2014年04月30日

Out of the Furnace

製鉄所での仕事帰りに、ラッセル(クリスチャン・ベイル)は弟ロドニー(ケイシー・アフレック)の車を見かけた。
丁度ロドニーが買った馬券のはずれが確定したところだった。
金の出所を問いただすと、ジョン(ウィレム・デフォー)から15,000ドルも借りていた
軍人のロドニーにそんな金があるはずも無く、父(ビンゴ・オマリー)は病床に臥せっている。
弟に頼まれたわけではないが、ラッセルはジョンに借金の一部を返し、残りは次の給料日で返すと約束した。
ところがラッセルは事故を起こし、刑務所に入ることになってしまった。
時々面会に来てくれたのも、出所の日に出迎えてくれたのも、ロドニー。
当時ラッセルの恋人だったレナ(ゾーイ・サルダナ)は、警察長(保安官)のウェズリー(フォレスト・ウィテカー)の恋人になっていた。
そして、父は亡くなっていた。
まだジョンの借金が残っているロドニーは、ストリート・ファイト(アンダーグラウンドのベアナックル・ボクシング)に出ていた。
ジョンは止めたが、もっとファイトで稼ぎたいロドニーは彼を拝み倒し、電話をしてもらった。
ジョンが電話をかけた相手は、短気で荒っぽい性格のハーラン(ウディ・ハレルソン)だった。
ラッセルはおじのレッド(サム・シェパード)につれられ鹿狩りに行ったが、引き金を引くことができなかった。
同じ頃、ロドニーはジョンに連れられて、ハーランに会いに行っていた。
ハーランのファイトクラブで、ロドニーは闘争本能を剥きだしにして戦い良いところまで行ったが、顔が変わるほど殴られ、ジョンが止めに入った。
その帰り・・・
ロドニーの置手紙には“ファイトはこれで最後にする。明日戻る。”と書かれていたが、彼は戻らなかった
代わりに来たのは、ウェズリーだった。
ジョンとハーランの会話が偶然残されていたが、ロドニーのことは分からない。
ウェズリーは自分の仕事だと言うが、ラッセルとレッドは大人しく任せていられるはずが無い
そしてハーランを見つけ出したラッセルは・・・

海外版(英語字幕)だから、細かいことは分からなかった。
だから、哀生龍が書いたあらすじは時系列が間違っているかも知れない
ラッセルの服役シーンは、もしかすると過去のシーン?
ロドニーはどの時点で退役した(イラク帰還兵になった)のか、ただの休暇(一時帰還)なのか?
なぜハーランは2人を・・?
良く分からないことは多いが、とにかく哀生龍好みだったことは間違いない!
色合い、痛々しさ、兄弟の絆、愛、内に秘めた激しさ・・・
ハーランが気性の荒さを外に向けて発散しているのに対して、ラッセルは怒りが募るほどに淡々としていった。
病床の父に対して見せる兄弟の気遣いや優しさ、付き添うレッドに、家族愛も感じられた。
あらすじには書かなかったが、ラッセルの出所を待てなかったレナに対する、ラッセルの愛と優しさもしっかり描かれていた。

一方、バイオレンスな描写も激しかった。
悪役を演じる時でもテンション低めで物静かなイメージのあるケイシー・アフレックが、ベアナックル・ボクシングなんて!
大声出して吼えたりはしなかったが、凶暴な闘争本能を剥きだしにして戦う姿にゾクッとした。
こんなケイシーが見られるのは、珍しいのではないか?
ロドニーの強さや根性を疑問視するハーランに、ジョンは「4回、イラクに従軍している」と言っていたから、軍人として戦場でも強さを発揮していたのだろう。
そして、彼が暴力に走るのは、PTSDのせいかな・・と。

クリスチャン・ベイルには、やはりライフルが似合う。
拳銃を振り回さないでくれて良かった。
鹿に銃口を向けたときと、ハーランに銃口を向けたときの違い
不思議なほど冷静で淡々としているが、その内に秘めた激しさが、じわじわと・・・・

タイトルを直訳すると、炉外
ラッセルの職場、ペンシルバニアのブラドックという街、そこから脱出してもっといい暮らしがしたいという思い。 かな?
ブラドックは実在の街で、かつては鉄鋼業で盛んだったということだ。
それから、furnaceと言う単語には、過酷な試練という意味もあるらしい。

2014.9.28追記
日本劇場公開「ファーナス/訣別の朝」を見た。

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2014年04月29日

今後の劇場鑑賞予定

劇場で見ようかなと思っている作品。
4/29にアップしたリストはここ

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レンタルリスト

ブログに感想を書いたかどうかに関係なく、借りた作品のリストを書いておくことに。

4月
マルティナの住む街 お目当て:ダニエル・サンチェス・アレバロ ラウル・アレバロ アントニオ・デ・ラ・トーレ
ジェネシス お目当て:ジョエル・キナマン
イージーマネー お目当て:ジョエル・キナマン
ガーディアンズ 伝説の勇者たち お目当て:ヒュー・ジャックマン アレック・ボールドウィン
ワイルド・スワン お目当て:クリスチャン・スレイター アンガス・マクファーデン
エンド・オブ・ウォッチ お目当て:ジェイク・ギレンホール マイケル・ペーニャ
ダーケストアワー 消滅 お目当て:ジョエル・キナマン
ミッドナイト・ガイズ お目当て:ヴァベッサ・フェルリト ジュリアナ・マルグリーズ
マイ・ボディガード お目当て:アダム・ボールドウィン マット・ディロン
スカイ・アロー お目当て:
パラノイド・シンドローム お目当て:
トゥームストーン/ザ・リベンジ お目当て:ダニー・トレホ
ヴァイキングダム お目当て:
エアフォースワン・ダウン 前編:ペンタゴンの決断 お目当て:ケン・デュケン
エアフォースワン・ダウン 後編:ステルス爆撃機の脅威 お目当て:ケン・デュケン
アダルトボーイズ遊遊白書 お目当て:アダム・サンドラー

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2014年04月28日

アメイジング・スパイダーマン2

The Amazing Spider-Man 2
The Amazing Spider-Man 2: Rise of Electro


公開中なので控えめに。

オズコープ社の研究室で蜘蛛に噛まれたことがきっかけで、蜘蛛の能力を身につけマスクのヒーロー“スパイダーマン”として街の平和を守るようになったピーター・パーカー(アンドリュー・ガーフィールド)は、卒業式のその日も街を飛び交っていた。
一方、同級生で恋人のグウェン(エマ・ストーン)は、式が始まってもピーターが現れないことに不安を募らせていた。
彼女はピーターがスパイダーマンであることを知る唯一の存在であり、心の支えだった。
と同時に、ピーターは彼女を守りきれるかどうか、不安で仕方が無い。
色々な場面で、亡くなった彼女の父ステイシー警部(デニス・レアリー)の姿が目にちらついてしまうのだ。
ヒーローでありながらも、ピーターは気弱で内向的な一面を持つただの青年だった。
そんなピーターに、スパイダーマンに会わせて欲しいと言ってきたのは、幼馴染でオズコープ社の後継者候補ハリー・オズボーン(デイン・デハーン)。
オズコープ社のCEOで、ピーターの父リチャード(キャンベル・スコット)とも一緒に働いていたハリーの父ノーマン・オズボーンから、自分の不治の病は遺伝すると聞かされたハリーは、オズコープ社が行っていた蜘蛛の研究に希望を見出したのだ。
スパイダーマンの血を使えば・・・とハリーは考えたが、ピーターはその血によってハリーが死ぬ危険もあると考え、血を提供することを断ってしまう。
そして、謎の多い父の失踪や研究に関して、独自に調査をしてみたピーターは・・・
病によって変貌を遂げたハリー、スパイダーマンに救われたものの事故によって変わってしまったオズコープ社の電気技師マックス・ディロン(ジェイミー・フォックス)、スパイダーマンに邪魔をされた暴走トラックの運転手アレクセイ・シチェビッチ(ポール・ジアマッティ)がパワードスーツを身に着けた怪物。
スパイダーマンの前に次々現れる強大な敵を、彼は倒すことが出来るのであろうか?

