2014年11月28日

ヒート・ストローク

Heatstroke

1年半前から、アフリカであるハイエナを継続的に調査している動物学者のポール(スティーヴン・ドーフ)は、恋人のタリー(スヴェトラーナ・メトキナ)をつれて調査に行く準備をしていた。
そんな時、別れた妻からティーンエイジャーのジョー(メイジー・ウィリアムズ)がマリファナを持っていたため補導されたと連絡が入る。
ポールは、ジョーもアフリカに連れて行かなければならなくなった。
両親が復縁することを望んでいるうえに反抗期のジョーは、父の恋人であるタリーが気に入らない。
ポールとしては、娘にタリーとの関係を受け入れてもらいたいと思っているのだが、ジョーとタリーは衝突してばかり。
結局、ジョーを先に帰すため、ポールは空港まで送っていくことに。
父娘の時間が必要だからと、タリーは1人でサバンナに残った。
サバンナは初めてではないタリーは、ポールが戻ってくるまでの間ぐらいは1人で大丈夫だと思っていたのだが、ちょっと目を放した隙にテントをハイエナに荒らされてしまった
水は残り僅か。
衛星電話も壊されてしまった。
その上、壊れた車を発見することに。
タリーはポールまで喪ってしまったのだ。
ジョーだけは失いたくないタリーは、小さなカートに僅かな水、食料を乗せ、懐中電灯と地図を持ってジョーを伴って出発。
水を補給しながら車が拾える場所まで行くのだ。
そんなタリーに対して、父を亡くしたショックと悲しみからジョーは八つ当たりをする。
人を見かけて勝手に1人で助けを求めに言ったジョーは、間違った相手に声をかけてしまった。
父を死に至らしめた男たちのボス、マリック(ピーター・ストーメア)だった。
それに気付いたタリーは、ジョーを救出するチャンスをじっと待つ。
2人は男たちから、猛獣から、サバンナから、無事に逃げ出すことが出来るのであろうか?

スティーヴン・ドーフが目当てだったのだが、残念ながら・・・・(涙)
ほとんどのシーンが女2人。
それも、反抗期で苛立っていて子供っぽさ前回の八つ当たりをかます娘と、精一杯大人の対応をしようとする父の恋人という、ぎすぎすした2人組だ。
(―’`―;) ううむ・・・

一応タリーはサバンナのような場所でも生き延びれるように、救助の講習を受けているようだが、飢えと渇きで死ぬ前に誰かに助けてもらえる可能性はとても低いように見えてならない。
その一方で、なぜかそれ程過酷な状況に見えない(感じられない)のは、何故だろう?
サバンナとは言ってもほとんど草木の無い荒野を彷徨うことになったから、哀生龍は勝手に激しく消耗死、強い日差しに焼かれ、夜間は凍える寒さに襲われ・・・という状況をイメージしてしまったのだが、2人が置かれた環境はそれ程厳しくは無かったのかもしれない。

ヤバい男たちの正体は、わざわざ書かなくても簡単に想像が出来るだろう。
が、その中の1人はちょっとだけ女たちにやさしさを見せた。
彼らは間抜けなのか詰めが甘いのか、それとも本気で殺そうとしていなかったのか・・・

緊迫感の物足りなさが、作品の全体に甘さや緩さを感じさせてしまっていた。



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2014年11月27日

クローズド・サーキット

Closed Circuit

ロンドンの中心部で爆弾テロが起きた。
強制捜査でトルコ系のファルーク・エルドアン(デニス・モシットー)が捕まった。
しかし、証拠物件が国家の安全・公共の治安を脅かす恐れがあるとして、政府は裁判を非公開にするように要請した。
それから6ヵ月後。
弁護士のサイモンが自殺してしまったため、後任としてマーティン・ローズ(エリック・バナ)が指名された。
また、被告にすら知らされていない極秘情報や証拠の全てを見ることが出来る特別後見人になったのはクローディア・シモンズ=ホウ(レベッカ・ホール)。
特別後見人がそれらの資料を見るのは、厳重なセキュリティが敷かれた決められた部屋の中。
持ち出すことはもちろん、弁護士に話すことも相談することも出来ない。
極秘資料は見られないマーティンは、サイモンの資料をすべて見直すこと。
そんなマーティンは、自分が何度も同じ番号のタクシーに乗った事に気づく。
他にも色々気づいたことがあった。
おそらく、サイモンも気づいたに違いない。
更に、接触してきた記者のジョアンナ・リース(ジュリア・スタイルズ)から、気になることを言われた。
本当に、サイモンの死は自殺だったのだろうか?
クローディアもまた、身辺に違和感を覚えていた。

ファルークが犯人なのか? 共犯者は? 背後の組織は?  といった事を炙り出す物語では無かった。
この作品のメインは、知り過ぎた者・喋り過ぎた者は殺される。 信用できるのは誰だ? という部分だった。
そのため、あらすじも感想も、ネタバレにならないように・・・・
難しい(苦笑)

司法長官? 法務長官? 検事総長?はジム・ブロードベント。
事務弁護士はキアラン・ハインズ。
クローディアに目を光らせているのはリズ・アーメッド。
なかなかスリリングなキャスティングだ。
エリック・バナは華が無いからこそ、良い意味で地味だからこそ、この作品の主役にぴったりだったんじゃないかと思う。

マーティンとクローディアはかつて不倫関係にあり、マーティンの離婚の原因にもなっていたことから、本来はこの2人が被告の弁護人と特別後見人になるのは不適切だったのだが・・・
そもそも、イギリスの裁判制度の、公開非公開に関することや、特別後見人(特別弁護人?)のことを全く知らないから、ピンと来にくい部分が多かった。
マーティンとクローディアがかつて不倫関係だったということが、どのように物語に影響しているのか、スリルが増す要素なのか、良く分からなかった。 ( ̄Д ̄;;

通報した匿名の電話をかけたのが誰なのか? 黒幕は誰なのか? 背後に大きな何かがありそうだと匂わせるが、割と早い段階で敵味方は明らかになってしまう。
犯人と目されるファルークの経歴や素性については、会話の中でどんどん開かされてしまう。
もう少し、シナリオや演出でスリルを醸し出してくれたらもっと楽しめたんじゃないだろうか。

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タグ:サスペンス
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2014年11月26日

