2014年12月31日

今年の総決算

ここ数年恒例の、劇場鑑賞分を見た順番にタイトルを並べただけのもの。
レンタルの方は、月16作で固定している。

1人で見た作品、相棒と見た作品、息子と見た作品・・・
娘とは趣味が合わないから、子供の頃を除くと一緒に見たことは無い。
誰かと一緒に見に行くと、時間や場所を相手の都合を意識しながら決めなくてはならないから、実は少々面倒だと思うことも。



01:ネイビーシールズ:チーム6
02:オッド・トーマス 死神と奇妙な救世主
03:New York 結婚狂騒曲
04:ホワイトタイガー ナチス極秘戦車・宿命の砲火
05:アウトロー
06:スティーラーズ
07:オンリー・ゴッド
08:アイム・ソー・エキサイテッド!
09:なんちゃって家族

10:アメリカン・ハッスル
11:ザ・ドア 交差する世界
12:ミスティック・アイズ
13:マイティ・ソー/ダーク・ワールド
14:メイジーの瞳
15:ガンズ・アンド・ギャンブラー
16:エヴァの告白
17:エージェント:ライアン
18:最強ゾンビ・ハンター
19:大統領の執事の涙

20:ガンズ・アンド・ストレンジャー
21:キック・アス/ジャスティス・フォーエバー
22:ダラス・バイヤーズクラブ
23:ラヴレース
24:マチェーテ・キルズ
25:ホビット 竜に奪われた王国
26:ダリオ・アルジェントのドラキュラ
27:リディック:ギャラクシー・バトル
28:アナと雪の女王
29:ロボコップ

30:ランナウェイ・ブルース
31:LIFE!
32:レゴレジスタードマークムービー
33:ローン・サバイバー
34:ワン チャンス
35:セインツ -約束の果て-
36:ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う!
37:チョコレートドーナツ
38:キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー
39:アメイジング・スパイダーマン2

40:プリズナーズ
41:シンプル・シモン
42:ブルージャスミン
43:MAMA
44:ニューヨーク 冬物語
45:カニバル
46:X-MEN:フューチャー&パスト
47:グランド・ブダペスト・ホテル
48:ポンペイ
49:ハミングバード

50:ノア 約束の舟
51:300<スリーハンドレッド> ~帝国の進撃~
52:LUPIN THE IIIRD 次元大介の墓標
53:攻殻機動隊ARISE border::3 Ghost Tears
54:her/世界でひとつの彼女
55:トランセンデンス
56:マレフィセント
57:ジゴロ・イン・ニューヨーク
58:ダイバージェント
59:マイ・ブラザー 哀しみの銃弾

60:レッド・スカイ
61:サンシャイン/歌声が響く街
62:バトルフロント
63:トランスフォーマー/ロストエイジ
64:プロミスト・ランド
65:バルフィ! 人生に唄えば
66:NO ノー
67:攻殻機動隊 ARISE border:4 Ghost Stands Alone
68:アイ・フランケンシュタイン
69:ザ・ヘラクレス

70:フライト・ゲーム
71:ザ・マペッツ2/ワールド・ツアー
72:ガーディアンズ・オブ・ザ・ギャラクシー
73:バツイチは恋のはじまり
74:アバウト・タイム ~愛おしい時間について~
75:記憶探偵と鍵のかかった少女
76:ファーナス/訣別の朝
77:ジャージー・ボーイズ
78:荒野はつらいよ ~アリゾナより愛をこめて~
79:悪童日記

80:グレース・オブ・モナコ 公妃の切り札
81:ミニスキュル ~森の小さな仲間たち~
82:誰よりも狙われた男
83:ヘラクレス
84:ドラキュラZERO
85:ガンズ&ゴールド
86:エクスペンダブルズ3 ワールドミッション
87:弾丸刑事(デカ) 怒りの奪還
88:ザ・ゲスト
89:100歳の華麗なる冒険

90:マダム・マロリーと魔法のスパイス
91:Peeping Life - WE ARE THE HERO -
92:パワー・ゲーム
93:デビルズ・ノット
94:ラスト・デイズ・オン・マーズ
95:フューリー
96:ブレックファスト・クラブ
97:ホビット 決戦のゆくえ
98:ゴーン・ガール
99:神は死んだのか
100:ベイマックス
101:天国は、ほんとうにある
102:おやすみなさいを言いたくて
103:毛皮のヴィーナス



多分漏れはないと思う。

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2014年12月30日

毛皮のヴィーナス

La Vénus à la fourrure
Venus in Fur


公開中なので控えめに。

トマ・ノヴァチェク(マチュー・アマルリック)は、マゾッホの小説「毛皮を着たヴィーナス」を自身の手で脚色・演出する舞台のオーディションを行った。
しかし、主役のワンダのイメージとは程遠いガキみたいな喋り方をする女優ばかりだった。
関係者はすでに帰り、トマ自身も帰ろうとしていた矢先、1人の女優(エマニュエル・セニエ)が遅れてやってきた。
下品な口調で雨に降られたことを愚痴る彼女は主人公と同じワンダという名前で、SM作品だと考えて犬の首輪とレザーのボンデージを着ていた。
トマが疲労感を滲ませ苛立ちながら、すでにオーディションは終わっていて関係者も帰っていることを伝えても、はっきりと「タイプが違う」と断っても、ワンダは気にせず折角来たんだからオーディションをやらせてくれと食い下がる。
渋々トマは、ワンダを舞台に上げた。
3ページ分だけ演じさせ、さっさと終わらせてしまおうと考えたのだ。
ところが、小説が出版された時代のイメージに合う衣装を着て舞台に上がったワンダは、ワンダ・フォン・ドゥナエフ夫人の台詞を喋りだした途端、雰囲気が一変した
相手役セヴェリン・フォン・クシェムスキー博士の台詞をトマが言うことになったのだが、彼自身も次第に熱が入っていく。
下品で無教養に思えたワンダは、深く役を理解し、知識もあることが次第に分かってくる。
一方で、トマが美しい愛の物語だと考えている「毛皮を着たヴィーナス」を、彼女は女性差別、性差別のポルノだと非難する。
3ページが終わっても、トマはオーディションを終わらせるどころか、更に続けることを提案
トマの婚約者から何度も電話が入るが、それでも彼はオーディションを続ける。
博士からの毛皮と鞭に関する告白、夫人の博士に対する態度の変容・・・・
そして、トマとワンダの立場にも変化が・・・

マゾッホの「毛皮を着たヴィーナス」という作品の存在は知っているが、まだ読んだことが無い。
だから、この作品(作品中の舞台)がどのような内容なのか、どんな展開になるのか、あえて予備知識を入れずに見た。
現実のことなのか舞台の中のことなのか、次第に境界線があいまいになっていき、力関係も揺らいでいき、とても幻想的だった。
不思議で、下品な部分まで含めて上品で、エロスが漂う、不安感と心地良さを併せ持つ作品だった。
オーディションの舞台は、前の作品(「幌馬車」のミュージカル版)の大道具小道具が残ったままで、手前に置かれた長椅子とデスクとそこで演じられる芝居とのギャップもまた、何とも・・・

2人芝居
100分近く、ほぼ舞台の上で、ずっと2人っきり。
なのに飽きることが無い
2人の関係がどうなっていくのか、物語がスリリングなのはもちろんだが、それだけじゃないパワーを感じて目が放せない。
舞台の台本を読んでいるかと思うと、ワンダが時々ツッコミを入れたり電話がなったりして、現実に引き戻される。
ニットのストールなのに毛皮の手触りを感じさせたり、フランス語の言葉遣いは全く分からないのに夫人の言葉遣いの上品さが伝わってきたりと、2人の役者の力量あってこその作品だよね。
もちろん、演出もカメラワークも照明も計算され尽くしていて凄いんだろうけれど。

フランス語やフランス作品が苦手な哀生龍だが、マチュー・アマルリックの作品は見たくなる。
彼自身が持つ雰囲気やセンスが好きなのだが、この作品のマチューは見ごたえあり!
複雑なキャラを演じているから、色々なマチューを見ることが出来るしね。

ラストがとてもシニカルで、見終わった時の哀生龍のテンションはかなり高かった。
思わずニヤリと笑ってしまった。
そう来たか!
あの部分が、ここで効いてくるとは!!
と。