独り立ちしていて精神的に強く安定しているグウェンに比べると、気弱ですぐに不安になってしまうピーターのうじうじしたところがどうにも・・・(苦笑)
ハリーも不治の病により父のように変貌してしまうのではないかと大きな不安を抱えていて、神経質でうじうじしたところがあるが、CEOの息子で次期権力者として育ってきたから傲慢なところがあり、さらにはエキセントリックな部分もあるから、ピーターよりもずっと興味深いキャラクターに仕上がっていた。
ピーターもハリーも、所詮は18,9歳の若造。
考え方や発想が青臭く、子供じみていてもしょうがない。
が、そんなお子ちゃまに街の平和を託したり、街を破壊されたりしたのではかなわないな。
と、変に冷静に思ってしまった(苦笑)
アメコミの世界だと分かっているし、青春&アクションがメインの作品だということも重々承知しているのだが、その世界にはまれなかったんだよね。
もともとスパイダーマンには何故か興味が沸いたことが無かったから、1作2作見たところで急には変われない。

電気技師マックス・ディロンにまつわるエピソードは、興味が持てた。
名前で呼ばれることが無い存在。
誕生日を祝ってくれる家族がいない、家族ですら彼の誕生日を忘れている。
裏方の仕事で、顧みられることが無い。
透明人間のような存在だった彼をスパイダーマンが助けてくれた上に、名前まで呼んでくれた。
マックスの中で、スパイダーマンが無二の親友のようになってしまったのも頷ける。
ただ、わずかではあるが常軌を逸してると感じさせるものがあり・・・

3作目は誰が出るのかな?
このシリーズを見るかどうかは、気になる俳優が出ているかどうかにかかっている。

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2014年04月25日

ヴァイキングダム

Vikingdom

793年。
古代からの北欧の神々への信仰が薄れキリスト教が信じられるようになっていくにつれ、雷神トール(コナン・スティーヴンス)は不満を募らせていった。
大勢のヴァイキングを率いて人間たちに怒りの鉄槌を振り下ろした。
島を攻め落としただけでは満足せずに、天バルハラ・人間の住む地上ミッドガルド・死者の国ヘルハイム全ての支配を目論んで、トールは聖なる遺物を手に入れようと動き出した。
同じ神であるフレイ(ジェシー・モス)はトールの蛮行を止めるため、殺戮王の名を持つ人間の男エイリーク(ドミニク・パーセル)に重要な役割を担わせる。
トールを倒せるとしたら、エイリークしかいなかったのだ。
なぜならエイリークは、一度は死んだもののフレイの双子の妹フレイヤ(テガン・モス)の愛で生き返った人間だから、ヘルハイムへの出入りが出来るからだ。
ヘルハイムにある“金の角笛”が、トールの野望を打ち砕く重要なアイテム。
まずは魔法使いアルクィン(パトリック・マレー)を味方につけ、ヘルハイムの門に案内させなければならない。
エイリークはかつての従者スヴェン(クレイグ・フェアブラス)を旅の仲間にし、途中で仲間を増やしながら危機を乗り越え・・・

ドミニク・パーセルとクレイグ・フェアブラスは、強面マッチョ系で荒っぽいが朴訥とした部分もある雰囲気がいいよね。
無骨な男二人で十分に絵になるのだが、お約束どおり女性や若者も仲間になる。
剣や弓の使い手は神話ものに良く出てくるが、カンフーの使い手は珍しいなぁ~

ガタイのいい人間のさらに上を行く雷神トール。
ちゃんと赤い髪と赤い髭の巨漢だったのは嬉しいが、少し哀生龍の好みからはずれていた。
北欧神話、特に雷神トールが題材の作品は、つい見てしまうんだよね。
B級だと分かっていても ( ̄∇ ̄;)ハッハッハ
青っぽい色合いや、オープニングやエンディングは、B級感溢れる格好良さで好きだな。
でも、作品そのもののストーリー展開や、浮いて見えるほどのチープなCGとかは、(-_-;ウーン

フレイとフレイヤを演じていたのは、双子ではなかったものの兄妹だった!
フレイは美男子の神なのだが・・・・
顔はともかく、あの体形はちょっと(苦笑)
マッチョが多い中、フレイが細いのは良いのだが、薄い胸板よりも腹のほうが出っ張って見えたのは服のデザインのせい?(苦笑)



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2014年04月23日

トゥームストーン/ザ・リベンジ

Dead in Tombstone

ブラックウォーター・ギャングを名乗る7人の指名手配犯は、“神の国”を意味するエデンデールという町にやってきた。
狙いは、採掘権のトラブルが解決するまで保安官(ダニエル・ラパイン)が預かることになった金(ゴールド)。
その夜、銀行を襲撃した彼らは、保安官をはじめとする町の男たちと撃ち合いになったが・・・
リーダーであるゲレロ(ダニー・トレホ)は、戦利品を持ってさっさと町を出ようと言うが、異父弟のレッド(アンソニー・マイケル・ホール)は、このまま町を支配すると言い出した。
ゲレロを裏切ったレッドは、自分が金の所有者だと書かれている証書を餌に、残り5人の仲間を味方に引き入れた。
死んだゲレロを我が物にしたのは、ゲレロの夢に何度も出てきた男(ミッキー・ローク)。
鍛冶屋(ブラックスミス)の姿をした悪魔(ルシファー)だった。
このまま地獄の業火にくべられたくはないゲレロは、悪魔に取引を持ちかけた。
“墓石”という意味のトゥームストーンと名を変えた町にゲレロが戻ってきたのは、あの日から丁度1年後のこと。
ポール神父(ジェームズ・ジョーダン)に6つの棺桶を用意させたゲレロは、一人、また一人、と自分を裏切った男の死体を納めていく。
そんなゲレロに協力を申し出たのは、一年前に殺された保安官のカラテア(ディナ・メイヤー)。
彼女には、正義をなそうとする町の男たちがついていた。
レッドは大勢のガンマンを雇っているから、ゲレロ一人では無理だというのだ。
しかし、ブラックウォーター・ギャングはゲレロ自身が殺さなければ意味が無かった。

お目当ては、ダニー・トレホ♪
上半身裸で縛り付けられ、ミッキー・ロークに指先を噛み千切られたり焼印を押されたり・・・
なんて美味しいシーンなんだ!!(爆)
色合い、音楽、B級具合はかなり好みなのだが・・・
オッサン二人のシーンだけで、十分楽しめたから、その他もろもろは気にしない ( ̄∇ ̄;)ハッハッハ
そうそう、時代は西部開拓時代で、ダニー・トレホはしっくり馴染んでいた。
ミッキー・ロークのキャラは、悪魔が鍛冶屋をやっているようなのだが、それらしい格好や容姿にはしていなかったよ。

アンソニー・マイケル・ホールが、貫禄がついたというか体が重そうなオッサンになってしまっていたのに驚いた!
基本は英語の作品だが、時々スペイン語も使われていて、レッドはゲレロからスペイン語の赤という意味のロホ(Rojo)と呼ばれていた。

ギャングの他の5人は、ラモス(ローナン・サマーズ)、スネーク(エドワード・アクロード)、バティスト(エミール・ホスティナ)、ダルコ(オヴィデュー・ニクレスク)、ワシントン(ラデュ・ミク)。
これだけの人数がいるのだから、もう少し個性を出してそれぞれの見せ場があれば良かったのになぁ・・・



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2014年04月22日

キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー

Captain America: The Winter Soldier

公開中なので控えめに。

国際平和維持組織“S.H.I.E.L.D.”の一員キャプテン・アメリカとして、スティーヴ・ロジャース(クリス・エヴァンス)は活動を続けていた。
司令長官のニック・フューリー(サミュエル・L・ジャクソン)の命により、ブラック・ラムロウ(フランク・グリロ)を隊長とするチーム“S.T.R.I.K.E.”を率いてある任務を遂行したが、その時勝手な行動をとったブラック・ウィドウことナターシャ・ロマノフ(スカーレット・ヨハンソン)が自分に知らされていなかった別の任務を帯びていたことを知り、ニックに不信感を抱いた。
生真面目な軍人に気質のスティーヴは、スパイ活動を主とするナターシャとは違い、チーム内で情報を共有しないようなやり方に馴染めなかったのだ。
そんな彼に、ニックはS.H.I.E.L.D.が秘密裏に準備を進めている計画を明かした。
平和維持を目的として、3機の巨大空中母艦ヘリキャリアで世界を監視し、あるアルゴリズムで割り出した犯罪者の資質を持つ人間をあらかじめ排除しようとするものだ。
それは恐怖による支配に他ならないのではないか? とスティーヴは疑問を持った。
そんなタイミングで、ニックが何者かに殺されてしまう。
スティーヴやナターシャも狙われた。
金属性の左腕を持つ謎の暗殺者、ウィンター・ソルジャーだ。
敵は彼だけではなかった。
仲間であるはずのS.T.R.I.K.E.にも命を狙われることになった二人に、思わぬ協力者が現れた。
スティーヴがたまたま知り合った退役軍人省のカウンセラーをやっているサム・ウィルソン(アンソニー・マッキー)は、バックパック型飛行装置“ザ・ファルコン”の使い手だったのだ。
3人はウィンター・ソルジャーと戦いながら、3機のヘリキャリアによる大規模暗殺計画を阻止できるのであろうか?

