIEVES
Snow White


公開中なので控えめに。

1920年代、スペイン南部。
人気を誇る天才闘牛士アントニオ・ビヤルタ(ダニエル・ヒメネス・カチョ)は、身重の妻カルメン(インマ・クエスタ)が見守る前で角で突き回され、重傷を負って病院に搬送されてしまう。
カルメンもそのショックにより、同じ病院で女の子を産み落として帰らぬ人となった。
カルメン(愛称カルメンシータ)と名付けられ祖母ドーニャ・コンチャ(アンヘラ・モリーナ)に大切に育てられたその女の子(ソフィア・オリア)は、聖体拝領の日にも父が姿を見せてくれなかった事を寂しく思うのだった。
一命を取り留めたものの首から下が不随となってしまったアントニオは、妻を失ったショックで、彼女の命と引き換えに生まれてきたような娘を受け入れられずにいたのだ。
だが、ドーニャ・コンチャが亡くなると、カルメンシータは父の屋敷に引き取られた。
屋敷はアントニオの再婚相手、あの病院の看護師としてアントニオの世話をしていたエンカルナ(マリベル・ベルドゥ)が仕切っていた。
彼の財産が目当てだったエンカルナは、派手やかな服、狩り、肖像画・・・と贅沢三昧。
そして、独り車椅子の夫を部屋に放置する一方で、ヘナロ(ペレ・ポンセ)を愛人として傍に置いていた。
そんなエンカルナにとっては、継子のカルメンシータは邪魔な存在
幼いカルメンシータを小間使いのように扱き使うのだった。
そんな中、ようやくカルメンシータを受け入れ心を通わせたアントニオは、エンカルナの目を盗んで闘牛士としての技や心構えを娘に教えるのだった。
だが、幸せな時は短かった。
ついにエンカルナはアントニオを、そして美しく成長したカルメン(マカレナ・ガルシア)をも・・・
瀕死のカルメンは、6人の「こびと闘牛士団」に助けられた。
記憶を失い名前も思い出せない彼女を、御伽噺になぞらえて“白雪姫(ブランカニエベス)”と呼ぶことにした6人は、彼女を巡業の旅に連れて行く事に決める。
そんな中で、闘牛士としての才能を発揮していったブランカニエベスに、興行師ドン・カルロス(ホセ・マリア・ポウ)は目を留めた。
だが、それは、彼女が生きている事をエンカルナが知ってしまう原因にもなった。

童話「白雪姫」をモチーフにした、哀れな少女時代を送った天才闘牛士の娘と継母とこびとの物語。
モノクロ&サイレント映画というのが、逆に新しい!!
登場人物はスペイン語を話しているが、時々入るインター・タイトル(タイトル・カード)は英語だった。
(そこに日本語字幕が併記されていた)
雄弁に語る音楽、少し大袈裟な表情の演技。
色も言葉も必要ないぐらい、迫力も感情も力強く伝わってきた。
外国語を耳で追い字幕を目で追う必要が無い分、集中できた事もそう感じた一因だろう。

マリベル・ベルドゥが、いつにも増して怖い女の雰囲気を出しまくりで、特に下から見上げるような角度で映し出されると・・・ ヒィッ Σ(・ω・ノ)ノ!
愛人に対する振る舞いも似合い過ぎだ!!(爆)
幼いカルメンシータを演じていたソフィアは、映画初出演だと言う事だが、とても伸び伸びとしていて魅力的な少女。
特に、ペットの雄鶏“ペペ”とのやり取りが可愛いのなんのって!!!
雄鶏が名演技だったといっても良いかも?
演じていたのはリトとトマスという、二羽のニワトリ・・・・ いや、駄洒落じゃなく・・・