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2014年12月29日

おやすみなさいを言いたくて

Tusen ganger god natt
A Thousand Times Good Night
1,000 Times Good Night


公開中なので控えめに。

報道写真家のレベッカ(ジュリエット・ビノシュ)は、危険な紛争地域で取材中に爆発に巻き込まれて重傷を負ったが、アイルランドの自宅に帰ってくることが出来た。
海洋生物学者の夫マーカス(ニコライ・コスター=ワルドウ)、しっかり者の長女13歳のステフ(ローリン・キャニー)、まだまだ無邪気な次女7歳のリサ(アドリアンナ・クラマー・カーティス)、そして友人トム(ラリー・マレン・Jr.)とテレサ(マリア・ドイル・ケネディ)が、レベッカの帰宅を喜び祝ってくれた。
しかし、彼女の忘れられた場所の真実を写真で伝えようとする情熱を理解し応援してくれていると思っていたマーカスから、「もう無理だ」と告げられてしまう。
レベッカが取材する場所は、いつも危険な戦地や紛争地帯。
そんな場所に彼女を送り出す家族の気持ち、彼女が無事に帰宅するまで毎日不安に怯え神経をすり減らしながら待つ者の気持ち
娘の誕生日を一緒に祝うことも出来なかった。
寂しい思いをしてきた家族。
特に思春期のステフは、心を閉ざしぎみ。
レベッカは家族と家庭を犠牲にしてきたことを痛感し、世界的な写真エージェンシーに「もう仕事はしない」と決意を告げ、家庭に留まり、妻として母として家族との時間を取り戻そうと努力する。
そんな時、レベッカは友人から安全なケニアの難民キャンプの取材を頼まれる。
一度は断ったレベッカだったが、学校の課題でアフリカについて調べているステフは、ぜひとも母親と一緒に行きたいと両親に訴えた。
ところが、安全なはずの難民キャンプで銃声が鳴り響いた。
その時レベッカは・・・

ポッペ監督自身も、報道写真家として世界の紛争地域で取材をしてきた経験があるそうだ。
家族を愛する女性であり、使命に燃える報道写真家でもあるレベッカ。
安全で毎日家から通える仕事であっても家庭と仕事の両立が難しいことがあるのに、レベッカの仕事は特殊。
家を空けることが多いだけでなく、日々自分の命を危険にさらすような仕事だ。
それも、報道写真家として事実をそのまま伝えるために、目の前の人間の命を救う代わりに淡々と写真に収めなければならない場合もある。
肉体的にだけでなく、精神的にも大きな負担がある仕事。
しかし、本人は望んでその仕事をしているのだし、使命と情熱を持って取り組んでいるのだから、その代償も覚悟の上だろう。
一方家族は・・・
そんな女性だと理解したうえで結婚した夫はまだしも、子供にとっては母親が不在ということだけでも大きな負担となるだろう。
段々物事が分かるようになるにつれ、母親が何時死んでもおかしくない場所にいること、自分達の傍にいることよりも他人の子供の命を気にしていること等に疑問を持ち、理解に苦しむ時期が来るだろう。
そんな時、彼女自身は、夫婦は、家族は、彼女の仕事にどう向き合うのか?
それに対する1つの答えが描かれた作品だと感じた。

マーカス自身、海洋学の方面から、自然環境に対する汚染を調べ世界に訴えかけるプロジェクトに関わっている人だから、最大限妻を理解し、彼女の情熱を応援し、平和な日常に安穏としている人々に世界の知られていない真実を伝える仕事をする妻を誇りに思っていることだろう。
そんな彼だから、自分自身も仕事を持ちながら年頃の娘2人を育てることの負担に耐えられなくなったのではなく、2人の娘が母の帰りを不安の中で待っているのに、家庭をかえりみる素振りを見せない妻への不満や怒りが募ったようだ。
彼自身、緊急の呼び出して現地の病院に飛び、妻の生死を確認しなければならない経験は、これ以上したくなかった。

もし、この作品が、夫・父が報道写真家だったらどう感じただろう?
年頃の娘にとっては、父よりも母のほうが、傍にいることが望まれる存在なのかもしれない。
割り切って考えた場合、親の役割と報道写真家の役割は、どちらの方が替えがきく役割なのか?
映画冒頭の取材場所は、宗教的に女性しか入れないはずだから、女性報道写真家ならではの取材成果だと思う。
こればかりは、男性には出来ない。
しかし、世界に危険地帯で取材をする女性報道写真家はレベッカ1人じゃないはずだから・・・ と考えると、子供が理解できる年齢になるまで少し仕事を休んでもいいのではないかと、思ってしまう部分も。
一方、もし父親が報道写真家だった場合は、母親が子供に理解させるように話して聞かせれば、もしかすると子供たちは疑問を持たずに父を応援するのかもしれない、と想像してみたり。

危険な仕事をする人は家庭を持つべきじゃない、なんて事は思わないが、ある瞬間のレベッカの本能的な行動を見たとき、彼女は家庭を持つべきじゃないのかもしれないと、思ってしまった。
世界には必要な人だが、家庭には向かない人。
彼女自身には家庭や家族が必要だろうが。

見た理由はニコライ・C=W。
どちらかというとあまり見ることが無い悲痛な表情を多く見ることが出来て、ちょっと嬉しかった。
作品が重かった分、時々彼が見せる笑顔にホッとした。

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posted by 哀生龍 at 12:22| Comment(0) | TrackBack(1) | | 更新情報をチェックする

2014年12月28日

天国は、ほんとうにある

Heaven Is for Real

公開中なので控えめに。

2003年、ネブラスカ州の小さな街インペリアル市。
説教が上手く気さくな人柄とあって、牧師のトッド(グレッグ・キニア)は街の人々から好かれていた。
牧師以外に、修理会社を営み、ボランティアで市の消防団に参加したり高校のレスリング部のコーチをやったり。
トッド自身も決して裕福ではなかったが、修理の代金が現金でなく物品であっても快く仕事を引き受けた。
そんなトッドの2人の子供が、ある日病気になった。
姉キャシー(レーン・スタイルズ)はすぐに回復したが、弟コルトン(コナー・コラム)はなかなか熱が下がらず、嘔吐を繰り返す。
4歳のコルトンは、穿孔性の虫垂炎と診断され、緊急手術となった。
小さな体で生死の境で戦うコルトンのために、トッドの妻ソーニャ(ケリー・ライリー)は、友人たちに連絡をしてコルトンのために祈って欲しいと頼んだ。
トッドは病院の礼拝堂で神に訴えかけていた。
「私の息子を奪う気か!?」と、椅子に八つ当たりをした。
奇跡的に一命を取り留めたコルトンは、それから暫くしてふとした時に不思議な話をするようになった。
自分の手術中に両親がしたことを見た、と。
コルトンは、天国に行ってすでに亡くなっている人、彼が知るはずの無い人に会ってきた、とも言う。
今まで牧師として神を信じ聖書の言葉を人々に伝えてきたトッドだが、これをどう受け止めたらいいのか、どう伝えればいいのか、そもそもコルトンの話や彼の経験は本当のことなのか、と信仰に疑問や揺らぎが生じてしまう。

事実を基にした作品。
「神は死んだのか」を見たばかりで、同じようにキリスト教に対する信仰を描いた作品を見たのは、たまたま偶然。
グレッグ・キニアが主役だから見ただけのことであって、「神は死んだのか」の感想にも書いたが、哀生龍はどちらかと言えば無神論者。
天国も地獄も特に信じてはいない。
死後の世界をまた生きたり輪廻転生するぐらいなら、死んだら無に帰る、というか、化学的に分解されて自然に帰るだけが良いな、という感覚。
だからと言って、この作品の元になった出来事(コルトンの経験)を否定する気も疑うつもりもない。
映画としては、心温まる家族のドラマと、トッドの家族と教会を中心に街の人々との交流を描いたドラマ、として見た。

トッドは教会と信仰と聖書と信者が生活の全てというようなタイプの聖職者ではなく、もっと街に溶け込んだ一市民として仕事を持ち現金収入の少なさに苦労しながら生活している男。
牧師として説教する時も、カラーすら着けていなかった。
説教の内容も、単に聖書の言葉を引用するだけでなく、身近で起きた出来事や家族のことを話していて、キリスト教に疎い哀生龍でも聞きやすいと感じる内容だった。

この出来事が牧師の家庭に起き、教会の説教の中で話したと言う状況は、非常に特別なことだったと思う。
その部分を除けば、突然の病気に生死を彷徨った幼い息子の奇跡の生還と、神に奇跡を祈り、子供を奪おうとした神を罵倒した普通の両親が経験した出来事。
だから、子供の親として、哀生龍は抵抗無くこの作品を見ることが出来た。
子供の命が救われるのであれば、こんな奇跡は否定しないし、逆にあって欲しい。

表情1つで、不器用な善人にも胡散臭さ溢れる小悪党にもなれる、グレッギ・キニア。
牧師で、修理屋で、レスリングコーチで、消防団で、良き父でもあるトッドの色々な顔に、彼の演技が説得力を持たせていた、と言いたい。
欲目?(笑)
しかし、彼以上に、コルトンを演じたコナーが凄くいい!
映画初出演だそうだが、嘘臭さが無いところが良かった。
4歳児らしい、ころころ変わる表情。
すまし顔だったのが突然ニコッとしたり、その直後にまた興味を失ったように表情が消えたり。
良い意味で安定していないところが、自然体の4歳児に見えた。