マライアと失われた秘宝の謎

The Adventurer: The Curse of the Midas Box

全てを黄金に変えるミダス王の箱のありかを示すのは、1枚の地図。
その地図を見つけたのは、オットー・ルガー(サム・ニール)。
そして、その地図と関係があるアミュレット(護符・お守り)は、その場に居合わせたウィル・チャリティ(マイケル・シーン)が。
怪我を負ったチャリティは親友であるマンディ夫妻、オックスフォード大の教授のチャールズ(ヨアン・グリフィズ)と妻キャサリン(キーリー・ホーズ)に事態を告げ、アミュレットを託した。
その後すぐ夫妻は誘拐されてしまうが、賢明にもキャサリンは2つに分けたアミュレットを2人の息子マライア(アノイリン・バーナード)とフェリックス(ザヴィエル・アトキンス)のポケットに入れていた。
ところが、兄弟もまた少年院に。
何とかチャリティが助けられたのは、兄マライア1人だけだった。
弟フェリックスは、オットーの手下に捕まり・・・・
実は、チャリティもマライアの両親も政府の秘密組織“古代遺物局”の局員だった。
チャリティはマライアに言う。
アバディーンから北海を渡った孤島にある、モニカ(レナ・ヘディ)が支配人を務めるプリンス・リージェント・ホテルのボーイになって、弟を探せ。 と。
このホテルは、オットーが買い取ったものだった。
マライアの両親は、チャリティが探す。
マライアがお針子のサーシャ(メラ・キャロン)に手伝ってもらいながら弟を探すある日、ホテルにチャリティがやって来た。奇術師に化けて。

「マライア・マンディ」と言う本の映画化のようだ。
まだ続きがありそうなラストシーンだったが、続きは作られていない?
それとも、これから作る予定がある??

舞台は1800年代のロンドンから始まる。
その時代の衣装の中でも、一際目を引くチャリティの衣装や振る舞い。
主人公の少年を助ける魔法使い的なポジションだが、怪しさいっぱい(笑)
そもそも、マイケル・シーンの何か企んでいそうな笑顔が、この上なく怪しいのだが(苦笑)
とは言っても、彼がお目当ての哀生龍にとっては、そんな怪しさも楽しみどころなんだけどね。

ファンタジーなのだが、ちょっと盛り上がりに欠けるなぁ・・・
展開が駆け足気味というか、じっくり展開を楽しむような深みが無いと言うか、非常に残念な仕上がり。
個人的な趣味の問題になってしまうが、主役のマライアにあまり華が無く、少年と言うには育ち過ぎているし美青年にはまだ育っていないし(苦笑)
弟君の扱いも、かなり可哀想。
何度も訪れる危機。 でもスリリングじゃないのは何故?
でも、B級ファンタジーも嫌いじゃないんだけどね。
( ̄∇ ̄;)ハッハッハ



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2014年11月25日

ラスト・デイズ・オン・マーズ

The Last Days on Mars

公開中なので控えめに。

2036年。
人類初の人の手による火星探査計画“オーロラ・プロジェクト”は、6ヶ月に及び探査を終えようとしていた。
20時間足らずで、迎えの船が来る。
火星で迎えを待つのは8人
キャプテンのチャールズ・ブルネル(イライアス・コティーズ)、ヴィンセント・キャンベル(リーヴ・シュライバー)、キム・アルドリッチ(オリヴィア・ウィリアムズ)、レベッカ・レーン(ロモーラ・ガライ)、マルコ・ペトロヴィッチ(ゴラン・コスティック)、リチャード・ハリントン(トム・カレン)、ローレン・ダルビー(ユスラ・ワーサマ)、ロバート・アーウィン(ジョニー・ハリス)だ。
成果をあげられなかったことに苛立っていたキムは、呼びに来たヴィンセントとレベッカを待たせて、ぎりぎりまで船外活動をし、土壌サンプルを取っていた。
3人と入れ替わりに、マルコがリチャードを連れて外に出た。
キャプテンにはセンサーを理由にしていたが、実はもう一度サンプルを採取するのが目的だった。
キムはマルコが成果を独り占めしようと、ある発見を隠していたことに気付いた。
マルコが採取した化石の中に、微小生命体が細胞分裂した痕跡が残っていたのだ。
しかし、マルコがサンプルを採取している場所が突如崩落し・・・
死んだはずのマルコと、彼と共に崩落現場から消えたローレン・ダルビー(ユスラ・ワーサマ)が、変わり果てた姿で戻ってきたことから、事態は急展開。
1人また1人と犠牲になる。
地球に生還できるものはいるのであろうか?

船長にエンジニアに科学者に医者に精神科医に・・・
それぞれに得意分野があり、性格の違いがあり、精神力と体力に違いがあり・・・
もちろん人間としての相性もある。
一番頼りになりそうなあの人にも、弱点がある。
誰がいれば生き残る確率が高くなるのだろうか?
いざという時、誰を見捨てるのだろうか?
SF短編小説をベースにしているということで、近未来の宇宙パニック物に良くある要素がたっぷり詰め込まれていた。

しかし、この作品は “火星らしさ”“宇宙らしさ”“近未来の設備・装備らしさ”の追求よりも、人間ドラマに力を入れているように感じた。
だからこそ、引き込まれたし、“リアリティの無さ”にげんなりすることも無かった。
限られた空間・施設の中での出来事であっても、色々な可能性を期待できた。
何よりも、あのラストは哀生龍好み♪♪
タンタロス・ベースというネーミングにも、にやりとしてしまった。

お目当ては、リーヴ・シュライバー。
いきなり死ぬ役じゃなくて良かった(笑)
それどころか、見せ場がたっぷり!!
大満足だ♪♪

パンフレットは作られていなくて、B3サイズのポスターをもらった。
普段ポスターは貼らないからどうしようかと思ったのだが、11月からのカレンダーになっていたから、早速貼った!