まさかそんなラスト?
と哀生龍にとってはかなり意外性のある展開だったのだが、重要な役回りだったのは、最初に瀕死のカルメンを見つけたこびと闘牛士のラフィータ(セルジオ・ドラド)。
彼らのリーダーなのかな? おこりんぼう(グランピー)みたいなヘスシン(エミリオ・ガビラ)も、かなり重要な役回りだと思う。
7人のこびとならぬ、6にんのこびと闘牛士の名前を、一応書いておこう。
映画では一瞬の字幕だけで覚えられなかったからIMDbから書き写すので、カタカナ表記が違っているかもしれない。
ラフィータ(セルジオ・ドラド)、ヘスシン(エミリオ・ガビラ)、フォセファ(アルベルト・マルティネス)、フアニン(ジンセン・アニャスコ)、マノリン(ミチャル・ラホス)、ビクトリーノ(ジミー・ムニョス)。

思ったよりも子供時代が長く描かれていたなぁ・・と感じたのだが、大人になってからのカルメンのエピソードが物足りないと言う事はない。
ショートヘアが良く似合う、凛々しくそして笑顔がキューと&チャーミングな白雪姫に、普段は女性キャラに厳しい哀生龍だがとても魅力的に感じてとても楽しめた。
ガエル・ガルシア・ベルナルとジャレッド・レトを足して二で割ったような顔立ちと、言ったら良いだろうか?
ただ哀れなだけもなく、気丈に振舞っているだけでもなく、ただただ優しいだけでもない。
そんなところが彼女の良さ。

ディズニーの白雪姫ではなく、グリム童話の白雪姫らしい部分も、この作品のにやりとできる魅力の1つだった!

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2013年12月06日

シーウルフ

Der Seewolf
The Sea Wolf


文芸評論家の青年ハンフリー・ヴァンヴァオデン(フロリアン・シュテッター)は、知識をひけらかすようなプライドの高いインテリ紳士
乗っていた船が沈没し、板切れに捕まって漂流していた彼の傍を帆船が通りかかり、九死に一生を得た。
GHOST(幽霊号)という名の、アザラシ猟の船だった。
アメリカに戻りたいハンフリーだったが、現在は日本近海を航行中。
彼を救出してくれたウルフ・ラーセン船長(トーマス・クレッチマン)は、命の恩人ではあったが、横暴極まりない酷い男だった。
金を払うからアメリカに送ってくれと言う、自称“紳士”のハンフリーの物の言い方も失礼だったが、船長はその上を行く。
この船を恐怖で支配している彼は、ハンフリーの言うことには耳を貸さず、1ヶ月20ドルの給金で給仕係をやれと命じたのだ。
料理長のマグリッジに使われる事になった小生意気なハンフリーは、紳士の仕事じゃないと反抗的な上に、何も出来ない役立たず
しかしいつまでもそうしている事は出来ず、従順な態度を取るようになっていった。
とは言っても中身が変わったわけではないため、ハンフリーは、自分の常識が通じない・当てはまらない船長を、モラルが無い・品格が無いと貶した上に、アメーバと同等だとまで言い放った。
そんな船長は、「種の起源」や「ツァラトゥストらはかく語りき」を読み、本には色々書き込みまでしている。
船長の怒りを買っただけでなく、マグリッジのことも馬鹿にし貶したために命を狙われる事に。
そしてハンフリーは、言葉や知識や知性をひけらかして優位に立つ代わりに、度胸と腕っ節に物を言わせる事を覚えた。
嵐を生き延びた後、船長に反感を持っていたリーチとヨハンソンは猟のためのボートで逃亡した。
船長は進路を変えて2人を探させるが、彼らは見つからず、代わりに3人が乗ったボートを発見。
その中の1人は、女流作家モード・ブルースター(ペトラ・シュミット=シャラー)だった。

TVMで元は179分らしいのだが、レンタルDVDは122分だった。
冒頭の、赤の他人の会話を小耳に挟み、引用した作家の名前が間違っていると口を挟むハンフリーのシーンで、彼が高慢と言うか紳士という割に失礼極まりない、鼻持ちならないといっても良いような性格であることが示される。
その後も、言うことがいちいち癇に障る
相手を怒らせるような表現をわざとしているんじゃないかと思いたくなるほど、腹立たしい性格。
常識的に考えたら、船長のほうが腹立たしい性格だしろくでなしだとは思うのだが、この作品の中では船長のほうがハンフリーの何倍も好感が持てた。
彼には彼のルールがあり、理論があり、生き様があった。
自分で経験し、自分の力で生き延びてきたと言う自負があり、行動で示すことを重要視している。