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タグ:ドラマ
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2014年12月24日

ベイマックス

Big Hero 6
Baymax


公開中なので控えめに。

幼い頃に両親を亡くした14歳のヒロ(声:ライアン・ポッター)は、大学生の兄タダシ(声:ダニエル・ヘニー)と共にキャスおばさん(声:マーヤ・ルドルフ)の家で暮らしていた。
ヒロが熱意を見せるのは、自作のロボットを非合法のロボット・ファイトで戦わせて勝利を得ること。
しかしタダシはそんなヒロに、天才的な才能を別の方向に生かしてもらいたいと考え、自分が通う工科大学に連れて行き、個性的で才能ある仲間たちやロボット工学の第一人者キャラハン教授(声:ジェームズ・クロムウェル)に引き合わせた。
タダシの狙い通りヒロは自分もこの大学に入りたいと言い出した。
大学の研究発表会でキャラハン教授の唸らせるような発表をすれば、飛び級で入学できると教えられて、ヒロは・・・・
大量の同じ形のマイクロロボットをヘッドセットでコントロールするという、無限の可能性のある発明を発表したヒロは、キャラハン教授に入学を認められた。
ところが、発表会の会場で火災が起き、取り残されたキャラハン教授も、彼を助けるために戻ったタダシも・・・
失意のどん底で部屋に引き篭もってしまったヒロの前に、白いビニール人形のようなロボット“ベイマックス”が。
タダシが作った心と体のケア・ロボットで、ヒロの痛みを訴える声によって起動したのだ。
どうしたらヒロの“痛み”を取り除いてあげられるのかと、あれこれ手を尽くそうとするベイマックスは、ヒロの元に1つだけ残っていたあのマイクロロボットが行きたがっている場所を突き止めるために街に出た。
慌てて後を追うヒロ。
辿り着いた廃倉庫の中で、誰かがマイクロロボットのコピーを大量に製造していた。
マイクロロボットをコントロールして襲い掛かってきたのは、歌舞伎の隈取マスクをした謎の男。
まさか、兄の命を奪ったあの火災は、仕組まれたものだったのか?
ヒロは、ベイマックスに戦闘能力を備えるためのバージョンアップをした。
一方ベイマックスも、悲しみを乗り越えられないでいるヒロには支えあえる友人たちが必要だと考え、タダシの大学の仲間たちを呼び集めた。

オリジナルタイトルの「Big Hero 6」は、マーベルコミックスのアメコミのタイトル。
検索してみたら、元々のベイマックスは、なんと緑色をした翼のあるドラゴンのような人工生命体だった!
タダシの大学の仲間も、オリジナルは「Big Hero 6」のメンバーで、全員日本人。
何処をどうアレンジしたら、ケア・ロボットの心温まる物語になるんだ?
さすがディズニーと言うべきか?
マーベル・スタジオズは何年も前にディズニーに買収されているから、こんな作品が作られてもおかしくは無いのだが、それにしてもこんなに設定が変わるとは・・・

タダシの仲間たちをここで紹介しておこう。
電磁サスペンションを使ったパワードスーツのゴー・ゴー(声:ジェイミー・チャン)
レーザーブレードを発生するパワードスーツのワサビ(声:デイモン・ウェイアンズ・Jr.)
凝固する泡を発生するボールを使うハニー・レモン(声:ジェネシス・ロドリゲス)
火炎を吐く怪獣の着ぐるみ風パワードスーツのフレッド(声:T・J・ミラー)
哀生龍はフレッドがどうしてもリス・エヴァンスに見えてしまって、可笑しいやら面白いやら。
で、一番のお気に入りになってしまった。
彼の家の執事ヒースクリフ(声:デイヴィット・ショーネシー)も、典型的な・・・(* ̄m ̄)プッ
このフレッドの家族写真(肖像画?)を見た瞬間、笑いそうになった。
彼の父親の顔は、どう見てもマーベルコミックのあの御大!
と思っていたら、ラストに台詞もあり、その声を当てていたのが、なんと御大ご本人!!
本当に噴出しそうになったよ。

ついでに書いておくと、ヒロの発明を商品にしたがっていたハイテク企業のクレイの声を担当していたのは、アラン・テュディックだった。

確かに心温まる素敵な作品だし、ベイマックスの動きは愛らしく癒されるのだが、哀生龍はどうにも“日本もどき”に馴染むことができなくて・・・
日本風の名前も、日本風(というより日本にある中華街風?)の景色や建物も。
元々「Big Hero 6」は日本が舞台で、日本人ヒーローが活躍するコミックではあるから、映画化に当たって追加になった設定ってわけじゃないのだが。

硬いイメージのロボットに柔らかさを持たせ、心を持たないはずのロボットが人の心を人の体を気遣いケアする。
近未来にはそれが常識になっているかもしれないが、いまだに機械が喋ることに抵抗や不快感を覚えることのほうが多い哀生龍が、もしロボットに介護されるなんてことになったらどうなることやら。
正直、ベイマックスが自分の傍にいて、何かと気遣ってケアしてくれようとしたら、哀生龍はウザったく感じてかえってストレスになってしまうだろうなぁ・・・
エネルギー切れのベイマックスが、酔っ払いのおっさんにしか見えないところは、苦笑&失笑だったが。

自分の才能を、自分のためだけに使うのではなく、自分以外の誰かのために・・・
たとえ才能と呼べるほどの物が無くても、気持ちを周りの人に少しだけでも傾けて・・・
思いやりや優しさを少しでも示すことができたら・・・


同時上映の6分の短編アニメがあった。
「愛犬とごちそう」
Feast


健気な犬だなぁ・・・
ジャンクフードと肉が好きな男と犬にとって、ベジタリアンの女性は鬼門なのに・・・(苦笑)

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2014年12月22日

神は死んだのか

God's Not Dead

公開中なので控えめに。

新入生のジョシュ(シェーン・ハーパー)が一般教養の講義の1つとして選んだのは、ラディソン教授(ケヴィン・ソーボ)の哲学
ラディソンは講義の冒頭で、ニーチェやカミュといった無神論者の名を上げて、余計な論争を避けるためにこの講義では“神はいない”と言うことを共通認識の上で進めると宣言。
そして、学生全員にニーチェの言葉「神は死んだ」を紙に書くことを強要
ところが、クリスチャンのジョシュは、個人的に神を信じるのは構わないと言われても、どうしても書く事ができない
かといって、別の講義を選択し直すことも躊躇われる。
頑ななジョシュに、ラディソンは試練を与えた。
次からの3回の講義の終わり20分で、神が存在することを証明して見せろ。 と。
ジョシュが神の弁護人、ラディソンが検察官、そしてこの講義を取っている学生たちが陪審員だ。
付き合って6年になる恋人カーラ(カシディ・ギフォード)は、2人の将来を危険にさらすようなジョシュの決断を責めた。
ジョシュの相談に乗ったのは、牧師のデイヴ(デイヴィッド・A・R・ホワイト)。
彼は遠方から訪ねてきた親友のジュード牧師(ベンジャミン・オチェン)の希望で、車で出かけようとするのだが、どうしても出かけることができないでいた。
そんなデイヴは、アイシャ(ハディールイ・シッツ)からも相談を受けていた。
彼女は敬虔なイスラム教徒の父に、キリスト教を信仰していることがばれてしまったのだ。
一方、ラディソンのミーナ(コリー・オリヴァー)は、元教え子でありクリスチャン。
ラディソンが無神論者であることは承知で結婚したはずが、彼のあまりの言動に耐え切れなくなっていた。
インタビュアーのエイミー(トリーシャ・ラファチェ)は、仕事もエリートコースに乗っているマーク(ディーン・ケイン)との恋も順調だと思っていた。
ところが、ガンに侵されていることが分かり・・・
心が折れそうな自分を奮い立たせるエイミーが突撃取材をした相手は、4人組クリスチャン・バンド“ニュースボーイズ”(本人たち)だった。

哀生龍はクリスチャンではない。
神社仏閣にはそれなりに行くが、法事にはできるだけ参加するが初詣に行かなくても気にならないから、どちらかというと無神論者に近いのではないかと思う。
何故この作品を見たのかといえば、主役がケヴィン・ソルボだったから。
全米の大学で実際に起きた数々の訴訟事件を基にしていることやアメリカでの反響を知ってしまうと、そんな理由でなんだか申し訳ない、と思ってしまう。