そうそう、この作品は今年いっぱいで閉館する新宿ミラノのクロージング作品だよ。

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2014年11月21日

Klassefesten 2: Begravelsen

The Reunion 2: The Funeral

トーマス(トロールス・リュービュー)は新作CDの評価がいまいちで落ち込む一方で、嬉しいことに結婚が迫っていた。
高校時代からの親友アンドレアス(アナス・W・ベアテルセン)とニルス(ニコライ・コペルニクス)は、バチェラー・パーティーを計画する。
友人たちが飲み物食べ物を持って訪ねると、トーマスは婚約者と口げんかの真っ最中。
とんだサプライズパーティーとなってしまった。
お揃いのピンクのスイムキャップを被り、主役のトーマスはカンガルーの気ぐるみを着た状態でボーリングに行ったものの、そこでも大事件が!
友人の1人トーベン(ラース・ランゼ)が自分の妻と浮気したと知ったニルスは、トーベンが入ったトイレに怒鳴り込んだ。
ところが・・・・
トーベンの急死で、バチェラーパーティーに呼んでいたストリッパーも追い返すことに。
葬儀はトーマスの結婚式の前日。
怒りに震えつつもトーベンの葬儀に出席するため、迎えに来たアンドレアスの車に乗るニルス。
が、トーマスがだだをこね・・・
花輪を買うために寄った花屋でサボテンを眺めているうちに、突然トーベンのナニのサイズが気になりだした。
途中で兵士のバチェラーパーティに加わってストリップショーを楽しんだり、野うさぎを見て和んだり、その挙句には間違った葬儀に出てしまったり。
トーベンの棺を見つけた3人は、誰もいないのをいいことに棺のふたを開けてナニのサイズを確認。
そのせいで、またアクシデントが起きて、葬儀は一日延期になってしまった。
トーマスの結婚式の日だというのに。
葬儀来た人の中にはトーベンの妻はもちろん、気になる女性も。
発砲騒ぎまで。
結局その晩、3人はバチェラーパーティをやり直し。
はしゃぎ、そして・・・
ニルスとアンドレアスはどっちがベストメンかで揉め・・・
ハプニングはまだまだ続くのだった。
無事にトーマスは結婚式に間に合うのだろうか? 結婚できるのだろうか?

デンマークのコメディ映画「Klassefesten」(クラス会)の第2弾。
今回のサブタイトルは、葬儀。
葬儀と結婚式が重なるドタバタ騒ぎ!
10分の浮気と20年の友情、どっちが大切?
妻の浮気相手の葬儀に出席することになるニルスと、ニルスの2人の大親友トーマスとアンドレアス。
それもトーマスの結婚式の直前に。
デンマーク語&英語字幕で見たのだが、言葉は分からなくても作品の中身はとっても分かりやすい♪♪
いい歳してガキっぽい男が3人集まると、下品でくだらないことで盛り上がったり、悪ふざけをしてしまったり、色気を出してしまったり・・・
2作目だから、キャラの個性も分かっているしね。
トーマスは見た目も性格も二枚目、ニルスは所帯じみた安全牌、そしてアンドレアスは少々鈍臭い気のいい奴。 って感じかな?

結婚することになり幸せいっぱいなはずなのに、トーマスはCDの評価が思わしくないことを気にして、歌うことすら出来なくなる。
3人の中ではニルスだけが既婚者で子供もいる。
息子が彼女を連れてきたときは、間の悪いことに・・・(笑)
独り身のアンドレアスは、25人の女性が来るお見合いパーティーにうきうきと参加したが・・・(苦笑)
普段から色々笑わせてくれる3人だから、イベントとなると更にやらかしてくれるわけで、予想以上のことが起きてしまう。

もちろん、お目当てはアナス。
エンドロールまでしっかり見てもらいたい!!
今回も微妙なダンスを踊ってくれる(爆)
デンマークのコメディ映画が日本の映画館で沢山見られるようになるといいのになぁ・・・・

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2014年11月19日

デビルズ・ノット

Devil's Knot

公開中なので控えめに。

1993年、アーカンソー州ウエスト・メンフィスでの出来事。
パム(リース・ウィザースプーン)は、自分が仕事に行く4時半までに戻ってくると約束して遊びに行った8歳の息子スティーヴィが、自分が仕事を終えた夜になっても家に戻っていないことを心配し、夫でありスティーヴィの継父でもあるテリー(アレッサンドロ・ニヴォラ)と共に探したが見つからなかった。
その日スティーヴィと一緒だったマイケルとクリストファーも、行方不明だった。
地元警察が各家で話を聞いているときに、近くのレストランに血塗れの黒人が来たと言う通報があり行ってみたが、もう姿を消していた。
翌日、子供たちが行ったと思われる近くの“ロビン・フッドの森”を近隣住民や警察が捜した結果、“悪魔の巣窟”付近の小川の中で少年たちの全裸で手足を縛られた遺体が見つかった。
暴行の痕跡もあった。
最初の容疑者は、スティーヴィと顔見知りの元アイスクリーム販売員のクリストファー・モーガン(デイン・デハーン)。
長時間にわたる取調べの末、決め手に欠けて釈放された。
次に捜査線上に浮かび上がったのは、3人のティーンエイジャー
3人の被害者たちの友達で、事件を目撃したと言う少年アーロンの話を元に、17歳のジェシー・ミスケリー・Jr.(クリス・ヒギンズ)をまずは尋問し、自白させた。
彼の自白を根拠に、18歳のダミアン・エコールズ(ジェームズ・ハムリック)、16歳のジェイソン・ボールドウィン(セス・メリウェザー)も逮捕。
ダミアンは少年刑務所に入っていたことがあり、黒尽くめの服にヘヴィ・メタル好きの悪魔崇拝者だと見られたことから、警察は彼が主犯で少年たちを生贄にしたのではないかと推測。
報道は加熱し、被害者の1人クリストファーの父ジョン(ケヴィン・デュランド)はメディアに対して饒舌だった。
地元住人たちは、激しく3人の容疑者を糾弾した。
そんな感情的になっている人々とは違った目で報道を見ていたのは、調査会社の代表で死刑反対論者のロン(コリン・ファース)だ。
十代の容疑者たちが死刑宣告を受けてしまうことを危惧したロンは、3人の公設弁護人に無償協力を申し出る。
冷静に容疑者たちの自白や発言を検討し、矛盾点を洗い出し、警察の捜査の穴を見つけ・・・
裁判が進むにつれ、パムもまた、疑問や違和感を覚えていった。

実際に起きた未解決事件を基にしている。
哀生龍はこの事件のことをまったく知らなかったが、予告やフライヤーを見て“どうやら冤罪の可能性があるようだ”と思いながら見た。
そのため、どうしても容疑者の3人のティーンエイジャーは無罪に違いない・無罪であって欲しい、と心の隅で思いながら見てしまった。

DNA鑑定の結果が証拠として採用されるような時代になっても、こんな疑義が残るような捜査や裁判が実際にまだあるのかと、背筋が寒くなった。
状況証拠だけで十代の少年たちに死刑判決が下されるなんて。
未成年に対して長時間の取調べを行い、供述を誘導するようなことが・自白を強要するようなことがあったのか。
警察は捜査の初期段階に思い込み・先入観で“犯人に違いない”人物を特定してしまい、それを裏付ける証拠を追い・採用し、公平であるべき判事までがそれを後押しするような裁判をするのか。
集団ヒステリックのような報道や住民感情に、捜査や裁判が流され・左右されてしまうのか。
異端児であるだけで、キリスト教の規範から外れるだけで、犯罪者に違いないと思われてしまうのか。