キャプテン・アメリカは1作目もそうだったが、他のアベンジャーズの仲間の作品に比べると、彼自身のことが描かれるというよりも、彼が所属する組織や時代について描かれているように思える。
今回も、主役は『S.H.I.E.L.D.』という組織そのものであり、敵はこの組織の敵であり、キャプテン・アメリカが守るのは誰か個人ではなくアメリカという国であったり世界の人々だったりするんだよね。
規模が大きいことと、キャプテン・アメリカというキャラが他のアベンジャーズに比べて際立った個性が無いことから、彼自身はあまり目立たなくなってしまう。
そんなところも、逆にキャプテン・アメリカらしいんだけど。
ヒーローではなく一軍人、組織の中の一人、という意識が強いから、自分自身が大活躍したいとか目立ちたいとか、という欲望が無い人だから。
その代わり、責任感が強く、リーダーシップを発揮して場をコントロールしようとするため、タイプが違うニックとは衝突することも。
堅いキャプテン・アメリカと柔軟なブラック・ウィドウは、想像していたよりも良いコンビだった。

以下、ネタバレを含む。

ニックを司令長官に据えた張本人で、世界安全保障委員会への根回しや調整を行うのは、S.H.I.E.L.D.の理事、アレクサンダー・ピアース(ロバート・レッドフォード)。
ニックを手玉に取るぐらいの、策略家というか謀略家というか。
そして、今回の謀略はある組織の一員として行ったもの。
『キャプテン・アメリカ』に出てくる悪の組織とくれば、アレだ!

直接の敵ウィンター・ソルジャーは・・
あえて俳優名を書かなかったのは、書けば正体がすぐにばれるから。
ま、ここで伏せてもあちこちでもう明らかになっているから隠すことも無いよね。
演じているのは、セバスチャン・スタン。
一作目に出てきたあの人だ。

今回もまた強かったのは、マリア・ヒル(コビー・スマルダーズ)かな(笑)
一見地味なキャラなのに、いつも印象に残る。
ご近所さんを装ったエージェント13(エミリー・ヴァンキャンプ)は、今後の作品にも出る可能性があるのだろうか?

そしてお約束のおまけ映像。
今回は2つあった。
それから、スタン・リー御大。
前からお爺ちゃんだが、さらにお爺ちゃんになったような・・・

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2014年04月21日

チョコレートドーナツ

Any Day Now

公開中なので控えめに。

1979年、アメリカ、カリフォルニア州。
家賃の催促に来た大家にわずかな額を渡して明日払うと言ったルディ(アラン・カミング)は、不機嫌に大家を追い返したついでのように、昨晩からずっと大音量で音楽を流している隣の部屋に文句を言いに行った。
鍵が開いたままの部屋に入ってステレオを止めたルディは、ひっそりと部屋に独りでいる少年に気付いて驚いた。
ダウン症のその少年、14歳のマルコ(アイザック・レイヴァ)は、男と一緒に夜遊びに出て行った薬物依存症の母親(ジェイミー・アン・オールマン)が戻るのを、じっと待っていたのだ。
マルコの境遇を不憫に思ったルディは、知り合ったばかりの検事局で働く弁護士ポール(ギャレット・ディラハント)に相談しようとしたのだが、電話に出てもらえない。
ムッとしたルディは、マルコを連れて押しかけていった。
女装して口パクのショーに出ているダンサーのルディはゲイであることを隠していなかったが、ポールはゲイであることを隠していたから非常に迷惑顔。
ポールのアドバイスは「家庭局に連絡するように」という、箸にも棒にもかからないもの。
施設がどんなところか知っているルディは、マルコをそんな所に入れたくなくて相談したというのに、ポールはゲイであること職場に知られたくないあまりに・・・
結局マルコは、母親が薬物所持で逮捕されてしまったため、施設に入れられてしまう。
ところが・・・
酷い態度だったことを詫びに来たポールと、彼を許したルディが、よりいっそう惹かれあい互いの思いを確認して一緒に帰る途中、夜道をとぼとぼ歩くマルコを見かけて保護することになった。
マルコを引き取りたいと強く願うルディのために、ポールは、自分の部屋で“同居しているいとこのルディ”と共にマルコが暮らせるように手続きしてくれた。
マルコのお気に入りは、人形のアシュリーとチョコレートドーナツとハッピーエンドのお話。
しかし、3人は本当の家族のように愛情いっぱいの日々を送れたのは、わずか1年だけ。
ポールとルディが“いとこではなく”ゲイカップルであることがバレて、マルコは家庭局に連れて行かれ、再び施設に入れられてしまったのだ。
その上、ポールは仕事まで失った。
これが現実だと諦めてしまいそうなポールに、ルディは彼が法を学ぶことにした頃の情熱を思い出させ、二人で“差別”に戦いを挑んだ。

今でこそ、自分の性的志向をオープンにする有名人が増え、同性婚や同性カップルが養子を育てることも見聞きするようになってきたが、それでもまだ偏見や差別はある。
これが70年代となれば、今とは比較にならないほどの偏見と差別と誤解に彼らは曝されたはずだ。
実話を基にしている作品だが、過剰に同情を得ようとするような演出や、声高にゲイで何が悪いと訴えかけるような演出はされていなかったと思う。
少なくとも、哀生龍はそう感じた。

マルコは好きで薬物依存症の母親の子供に生まれたんじゃないし、好きでダウン症として生まれたんでもない。
法律によって、彼から愛情溢れる暮らしを奪い取っていいのか?
彼に誰よりも愛情を注ぐ親代わりが、たまたま同性のカップルであることが何でいけないのか?

心からの叫びが胸に突き刺さった。
悪意を持って差別している登場人物もいたが、悪意無く差別している登場人物もいた。
もちろん、差別せず、差別するような人の目から守ってあげたいと考える登場人物もいた。
正しいと思っていることが差別になることもあるし、無知ゆえに差別的なことをしてしまうこともあるんだ、といったような、差別に鈍感な人々へのメッセージが詰まっている作品だ。

マルコのクラスの担任役はケリー・ウィリアムズ。
裁判で争う相手の役はグレッグ・ヘンリー。
女性の判事役はフランシス・フィッシャー。
男性の判事役はアラン・レイチンス。
ポールの上司役は、クリス・マルケイ。
黒人弁護士役は、ドン・フランクリン。
映画やTVドラマ等で良く見かける俳優さんたちが沢山いた!

この作品は、チラシを始めてみたときに、まず胸が締め付けられた。
予告を見たときに、またまた胸が締め付けられた。
普段映画を見て泣かない哀生龍が、泣くかもしれないと思うほどに。
実際に映画を見たときには、もちろん胸は締め付けられたが、泣きはしなかった。
凄く暖かく、愛情に満ちていて、同時に悲哀も溢れてしまっていたが、哀生龍は泣かなかった。
周りからすすり泣きは聞こえてきたけれど。
普段映画を見て泣かない哀生龍が泣いたらそれは“ただの同情”と“映画に対する感動”だけになってしまって、それだけで終わってしまったかもしれないから、ほかの人がどんなに泣いても哀生龍は泣いちゃいけない映画だから泣かなくて良かった、と思った。
泣かずに受け止められて良かった。
だから泣くのを我慢した、という意味じゃないよ。
哀生龍は子供の頃から“泣く”という感情表現が苦手、というだけのことかもしれないけどね(苦笑)