はっきり言って、それ程説教臭くはないし、声高に「神は死んではいない」と主張している映画ではない。
適度にコミカルさもあるし、哀生龍のようなキリスト教とはほとんど縁の無い人間でも見やすい脚本になっていた。
しかし、それでもやはり、信じない者には救いが無く、自分の罪を認め悔い改めなければ天国にはいけないということに、ぶれは無かった

無神論者に対する表現として、有神論者という言葉があることを始めて知った。
そして、神を信じていないだけでなく、神の存在を否定し神を信じる者を攻撃するような人を、反有神論者と言い表すことも知った。
ラディソン教授は、反有神論者。
彼は言う。 「強固な無神論者は、元はクリスチャンだ」と。
神に裏切られたと思うような、神を恨み否定したくなるような経験によって、クリスチャンから無神論者に転向した人が多いということだ。
ラディソン自身は、いったいどんな経験をしたのか?
映画の中で語られるが、哀生龍にとっては“特別な出来事”だとは思えなかった。
深く強く信仰していたからこその、反動だろう。

この映画の中で残念に思ったことは、ジョシュの“神は存在する”プレゼンテーションに対するラディソンの反論・反証が、科学や数学といった理論的・論理的な分野の人の言葉の引用だったこと。
哲学の教授であり、ニーチェら無神論者の哲学者の名を最初にあげたのだから、彼らの言葉からの引用で反論するんだと哀生龍は期待したのだが・・・
たとえば物理化学で説明できないような自然現象があると、それは神のなせる業だと有神論者は言う。
逆に、数式で説明できることであれば、神など介在していないと無神論者は言う。
そんなありきたりの論争は、映画の中で見ても面白くない。(この映画の主旨はそこに無いと分かってはいるが、そう思いたくなる)
だが一方で、ラディソンとジョシュの論争は、新しい視点を哀生龍に与えてくれた。
なるほど、言われて見るとそれもそうだ!
と、哀生龍が全く気付いていなかった盲点を突いてくれた。
どちらがどちらを論破しても気分がスッキリしない論争ではあるが、そういう意味では、楽しい経験だった。

カーラのような、自分の考えや主張が恋人2人の共通認識だと勘違いしているような一方的で独善的な人やマークのような、極端に利己的で損得勘定で生きているような人は、神を信じているか否かに関係なく、救われないよね。

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2014年12月19日

はじまりは5つ星ホテルから

Viaggio sola
A Five Star Life


到着した瞬間からチェックは始まる
スタッフの視線、対応、口調、気配りのチェック。
埃、照明、アメニティのチェック。
ベッドの状態やシーツなどの清潔感のチェック。
配膳や料理のチェック。
世界の一流ホテルに宿泊して数々のチェックを行い評価を下す、覆面調査員
出張が多くて不規則で家を空けがちな生活になってしまうため、結婚には向かない職業
40歳のイレーネ(マルゲリータ・ブイ)も、やはり独身。
仕事には誇りを持っているし、楽しんでいるし、気楽に会える男友達のアンドレア(ステファノ・アコルシ)もいる。
子供がいない代わりに、妹シルヴィア(ファブリツィア・サッキ)の2人の娘を可愛がっている。
だから、1人でも寂しくない。
しかし、アンドレアに最近できた恋人ファビアーナ(アレッシア・バレーラ)が妊娠した。
ショックを受けたイレーネ。
アンドレアと少し距離ができてしまう。
そんな時、イレーネはベルリンのホテルのサウナで、人類学者のケイト(レスリー・マンヴィル)と知り合った。
さばさばした雰囲気とはっきりとした口調の女性で、2人はすぐに意気投合
ところが・・・
急に何もかもが虚しく侘しく寂しく感じたイレーネは・・・

独身の颯爽としたキャリアウーマンが、家庭のある女性を無意識の内に見下すことで“私は孤独じゃない”と自分に言い聞かせているような、映画の中でよく見るタイプの女性がイレーネ。
嫌味なほど重箱の隅をつつくような厳しい調査をすること自体は、ホテルの格付けをする調査員の仕事として当たり前の範囲だと思う。
が、仕事に逃げているようにも見えた。
可哀想に見える瞬間が、何度もあった。
ラストは、これもお約束通り、別の生き方、もっと遣り甲斐のある仕事を模索し・・・
( ̄へ ̄|||) ウーム・・・・ 気分が盛り上がるポイントが無かったよ。
ついでに言ってしまえば、40歳に見える女優さんにするか、50歳の設定にするか、どちらかにした方が。
申し訳ないが、全然40歳に見えなかったんだよね。

そして家庭に入り家族が生き甲斐でありながら、所帯じみていて生活疲れが見えてしまうような女性が、イレーネの妹シルヴィア。
イレーネも痛々しかったが、シルヴィアもかなり・・・(苦笑)
“家族一緒に”“家族揃って”と言うことにこだわっていたが、時には強迫観念に駆られているようにも見えた。
その上、度を越した“うっかり者”の一面もあって、旦那さんのトンマーゾ(ジャン・マルコ・トニャッツィ)を疲弊させているように見えた。

見所のひとつは、5つ星ホテルの数々だろう。
しかし、哀生龍は旅行が嫌いだし、きめ細やかな接客が煩わしく感じる方だし、料理や宿泊施設の豪華さを楽しむ性格じゃないので、引っかかるポイントが無くスルリと流してしまった。
残念ながら、哀生龍の好みにあわない作品だったようだ。



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2014年12月17日

ダーク・ハーツ 紅く濡れた裸婦

Dark Hearts

スランプ中の画家コルソン(カイル・シュミット)は、気晴らしにと弟サム(ルーカス・ティル)と一緒にクラブに行った。
そこでコルソンの目をひいたのは、ステージ上の女性ヴォーカル
ステージが終わると、コルソンはすぐにその女性フラン(ソニア・キンスキー)に声をかけた。
一目惚れだった。
2人は激しく求め合い、コルソンの部屋で朝を迎えた。
しかし、店を管理しているアルマンド(ゴラン・ヴィシュニック)は、フランのこともまた管理下に置いていた。
そのアルマンドにフランと寝たことがばれ、コルソンは脅されてしまう。
だが、それが良い方に転んだ。
止まらない鼻血を描きかけのキャンバスに塗りつけたコルソンは、スランプを脱して売れる絵を描くことができた。
コルソンの才能を評価し、彼の絵を売ってくれているアストリッド(ジュリエット・ランドー)は、彼が新境地を開いたことを喜び、応援する。
コルソンもスランプが嘘だったように次々と・・・
しかしそれにはが必要だった。
そんなある日、フランは、襲い掛かってきたアルマンドを死なせてしまう。
その血を使い、取り憑かれたように絵を描くコルソン。
サムとフランは、そんなコルソンに恐怖を覚え、耐え切れなくなり・・・

ソニア・キンスキーはナスターシャ・キンスキーの娘なんだそうだ。
目力の強さが似ている?
この作品はそんな彼女の魅力的な美貌と裸体とエロスが売りのようだが、スレンダーなせいか、冷たい雰囲気のせいか、哀生龍は妖艶さエロティックさを感じなかった。
それよりも、コルソンの狂気と見ているだけで異臭が漂ってきそうな血塗れの絵の気持ち悪さが、印象的だった。

一応、お目当てはゴラン・ヴィシュニックとルーカス・ティル。
どっちも、いろんな意味で哀れだったなぁ・・・(苦笑)



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2014年12月16日

ゴーン・ガール

Gone Girl

公開中なので控えめに。

ミズーリ州の小さな町に住むニック(ベン・アフレック)とエイミー(ロザムンド・パイク)は、ライター同士としてNYで出会い、大恋愛の末に結婚した幸せそうな夫婦。
5年目の結婚記念日を迎えるその日、ニックが双子の妹マーゴ(キャリー・クーン)と経営する店“ザ・バー”から戻ると、エイミーの姿が消えていた。
居間のガラスのテーブルが割れていたことから、ニックはすぐに警察に連絡した。
来たのはボニー刑事(キム・ディケンズ)とギルビン巡査(パトリック・フュジット)。
キッチンの高い位置に血痕、点けっ放しのアイロン。
最近は凶悪事件も多発していることから、ボニーは誘拐を視野に入れて捜査をする。
ニックは彼女の昼間の行動も、友人も、血液型も知らない
ボニーに言われるまで、エイミーの両親にも彼女の失踪を連絡していなかった。
その上、情報提供を呼びかける会見では、取材陣に言われるまま笑顔まで見せてしまう。
幼い頃から、エイミーは彼女の親が出版していた本「完璧なエイミー」のモデルだったため、有名だった。
それもあって注目が集まった。
TVキャスターのエレン(ミッシー・パイル)を始め、関係のない人々が勝手に“夫のニックが妻を殺したんじゃないのか?”と・・・
エイミーは毎年結婚記念日に、プレゼントを隠していくつかのヒントを用意してニックに探させていた。
今年も、ヒントが準備されていた。
それを辿っていくと、ニックに不利なことが次々と発覚してしまう。
本当にニックはエイミーの失踪に関与しているのか?
そしてエイミーは、今何処に?
もう死んでしまっているのか?