調査員(私立探偵)が容疑者に接見したり、弁護士に積極的に情報提供することを知らなかったため、ロン・ラックスがやったことが特別なことなのか異例のことなのかは、哀生龍には分からなかった。
しかし、ロンは正義を声高に叫び自分の善人振りをアピールするような男ではなく、自分の名声のためにやったのでもなく、もっと純粋に、正しい捜査や裁判を望み、死刑から少年たちを守ろうとしただけだと言う人柄が伝わってきた。
また、この映画がこの事件に関わった警察や検察や判事をあからさまに糾弾したり、冤罪事件だと訴えるのではなく、一歩退いた所から全体像を見直すような描き方をしているように感じて、冷静に見ることが出来た。


いつも感じることだが、陪審員制度の怖さを感じた。
警察官・刑事1人1人は、間違ったことをしようとしているようにも法を捻じ曲げようとしているようにも見えないが、結果としては多くの疑問・疑惑が残る捜査となった。
そんな部分にも、怖さを感じた。
感情・感覚にどうしても大なり小なり影響を受ける人間が捜査をし、判断し、有罪無罪を決め、量刑を決めるのだから、100%の精度は望めない。 だからと言って・・・・

せめて、バーネット判事(ブルース・グリーンウッド)が公平・公正な人であったならば・・・

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2014年11月18日

パワー・ゲーム

Paranoia
Power Game


公開中なので控えめに。

ワイアット・コーポレーションは、巨大IT企業。
若手チームのリーダーで野心家のアダム・キャシディ(リアム・ヘムズワース)は、CEOのニコラス・ワイアット(ゲイリー・オールドマン)をはじめとする幹部たちへのプレゼンテーションに準備万端で臨んだが、ワイアットは興味を示さなかったどころか・・・
つい反抗的な態度で反論してしまったアダムは、チームメンバーもろともになってしまった。
ところが、ワイアットはアダム一人にチャンスを与えた。
ワイアットにとっては師匠のような存在であり、かつての共同開発者であり、今は最大のライバルであるジョック・ゴダード(ハリソン・フォード)が経営するアイコン・システムズに、スパイとして潜入しろと言うのだ。
アダムの能力、性格、野心、そして肺病を患っている父フランク(リチャード・ドレイファス)の医療費に困窮していることを見越して、大金をちらつかせたのだ。
ワイアットの腹心の部下であり行動心理学者のジュディス・ボルトン(エンベス・デイヴィッツ)が、アドバイザー兼お目付け役だ。
作戦通りアイコン社への再就職に成功したアダムだったが、そこにはクラブで知り合い一夜を共にした女性がいた。
ワイアットが情報を欲しがっている次世代スマートフォン“オキュラ”にも関わっている、マーケティング部長のエマ・ジェニングス(アンバー・ハート)だと、その時初めてアダムは知るのだった。
エマにもゴダードにも気に入られ、待遇も飛躍的に上がったアダムは、“オキュラ”の情報を手に入れるが・・・
そんな折、突如自宅にやって来たFBIのギャンブル捜査官(ジョシュ・ホロウェイ)から、アダムはぞっとするような話を聞かされた。
そして捜査協力を求められたアダムは・・・

だまし合いばかし合いの勝負に勝つのはいったい?
利用し利用された末に辿り着くのは?
ハリソン・フォードとゲイリー・オールドマンが一癖も二癖もある油断がならないCEOを演じているから、やわそうな顔をしているリアムが嫌でも可哀想に見えてしまう。
利用された末にポイ捨てされる姿が目に浮かんでしまう。
が、そんな簡単な話ではないだろう。 と、どんな結末になるのか最後までワクワクしながら見ることが出来た。

アダムに負け犬扱いされてしまうが、広く大きな心で息子を見守っている父の存在は、この映画に温かみを与えてくれているような気がした。
非常に危うい存在の仲間ケヴィン(ルーカス・ティル)とアリソン(アンジェラ・サラフィアン)は、見るからにコンピューターオタク(笑)
間違いなくアダムの戦力になるだろうが、弱点にもなる。
ワイアットの番犬と言うか、汚れ仕事を喜んでやるようなマイルス・ミーチャム(ジュリアン・マクホン)の存在も、無視は出来ない。
お約束の演出で緊張感を高めるだけでなく、脇役のキャストの持ち味もいいスパイスになっていた。

ハイレベルの生活をしている人々は、スーツ1つをとっても隙が無い!
日本人には似合いそうにもない色使いも、彼らが身につけるととても様になる!
特に、ワイアット(というかゲイリー・オールドマン?)は、何を着ても良く似合っていて素敵だったよ!!

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2014年11月17日

Peeping Life - WE ARE THE HERO -

ピーピング・ライフ ウィー アー ザ ヒーロー

公開中なので控えめに。

「不穏な空気とテスト勉強」編:テスト勉強中のショータとコータがTVをつけると、怪獣が現れたと言うニュースが!
「そのころ、アトムは・・・」編:警報機が鳴っているのに、アトムは行く気が無い。 あることが原因でいじけていたのだ。
「そのころ、ブラック・ジャックとトリトンは・・・」編:怪獣に出現により、多くの患者が出ているに違いない。 現場に向かうブラック・ジャックの行く手を阻んだのは、日向ぼっこ中のとりトンだった。
「そのころ、ボヤッキーとヤッターマン2号、そしてハクション大魔王は・・・」編:ドロンボー一味を抜けたボヤッキーを、ヤッターマン1号の代わりにと誘うヤッターマン2号。 まんざらでもないが二の足を踏むボヤッキー。 2人の話を壷の中で聞いていたハクション大魔王は・・・
「そのころ、キャシャーンは・・・」編:ヒーローらしく怪獣を倒しに行こうとするキャシャーンを一度は止めようとした父、東博士。 しかし、考えを改め、怪獣に負けないようにキャシャーンを進化させることに。
「そのころ、マグマ大使とゴールドライタンは・・・」編:ツーリングや星座のことなどを話題にしながら、宇宙空間でのんびりまったりしている2人。
「そのころ、バカップルは・・・」編:TVの臨時ニュースで怪獣の出現を知ったマチャヒコとユキピョンは・・・
「そのころ、オタクくんは・・・」編:怪獣に出現なんていうありえない出来事に、思わず引き笑いのオタクくん。 こんな時は一番大切なものを持って逃げるものだが、何を持って逃げたらいいのやら・・・
「そのころ集いしヒーローたち!」編:きっとヒーローが集結して怪獣をやっつけて待ちの平和を取り戻してくれるはず、と思いたいショータとコータは、高台から怪獣が暴れる様子を見つめて待つのだが・・・ 二人の前に現れたのはヒーローではなく、火の鳥だった。