この映画の一番のお目当ては、もちろんアラン・カミング。
彼が主役級の作品ももともと少ないから、彼の作品が公開になることがまず嬉しい。
その上、このような内容の(テーマの)作品の大事な役をカミング氏が演じ、それが日本で公開になったことは本当に本当に非常に喜ばしい!!
「スパイキッズ」で彼を知ってからずっとファンでいて良かった♪♪
大勢好きな俳優さんはいるが、カミング氏は“別格”の中の一人。
「キャバレー」はサントラは持っているが舞台は見たことが無く、残念ながら動画で一部を見ただけ。
しかし、彼の歌唱力と表現力の素晴らしさは、ファンの欲目でそう感じるだけでなく、トニー賞を獲っていることからも間違いない。
カミング氏のエキセントリックな個性、悪戯っ子の様な眼差し、笑顔の中に漂う哀愁、どれもがルディというキャラクターにはまっていた。
悲壮感を漂わせる以上に、笑顔でエネルギッシュに歌うほうがより一層悲哀を感じる。
悲しい、悔しい、と口に出して言うよりも・・・

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2014年04月18日

パラノイド・シンドローム

The Letter

オフブロードウェイの劇作家マーティーン(ウィノナ・ライダー)の新作のワークショップに集まったのは、いつものメンバー。
パートナーでもある俳優のレイモンド(ジョシュ・ハミルトン)、二人の女優ジュリー(キャサリン・ウォーターストン)とアニタ(マリン・アイルランド)。
そして、マーティーンが連れて来た新進俳優のタイロン(ジェームズ・フランコ)が初参加
すぐに打ち解けたように見えたタイロンだったが、ワークショップということもあって積極的に質問や意見を言い出した挙句、マーティーンのやり方そのものにも異論を唱えた
場の空気が悪くなる。
関係改善を狙いみんなで食事に行くも、タイロンは思わせぶりなことを言ったり意味深なことを言ったり。
結局その食事の席も、気まずくしらけたものになってしまった。
そんなことがあった次の日から、マーティーンの周りに奇妙なことが色々と・・・
脚本を手直ししてある参加者の反応を見るが、それだけではすっきりせず、荷物の中を見てしまったマーティーン。
集中できずに取材を受けていたマーティーンが途中で帰ってしまった後で、ひき逃げ事故が起きた。
それを知ったのは、彼女の元に刑事が来たからだ。
奇妙なことに、その次の日に、当の記者から電話がかかって来た。
事故にあったのではなかったのか?
台本の中の台詞なのか、劇中の出来事なのか、夢なのか、幻想なのか、それとも本物の現実なのか。
マーティーンは混乱し・・・

マーティーンの各作品は前衛的なようだが、この映画のものも前衛的?(苦笑)
サイコホラーというほどでもないしファンタジーでもないし、かといってSFとも言いがたい。
何ともボンヤリ曖昧で、見終わっても全くすっきりしなかった。
不可解なのは見るこっち側の力量不足なのかもしれないが、作品から漂ってくる奇妙な感覚を楽しめなくて、どちらかというと不愉快な気分になるシーンが多かったから、( ̄へ ̄|||) ウーム

登場人物は舞台俳優たちなのに、表現力が乏しく見えてしまった。
キーマンのタイロンがもっと印象的な人物なら良かったのだが、そうでもなかったし。
念波を送って狙った人間をコントロールできる超能力者のように、ほとんど身振り手振りも表情の動きも無くて。
かといって、ジェームズ・フランコには眼力もそんなに無いし。
ザックリ言うと、勝手にウィノナ・ライダーのマーティーンが取り乱しやつれ追い詰められていくだけ?

好みじゃなかったから色々マイナス点を書いてしまったのだが、この作品の監督・脚本・撮影のジェイ・アナニアのIMDbを見てみたら・・・・
Jay Anania heads the directing program at the graduate film school at New York University and is one of James Franco's teachers.
と書いてあった。
( ̄∇ ̄;)ハッハッハ



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タグ:サスペンス
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2014年04月17日

私立探偵ヴァルグ4 第1話 閉ざされた壁

Varg Veum - Skriften på veggen
The Writing on the Wall


新学期を向かえた教師のヴァルグ・ヴェウム(トロン・エスペン・セイム)は、元私立探偵だった。
それ以前に、児童福祉施設で働いていたことを知る女子生徒が、みんなの前でヴァルグはそこをになったとわざわざ言った。
彼女がトリルだと、ヴァルグは気付いた。
彼女の姉エヴァを、児童福祉施設にいた頃にヴァルグはよく面倒を見ていたのだ。
そんなある日、ヴァルグは恋人と共に新居を探しにオープンハウスに行くと、デンマーク人の男(ニコライ・リー・カース)に声をかけられた。
本を書いたんだと言ってサインをして手渡してきたその男が誰なのか分かった途端、ヴァルグは引きつった。
同じ本をトリルも読んでいた。
母親は止めたのだが、彼女は姉の死の真相を知りたかったのだ。
6年前に亡くなったエヴァの死に、ヴァルグと、あの男“ナイフ”ことウルリックは関わりがあった。
ドラッグを売っていたナイフは、エヴァを殺して捨てた犯人として服役したのだ。
出所したナイフは自分を有罪にしたヴァルグ等への復讐と、そいつらに冤罪だったことを証明させるために、接触を図っていたのだ。
ナイフを裁いた地裁の判事が殺された。
ヴァルグの元にエヴァの日記が届いた。
さらには、トリルに会ったがためにヴァルグは罠にはめられた
味方だと思っていたハムレ刑事(ビョルン・フローバルグ)にも疑われ、ヴァルグは自分自身でエヴァの死について調べなおさざるを得ない状況に追い込まれた。

ノルウェーのドラマ。
TVM?
一作目が劇場公開されてから、TVシリーズとして放映された?

デンマークの犯罪ドラマも、主人公の刑事なり探偵なりの私生活がしっかり描かれているが、ノルウェーのこの作品もヴァルグの私生活と作品のメインとなる出来事が絡み合っていて、人間臭さが感じられる仕上がりになっていた。

ゲストがニコライ・L・Kだから、見てみることにしたのだが、結構面白そう。
と思いつつも、ヴァルグがちょっと暗めで湿っぽい雰囲気漂う性格だから、微妙に好みから外れるなとも。
無精髭の感じは良いんだけどね。
ニコライ・L・Kが演じたナイフは、冤罪だったとしても真っ白な善人じゃなくて、青少年にもドラッグを売っちゃう悪い奴で、飄々としていた、なかなかの策士。
ニコライ・L・Kは表情が豊かだから、悪い奴なのに惹かれてしまうところがあった。

出来ればオリジナル音声&日本語字幕で見たかったな。

ところでヴァルグを演じた俳優さんは、トロンドと書いてあるところもあるが、トロントトロンド、どっちが正しいんだ?
ニコライ・L・Kはカース書くよりクースとかコスのほうが、デンマーク語の発音に近いんだよね。

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2014年04月16日

DUKE

施設で虐められながらも支えあって生きてきた兄弟は、ジョン・ウェインの西部劇が大好きだった。
そんな生活の中で制服とバッジの力を知った兄デア(カーマイン・ジョヴィナッツォ)は、ベルトにバッジをつけ独自に刑事として活動するようになった。
警察のぬるさに不満を覚えるような正義漢である一方で、捕まえた悪人から金品を奪うようなことをしていた。
弟のルースト(ハンク・ハリス)は精神的に独り立ちできず、いまだにジョン・ウェインの西部劇を見て一日を過ごし、デアに寄りかかって暮らしている。
ルーストは妄想の中で西部劇の主人公になって活躍し、早撃ちの腕をデアと競っていた。
今デアが追っているのは、ウィンキー(モーリス・ベナール)という男。
デアは自分で作った手配書を貼って歩き、情報屋代わりに“立ちんぼ”のクッキー(ヴァネッサ・フェリルト)とジョン“J-バード”(ジェームズ・ガウディオソ)から話を聞く。
そんなデアの恋人はポールダンサーのヴァイオレット(レスリー=アン・ブラント)、父親のように話を聞いてくれるのはJ.T.(リチャード・ラウンドトゥリー)だ。
デアの手配書が功を奏したのか、二人の刑事、警部補のローマン(マイケル・ボーウェン)と部下のモリソン(アンソニー・ガウディオソ)が、正式にウィンキーの捜査を始めた。
だが、ウィンキーに囚われたデアの身勝手で独善的な言動が、悲劇を招いてしまう。

以下、ネタバレ注意!!
海外版で英語字幕つき。
カーマインもプロデューサーの一人として名を連ね、オープニング・クレジットには堂々と『CEESAU Film Production』の文字が!!
IMDbで出演者のリストを見たら、CEESAUのドラマー、マイキーの名も!
あの強盗後一人だったか(笑)