この作品は、ネタバレにならないように書くのが非常に難しい(苦笑)
物語的には、早い段階で“これは下準備だろう”“あえてこの日を狙ったのだろう”等々、事件の裏側が見えた。
おおよその目的も想像がつく。
しかし、予想以上の出来事も起きた。
いや、あの人がソシオパス/サイコパスの気質を持っているのなら、十分にありえることなのだと、事が起きてから納得する。
その上、頭もいいと来ているから、これ以上に恐ろしい存在はない。
だから、この作品の中で一番ハラハラするシーンは、エイミー失踪事件が一応決着がついた後、“日常”が続くことを受け入れなきゃならないラストだ。
その“日常”を受け入れても地獄、拒絶しても地獄。
本当に恐ろしい・・・・

親が出した本「完璧なエイミー」のイメージで、エイミー自身が見られてしまうのは苦痛だったろう。
母親から完璧を求められることも、同様に。
いつしか彼女自身も、自分の人生に完璧を求めるようになったのだろう。

原作の小説は読んでいないのだが、この作品の場合は、視覚的効果(特にニックとエイミーの表情)が、とても効いていたから、映画化してきっと良かったんじゃないかと思う。
映像の無い、読みながら想像力でイメージを膨らませていく小説も好きなのだが。

お目当ては、パトリック・フュジットとエイミーの過去の男を演じたニール・パトリック・ハリス。
それから、インタビュアーとしてセーラ・ウォードが出ていたり。

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2014年12月15日

ホビット 決戦のゆくえ

The Hobbit: The Battle of the Five Armies

公開中なので控えめに。

ドワーフたちの故郷エルボールを占拠していたドラゴン“スマウグ”(ベネディクト・カンバーバッチ)によって、はなれ山の麓の浜の町は壊滅的な被害を受けた。
一介の人間であるバルド(ルーク・エヴァンス)と長男バイン(ジョン・ベル)の命がけの勇気ある行動によって、何とかスマウグを退治することは出来た。
食料も住む場所も失った町の人々を避難させるため、バルドは彼らをはなれ山に導く。
一方故郷を取り戻したドワーフ“山の下の王”トーリン・オーケンシールド(リチャード・アーミティッジ)は、祖父が取り付かれたのと同じ狂気に取り付かれてしまい、特に王の証であるアーケン石に執着して一緒に旅してきたドワーフたちに探させていた。
いつまでたってもアーケン石が見つからず、トーリンは信頼できる仲間たちを疑いだしただけでなく、助けを求めるバルドたち人間にも、スマウグが死んだことを知ってやってきた闇の森のエルフの王スランドゥイル(リー・ペイス)にも、彼らが要求する財宝の分け前を与えるどころか、敵意を剥き出しにした。
そんな時、狡猾なオークの“穢れの王”アゾク(マヌー・ベネット)が、オークの大群を引き連れて現れた。
トーリンたちと旅を共にしてきたホビットのビルボ・バギンズ(マーティン・フリーマン)や灰色のガンダルフ(イアン・マッケラン)の前で、戦いの火蓋は切って落されたのだった。

ホビットの冒険3部作の最終章。
まずはいつものように、トーリンの仲間であるドゥエリン一族のドワーフ達の紹介から。
トーリンが一目置く年長者の戦士バーリン(ケン・ストット)、その弟のドワーリン(グレアム・マクタビッシュ)。
王族の家系でトーリンの甥に当たる若き戦士フィーリ(ディーン・オゴーマン)と、その弟で最年少のキーリ(エイダン・ターナー)。
愛嬌があって親しみやすいボフール(ジェームズ・ネスビット)と弟のボンブール(スティーヴン・ハンター)。 彼らの従兄弟のビフール(ウィリアム・キルシャー)。
耳の遠いオイン(ジョン・カレン)と弟でギムリの父であるグローイン(ピーター・ハンブルトン)。
そして、3兄弟で参加しているドーリ(マーク・ハドロウ)、ノーリ(ジェド・ブロフィー)、オーリ(アダム・ブラウン)。
そうそう、バルドの二人の娘を演じているのは、ボフール役のジェームズ・ネスビットの娘なんだよね。

キーリとエルフの近衛隊長タウリエル(エヴァンジェリン・リリー)、そしてスランドゥイルの息子レゴラス(オーランド・ブルーム)の恋物語も、佳境に!(笑)
少々青春ラブコメ(真っ直ぐな男子高校生と才媛な女子大生?)的なサイドストーリーだが、これはこれで楽しかったよ。
レゴラスが嫉妬すれば三角関係に発展しただろうが、そこまでお安い話にはならなかった。

ビルボは、基本的に傍観者の視点を任された様な役回りで、ドワーフとオークの戦いにあまり直接的な関わりが無かったのが残念。
その分、人間とエルフが思ったよりも戦いに巻き込まれて頑張っていたが。
エルフの王として、“エルフという種族”と“シンダールという自分の一族”を守ることを第一とするスランドゥイルは、他の種族に冷たく傲慢だ
タウリエルは別の種族(シルヴァン)だから、息子レゴラスの相手には相応しくないと考えているし、エルフとドワーフの恋などありえないことだし、愛なんてものにも否定的。
そんなスランドゥイルが、浜の町の人間を哀れんで食料を持ってきたなんて、ちょっと驚いた。
乗っていた動物が動物だったものだから、一瞬“性格の悪いサンタクロースだ!”と思ってしまったよ。
キーリの活躍はもちろん、兄フィーリにも出番が!
と思ったら、あんなことになってしまって・・・
いや、予想はできたんだが・・・
トーリンの味方としてやってきたのは、くろがね山の“鉄の足”のダイン(ビリー・コノリー)だった。
イノブタのようなのに乗って登場!
いやぁ~カッコイイ(笑)
エルフはともかくとして、ドワーフやオークまでもが、整然と隊列を組んで戦ったりすることに驚いたよ!
アゾクの手旗信号の巨大版のような装置を使った命令の出し方も、どれだけ頭がいいのかと・・・
背後にはアレがいるからだろうけど。

出番は多くないが、茶のラダガスト(シルヴェスター・マッコイ)、白のサルマン(クリストファー・リー)、エルドンド卿(ヒューゴ・ウィービング)、ガラドリエル(ケイト・ブランシェット)、アゾクの息子ボルグ(ジョン・チュイ)、そして老ビルボ(イアン・ホルム)も。
某シーンでの、ガラドリエル様のホラーな顔が怖かった(苦笑)
浜の町の腹立たしい2人、統領(スティーヴン・フライ)と腰巾着アルフリド(ライアン・ゲイジ)は、本当にどうにかしてやりたかったよ!

最後に流れる曲を歌っているのは、ピピンことビリー・ボイド。
彼が歌っていると知っていたのだが、それでも映画館で彼の歌声が流れた時には、ゾクッとした!
予告でも、ロード・オブ・ザ・リングの中でピピンが歌った歌が流れていて、嬉しいのと同時に胸を締め付けられたんだよね。

ロード・オブ・ザ・リングに繋がるような、ラストのいくつかのシーン。
あぁ・・・と感慨深い物があった。
ホビットの冒険はかなり前に読んだのだが、もう一度読んでみようと思う。

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2014年12月12日

ダーク・ブラッド

Dark Blood

ハリウッドの俳優夫婦ハリー(ジョナサン・プライス)とバフィ(ジュディ・デイヴィス)は、その週末、ベントレーでアリゾナからニューメキシコへと旅行に出た。
しかし車が故障
女主人(カレン・ブラック)が経営する寂れたモーテルに部屋を取り、その息子(ローン・ミラー)に車を見てもらうことに。
彼女の話によると、以前は核実験の時など多くの客が来たらしい。
そう、ここはロスアラモスの核実験地の近くだった。
翌日、応急処置で何とか動くようになった車で先に進んだが、何も無い砂漠の道でまた動かなくなってしまった。
イライラが募り、厭味の言い合いを始める夫婦。
結局、ハリーの主張でそのまま夜を車の中で過ごすことにしたのだが、バフィは遠くに明かりを見つけ、足に怪我をしていたものの一人で行ってしまった。
やっと辿り着いた高台のあばら屋
バフィは、ドアを開けてくれたボーイ(リヴァー・フェニックス)の腕に倒れこんだ。
彼女の足の手当てをしてくれたボーイは、彼のトラックでハリーを迎えに出てくれた。
その途中、ボーイは血の濁りについて語った。
彼の血の8分の1はホピ族で鬱病。
それが彼の血の濁りだと言う。
ボーイの住む高台からは絶景が見られたが、彼は言う。
悪魔は砂漠と先住人(インディアン)をめちゃめちゃにし、世界を駄目にした
ロスアラモスの実験地の風下に住む先住人は、強制的に退去させられた。
ボーイの妻は、ナバホ族で医者だったが、白血病で亡くなった。
バフィは彼の話に耳を傾けるが、ハリーは早くこの地を出てセントジョンズに行きたい。
しかし、車の修理は週明けにならないと無理だし、ボーイのトラックまで故障してしまった。
ますます苛立つハリー。
ボーイとバフィが仲良さそうにしていることもまた、ハリーが苛立つ理由の1つだった。