声の出演:森りょういち(監督)、サノシュンスケ、清野由佳理、藤井智子、三嶋浩二、松本剛、坪谷光昭、MEGWIN、八奈見乗児。
八奈見乗児が出ているのに、ボヤッキーの声ではなく火の鳥の声。
じゃ、ボヤッキーは?と思ったら、森りょういち監督だった。(インタビュー記事より)

DVDの発売と同時に劇場公開。
1時間足らずの作品(1000円)だったが、楽しかった♪♪
コントや漫才のような掛け合いと、まったり緩ぅ~い脱力感が、たまらない(笑)
オリジナルのキャラたちを知っている哀生龍は、そのギャップもツボだった。
マグマ大使は、曲といくつかの映像だけしか知らないが、何故か子供の頃祖母の家に行くとマグマ大使の箸を使わされていたので、親近感が・・・
個人的に嬉しかったのは、数あるタツノコプロのキャラクターの中からゴールドライタンが選抜(?)されていること!!
そして一番笑ったのは、グレたアトムとお茶の水博士のやり取り(爆)

それぞれのエピソードと言うかキャラの会話は、誰かを思い出すような身近で見聞きしたことがあるような気がして、面白みを誘う。
「ピーピング・ライフ」という5分程度のCGアニメがあるということは知っていたが、今まで見たことは無かった。
ネット上でも色々見ることが出来るが、DVDを大人買いしてしまいたくなってしまった。(まだ買っていないが)

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2014年11月13日

マダム・マロリーと魔法のスパイス

The Hundred-Foot Journey

公開中なので控えめに。

カダム一家が家族で経営していたムンバイのインド料理店は、暴動に巻き込まれて焼かれてしまった。
料理名人だったママも亡くなってしまった。
ヨーロッパで再起を図ろうとロンドンに移った後、一家はフランスへ。
山道で車が故障して立ち往生した彼らに手を貸してくれたのは、偶然通りかかったマルグリット(シャルロット・ルボン)。
彼女は台所にあったもので、手早く美味しい料理を振舞ってくれた。
食材の美味しさ、豊かさに、パパ(オム・・プリ)はこの地で店を開くことを決めてしまう。
長男マンスール(アミット・シャー)をはじめ子供たちは、フランス人はインド料理なんか食べないと止めたが、パパは耳を貸さずに料理店だった売家を買ってしまった。
しかし、30mほどの道を挟んだ真向かいには、マダム・マロリー(ヘレン・ミレン)が経営する上品なフランス料理店、ミシュランの星を1つ獲得している<ル・ソール・プリョルール>が!
<メゾン・ムンバイ>の準備中も開店初日も、マロリーから嫌味を言われたり妨害をされたりするが、パパは負けじとやり返す。
<メゾン・ムンバイ>のコックは、ママから手ほどきを受けた次男のハッサン(マニッシュ・ダヤル)。
彼には、もって生まれた料理のセンスと鋭い味覚と嗅覚、そしてママが遺したスパイスがあった。
純粋に料理を愛し好奇心と向上心が旺盛なハッサンは、伝統あるフランス料理も学びたいと思っていた。
そんな彼にフランス料理の本を貸してくれたのは、マルグリットだった。
彼女は<ル・ソール・プリョルール>のスー・シェフだったのだ。
ライバル店の料理人同士ではあったが、2人は惹かれあい・・・
そんなある日、<メゾン・ムンバイ>の塀に悪意ある悪戯書きが書かれただけでなく、放火までされ、ハッサンは両手に火傷を負ってしまった。
その卑劣な行為に腹を立てたのは、カダム一家だけでなく、マロリーも同じだった。
これがきっかけとなりカダム一家とマロリーの距離が縮まっただけでなく、彼女はハッサンの才能を認め・・・
マロリーは2つ目の星を切望していた。
ハッサンも料理の道を究めようと努力を続けるのだった。

哀生龍は料理や食べることには興味が無く、日常的に良く食べているものを除くと、映像や写真を見ただけでは味も臭いも食感もイメージが湧いてくることは滅多にない。
そのため、この映画を見ても嗅覚や味覚が刺激されることは無かった。
こんな料理&食事に鈍感な哀生龍は、“スパイスを加えるだけ”でミシュランの星が増えるはずもないし、分子料理等の前衛的な料理に更なる革新が起きるはずも無いと、ハッサンの快進撃に違和感を覚えてしまった。
もちろん“スパイスを加えるだけ”というのはかなり大雑把な表現だが、しかし、ハッサン自身の才能や練に練ってレシピに手を加えたという描写よりも、パラパラっとスパイスを足す描写の方が目についてしまったから、そう感じてしまったのだ。
一方、料理映画に良くある食事シーンの口元のアップがほとんど無いため、そのような描写が生理的に苦手な哀生龍にとっては、とても見やすい作品だと感じた。

物語やキャラクター設定は、キャストの持ち味とあいまってとても分かりやすかったし、人間同士の化学反応を楽しむことが出来た。
それぞれ、頑固だし手に入れたい物があるし個性が強くて嫌な面もあるが、他人の才能を認める度量があり優しく善良な面もある。
色々な面の出し方や描写が心地良い。
物凄く盛り上がることは無いが、飽きることも無い。
誰の日常にも起きる喜怒哀楽を優しい目線で少々ドラマチックに描いているように感じたため、ラッセ・ハルストレム監督らしい作品ということかな?、と思った。

注目されるようになった後で、どんどん髭が濃くなり目が鋭くなり鬼気迫っていくハッサン。
山田孝之に似ていると思ってしまったのは、哀生龍だけ?

