2015年06月29日

グローリー/明日への行進

Selma

公開中なので控えめに。

マーティン・ルーサー・キング・Jr.(デイヴィッド・オイェロウォ)はノーベル平和賞を受賞したが、彼が目指す本当の意味でのアメリカ国民の平等は、まだ実現していなかった。
公民権法でアメリカ国民に対する人種差別は廃止されたものの、選挙権を得るための有権者登録をしようと黒人が書類を提出しても、あれこれ理由をつけては受理されないのが現状。
キング牧師は、選挙権を得ることがどれほど重要なことなのかをジョンソン大統領(トム・ウィルキンソン)に熱意を持って説明し、黒人の選挙権を保証する法律を求めるが、大統領はあれこれ理由をつけて約束を拒んだ。
キング牧師は志を同じくする聖職者らと共に、南部のアラバマ州セルマから州都モンゴメリーまで、およそ80kmを更新することを発表した。
しかし人種隔離政策を押し通すウォレス州知事(ティム・ロス)は、500人を超える黒人たちの更新を阻止するため・・・
一方、キング牧師の妻コレッタ(カーメン・イジョゴ)に対しても、圧力がかけられていた。

一週間も感想を書くのを放置してしまった(汗)
こういう事実を元にした、実在の人物を描いた作品は、好んでは見ない。
“映画”としては、あまり興味を引かれないというか・・・

キング牧師のことは、名前と、特に有名な事柄しか知らないため、まず、彼が映画の中では“キング牧師”と呼ばれないことに驚いた。
博士号を取得していることから、“Dr.キング”と呼ばれていた。
スピーチをしている時の堂々として自信に満ち溢れた様子と、自分の活動で傷つく人々の事を悔やんだり、本当にこの方法が正しいのかと思い悩んだりする、弱々しく苦悩に満ちた様子とのギャップにも驚いた。
ご本人のことは、スピーチの映像程度しか見たことがなかったものだから。

学生ら若者の活動家との距離感、一般の黒人参加者にとっての“非暴力”の意味と現実、白人権力者だけでなく一般の白人たちにとっての“当たり前”を変えることの難しさ、選挙権を持つことの意味・・・
知っているけれど、実感として知っているわけでは無いこれらのことを、改めて映画の中で知らされて、哀生龍は少々心苦しく居心地の悪さを感じながら見ていた。
それにしても、FBIって・・・

見た目的は、もちろんキャスト陣。
アメリカの大統領、アメリカの州知事、そしてキング牧師とその妻。
主要キャストがみんなイギリス人だったことに驚いた!
お目当ては、州知事のティム・ロス、大統領のトム・ウィルキンソン、そして大統領補佐官(?)のジョヴァンニ・リビシ。
ティム・ロスのふてぶてしさはいつも通りなのだが、いつもの歯切れのいい早口な喋りの代わりに、ねろねろっとした口調だったのが、凄く耳に残った。
そもそも英語が分からない哀生龍には何処訛なのか判別がつくはずもないのだが、役柄的におそらく南部訛のアメリカ英語なのだろう。

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ラベル:ドラマ
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2015年06月18日

しあわせはどこにある

Hector and the Search for Happiness

公開中なので控えめに。

ロンドンで“完璧”な恋人クララ(ロザムンド・パイク)と暮らす精神科医のヘクター(サイモン・ペッグ)は、毎日毎日多くの患者の悩みや不幸話を聞いているうちに、彼自身が行き詰ってしまう。
幸せってなんだろう?
どうすれば幸せになれるんだろう?

自分でも分からないのに、患者を幸せにできるはずがない。
突然ヘクターは思い立った。
“世界を旅して幸せを探そう!”
偶然にもヘクターが隠すようにしまっていた1枚の写真を見つけてしまっていたクララは、ヘクターが急に旅に出ると言い出したものだから動揺してしまうが、理解を示して気持ち良く送り出した。
最初の目的地は中国。
飛行機の中で知り合ったエドワード(ステラン・スカルスガルド)は、リッチな銀行家
彼はヘクターを高級なクラブに案内してくれた。
チベットの寺院では、老僧(伊川東吾)がヘクターの悩みを楽しそうに聞き、色々な言葉を返してくれた。
学生時代の友人マイケル(バリー・アトスマ)に会うために行ったアフリカでは、強面の麻薬王ディエゴ(ジャン・レノ)とバーで出会ってしまったり、恐ろしい思いをしたり。
何とか無事にアメリカに飛んで、今は人妻となって子供もいる昔の恋人アグネス(トニ・コレット)と再会。
彼女と一緒に会いに行ったのは、有名な“幸せ研究家”コアマン教授(クリストファー・プラマー)。
沢山の“幸せのヒント”を得たヘクターが辿り着いた先は・・・

映画の冒頭から、クララがどんな女性なのかが良く分かるシーンが続く。
というか、“やっぱり今回もロザムンド・パイクらしいキャラだな!”と思わされる(苦笑)
“完璧”過ぎて息苦しいと言うか、操り人形にされれいるように感じると言うか、チラッとも可愛い女性と思えなかった。
もちろん、主要キャストはどのキャラもいい意味で“らしさ”が出ていて、にんまり。