撮影中にリヴァー・フェニックスが急逝した。
クランクアップの予定の、約10日までのことだったそうだ。
一度はお蔵入りになった未完成のこの作品を、監督が“未完成の作品”として完成させた。
撮影が出来なかったシーンは、監督がナレーションで補っていた。
シナリオのト書きを読むような感じで。

結婚して12年の俳優夫婦は、少々倦怠期?
この夫婦にとって厭味の言い合いは、単なるコミュニケーション?
そんな夫婦が出会ったインディアンの血が流れる美青年。
女優であり人妻である珍客に向ける青年の眼差しと、過剰なスキンシップ。
といった側面に目を向けると、お昼の愛憎劇&メロドラマのような(苦笑)
一方、ロスアラモスで行われていた核実験の影響、それがもたらした物について随所で語られていることから、社会派ドラマの要素が色濃い。

リヴァー・フェニックスの出演作は何作か見ているが、特に好きでも嫌いでもない。
この作品も、彼が出ているからとか彼の遺作だからとかが理由で見たのではなく、哀生龍のお目当てはジョナサン・プライスだ。
しかし、やはり、リヴァー・フェニックスが急逝していなかったら、この作品はどんな完成形を見せてくれたのだろうか、と思ってしまう。
40代の彼はどんな役者になっていただろう、と思ってしまう。



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2014年12月11日

ファイブ・ルームス

Hotel No Tell

老舗のウォーチェスターホテル。
1920年代は映画スターや政治家など高貴な人々が集まっていたが、今じゃすっかり寂れて、生真面目だがくたびれたベルボーイが一人いるばかり。
氷を頼まれて持っていった部屋のベッドには、ボールギャグを咥えさせられ手を拘束された男が。
そして氷を受け取った女性は、女王様だった。
別の部屋の男性からは、娼婦、もとい、マッサージ師をと頼まれた。
リストの中から“さするのが得意”というマッサージ師を呼んだが、彼女はただのマッサージ師のはずも無く・・・
新たな客は、妻、いや、“姪”と数時間だけ利用したいと言う。
それは出来かねるとベルボーイ。
結局宿泊の手続きをしたが、“姪”は時間制だった。
かつての常連客の子孫が来ると、すかさずペントハウスに通す。
えっちらおっちら運んだとても重いトランクの中身は、特大サイズのあれやこれや。
夫婦はベルボーイを誘ったが、彼は丁重にお断りしてそそくさと逃げ出した。
そんなベルボーイに、俳優の道が開けた?
ベルボーイ役を探していた監督は彼に目を留め、撮影現場となるホテルの一室に連れて行った。
しかしその役回りは・・・

タイトルからも分かるように、「フォー・ルームス」のエロパロだ。
ジャケット写真では女性のベルボーイだが、実際は、初老に近いオッサン。
娼婦をホテルに呼ぶような不謹慎なことは拒絶する生真面目な男だから、セックス目当てに来る客と微妙に噛み合わない会話がくすりとさせてくれる。

が、いかんせんR18のOV。
ほとんどのシーンはセックスシーンで、女性の喘ぎ声が延々と・・・(苦笑)
一方、エロい絡みを期待すると、肩透かしを食らうだろう。
すぐに見飽きる。
驚くほどボカシが入らないのだが、モロ出しという意味ではなく、その逆で、ほとんど際どい部分は映っていない。
別にアダルトビデオを見ようと思ったわけじゃないから全然構わないのだが、ベルボーイがおちょくられるシーンや1人でボケかますシーンは、もっと見たかったなぁ・・・・

そうそう、レンタルDVDは76分だったが、IMDbを見ると147分となっていた。
もしかして、本当は10組?
それとも、一組ごとの時間が倍あった?



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2014年12月10日

ブレンダン・フレイザーの エリートをぶっとばせ!

HairBrained
Hair Brained


13歳のイーライ(アレックス・ウォルフ)は、飛び級で大学生になった。
寮で向かいの部屋になったレオ(ブレンダン・フレイザー)は、元家庭持ちの社会人のおっさん
ジョックスに目をつけられて虐められるのも珍しいことではなく、人と距離を置きがちのイーライに、何かと話しかけてくる。
子供の頃からハーバード大学を目指し、特に努力もせずに5年も飛び級したのに、ハーバードに落ちてしまい、二流のホイットマン大学に入学したイーライは、まだハーバードに未練がある。
そのことが辛いイーライの気持ちを、なぜかレオは分かってくれた。
ある日、大学対抗クイズ大会のホイットマン対ハーバードが学内で開催された。
最初から戦意喪失のホイットマンをボロ負けにしたハーバードの選手たちをイーライは賞賛するが、彼らはイーライに屈辱を与えた。
イーライは自らクイズ部に入り、クイズ王決定戦で優勝してハーバードを見返してやろうと意欲に燃えるのだった。
快進撃を続けるホイットマン大学クイズ部は、名門プリンストン大学と接戦になったが、勝って準決勝進出を決めた。
ところが、イーライは・・・・
一方イーライの良き友人となったレオは、ギャンブルで家庭を壊し家族を失っていた。
人生をやり直すために大学に入ったレオだったが、思わぬ形で10年ぶりに娘と再会した
驚き喜ぶレオは、娘に罵倒されてしまう。

主役は、ブレンダン・フレイザーではなく、爆発ぼさぼさ頭で根暗で人と距離を置きがちな天才イーライだ。
見た目的は、パーカー・ポージーで、イーライの母親を演じていた。
出番が少なかったのは残念だったが、結構おいしい出方だったかも?

勉強が出来てジョックスの標的になる虐められっこタイプではあるが、気弱じゃないしそれ程可哀想じゃない。
案外打たれ強いというか、馬鹿な奴の馬鹿な行動なんか屁でもないというような飄々とした顔を見せる。
母親に14歳の誕生日を忘れられたって、いつもの事って素振り。
逆にそんなところが健気に見えてしまう。
強がっているように見えてしまう。
まだ子供なんだよなぁ・・・と思ってしまう。
まるで保護者のように何かと構って面倒見てくれるレオと、結構うまくやっているのも微笑ましい。
レオも、ギャンブル好きで女子大生といちゃつくおっさん、と言う一面はあるものの、イーライをオモチャにしたり利用したりといった大人の汚さや下心は無く、鼻につくことも無い、バランスのいいキャラだった。
その分、印象は薄いが。

青春コメディに有りがちな出来事をたっぷり盛り込んだ分、楽しいが特に印象に残るシーンや出来事は無かったなぁ・・・
さらっと見れてしまえるから、引っ掛かりが無かったというか。



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2014年12月09日

スパイラル ~危険な関係~

The Details

産科医のジェフ(トビー・マグワイア)は、妻ニーリー(エリザベス・バンクス)と2人目を作ろうと話し合った。
子供部屋を増築するために申請を出したが、許可が下りなかった
が、工事続行。
庭には芝生を敷いたが、アライグマに荒らされてしまう
罠を仕掛けてもかからず、毒薬を食べ物に仕込んで置いてみた。
一方、妻はちっとも子作りに乗り気にならず、ジェフはエロサイトを見たり娼婦とチャットしたり。
ジェフがその悩みを相談した相手は、親友で心理療法士のレベッカ(ケリー・ワシントン)。
酒とマリファナを楽しんだ挙句に、2人は間違いを起こしてしまう。
それを知ったレベッカの夫ピーター(レイ・リオッタ)は、ジェフにニーリーに正直に話すか金を払えと迫った。
ジェフには他にも悩みがあった。
風変わりなお隣さん、リリス(ローラ・リニー)の相手だ。
工事で迷惑をかけるからと花を持って挨拶しに行ってから、苦情やら何やら頻繁に呼ばれることに。
ついには取り返しのつかない事態に。
そんなジェフは、罪滅ぼしのつもりなのか、バスケット仲間で腎臓を患っているリンカーン(デニス・ヘイスバート)に、思い切ったことを申し出た。

ブラック・シニカル・コメディ。
ひとつひとつの出来事は、この手の不の連鎖コメディにはありがちの出来事なのだが、こうも重なると・・・(苦笑)
最初の内は、ジェフの甘さや失敗を“あぁあ、馬鹿だなぁ~”と苦笑しながら見ていられた。
トビー・マグワイアの引き攣った笑顔が、失笑を誘った。
家族ぐるみの親友なのに不倫!? となった時のピーターがどう出るかも、演じているのがレイ・リオッタだから、もしかするとサイコな怖さがあるかも? と期待した。
想像と違って、凄くいい奴だった。
それなのに、ここでもジェフは選択を誤り・・・・
エリザベス・バンクスは、コメディエンヌとしてのパワーが最近衰えている?
コメディ映画なのに、彼女のコミカルさが全然出て来なかったのだが。
一方、ローラ・リニーの怪演は、今回もまた空恐ろしさが漂っていた(笑)
笑顔で迫られても、泣き寄られても、恨みつらみを延々と聞かされても、ゾクッとする怖さが!