タイトルのデュークは、ジョン・ウェインの愛称
そして、監督・脚本のアンソニーが演じる刑事の名前ロバート・モリソンは、ジョン・ウェインの本名マリオン・ロバート・モリソンから取ったのだろう。
さらに、オネェのジョン“J-バード”を演じるのは、もう一人の監督ジェームズで、二人は双子(!)の兄弟だということだ。

カーマインを楽しむには持って来いの作品だが、ストーリーは楽しんでいるだけでは済まされない、物悲しさに包まれていた。
てっきりデアは大人になって警官・刑事になったのかと思えば、実際は警官の振りをした独り自警団であることが分かる。
アメリカにおいて、警官の制服を着てバッジをつけることそれ自体が罪になるのかどうかは良く知らないが、一市民には本物か偽者かの区別なんかつかないだろうから、正義を行ってくれれば誰でもいいと思うかもしれないな。
デアが刑事になりきって自警活動をしているのは、ルーストが妄想の中で正義のガンマン“デューク”になるのと同じようなもの、だと感じた。

施設暮らしで少し精神をやられてしまったらしいルーストが西部劇にはまっているから、カーマインのガンマンスタイルが見られる!
警官の制服姿も、私服刑事姿も、サングラスもメガネも、ファンには美味しいあれこれが盛りだくさん。
ボロ泣きカーマインも久しぶりに見られて嬉しかったよ!!

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2014年04月15日

マイ・ボディガード

My Bodyguard

父がアンバサダーホテルのマネージャーであることから、父と祖母と共にホテル住まいのクリフォード・ピーチ(クリス・メイクピース)は、高校2年の新学期に、それまで通っていた私立高校から公立高校に転校した。
同じクラスのムーディ(マット・ディロン)は、虐めっ子のボス猿
その日は登校していなかったが、人を殺したという噂のあるリッキー・リンダーマン(アダム・ボールドウィン)から守ってやると言って、何人もの生徒からカツアゲをしていた。
小柄で転校生のクリフォードもしっかり目をつけられ、ムーディとその仲間に一日1ドルを払えと脅されたが、何とか逃げ出すことが出来た。
翌日、噂のリンダーマンが登校。
とても背が高くて威圧感はあったが、物静かな生徒だった。
悪い奴には見えなかったリンダーマンに、噂は聞いているけど信じないと言って、ボディガードになってくれないかと頼んでみた。
宿題を手伝うから、とも付け加えたが、興味無いと断られてしまった。
その後、たびたびクリフォードが虐められるのを目にしたリンダーマンは、クリフォードの側についた。
それにより、クリフォードだけでなく、ムーディたちに虐められていたみんなが救われた
喜んだのも束の間、そのとき限りでもう手は貸さないとリンダーマンは言うのだった。
そんなリンダーマンのことがどうしても気になるクリフォードは、担任教師に噂の真相を尋ねる。
そして、友達になろうと何度も話しかけるクリフォード。
うざったがるリンダーマン。
ちょっとした事がきっかけで友人になった二人。
リンダーマンと打ち解けるクラスメートも出てきた。
一方ムーディは、リンダーマンに対抗するため、マイク(ハンク・サラス)というボディガードをつれてきた。
ところが、リンダーマンは絡まれても挑発されても理不尽なことをされても、やり返さずにじっと耐えるのだった

1980年の作品。
マット・ディロンは顔だちや癖のある表情はすっかり出来上がっていて、胸筋を強調するような服を着て、本当は大して強くも無いのに弱者を脅していきがっている悪ガキ。
アダム・ボールドウィンは現在よりも良い表情を見せてくれているような気がした。
ガタイが良く無口で不機嫌そうにしているが、実は胸の内に色々抱え込んでいる多感な少年、という難しい役どころ。
クリフォードの家族のエピソードは、面白いし少年たちに関わる部分もあるが、前の場面の良い雰囲気を壊すようなときもあったな。
クリフォードという少年は、虐められても頑張っていたが、リンダーマンが味方についた時の“虎の威を借る狐”的な行動がちょっと嫌だった。
そうしたくなる気持ちは良く分かるが。

全体としては、良い青春映画だと思う。
それほど古さも感じなかったし、こんな虐めは今も、これから先も、残念ながらなくならないだろうし。

女優に対して反応が鈍い哀生龍のことだから、ジョーン・キューザックとジェニファー・ビールスは、出ていると知らなかったら気付かなかったかも?



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2014年04月14日

ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う!

The World's End

公開中なので控えめに。

40男のゲイリー・キング(サイモン・ペッグ)は、高校時代の仲間たち“五銃士”を一人ひとり訪ね歩いた。
あの日、高校卒業を祝って12軒の飲み屋で最低1人一杯ずつビールを飲んでいく“ゴールデン・マイル”を決行したが、脱落者が続出して最後まで成し遂げられなかった。
みんなで故郷に戻って再挑戦しよう! と半ば強引に誘ったのだ。
良い思い出だけでなく嫌な思い出もあって故郷を離れたみんなは、それぞれの地で定職に就き、妻子がいたり離婚したりと色々あるが、その当日、5人揃った。
ゲイリーは、ピーター・ペイジ(エディ・マーサン)、オリヴァー・チェンバレン(マーティン・フリーマン)、スティーヴン・プリンス(パディ・コンシダイン)、そしてアンディ・ナイトリー(ニック・フロスト)と一軒目の“ザ・ファースト・ポスト”で再会を祝して乾杯!
と思ったら、いきなりアンディがビールではなく、という興醒めのスタートだった。
しかし、ゲイリーにとって素敵な思い出がある女性、オリヴァーの妹サム(ロザムンド・パイク)も偶然帰郷していて顔を出してくれたから、場が華やいだ。
彼女の登場を喜んだ男は、ゲイリーだけではなかった。
徐々に酔いが回り始めた4件目。
ゲイリーはトイレで若者に絡んだ。
すると、若者から逆襲され、みんなで大乱闘
酔って大暴れするだけならありがちだが、なんと若者たちは・・・
何かがおかしい。
“おかしい”どころじゃない!
まさか、人類滅亡の危機か?
それに気付いてしまった彼らは、町中から追われることになった。
彼らは逃げ切ることが出来るのか?
世界を救えるのか?
そして、12軒目の“ワールズ・エンド”に辿り着き、伝説は達成できるのか??

『エドガー・ライト×サイモン・ペッグ×ニック・フロスト』が最大の売りの作品。
ちょっと緩いテンポと、思いがけない展開と、イギリス訛が心地良いマシンガントーク。
もちろん哀生龍もこの3人に期待して見た口だ。
いい歳をした男たちの青春コメディも、SFも好きだから、この作品も楽しめた。

ゲイリー・キングは青春を引き摺っている子供じみた大人、というよりも、大人になりそびれた酔っ払いの幼稚なガキ?
失笑を通り越して時々哀れにも見えるのは、周りの4人が大人になってしまっているから。
そのまま、哀れで可愛そうな“王様”ゲイリー・キングで終わったら、本当にε-(ーдー)ハァ になってしまうが、ちゃんと最後は友情とガキの強さを見せ付けてくれる!
もちろん、酔っ払いの凄さも(笑)
で、あのラストはどう見るか・・・

5人の俳優たちは、他の作品に出ているときは背が低く見えがちだが、この作品ではそれほど高低差が無いから“普通”に見えた。
そして年齢差は6歳、かな?

そうそう、心地良いナレーションは、ビル・ナイだった!!