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2014年11月12日

100歳の華麗なる冒険

Hundraåringen som klev ut genom fönstret och försvann
The Centenarian Who Climbed Out the Window and Vanished
The Hundred-Year-Old Man Who Climbed Out the Window and Disappeared


公開中なので控えめに。

スウェーデンの老人ホームで、アラン(ロバート・グスタフソン)の100歳の誕生日を祝おうと、彼の部屋にケーキを持って職員たちが入っていくと・・・
今まで徘徊することも無かったアランの姿が忽然と消えていた。
爆薬の音につられて窓から出て行ったアランは、行く当ても無くのんびり歩いているうちに駅に着いた。
ポケットの中に入っていた小銭で行ける所までバスのチケットを手に入れたアランは、トイレに入ろうとして悪態をつく若者からスーツケースの番を命じられた。
しかし、バスが来てしまう。
アランはスーツケースを持ったままバスに乗り・・・
子供の頃から爆薬に興味を持ち自分で爆発物を作って遊んでいたアランは、両親が相次いで亡くなった後、その趣味が災いして精神病院へ。
しかし、「人生はなるようにしかならない」と言う母の言葉通り、運命に抗わずに流れに身を任せる。
スペイン内戦ではフランコ将軍と関わり、第二次世界大戦ではロバート・オッペンハイマー博士と関わり・・・
多くの歴史上の人物と関わり、政治の表裏に関わってきた。
そして今アランは、バスを降りたところで知り合ったユーリウス(イヴァル・ヴィクランデル)と共に、暢気に旅に出た
老人ホームから通報を受けた警察が捜していることも、スーツケースの中身を取り戻そうとするギャングに追われていることも知らずに。

さすがスウェーデン映画!
と妙に納得してしまった。
この緩さ、このシニカルさ、この予想の斜め上を行く展開。
老人ホームを逃げ出した老人の話かと思いきや、100歳になるまでの波乱万丈に満ちた人生がたっぷりと描かれていた。
しかし、“波乱万丈”とは間違いなく本人は思っていないだろう。
なにしろ「人生はなるようにしかならない」のだから、流れに身を任せていたら何となくそんな人生になただけ。
政治的な思想が特にあるわけでもなく、自分の意思でどちらかの味方についたのでもないようなアランは、悩んだり無理に頑張ったりせずに常に自然体。
嘘もつけそうに無いのに、ダブルスパイにもなった?
正直で人が良くて親切で穏やかで、それでいて爆発物が大好き!
最強の男だ!!

元気で長生き&好奇心旺盛で行動的
理想的な老後!
100歳であんな冒険が出来たら凄いなぁ~と思っていたら、隣の席で映画を見ていたおじさんから帰りがけに「あと3年で100歳なんだ」と声をかけられた。
少し猫背なことを除くと、足取りもしっかりしているし喋りもはきはき。
その上、1人で映画を見に来ていたようだ。
すぐ隣の席にアランのような元気なご老人がいたことに驚いた!

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2014年11月11日

ザ・ゲスト

The Guest

公開中なので控えめに。

ローラ・ピーターソン(シーラ・ケリー)はイラク戦争で長男ケイレブを亡くした悲しみからまだ立ち直ることができずにいた。
ある日ピーターソン家を訪ねてきた青年デイヴィッド(ダン・スティーヴンス)は、ケイレブの戦友だと言った。
しばし躊躇った後、ローラは彼を家に上げる。
デイヴィッドはケイレブから家族を守って欲しいと頼まれたと話し、ローラを慰め、すぐに彼女と打ち解けた。
是非泊まっていってとローラは彼を引き止め、そのままデイヴィッドはケイレブの部屋に留まった。
ピーターソン家のために心を砕き、問題の解決に手を貸してくれるデイヴィッドは、少々独善的で過激な方法を取ることもあったため、ケイレブの妹アナ(マイカ・モンロー)は少し警戒する。
その上、デイヴィッドが来てからというものの、夫スペンサー(リーランド・オーサー)の突然の昇進など、ピーターソン家の周りでは奇妙な出来事が。
思い切ってアナは基地にデイヴィッドのことを問い合わせた
すると・・・
次男のルーク(ブレンダン・マイヤー)は、疑惑を明らかにしようとする姉アナの手伝いをしつつも、虐めから救ってくれたデイヴィッドを信じていた。
そんなピーターソン家にカヴァナー少佐(ランス・レディック)が駆けつけたときには・・・

以下、もしかするとネタバレしているかもしれないから、これから見る人は要注意!

笑顔を絶やさず礼儀正しく謙虚な好青年だと思われたデイヴィッドに対して、少しずつ少しずつ違和感が大きくなっていき、ついにはその正体が明かされる!
といったサイコ・サスペンス。
フライヤーや予告編で、すでにこの“ゲズト”には異常性があることを匂わせているから、興味を引かれるのは彼の正体。
そして、はらはらわくわくと期待してしまう部分は、家族の中で彼を信じきっている人の危うさと、彼を疑っている人に訪れるであろう危機だ。
中盤までの盛り上がりは、イイ線いっていた。
デイヴィッドの爽やかな笑顔に、「ドリームキャッチャー」でジョンジーを演じたときのダミアン・ルイスに似た、笑顔に滲み出る狂気のようなものが感じられて、ビックリ箱から飛び出すのはいったい何なのか?とワクワクした。
しかし・・・・
期待し過ぎたのかもしれないが、ラストの展開はありきたりだと感じてしまった。
ハロウィンの準備がされた学校の中は、若手俳優が次々殺されるタイプの作品でもありがち。
(学校のハロウィン行事って、こんなに力を入れて仕掛け作りをするものなのか・・・・)
これで終わりじゃないと予感させる演出も、予想通りで、ドキッともゾクッともしなかった。

かなり重要な機密事項のはずなのに、少佐はアナに必要以上に情報を開示してしまっていたが、良いのだろうか?
知られたからには殺してしまえ! ともならなかったし・・・

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2014年11月10日

弾丸刑事(デカ) 怒りの奪還

Bullet

公開中なので控えめに。

長年追っているカリート(ジョナサン・バンクス)に尻尾を掴むためには、多少強引な手も使う強面の刑事フランク(ダニー・トレホ)。
一方、カリートは、死刑執行が迫る息子マヌエル(エリック・エテバリ)を救うために、宿敵フランクを利用することに。
フランクは愛し大切にしているのマリオを(カイル・ビジャロボス)公園で遊ばせている時、女性が男たちに襲われていることに気付いた。
フランクがマリオのそばを離れた僅か数分の間に、マリオが誘拐されてしまった。
孫を助けたければ、マヌレルが犯人とされている事件は自分が真犯人だと書かれた書類にサインをしろと、フランクに迫るカリート。
カリートの策略にはめられてしまったフランクは、警察からも追われることになってしまう。
猶予は72時間。
孤独の戦いを強いられることになったフランクは、マリオを取り戻ることは出来るのか?
マヌレルの罪を被ってしまうのか?