ヘクターが集めた、“幸せのヒント”の数々。
1つ1つは、色々な場面で感じたことがあるようなこと。
特別なことじゃない。
でも、幸せが見えなくなっているときは、そんな当たり前の小さなことも見えなくなっている時なんだろうなぁ・・・
それに、何を幸せだと感じるのかは、人それぞれだしね。 当たり前だけど。

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2015年06月15日

WISH I WAS HERE/僕らのいる場所

Wish I Was Here

公開中なので控えめに。

2人の孫、グレース(ジョーイ・キング)とタッカー(ピアース・ガニョン)を敬虔なユダヤ教徒にしようと、ゲイブ(マンディ・パティンキン)は自分が学費を払うからとその私立校に入れたのに、数ヶ月学費を滞納していた。
子供達の父でゲイブの長男のエイダン(ザック・ブラフ)は、その理由を聞いてショックを受ける。
癌になり、保険の利かない臨床試験中の治療を試すから、もう学費は払えないとゲイブから言われたのだ。
しかし、売れない俳優のエイダンはオーディションは受けているものの無職状態で、生活費も妻サラ(ケイト・ハドソン)の収入に頼っているため、学費を捻出できない。
かといって良い思い出のない公立校には転校させたくない。
時間だけはたっぷりあるエイダンは、ホームスクールで自分が子供たちを教育する道を選択した。
だが、個性的で自己主張のはっきりしている子供達の教育は、そう簡単なものじゃなかった。
そうこうしている内に、父ゲイブの病状は進行していった。
エイダンは弟ノア(ジョシュ・ギャッド)を何とか父に会わせようとするが、亡くなった母には愛されていたが父には愛されていないと思っているノアは、余命僅かだと伝えても会いたがらない。
それどころか、コミコンのコスプレコンテストに出るためサンディエゴに行ってしまった。
自分自身のこと、夫婦のこと、子供達のこと、父のこと、弟のこと、家族のこと、家のこと、信仰のこと・・・
多くのことを考えさせられることとなったエイダンは・・・

ザック・ブラフが初めて脚本・監督・主演をした「終わりで始まりの4日間」がとても後味の良い(心地良い余韻を残す)作品だったから、今回も期待して見た。
どうしてもザック・ブラフのイメージは「ブロークン・ハーツ・クラブ」の時の印象が強いから、かなり歳食ったように見えてしまったが、売れない中年俳優という感じは良く伝わってきた(苦笑)
物語は、1作目とかなり似た設定
自分探し、親兄弟との関係、自分の居場所探しといったテーマが、彼の描きたいものなのだろう。
キャストも、彼と親しいと思われる俳優がチラチラと。
サラにセクハラ行為をするジェリーは、マイケル・ウェストン。 カーディーラーのアンソニーは、ドナルド・フェイソン。 オーディションで一緒になる俳優ポールを演じるジム・パーソンズは、1作目ではザックの弟役だったよね。
死期の迫るゲイブを演じるマンディ・パティンキンは、「クリミナル・マインド」の頃よりも貫禄が増し、病気で弱ってきていても頭の方は矍鑠とした頑固親父だった。
だた、癌で弱ってきているとはいっても痩せ細ってはいないから、彼が死ぬはずは無い! と心のどこかで・・・

父としては、不器用で自覚が足りないように見えるエイダン。
無職で時間があるはずなのに、庭の手入れもプールの手入れもされていない。
最近良く妄想してしまうのは、子供の頃兄弟で夢見た宇宙のスーパーヒーロー。
彼自身が、まだ大人になりきれていないようだ。
しかし、ホームスクールで2人の子供の面倒を見るようになって、彼の良さがどんどん見えてくる。
子供の個性を認め、彼なりに伸ばす方向に持っていく。
生意気で反抗的なところもある子供たちだが、賢く優しくて、駄目父も駄目叔父も少し皮肉や名祖父もひっくるめて家族を愛していることが伝わってくる。
自分は父の期待に応えられていない、愛されていない、と背中を向けてしまっている弟ノアも、愛らしいキャラクターだった。
涙を誘われている客が大分いたように思う。
哀生龍にとっても、期待以上だった。

この作品の脚本は、ザックと彼の兄アダムの共作だった。 製作にもかかわっている。
アダムの画像をチェックしてみたら、ザックに似ているがより渋くしたような顔だちで、俳優じゃないのが勿体無いぐらい(笑)
調べてみたら、美術部門で哀生龍が好きないくつかの作品にかかわっていることが分かった。

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posted by 哀生龍 at 05:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 英数 | 更新情報をチェックする