根が善良な人が思い切った行動を取る時が、もしかすると一番恐ろしい?



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2014年12月08日

ブレックファスト・クラブ(改めて劇場鑑賞)

The Breakfast Club

イオンシネマの名作名画上映イベント“シネパス”で、「ブレックファスト・クラブ」を劇場鑑賞した。
平日の昼間に上映されるから、他にも見たい作品があったのだが都合がつかず・・・(涙)

「ブレックファスト・クラブ」のあらすじや初めて見たときの感想は、以前TVでこの作品を見たときのブログ記事(ここ)を読んで頂くとして・・・

哀生龍が「ブレックファスト・クラブ」に辿り着いた経緯を、まずは書いておこうと思う。
1.元々ウルヴァリンが好きだったために「X-MEN」を見た。
2.ヒュー・ジャックマンが気になって、「ニューヨークの恋人」を見た。
3.ヒロインの弟を演じていたブレッキン・メイヤーが気になって、「go」を見た。
4.「go」で気になったティモシー・オリファントが演じていたヤクの売人のある台詞が、「ブレックファスト・クラブ」の中に出てくる台詞だった。
5.偶然そのことが記憶に残っている内にTVの深夜番組で「ブレックファスト・クラブ」が放映されることを知って、録画して見た。

当時の哀生龍は、「ブレックファスト・クラブ」のキャストの中で知っていたのは、エミリオ・エステヴェスただ1人。
しかし、見終わったときには、ジャド・ネルソンにがっつりハマっていた!
チンピラを装っている弱虫の寂しがり屋というキャラが、凄く似合っていた。
くりくりっとした大きな瞳でガン飛ばして凄みつつも、俺は孤独が好きなんだから構うなよと言うオーラを出しつつも、自分からみんなにちょっかい出してしまう“凄く繊細な構ってちゃん”ぶりが可愛いったらありゃしない(笑)

「ブレックファスト・クラブ」は、チンピラのほかに、スポーツ馬鹿、お姫様、不思議ちゃん、ガリ勉が出てくる。
アメリカの青春物に良く出てくる、そして大げさに描かれる、高校生の基本タイプだ。
冒頭の登校シーンに、それぞれの個性や親との関係がまず分かりやすく描かれている。
車で送ってきた親とのやり取り。
独りで歩いて登校してきた奴もいる。
どんなタイプに分類されようと、みんな悩みがあるし、回りから見られる(貼られるレッテル)タイプと本当の自分とのギャップに不満があるし、親に対する不満があるし、親に期待されたいと言う気持ちもあるし、友達はウザったいけど独りは寂しいと言う思いがあるし、大人は理不尽だと感じているし、そんな風に感じているのは誰よりも自分が一番強いと思っている。
そもそも5人は、何で自分が土曜日に補習を受けなきゃならないのか、良く分かっていない。
何でこいつらと同等に扱われるんだと、納得できないでいる。
しかし、徐々に一体感が出てくる5人。
自分だけじゃなかったと分かってくる。
嫌な奴だと思っていたあいつにも案外良い所があるじゃないか、と認められるようになってくる。
呼び出した教師がこれを狙っていたとは到底思えないから、この補習には、教師の思惑をはるかに超えた効果があったということだ。
一応5人とも等しく主役だと思うが、特にジャド・ネルソンが演じたジョン・ベンダーが、一番の主役だと哀生龍は考える。

この「ブレックファスト・クラブ」や「セント・エルモス・ファイアー」などに出演した若手俳優を、当時ブラット・パックと呼んだが、ジャドもその1人。
だが、子役出身が多いブラット・パックの中では、ジャドの経歴は少々異色。
少しだけだが年上でもあるしね。



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2014年12月05日

オズの魔法使い EPISODE2 ニューヨーク魔法戦争

The Witches of Oz

ドロシー(ポーリー・ロハス)は、自分が見ていた夢が、自分の子供の頃の本当の記憶だったことを思い出す。
悪い西の魔女は、マンチキンのビニアルーが本に閉じ込めた「変化の言葉」を必要とし、その鍵のありかをドロシーから聞き出そうとしていたのだ。
ドロシーは「あの人が良い魔女に違いない」と、その人がいるはずのある場所に行った。
その人は本当に良い魔女なのだろうか?
NYに魔法の生き物、羽の生えた猿やマンチキンの人々など、が出現。
そして、良い南の魔女グリンダ(ノエル・サーマン)も。
ドロシーもまた銀の靴の使い方を思い出し、魔法の国を一緒に旅した仲間、かかしとライオンとブリキのキコリも本当の姿になった。
西の魔女は鍵を手に入れてしまうのか?
それともドロシーたちは鍵を守ることが出来るのか?
そして、「変化の言葉」とは?
この言葉をいったい誰が何のために使うことになるのか?

後編。
ばたばたと物語が進み、「オズの魔法使い」に出てくるキャラたちがわらわらとNYに現れ・・・
盛り上がるはずの戦いのシーンや駆け引きのシーンが、残念ながら切れがなくて・・ ( ̄へ ̄|||) ウーム
グリンダが、往年の女子プロレスラーが派手な衣装で現れたような印象だったのも、とても残念。
誰もが大して活躍していないように感じてしまったし。
夢と魔法が溢れた冒険ファンタジーとしての魅力は・・・(涙)
“オズの魔法使い”のクリストファー・ボイドと“ヘンリーおじさん”のランス・ヘンリクセンガ、あまりにも勿体無さ過ぎたよ

現代NYに普通の人間としてまぎれていた、お馴染みのキャラたちも、“ほぼ”予想通り。
“ほぼ”って言うところが味噌なんだけどね(笑)



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2014年12月04日

オズの魔法使い EPISODE1 ビニアルーの本と西の魔女

The Witches of Oz

カンザスでヘンリーおじさん(ランス・ヘンリクセン)と暮らすドロシー(ポーリー・ロハス)は、自分が見る夢を元に児童書を書き、本のコンテストに出した。
それは魔法の国オズを舞台にした、少女ドロシーと愛犬トトが繰り広げる冒険ファンタジー。
入賞は出来なかったが、エージェントのビリー(エリザ・スウェンソン)の目に留まり、ドロシーは友人で挿絵画家のアレン(アリ・ザガリス)と共にNYに招かれた
もちろん、愛犬トトもつれて。
ゴージャス美女のビリーは、わざわざカンザスまで車で迎えに来てくれた上に、部屋も用意してくれた。
食事にも連れて行ってくれたし、素敵な服も見繕ってくれた。
ビリーが飲みに連れて行ってくれた店で、ドロシーは素敵な男性ニック(ビリー・ボイド)と出会うことも出来た。
NYを楽しむ一方で、環境が変わったせいか、ドロシーは本の続きが全然書けない。
しかし、映画化の話は進んでいく。
ドロシー、アレン、ビリー、アシスタントのブライアン(バリー・ラトクリフ)、映画でドロシーを演じる女優のイルサ(サーシャ・ジャクソン)、そして彼女のマネージャーのサイモン(ブリオン・デイヴィス)でのミーティングで、ドロシーとアレンは、イルサの無茶振りに戸惑うが、何とか無事に契約できそうだ。
不思議だったのは、まだ本に書いていない“”のことをイルサが口にしたことだ。
その後、ドロシーは無事にラストシーンを書き上げた。
ビリーは「この本が世界を変える」と褒めてくれた。
しかし、本当に世界が変わるような事態になるとは、その時のドロシーはまだ気付いていなかった。

TVミニシリーズ。
このレンタルDVDに予告が入っていた「ピーター・パン」「トレジャー・アイランド」なんかの仲間かな?
オズからカンザスに戻った少女ドロシーが、その記憶をなくしたまま成長したのが、今のドロシー。
夢に見ていたことが、実際自分が経験したことだと思い出したとき・・・
イルサの正体は、オズの国のプリンセス・ラングイディアで、西の魔女の手下。
何とかドロシーに“鍵”のことを思い出させて、それを手に入れようとしているのだ。
登場人物のフルネームを見ると、この人はあのキャラかな?と想像できるので、あえてフルネームは書いていない。

見た目的は、ビリー・ボイド。
舞台はNYだが、スコティッシュの役だから、彼らしい喋りを聞くことが出来て嬉しい♪
そして、ドロシーに記憶を取り戻す魔法の粉を吸わせる妖精コンビ、フラックとフリックが、ショーン・アスティンとイーサン・エンブリー。
陽気で間抜けで食いしん坊(笑)

ファンタジーとはいっても、今のところほとんど魔法オズらしい奇妙なキャラも出てこない。
「オズの魔法使い」そのものの世界を楽しみにしてみると、がっかりするだろう。
子供向けなのか、かつて「オズの魔法使い」を読んだ大人向けなのか、ターゲットも良く分からなかった(苦笑)

後半は魔女たちが出てくるから、もう少しはファンタジーになるのかな?