フランク・“バレット”・マラスコは、一見すると刑事には見えないどころか、売人も疑わないような犯罪者面。
その凄みのある風貌も有効に使う、ロス市警の敏腕刑事。
ダニー・トレホが敏腕刑事と言うところが面白味ではあるのだが、昨今の彼のイメージは銃器よりもやっぱりマチェーテ(爆)
そして年齢を感じさせない肉弾戦。
その点ではあまり見せ場が無かったのが残念。
ついでに言ってしまえば、敵味方かなり撃ちまくるのだが、命中率が低すぎやしないか?(苦笑)

ダニー・トレホが主演だからB級アクション物だろうと思っていたから、このレベルの出来でも不満は無い。
色々、もう少しどうにか・・・と思う部分もあったが、劇場で見られただけでラッキーと言うことで(笑)

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2014年11月07日

エクスペンダブルズ3 ワールドミッション

The Expendables 3

公開中なので控えめに。

バーニー・ロス(シルヴェスタ・スタローン)率いるエクスペンダブルズは、経験豊富なベテラン傭兵集団
彼らはCIAからの仕事をするにあたり、創立メンバーの1人ドク(ウェズリー・スナイプス)を囚人護送列車から奪還した。
バーニー、ドク、そしてリー・クリスマス(ジェイソン・ステイサム)、ガンナー・ヤンセン(ドルフ・ラングレン)、トール・ロード(ランディ・クートゥア)、ヘイル・シーザー(テリー・クルーズ)は、武器商人から武器を強奪するためにその現場に踏み込んだ。
ところが、ミンスはエクスペンダブルズ創立メンバーの1人で、かつてバーニーが自分の手で殺したはずの男、コンラッド・ストーンバンクス(メル・ギブソン)だった。
動揺するバーニー。
作戦は失敗し、シーザーは撃たれて病院送りに。
容赦ないCIAのマックス・ドラマー(ハリソン・フォード)はバーニーの前に現れて、ストーンバンクスを生け捕りにしろと指令を与える。
バーニーはその仕事を受けるものの、エクスペンダブルズを一方的に解散してしまった。
今まで一緒に戦ってきた仲間をストーンバンクスに殺されたくなかったからだ。
代わりに、旧知の仲のボナパルト(ケルシー・グラマー)の紹介で雇い入れた命知らずで腕の立つ若者たち、ジョン・スマイリー(ケラン・ラッツ)、ルナ(ロンダ・ラウジー)、ソーン(グレン・パウエル)、マーズ(ヴィクター・オルティス)で新たなチームを作った。
採用しなかったのに、押しかけてきたお喋り好きなガルゴ(アントニオ・バンデラス)も連れて行くことに。
ベテランチームとは違った角度から期待以上の働きをしてくれた彼らだったが、相手が悪すぎた。
窮地に陥ったバーニーと新チームの前に現れたのは・・・

往年のアクションスターや格闘技界の大物などが、嬉々として暴れまくる姿を愛でる作品♪
ストーリーよりも、それぞれの個性やチームワークや丁々発止を楽しむ作品♪
なので、若者チームが出てきたときは、どうなるのかと少しハラハラ。
もちろん体の切れもいいし、ITツールも使いこなせるが、いかんせん個性が弱い
ベテランたちはキャラが出来上がっていてそれぞれが強い個性を放っているから、若者たちはどうしても霞んでしまう。
その上、いっぱいいっぱいで戦っている感じがして、ベテランたちの窮地に追い込まれても不思議と余裕を感じさせるあの安心感が無い。
だが、それでいいのだ。
それが、まだまだ実戦経験が少ない若者らしさ。
もっと言ってしまえば、ベテランたちの引き立て役なんだし(笑)

飛行機だけでなくヘリコプターのライセンスを持っているハリソン・フォードが演じるドラマーは、ヘリを飛ばして大活躍!
仕事上のライバルであるトレンチ(アーノルド・シュワルツェネッガー)も一肌脱いでくれる。
そして、今回もちょっとだけ登場したイン・ヤン(ジェット・リー)は・・・  いつからそんなことになっていたんだ!?

それにしても、ガルゴのマシンガントークは強烈だった ( ̄∇ ̄;)ハッハッハ
狭い部屋に口を割らせたい誰かを彼を一緒に一昼夜閉じ込めておくだけで、十分な拷問になるんじゃないかと思うほどに。

で、一番面白かったのは、もしかするとパンフレットに書かれていたキャラそれぞれのキャッチコピーかも?
たとえば、リー・クリスマスは「SUPERジェラシー大将」、イン・ヤンは「帰ってきちゃったドラゴン」と言う感じ。

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posted by 哀生龍 at 06:06| Comment(4) | TrackBack(9) | | 更新情報をチェックする

2014年11月06日

ガンズ&ゴールド

Son of a Gun
Guns & Gold


公開中なので控えめに。

オーストラリア、バース。
その日刑務所に収監された19歳のJR(ブレントン・スウェイツ)は、初犯で刑期も短く、模範囚なら半年で出られるはずだった。
しかし、凶悪な囚人に目をつけられたら地獄の日々となる。
真面目な性格のJRは見て見ぬ振りが出来ないタイプだったため・・・
そんなJRを気に入ったのは、強盗犯で当分は出られそうに無いブレンダン(ユアン・マクレガー)。
彼は荒くれどもからも一目置かれているようだった。
普段は静かにチェスをやっているブレンダンに、チェスが得意なJRが話しかけたのがきっかけ。
ブレンダンはまるで父親のようにJRを守り、いろいろな事を教えた。
そして半年で無事に出所したJRは、ブレンダンとの約束を守って、犯罪組織のボスであるサム(ジャセック・コーマン)に会い、ブレンダンと2人の仲間の脱走を手引きした。
師弟関係は終わりではなかった。
サムが持ちかけた金塊強奪の話を、悩んだ末にブレンダンは請け負い、その計画にJRも関わることになったのだ。
チェスと同じように何手も先を読み、“駒”の使い方にも間違いが無く、危険な計画であってもブレンダンの山は成功間違いなし。
一方JRにも、ブレンダンには内緒の計画があった。
サムのところで働くターシャ(アリシア・ヴィキャンデル)のことが好きになってしまったJRは、分け前を手に入れたら彼女を連れて逃げようと考えていた。
ところが、サムが仲間に加えた彼の甥ジョシュ(トム・バッジ)のせいで・・・

哀生龍が見たことがあるオーストラリア映画は、からっと明るいハッピーな作品か、貧困層や労働者階級を描いたイギリス映画のような趣の作品、この2つのタイプが多かった。
この作品は、イギリス映画っぽさを感じさせつつ、乾いた空気感はオーストラリアらしいように思った。

お目当てはもちろんユアン・マクレガー。
カリスマ性のある強盗犯と言う悪役を演じるユアンはイメージしにくかったのだが、見てみたらとてもしっくり
ブレンダンはチェスが得意で冷静沈着。 面倒見が良く、信頼感がある。 真剣で厳しい表情を良く見せるが、時々笑顔も見せる。 むやみに殺さない。 ちょっと人がいいところもある。
父親・父性愛を求めるようなJRを息子や弟子を育て導き見守る保護者として良く面倒を見ているが、一方では使い勝手のいい駒として考えていることが見え隠れ。
ブレンダンを信頼する仲間スターロ(マット・ネイブル)が、お気に入りのキャラ!