この作品は、何を書いてもネタバレになるというか、見て感じてもらったほうが早いから、これぐらいにしておこう。

劇場で、この作品に合わせて3種類のイギリス・ビールが売られていた。
ビンが2種(フラーズ・ロンドン・プライド、ニューキャッスル・ブラウンエール)に缶が1種(ボディントン)。
哀生龍は(大学時代を除き)全くビールは飲まないから、味見は相棒だけ。
3種類とも買って、見終わるまでには飲み終わっていた。
相棒は、ビンの2種が美味しかったと言っていた。

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2014年04月11日

ワイルド・スワン

Assassins Run
White Swan


アメリカ人実業家のマイケル・メイソン(クリスチャン・スレイター)は、ロシアの油田開発で成功した男。
ローマン(コール・ハウザー)の紹介で知り合ったことがきっかけで結婚したロシア人の妻は、美しいプリマドンナのマヤ・レティンスカヤ(ソフィア・スカヤ)。
二人には愛らしい娘ニーナもいた。
そんなメイソンに、「ロシアから天然資源とマヤを盗った」と怨み脅すような電話がかかった。
その電話に関係するのか、信頼する部下のウソフから、製油所への支払いが遅れていると知らせが入った。
翌日、メイソン自らが出向いて話を聞いてみると・・・
何かの行き違いか、トリックか、詐欺か、数億ドルが!
無記名証券を持つものが、大金を持つ。 とウソフは言い、緊急プロトコルを発動したとも言った。
そのウソフが殺された。
再びメイソンにかかってきた謎の電話が、妻子は一文無しだと告げたと直後、メイソンもまた一緒にいた部下たちと共に殺されてしまった
マヤにその知らせを持ってきたのは、メイソンの幼馴染で少し変わった男、リチャード・ヴァエレンタイン(アンガス・マクファーデン)だった。
現金も無記名証券も行方不明。
マヤ自身の銀行も凍結され、家も失った。
それどころか、罠にかけられたマヤは刑務所に。
ニーナは人質になってしまった。
真犯人を見つけ出すため、娘との約束を果たすため、マヤは・・・・
そして、メイソンはメッセージを残しているのか?

クリスチャン・スレイターとアンガス・マクファーデン目当てに見た。
が、珍しく成功者で美しい妻子もいる役だと思ったら、早々に殺されてしまったスレイター(苦笑)
マクファーデンは、最近胡散臭い役が目立って多いような?
謎めいた作品にしたかったのだろうが、彼ら二人を含めた登場人物の紹介を兼ねたシーンや、事件のあらましを見せる部分など、どうもまどろっこしいというか、わざと分かり難くして伏線を張っているような感じがしたというか、もっとテンポ良く進んで欲しかったな。
何度も出てくる「約束」という言葉も、それほど効果的には使われていなかった気がするし。

逆に、マヤがプリマドンナという設定は、面白い形で活用されていた。
バレエのスピン(?)と回し蹴りを合体させたような技で、悪い奴らを蹴散らしていたのには笑った!



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2014年04月10日

ダーケストアワー 消滅

The Darkest Hour

アメリカ人の青年ショーン(エミール・ハーシュ)とベン(マックス・ミンゲラ)は、SNS向けソフトを考案し1万2000ドルもかけて開発した。
それを売り込むためにモスクワまでわざわざ来たというのに、商談の相手スカイラー(ジョエル・キナマン)は必要な情報を手に入れると二人を排除してしまった。
ビジネスに不慣れで秘密保持契約を取り交わさずに情報を開示した若者の足元を、情容赦なく掬ったのだ。
二人が憂さ晴らしにクラブで飲んでいると、突如停電になった。
外に出てみると、オーロラのようながいくつもに分かれて舞い散りながら振ってきた。
そして、地面につくと見えなくなった。
無くなったのではなく、目に見えない状態になっただけのそれは、突如として人間を襲い始める
それに捕まると、粉々の塵になって消滅してしまうのだ。
クラブの地下倉庫に逃げ込んだのは、ショーンとベン、そしてクラブで知り合ったアメリカ人女性のアン(レイチェル・テイラー)とナタリー(オリヴィア・サールビー)。
さらに、一足遅れてあのスカイラーが。
数日後、食料が尽きて外に出てみると、街は人っ子一人いなかった。
アメリカ大使館に行ってみることにしたものの、街にはまだ見えない敵がいた。
車の陰やガラスの陰に入ると、敵から見つかりにくいと分かった。
多分、生体電磁波を感知しているのだろう。
敵は電気体か電磁体らしく、近づくと電気が点いて分かるから、移動するのなら夜のほうが安全だ。
しかし、案の定、辿り着いたアメリカ大使館も壊滅状態だったが、敵に関する資料が残されていたことが、彼らにとっては大きな収穫だった。
さらには、近くの建物に明かりと人影を見つけた。
そこにいたのは、セルゲイ(ダート・バクタデツ)と彼ら寄り先に逃げてきたヴィカ(ヴェロニカ・ヴェルナドスカヤ)。
セルゲイはその部屋を“シールド状態”にしていたのだ。
ロシア語の分からないショーンたちは、大使館で見つけたラジオのような通信機から聞こえるメッセージの意味を、二人に訳してもらう。
すると・・・・
敵から逃げ延びるために、彼らは再び街に出て河を目指した。

打たれ強く楽天的なショーン、真面目で悲観的なベン、落ち着いていて知性を働かせることが出来るナタリー、疑心暗鬼になっていてヒステリーを起こしそうなアン、そして小心者で下衆野郎なスカイラー。
役割が分かり易い組み合わせの5人。
どんな場面でどんな言動を取るのか、予想通り。
かなりご都合主義だったし。
ショーンとベンの言動は、大概正解。
最初に逃げ込んだところには食料があり、次に逃げ込んだところには服などがあり、大使館には情報があり、セルゲイの所には敵に対抗するためのヒントや武器があり・・・
正直、それほどハラハラしないから、コメディを見ているときと同じ感覚で見てしまった。

お目当ては、キナマン。
相手の弱みや無知に付け込むのも、ビジネスでは当然?
ソフト開発・商品化はスピード勝負と言う部分もあるから、アイデアだけ奪ってさっさと自社開発してしまうほうが早くて安上がりなのは分かるけどね。
スカイラーというキャラは、人間の嫌な部分や弱い部分を一手に引き受けたような役回りだった。
「誰もが勇敢でありたいと思っている。 が、いざその場になると・・・・」というような台詞を言う。
そして、そんな自分が情けなく恥ずかしく悔しく・・・
そんなスカイラーにも、男前な行動を取るシーンがあって良かった(笑)
ロシア語と英語をしゃべっていた。
キナマンは、元からロシア語もしゃべれるのであろうか?
そうそう、アメリカ大使館よりスウェーデン大使館のほうが近い、という台詞もあったな(笑)



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2014年04月09日

ガーディアンズ 伝説の勇者たち

Rise of the Guardians

イースター直前のある日。
サンタクロースのノース(声:アレック・ボールドウィン)は、地球の異変に気付いて驚いた。
急いで北極にガーディアンズを呼び寄せた。
メンバーは歯の妖精のトゥース(声:アイラ・フィッシャー)、イースターバニーのバニー(声:ヒュー・ジャックマン)、眠りの妖精ザントマンのサンド(喋らない)だ。
彼らに月からのメッセージが。
助っ人として月が選んだのは、ガーディアンに最も向いていない霜の妖精ジャック・フロスト(声:クリス・パイン)。
気ままで悪戯好きの彼は“雪遊び専門だ”と自覚しているから、ガーディアンズの一人に選ばれて困惑。
そもそもなぜ霜の妖精になったのか分からないし、それ以前の記憶も無いし、子供たちに存在を信じてもらえていないから誰にも気付いてもらえず、バニーに“透明人間も同然”と嫌味を言われるような存在。
ノースはジャックに尋ねる。
「“核(センター)”はなんだ?」
誰にでもその人の核となる何かを持っているはずなのだ。
ジャックも特別な何かを持っているから、月が彼をガーディアンに選んだのだ。
しかしジャックには自分の核が分からない。
自分を知るために、ジャックはガーディアンズに加わる。
異変を起こしていたのは、ブギーマンのピッチことピッチブラック(声:ジュード・ロウ)。
暗黒時代には大いに活躍したピッチだったが、その時代が終わると“ブギーマンはいない”と言われるようになり、忘れられつつあった。
今こそ反撃の時と、子供たちが信じる妖精たちの仕事の邪魔をして信頼を失わせ、“妖精は存在しないんだ”と子供たちに思わせようとしていた。
ピッチは”歯の城“を襲い、枕の下から抜けた歯を集めてコインをおく仕事をしているベビートゥースたちをさらい、一人ひとりの記憶が詰まった“抜けた歯”も持ち去ってしまったのだ。
歯をコインと交換できず、記憶も奪われ、一夜一夜確実にトゥースは忘れられていく。
サンドもバニーもピッチに邪魔をされ・・
そんな中、ジャックの力はピッチに対抗することが出来た。
ピッチに奪われた歯の中から自分の歯を見つければ、妖精になる前の記憶も、妖精になった理由も分かるかもしれないと、ピッチの隠れ家を見つけたジャックは・・・