原作を読んだことが無いからこの作品のテーマは良く分からないのだが、哀生龍は「船長は、大人になるときに乗り越えなければならない大きな壁のメタファーだ」と感じた。
頭でっかちで世間知らずだったハンフリーが、経験を通して成長する物語、と言えば良いだろうか。
船長の言った、「人間の価値とは、行動で決まる」と言う言葉が印象的。

それ程大きくはない帆船でアザラシの群れを捜し求め、後を追い、猟は帆がついている手漕ぎボートで行う。
乱暴な手法で荒削りな所が、見ていて興奮できた楽しいシーン。
ちょっとした嵐でも危険な状態になる彼らは、海賊ほどには気楽な家業では無さそうだ。
その上、残虐な暴君が船長だからねぇ・・・

その船長は、兄貴をライバル視しているらしい。
船員たちもそれを知っている。
兄弟の確執やら子供のころの様子やらを、スピンオフとしてみて見たいぞ!!

目的は、クレッチマン。
髭も良い感じで、ワンコのような目をしているのに、空恐ろしさがあり、憂いを湛えた表情を見せる一方で、残酷な事をニヤ付きながらやったり。
船長を見て楽しむ作品だったな♪

ところで、同じ原作を元にした別のTVMにはティム・ロスが出ているのだが、そっちはレンタルになっていないのかな?



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2013年12月05日

ジャッキー・コーガン

Killing Them Softly

ジョニー(ヴィンセント・カラトーラ)から仕事を貰ったフランキー(スクーオ・マクネイリー)は、ラッセル(ベン・メンデルソーン)を相棒に、マーキー(レイ・リオッタ)が胴元を務める賭場を襲撃した
疑われるのは別の男だから心配ない、とジョニーが言っていた通り、疑いをかけられたのはマーキーだった。
殺し屋ジャッキー・コーガン(ブラッド・ピット)は手っ取り早くマーキーを殺したがったが、ボスであるディロン(サム・シェパード)の連絡係ドライバー(リチャード・ジェンキンス)は「まず真相を調べる。 マーキーと話せ」と指示した。
ボコボコにしてもマーキはろくな情報を吐かなかったが、口の軽い犯人の1人が間抜けにもディロンの部下に自慢話をしたのが、ジャッキーの耳に入った。
2人の覆面野郎に仕事を頼んだ“リス”には、顔が割れていないNYのミッキー(ジェームズ・ガンドルフィーニ)を送り込む事にしたジャッキー。
わざわざ呼び寄せたのに、ミッキーと来たら・・・
結局ジャッキー自身が動く事になった。

雰囲気とお喋りでの見せ方が、何かを思い出させるなぁ・・・ と感じながら見ていたのだが、もしかして「レザボア・ドッグス」系のテイスト?
出来事その物は在り来たりと言うか、懐かしさを感じるぐらい定番。
政治家の演説が入ったり、殺し屋も“ビジネス”で経費が・・的なノリがちょっと面白いぐらい。
ボコボコニされるレイ・リオッタと、いかれぽんち(あえて懐かしい表現)なベン・メンデルソーンが、自分的には楽しめたかな?