ブレンダンが良く例に出していたのは、「チェス」と「チンパンジーとボノボ」。
色々なことをチェスに喩えているが、チェスを得意とするJRにはきっとその意図はしっかり伝わっていただろう。
ボスのサムもチェスをやるから、映画のそこかしこでチェスが出てくる。
何でもかんでもチェスを引き合いに出しているとその内笑いを誘うことになっただろうが、所々に「チンパンジーとボノボ」の喩えを挟み込んでいたので、笑わずに済んだ。
何気ない台詞が、その後の出来事・展開の伏線となっていることもあった。
で読んでも面白い作品だろうな」、と思った。
本になっているのかな?

ブレントン・スウェイツは「マレフィセント」では情けない役を演じていて、冒頭の刑務所に入ったばかりのJRも犯罪者に向かない印象だった。
そんな彼が、物語が進むにつれどんどん精悍な表情に変わっていく。
だからと言って、“犯罪者面になった”、“どんどん犯罪者の世界にはまっていった”と言うわけでもない。
生き残る・生き延びるすべを身につけて行った、といった印象が強いかな?
もしブレンダンに関わらなければ、半年で出所した段階でまっとうな世界に戻れたとも思ってしまうが(苦笑)

ネタバレになるといけないからこれ以上は書かないが、アクション・サスペンスにプラスして、“心理戦”を楽しむ作品だった。

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2014年11月05日

ドラキュラZERO

Dracula Untold
Dracula Zero


公開中なので控えめに。

15世紀。
トランシルヴァニア地方を治めるヴラド3世(ルーク・エヴァンス)に対し、勢力を拡大し続ける大国オスマン帝国の皇帝メトメフ2世(ドミニク・クーパー)が多額の貢納金だけでなく、1000人の少年を要求してきた。
その中には、人質としてヴラドの息子インゲラス(アート・パーキンソン)を差し出すことも含まれていた。
ヴラド自身、父の時代に1000人の少年と共にオスマン帝国の軍隊に入れられ、殺人兵器として育てられ生きた経験がある。
メトメフも一緒に戦った兄弟のような存在だと一縷の望みを持って交渉に赴いたが、ヴラドの申し出は受け入れられなかった。
要求を拒絶すれば戦争になってしまう。
かといって、息子や臣民に自分と同じ思いを経験をさせたくはない。
追い詰められたヴラドは、洞窟の中で出会った闇の存在(チャールズ・ダンス)と契約を交わす決意を固めた。
伝説の闇の力を得る代償は、あまりにも大きい。
3日間の血の渇きに耐えられなければ二度と人間には戻ることは出来ないうえに・・・・
ヴラドは愛する家族を、大切な臣民を、トランシルヴァニアの地を、オスマン帝国から守りきることが出来るのであろうか。

ドラキュラ、ヴァンパイアを描いた作品は昔から多いが、最近は頻繁に新作が作られているような気がする。
映画にしろTVにしろ。
と思いつつも、吸血鬼物(特に古典的なタイプ)は好きなので、見てしまった。
ヴラドが吸血鬼になった経緯や理由をどんな風に描くのかも気になったし、予告の印象でアクションやファンタジー感も楽しめそうだと思ったから。

で、期待通りのファンタジー・アクションを楽しめた。
吸血シーンや闇のパワーを使うシーンよりも、剣を振り回して滅多切りし串刺しにしていくシーンが一番盛り上がった♪
ドラキュラの元になったドラゴンを意味する「ドラクル」、そしてドラゴン騎士団とか、ドラクレア公とか。
その何相応しい紅の龍が浮き彫りのようになっているヴラドの冑が、とてもとても哀生龍好みで格好良かったぁ~~♪♪
ルーク・エヴァンス自身の顔だちや表情が、溌剌とした二枚目と言うよりは陰のある苦悩の人が似合うタイプだから、ヴラドにぴったりだったと思う。
がっちり体型じゃないのも良い。

もちろん悲しい物語も。
臣民を守るために闇の力を手にしたヴラドを、化物として殺そうとする何も知らない人々。
父に喜んでもらうため、誇りに思ってもらうため、ヴラドの妻であり母であるミレナ(サラ・ガドン)の手を振りほどいて人質になろうとする少年インゲラス。
どこまでも夫ヴラドを信じ彼を助け守ろうとするミレナ。
そして、暗い洞窟の中で“その時”が来るのを待ち続ける闇の存在。
こういう作品は、ある程度ベタな方が楽しめると思う。

メトメフの家臣の1人を演じた、ソー・クリスチャンソン(ソルヴァルドゥル・ダーヴィッド・クリスチャンソン)は、目を引いた。
「アウトロー」の主役を演じた時の黒っぽく見える髪色とは違い、金髪に近く、髪型もユニーク。
モヒカンを三つ網にしてちょんまげにしたようなスタイル、
あの髪型、キュートだなぁ~(笑)

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2014年11月04日

レンタルリスト

ブログに感想を書いたかどうかに関係なく、借りた作品のリストを書いておくことに。

10月
我が家のおバカで愛しいアニキ  お目当て:ポール・ラッド
セクター5 [第5地区]  お目当て:
ターミネーター・ソルジャー  お目当て:ケヴィン・ソルボ
パラドックス PARADOX  お目当て:ケヴィン・ソルボ
セルフィッシュ・サマー  お目当て:ポール・ラッド エミール・ハーシュ
さよなら、アドルフ  お目当て:
グランドピアノ ~狙われた黒鍵~  お目当て:イライジャ・ウッド
インサイド・ミー  お目当て:カム・ジガンディ
エイリアン・インフェクション  お目当て:クリスチャン・スレイター
タイムリミット  お目当て:
8月の家族たち  お目当て:ユアン・マクレガー
ハマー・オブ・ゴッド  お目当て:
沈黙の処刑軍団  お目当て:ダニー・トレホ
スリーピング・ビューティー 眠れる森の美女と呪われた城
MI5:消された機密ファイル  お目当て:レイフ・ファインズ ビル・ナイ ユエン・ブレムナー
モンキー・ラッシュ  お目当て:

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2014年11月03日

今後の劇場鑑賞予定

劇場で見ようかなと思っている作品。
11/2にアップしたリストはここ

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posted by 哀生龍 at 12:59| Comment(0) | TrackBack(0) | その他 | 更新情報をチェックする