ドリームワークスの3DCGアニメ。
ただの悪ガキのようなジャック。
クリスマスとイースターのどっちが重要か競い合い、移動手段でも張り合うノースとバニー。
綺麗な歯を見つけると大興奮してしまうトゥース。
喋らない代わりに夢の砂を使って意思表示をする、表現力豊かなサンド。
ビッグフットたちやディングルたち(鈴のついた赤いとんがり帽子の妖精)。 個性的で面白くて、何人もいるけどちゃんと個々を分けている(ほとんど見分けられないが 苦笑)
そして、威厳たっぷりで邪悪なピッチ。
見た目でもキャラの個性が良く分かり、妖精たちの魅力と役割と子供っぽい一面がストレートに伝わってくるから、子供たちがとても楽しめる作品じゃないかと思う。
ディズニー・アニメに比べると説教臭さも少ないし、良いキャラにも悪い子の面があり悪いキャラにも良い子の面があるなど、子供向けでもキャラ設定がしっかりしているように思える。

人間の子供、幼い兄妹も重要なキャラ。
妖精たちは信じてもらえなければ、どんどん存在が危うくなり消えてしまう。
純粋な心と勇気が、ガーディアンズを守り救っているんだよね。
そんな子供たちを喜ばそうと日々励む妖精たちだが、その“仕事”に注力するあまり、“子供と触れ合うこと”がなくなり子供の扱いがそれほど上手くない、と言うところもいいよね。



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2014年04月08日

イージーマネー

Snabba cash
Easy Money


経済学を学ぶ貧乏学生のJW(ジョエル・キナマン)は、学生寮に住み、友人のレポートを代筆して小銭を稼ぎ、夜はアブデウルカリム(マフムート・スヴァッチ)のタクシー会社で運転手のバイト。
その一方で、ビジネス・スクールで知り合ったリッチなエリートたちの仲間入りがしたくて、かなり背伸びしてリッチな振りをしていた。
ある日、アブドゥルカリムはそんなJWに、2万の仕事を頼んだ。
男を護衛して連れて帰ってくると言う仕事だったが、その男の後をつける別の男がいるのに気付いた。
3万にアップすると言われて、急いで二人の後を追った。
電車とバスを乗り継ぎ、追いついた時はすでにボコボコニされていた。
かなりヤバい仕事だと気付いたJWだったが、機転を利かせて何とかその男が殺される前に連れ帰ることが出来た。
その男ホルヘ(マティアス・パディン・ヴァレラ)は、脱獄犯だった。
そして彼を追う男ムラド(ドラゴミール・ムルジッチ)は、ホルヘと敵対するマフィアのボス、ラドヴァンの指示で動いていた。
アブドゥルカリムから一日あたり1000出すからと言われて、JWはホルヘを部屋に置くことになった。
ホルヘは大切な母と妹を守りたい。
ムラドも家族の問題を抱えていた。 特に幼い娘のことが・・
JWはアブドゥルカリムから信頼され、ホルヘとの“仕事”に加わることになった。
実はJWにも気がかりな家族がいる。
儲け話には乗りたかったが、どうもキナ臭い
悩んだ末に加担することにしたJWは、リッチな仲間の一人カール(クリスティアン・ヒルボリィ)の親の投資銀行が資金難で危ないことを利用しよう、と自ら提案もした。
ホルヘを通して行われる今回の仕事は、大量のドラッグの輸送、取引、マネーロンダリング・・・
彼らの計画にどっぷり浸かってしまったJWだったが、それを隠してリッチな仲間の一人ソフィ(リサ・ヘンニ)と付き合い始める。
また、命の恩人と言うこともあって、ホルヘにも気に入られた。
そして、計画も順調に進んでいるように見えたが・・・

主役のキナマン目当てに見た。
オールバックはあまり好みではないが、その髪が乱れるのはいい!
ビシッと決めたスーツ姿も、お似合いのスウェットパーカー姿も見られてお得。
さらに、ボタンの付け替えと言うお裁縫シーンも(笑)

舞台はスウェーデンだが、ドラッグ絡みで争うのは、ラテン系、アラブ系、東欧系等々。
言葉も、スペイン語やセルビア語も使われている。
JWはイー・ヴェーと聞こえた。 名前はヨーワンと聞こえたから、Jが名前の頭文字で、Wが苗字の頭文字に間違いないだろう。
キナマンの名前も、スウェーデン語だとヨエルだよね?

クライム・サスペンスではあるが、中身は人間ドラマ
犯罪者であっても、愛する家族がいるし、家族から愛されている。
一方で、犯罪とは無縁だった青年の家族は・・・

なんか伏線が消化し切れていないし、ラストも妙に意味深だなぁ・・・
と思ったら、2と3があった!
待っていれば、日本版が出るよね? ね?



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2014年04月07日

ジェネシス

Storm

嵐の晩、DDことドニー・デヴィッドソン(エリック・エリクソン)は渋滞のタクシーの中から、女が男たちに追われているのを見た。
見たどころか、その赤毛の女ドニーが乗るタクシーに乗り込んできたから、危うく一緒に逃げる羽目に陥るところだった。
それだけでは終わらなかった。
どうやって知ったのか、彼女はドニーの部屋に来た。 彼の名がドニーだということも知っていた。
彼女の名はロヴァ、“プロミス(約束)”だと名乗った。
そして、「は受け取った?」と訊く。
まだ受け取っていないと知ると、「女の子に会って受け取って」と言い、連絡先のメモを残して去って行った。
完全に、女と男たちの何かにドニーは巻き込まれたらしい。
メモに書かれていた“STORM”と言うのは、日本人が作ったネットゲームらしい。
その場所に行くと、“女の子”から手のひらサイズの立方体の箱を渡され、「全ての鍵だから、絶対に無くさないように」と言われた。
その直後、彼女は殺されてしまった。
状況的に、ドニーは容疑者として追われることになってしまう。
片っ端から電話をかけても誰も捕まらず、助けてくれる人もいず。
彷徨うドニーの前に、またもやロヴァが現れた。
出会った時は男たちに追われていたロヴァだったが、今度は箱を手に入れたドニーが終われる番だと言う。
その上、「全ての答えは箱の中に」と。
しかし、箱を開けるためには、“全ての始まり”を思い出さなければならないらしい。
意識を取り戻すとそこは、絶対に戻りたくないと思っていたドニーの田舎だった。
町には誰もいなかった。
実家にも、誰一人いなかった。
自分のベッドの裏側に貼られていた手紙を見つけたドニーは、何かを思い出す。
“ずっと私を忘れないで”?
“ヘレナ”?
あの日の記憶が徐々に蘇って来た。
ヘレナ自身が、目の前に現れた。
しかし、それはまだ“全ての始まり”ではなかった。

SFサスペンスだが、ドニーが記憶の奥底に封印してきた過去にまつわるドラマだ。
キーワードは「ストーム(嵐)」
嵐の晩、ゲームのタイトル、コミックのタイトル。
そして、忘れたい記憶・忘れてはいけない記憶。
赤毛の追われる女とスーツの追う男、どちらがドニーにとっての本当の味方なのか、途中で揺らいだり。
先が読めると思わせておいて、そんな事が始まりだったのか?となる展開。
どこかにヒントはあったか?