で、だんだん、「もしかしてこの作品は、アメリカの政治経済を風刺している?」と引っかかりを感じるようになって、最後は「ただのギャング物じゃなくてシニカルなブラックコメディだったのかも?」と。
生憎哀生龍は日本の政治経済にも疎いから、アメリカの事となると更に分からない。

事実・真実よりも、周りがどう見ているのか・それがどう思われているのか、の方が重要。
事情を知らない人間が誤解して適当な事を噂するせいで状況が悪くなるなら、みんなが誤解している事を事実として取り扱って対処した方がマシな場合もある。
殺し屋ジャッキー・コーガンは義理人情で動くのでもなく、金だけで動くのでもない。
彼なりの“ビジネス戦略”で動いているようだった。

自由」の正体は、保証も援助も得られない「自己責任」。
日本という国は、一応最低限の生活を保障する事になっているし国民保険の制度もあるが、アメリカと言う国の場合は、極端に言うと軍事力に物を言わせて国土を守るぐらいで、生活の保障は・・・
犯罪者たちがやっていることもビジネスなら、アメリカと言う国がやっていることもビジネスで、国民を保護する国家とはちょっと違う?
最初は何のことやらピンと来なかった物語の中に挟みこまれる大統領や議員の演説が、最後の方になってなんとなくこの作品が言いたいことが見えてきたら、物悲しくも滑稽に思えてきた。

とはいっても、日本の政治経済にも疎い哀生龍が、アメリカのことが分かるはずもなく・・・
後で、そこら辺の解説を書いてくれている感想を探して読んでみよう。



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posted by 哀生龍 at 00:48| Comment(0) | TrackBack(0) | | 更新情報をチェックする

2013年12月04日

ザ・シニア セックス大学の青春

The Seniors

大学4年のベン(ゲイリー・イムホフ)、ラリー(ジェフリー・バイロン)、アラン(デニス・クエイド)、スティーヴ(ルー・リチャーズ)は、卒業したくなかった。
ルームシェアしているシルヴィア(プリシア・バーンズ)と別れたくなかったし、まだ社会にも出たくないのだ。
かと言って、親の援助は見込めないし。
だが4人は、ヘグナー教授(アラン・リード)の実験を手伝うために大学に残ることが決まっているアーノルド(ロッキー・フリンターマン)から、耳寄り情報を得た。
3回もノーベル賞を受賞しているヘグナー教授の実験には、補助金が出ている。
さらに虫好きの人嫌いのヘグナー教授は滅多に人に会うことも無く、手紙もアーノルドが取り扱い、ヘグナー教授は読みもせずにサインするだけだと言うじゃないか。
4人はアーノルドをシルヴィアで釣って協力させて、ヘグナー教授の名でまんまと補助金を得る事に成功。
“ファントム・リサーチ”という会社を作って、人間行動研究と称し、女子学生を募って性生活を調査するのだ。
セックスも出来て手当てももらえるからと次々と参加者が集まり、4人はホクホク!
アーノルドも足腰が立たなくなるほどシルヴィアと!
だが、後5ヶ月もすれば資金が尽きるしシルヴィアも・・・
それならば、本物の事業にしてしまえば良いじゃないか!!
男性も募集し、ファントム・ハウスでの“研究”は順調で、規模も増して行く。
大きな利益が出ると、銀行家・判事・司祭・長官がバックに付いた。

ザ・シニアというのは最上級生、って意味だよね?
1978年の作品だから、きっと当時としては“かなりハレンチ”な内容なのだろう。
落第せずに卒業予定だから、それなりのレベルの学生に違いない。
だからこそ、あんな際どい思い付きを上手に軌道に乗せて、規模を拡大し・・・
今作ったら、もっと下品で、もっとくだらなくて、こんな実験に参加するのはお馬鹿な女子学生で、主役たちは彼女たちを食い物にしていい気になって・・・と言った、しょうもない青春お馬鹿コメディに仕上がるだろう。
でもやはり時代が違うんだろうね。
上品で知的な部分を残しているように感じたから。

オープニングのセンスも、一昔前のカートゥーンのオープニングを思い出させるような雰囲気があって良い感じ。
補助金を出す財団のクレイントン女史(リン・カートライト)の勘違いも、見え見えで良くある演出だが、一昔前の上品な女史が・・・と思うと、素直に笑えてくる。
見たのが“”だからそう感じるんだとは思うが、当時はどう受け取られたんだろう?



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