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2014年12月03日

レンタルリスト

ブログに感想を書いたかどうかに関係なく、借りた作品のリストを書いておくことに。

11月
ヒート・ストローク  お目当て:スティーヴン・ドーフ
インフォーマーズ  お目当て:リス・エヴァンス ブレット・イーストン・エリス(原作)
パッション  お目当て:
デンジャラス・バディ  お目当て:ジェーン・カーティン
アイ・アム・ニューマン 新しい人生の見つけ方  お目当て:コリン・ファース
マライアと失われた秘宝の謎  お目当て:ヨアン・クリフィズ マイケル・シーン
バチカンで逢いましょう  お目当て:ジャンカルロ・ジャンニーニ
ドラゴン・オブ・ナチス  お目当て:ドラゴン
リリーと空飛ぶドラゴン Episode 1:新しい魔法使いの誕生  お目当て:ドラゴン
リリーと空飛ぶドラゴン Episode 2:魔法の国マンドランと消えた王様  お目当て:ドラゴン
レイルウェイ 運命の旅路  お目当て:コリン・ファース
サバイバー  お目当て:ケヴィン・ソルボ
傭兵奪還  お目当て:
クローズド・サーキット  お目当て:
オズの魔法使い EPISODE1 ビニアルーの本と西の魔女  お目当て:ビリー・ボイド ショーン・アスティン イーサン・エンブリー クリストファー・ロイド
オズの魔法使い EPISODE2 ニューヨーク魔法戦争  お目当て:ビリー・ボイド ショーン・アスティン イーサン・エンブリー クリストファー・ロイド

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2014年12月02日

今後の劇場鑑賞予定

劇場で見ようかなと思っている作品。
11/30にアップしたリストはここ

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2014年12月01日

フューリー

Fury

公開中なので控えめに。

1945年。 ドイツ国内を進行中の連合軍。
アメリカ陸軍所属のM4中戦車シャーマン“フューリー(激しい怒り)”の車長ドン・“ウォーダディ”・コリアー軍曹(ブラッド・ピット)は、部下であり大切な仲間でもあるレッドを喪ってしまう。
代わりに配属されたのは、事務担当でタイピストとして配属されるはずだった18歳の新兵ノーマン・エリソン(ローガン・ラーマン)。
8週間前に入隊したばかりでろくに訓練も受けておらず、もちろん戦車に乗るのは初めてだが、副操縦士を任される。
戸惑い顔のノーマンを手荒く迎えたのは、数々の戦いを共にしてきたフューリーの乗組員。
砲手のボイド・“バイブル”・スワン(シャイア・ラブーフ)、装填手のクレイディ・“クーンアス”・トラヴィス(ジョン・バーンサル)、操縦手のトリニ・“ゴルド”・ガルシア(マイケル・ペーニャ)。
ウォーダディに与えられた新たな指令は、東に移動する本体の他の4輌の戦車と共に掩護すること。
ノーマンは、敵を見たら躊躇無く撃てと言われていたにも拘らず、まだ子供だとヒトラー青少年外を見逃してしまった。
そのせいで味方の戦車が・・・
その後、捕まったドイツ兵の銃殺をウォーダディから命じられても、自分を撃ってくれと泣き喚きながら拒むノーマン。
しかしウォーダディは容赦せず・・・
ウォーダディは部下を守り全員で生き延びるために鬼のように厳しい一面を見せる一方で、優しい一面も見せた。
制圧した村で窓に人影を見かけたウォーダディは、ノーマンをつれてその部屋に押し入った。
その部屋にいたのは2人の女性。
ドイツ語が堪能なウォーダディはイルマ(アナマリア・マリンカ)とまだ若い従妹のエマ(アリシア・フォン・リットベルク)に穏やかに接し、料理を作らせ、ノーマンとエマが心を寄せ合うのを見て取ると・・・
平和なひと時はあっという間に終焉を迎える。
次の任務は、主要な地点クロスロードの確保だった。
出発した時は4輌だった戦車は、途中で遭遇したたった1輌のドイツ軍のティーガー重戦車により、フューリーだけにされてしまった。
そのフューリーも身動きが取れなくなってしまう。
そこにドイツ軍の精鋭、SSの大隊300人が!
ウォーダディが率いるフューリーの4人の部下たちは、味方の到着までクロスロードを死守することが出来るのであろうか?

子供の頃にTVで見た記憶だから思い違いもあるだろうが、昔の戦争映画では、戦車を良く見たと記憶している。
戦車の大軍が戦うような映画も見た記憶がある。
子供の哀生龍には、戦争の悲惨さや善悪・倫理観などは記憶に残らず、戦車や戦闘機の格好良さが際立って記憶に残った。
そんなこともあって、子供の頃も今も、戦車が出てくるとワクワク興奮してしまう。
この「フューリー」を見ようと思ったのも、現存する僅かなティーガーの中で唯一動く戦車が映画の中で動く姿を見せていると言う謳い文句に乗せられたからだ。

「フューリー」の中での戦車同士の追いかけっこは、昔の大量に戦車が出てきた映画に比べるとわびしい物ではあったが、それでも久し振りに見た戦車同士の戦いだったため、哀生龍にとっては一番興奮したシーンだった。
字幕の中に“88mm砲”の文字を見た瞬間、ドキンとなった!!
身を乗り出しぎみに、口を半開きにし、目を爛々と輝かせ、ニマニマしながら大興奮で見入ってしまった!
マスクをしていて良かった・・・
わざわざ哀生龍の顔など誰も見るわけないから関係ないか。
頑丈で無骨なティーガーって、やっぱり凄い!!
シャーマンの中の様子も、戦車で戦っている時の戦車乗り達の様子も、かなり見られて楽しかった♪
パンフレットによると3輌の戦車を使い分けて撮影したそうだ。
あのタンクの中に5人も乗っている。
確かに狭苦しいが、一人ひとりのスペースは哀生龍が思っていたより息苦しく感じない程度の空間があった。

着任して早々にノーマンは自分が乗るスペースの掃除をすることになる。
そこは、前任者が殺された場所だ。
その痕跡が・・・
戦争で人が死んでいくことの残酷さ、悲惨さ、そして簡単さが随所に描き出される。
ノーマンという新兵の目を通して、現実の過酷さ、平和を願うことが・自分の手で人を殺したくないと思うことがどれほど“非現実的な理想”であり“夢物語に近いもの”なのかを認識させられる。
人は簡単に死ぬ。 呆気無いほど簡単に。
連合軍の勝利は目と鼻の先であろうと、前線の兵士にとっては“消化試合”などではなく、たとえ次の瞬間に戦争に勝とうとも、今この瞬間も目の前の敵を殺さなければ自分が死ぬのだ。

死線を何度も潜り抜けてきた男達の、固い絆。
自分達の指揮官であるウォーボディに対する信頼と心情。
悪態をつかなきゃやっていられないような精神状態。
新参者と、その新参者に対するウォーボディの言動への、複雑な感情。
緊迫した状況に放り込まれて、寡黙になったりお喋りが止まらなくなったり。
哀生龍は、そんな極限状態の兵士たち、狭いタンクの中で生死を共にする戦車乗りたちを見ているだけで、熱くなってしまった。
ある意味、優等生的な描き方だったと思うが、哀生龍にとってはそのストレートさが好みに合っていたため、かなり燃えてしまった!
分かりやすいほどの“典型的な男臭さ”が、心地良かったんだよね♪
戦争映画で“楽しかった!”と言うのは語弊があるかもしれないが、でも“楽しい映画だった”のは事実だから仕方が無い。

ローガン・ラーマンは新兵らしい初々しさがあった。
もう22歳? まだ22歳?
いつまで、この初々しさを維持していられるだろうか?
うまく大人の男に成長できるといいのだが。
シャイア・ラブーフは今28歳であんな感じだからなぁ・・・(苦笑)

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