現実の場面、過去に入り込んだ場面、ゲームやコミックの世界を描いた場面。
色々と繋がっていて、割と分かりやすいヒントや謎を見つけ確認しながら見るのは楽しかった。
クラブのトイレで、ゲイカプが普通に当たり前のようにキスしているのが良いね♪

見た目的は、バーテンダー役のジョエル・キナマン。
出番こそ少ないが、台詞もあり、ドニーは子供の頃から皮膚感覚が無いということを説明するそれなりに大事なシーンだった。
痛みや熱を感じないと言うことだが、あくまでも皮膚表面の事だよね?
まるで“痛みに鈍感だと、人の痛みに対す手も心が鈍感になる”と言っているようなところがあって、なんか違うんじゃないか?と思ってしまった。
で、キナマン。
2005年の作品だから、26歳ぐらい。
ひょろっと細く、少々わざとらしい演技だったこともあって、もっともっと若く見えたな。

スウェーデン語は、聞きなれていないから全く聞き取れない。
プリーズ、ソーリー、サンキューに該当する良く出てくるはずの単語ですら、これじゃないか?と気付くことも出来なかった。
デンマーク語のほうが、そういう意味では聞き取りやすいような気がする。
陸続きの部分もあるのに、こんなに違うとは・・・
ま、フランス語とポルトガル語もぜんぜん違うが。



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2014年04月04日

マルティナの住む街

Primos

挙式直前に婚約者のヨランダに捨てられたディエゴ(キム・グティエレス)のショックは、かなりのものだった。
彼を慰め励ますのは二人のいとこ、仕切り屋のフリアン(ラウル・アレバロ)と、繊細で鬱気味のホセ・ミゲル(アドリアン・ラストラ)。
ホセ・ミゲルは気付いた。
ちょうど10年前の今日は、みんなで夏を過ごした田舎で、ディエゴがマルティナ・マルティン(インマ・クエスタ)と・・・・
マルティナがまだいるかどうか分からなかったが、過去と決別するために海辺の町コミージャスに行くことになった。
燕尾服のまま、新婚旅行に乗っていくはずだった白い車に乗って。
町についてすぐに出会ったのは、当時ビデオ店を営んでいた昔馴染みのバチ(アントニオ・デ・ラ・トーレ)。
店はやめたらしく、ただの酔っ払い親父状態。
そして、肝心のマルティナにも、あっという間に会えた。
10年前彼らが使っていた家に、彼女は8~9歳の息子ダニと二人で住んでいたのだ。
もしかすると、ダニの父親はディエゴ? きっとそうに違いない! と、盛り上がるフリアン。
マルティナに対する当時の想いを再燃させつつも、ヨランダにも未練たらたらのディエゴ。
看護師でセラピスト代わりになってくれているトーニャと薬に依存気味のホセ・ミゲルと、年の差こそあれど似た者同士のダニは、良いコンビに。
3人のいとこは、それぞれの相手とひと時を過ごす。
ディエゴはマルティナと、ホセ・ミゲルはダニと、そしてフリアンはバチとその娘クララ(クララ・ラゴ)と。

監督が、ダニエル・サンチェス・アレバロ。
彼の作品はもちろん、他の作品でもたびたび見かけるラウル・アレバロとアントニオ・デ・ラ・トーレが出ている。
その上コメディ。
数年前の映画祭での上映は見られなかったから、レンタルになって良かった。

三者三様の個性的な3人のいとこ。
現地で買ったお揃いの3色のTシャツとか(笑)
分かりやすいキャラ設定だが、バランスが良くて、ちゃんと3人とも見所があり、素直に楽しめた。
昔好きだった人と、今好きな人。
旧友との再会と、その旧友の復活の手助け。
似た者同士のちょっと弱点のある二人が、協力し合い良い影響を与え合い壁を乗り越える。
こう書くと凄くクサイ青春コメディだが、匙加減が絶妙と言うかちょうど哀生龍好みに仕上がっていると言うか、スペイン語の心地余話もあいまって気持ち良く疲れがほぐれたような感じ。

ノーマークだったアドリアン・ラストラが演じたホセ・ミゲルが、一番気に入ったキャラ!
何で字幕だと“ミゲル”だけなんだろう・・・
確かに短く愛称で呼んでいるように聞こえるときもあったが、ホセ・ミゲルと言っているときも字幕は“ミゲル”だけ。
哀生龍の認識が間違っていなければ、“ホセ”は苗字じゃなくて“ホセ・ミゲル”全部が名前だから、切らない方がいいと思うんだが。
右目はガラスの義眼だと言うホセ・ミゲルは、アイパッチをつけている。
大人しいが時々突拍子もない行動に出たり、可愛らしい走り方なのに非常に速かったり。
見た目も言動も性格も面白過ぎるぞ!

全体的に心地良かったのは、それぞれの人間関係の中での距離の取り方が、上手いからだと思う。
適度な距離を置いて気遣ったかと思えば、一歩踏み込んで相手を揺さ振り良い方向に動かすきっかけ作りをする。
決断、決別、強い繋がり・・・
友情、愛情、情愛、恋愛・・・
色々な思いが交錯する中で、肉食系の恋愛感情がほとんど出て来なかったのも、哀生龍好みのバランス。

昔3人がステージで歌ったビデオが出てくる。
そして、ラストでまた3人はステージで歌うことになる。
ステージで歌う「As Long as You Love Me」は、俳優3人が歌っているらしいよ。

愛してると言うにはまだ早いから、と「プレ愛してる」と言うディエゴ。
流行語にはならなかった?(笑)



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posted by 哀生龍 at 06:08| Comment(0) | TrackBack(0) | | 更新情報をチェックする

2014年04月03日

スタンリーのお弁当箱

Stanley Ka Dabba
Stanley's Tiffin Box


スタンリー(パルソー)は、明るく元気で面白い物語を作るのが得意な少年で、友達も彼の話を聞くのを楽しみにしていた。。
みんなが大好きな優しい英語のロージー先生(ディヴィヤ・ダッタ)には、猛アピールするスタンリー。
逆に、厳しい科学のアイヤル先生(ディヴィヤ・ジャグダレ)は、発想が飛躍して暴走してしまうスタンリーに眉をしかめることが多い。
しかしそんなスタンリーは、家庭の事情でお弁当を持ってくることが出来ないでいた。
クラスメートには本当のことを言えず、「買いに行ってくる」「家で食べてくる」そう言って教室を出るが、水道の水を飲んで空腹をしのぐ毎日。
偶然そのことを知った友人たちは、少しずつお弁当を分けてあげることに。
最初は恥ずかしさもあって遠慮していたスタンリーだったが、楽しい話をしながらランチタイムをみんなと一緒に過ごすようになって行った。
ところが、それを快く思わない教師がいた。
食い意地の張っている国語のヴァルマー先生(アモール・グプテ)は、一番大きなお弁当箱の中身を狙っていたのに、横取りしそびれてしまったからだ。
昼休みになると大急ぎでスタンリーたちを探すのだが、日々場所を変えられて・・・
いらいらしながらヴァルマーが文句を言うと、生徒たちはもっともな理由をつけてしおらしくして見せ、後でしてやったりと笑っていた。
屈辱に怒りを爆発させたヴァルマーは、いつも他の教師たちからお弁当を分けてもらっている自分のことは棚に上げて、お弁当を持って来ない生徒は学校に来る資格はないと言って、スタンリーを追い出してしまうのだった。

インド映画には、苦手意識が強い
と言うか、予告を見ただけでげんなりしてしまって、食わず嫌い状態。
インド映画のイメージは、テンションの高いミュージカルシーン、暑苦しいキャラ、やたら長い。
しかし、この「スタンリーのお弁当箱」は、ミュージカルシーンは泣きに等しい、メインキャラは子供、100分を切る短さ、と言うことで、試しに見てみた。
が・・・・・
やっぱり楽しめなかった。
子供たちの素直な演技、まだひねていない純粋無垢なスタンリーと級友たちのキャラクターは、ハリウッド映画じゃあまりお目にかかれない。
明るいスタンリーの本当の秘密と、当たり前のように子供たちが働く光景に、ひょっとして重いテーマを内包していたのか?と後になって気付いたりもした。
しかし、映画の大部分は、大人からも子供からも疎まれるヴァルマーの、教師以前に大人としてどうかと思われる行為が、不愉快で不愉快でストレス溜まりまくりだった。
色々な場面で、子供たちのほうが大人の対応をしていたよ!

ところで、あの学校は、生徒の家庭環境をどの程度把握しているものなのだろうか?
スタンリーがお弁当を持って来られないことを、なぜ教師は気付いて上げられなかったのだろうか??
国語の授業以外は、英語を使っていたが、インドの学校では当たり前のこと? あの学校が特別?
そうそうインドが舞台なのにいキリスト教系の学校だったのも、ちょっと意外に感じたんだよね。

食べることが好きな人は、たくさん出てくるお弁当を見ているだけでも楽しめるのかな?
哀生龍は食べ物や食べることに興味がないし、食べるシーン(特に口元のアップや咀嚼音)が生理的にかなり苦手だから・・・・

で、憎らしいヴァルマーを演じたアモール・グプテが、監督であり、スタンリー役のパルソーの父親でもあるのだそうだ。
公式サイトを見たら、ワークショップを撮影すると言って、この映画を撮ったらしい。
映画の最後にもテロップが出てきたが、子供たちに本当の学校を休ませることなく短期間で撮影したそうだ。

また当分は、インド映画はいいや(苦笑)



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posted by 哀生龍 at 06:12| Comment(0) | TrackBack(0) | | 更新情報をチェックする