2015年06月10日

レンタルリスト

ブログに感想を書いたかどうかに関係なく、借りた作品のリストを書いておくことに。

5月
ウェディング・イブ  お目当て:マイケル・アンガラーノ リー・ペイス
S.I.U. ロサンゼルス特捜隊  お目当て:ルーク・ゴス
余命90分の男  お目当て:ロビン・ウィリアムズ ピーター・ディンクレイジ
バトル・オブ・アース  お目当て:レイ・パーク
ドム・ヘミングウェイ  お目当て:ジュード・ロウ リチャード・E・グラント
MONSTER モンスター  お目当て:
ニック/NICK 狼の掟  お目当て:ティル・シュヴァイガー ルナ・シュヴァイガー
ニック/NICK リベンジ  お目当て:ティル・シュヴァイガー ルナ・シュヴァイガー
S.W.A.T. ユニット887  お目当て:トム・サイズモア マイケル・パレ
SCUM/スカム ≪拷問エディション≫  お目当て:レイ・ウィンストン
野良スコ Vol.1  お目当て:
野良スコ Vol.2  お目当て:
009ノ1 THE END OF THE BEGINNING  お目当て:
エンド・オブ・ザ・ワールド 地球最後の日、恋に落ちる  お目当て:
ドラゴン・フォース 聖剣伝説  お目当て:
三銃士 宿命の対決  お目当て:

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posted by 哀生龍 at 05:52| Comment(0) | TrackBack(0) | その他 | 更新情報をチェックする

2015年06月09日

今後の劇場鑑賞予定

劇場で見ようかなと思っている作品。
6/7にアップしたリストはここ

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2015年06月08日

靴職人と魔法のミシン

The Cobbler

公開中なので控えめに。

冴えない中年男のマックス・シムキン(アダム・サンドラー)は、十数年前に突然失踪した父アブラハム(ダスティン・ホフマン)の代わりに、一人で代々続く家業の靴の修理屋をやっていた。
修理の腕は良いが、恋人も遊び友達もいず、話す相手といえば隣の理髪店の店主ジミー(スティーヴ・ブシェミ)と母サラ(リン・コーエン)ぐらいという代わり映えのしない毎日
ある日、ストリートギャングのレオン(クリフ・“メソッド・マン”・スミス)から、夜までに靴の修理を頼まれた。
ところが、修理の途中でミシンが壊れてしまったため、マックスは地下の倉庫の奥に寝ていた先祖伝来の古いミシンを使って、何とか靴の修理を間に合わせた。
靴のサイズが自分と同じ事から、試し履きしたところ・・・・
その古いミシンで修理をした靴を履くと、持ち主の姿になることを知ったマックスは、色々な靴を履いて街に繰り出し、自分と違った人物になり切ってひと時を楽しんだ。
その上、母の望みをかなえるために、父の靴を履いて・・・
親孝行のつもりだったのに、思わぬ結果を招いて落ち込んでしまうマックス。
「孝行息子だよ」とジミーに励まされても、自分の不甲斐無さに沈むばかり。
靴を取りに来たレオンの侮辱的な言葉にが、そんな気落ちしたマックスに火をつけた
レオンに成り済ましたマックスは、とんでもない事態に陥る。
その上、自分の店がある一帯を地上げしようとしているグリーナウォルト(エレン・バーキン)の、冷酷な計画を知ってしまう。
真面目だが消極的でうだつのあがらないマックスは、この事態に奮起した

ハートウォーミング・コメディに、ちょっとクライムサスペンスとファンタジーの要素を加えたような作品。 かな?
アダム・サンドラー自身の作品じゃないから、下品でもなく、幼稚でもなく、笑いも微笑ましいレベルで、それ程荒唐無稽でもない。
そのため、全体の印象は穏やかで安心して見ていられるのだが、その分パンチに欠ける。
アダム・サンドラーとスティーヴ・ブシェミとダスティン・ホフマンとエレン・バーキンだから、もっとガツンと来るのを期待してしまったんだよね。
その一方で、このマックスというキャラは、アダム・サンドラーの得意なキャラの1つ“冴えないが人好きのする男”そのもので、アダム・サンドラーの魅力を楽しむことも出来た。
それに、ユダヤ人って設定だしね。

“他の人の靴を履いてみる”“他人の靴を履いて歩いてみる”という表現は、“他の人の立場になって考える”という意味のようだ。
そのままの事を具現化した物語だから、「地上げ」「ストリートギャング」といった要素を少し変えたら、子供向けの上質なファンタジーになりそう。
見返りを求めない優しさからの親切には、天使から素敵な贈り物が来るし(笑)

金を持っているストリートギャングですら、靴を修理する!
正直、それに驚いた。
駄目になったらすぐに買い換えそうな男なのに。
気に入った靴は、同じデザインを何足も買っていそうな男なのに。
そんなに靴底を張り替えるほど、ニューヨーカーは良く歩く人々なのだろうか?
物持ちがいいのだろうか?
ゴム底じゃなくて、革底の靴を日常的に履いている人は、あの店の一帯にはどの程度いるんだろうか?

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posted by 哀生龍 at 06:07| Comment(2) | TrackBack(1) | | 更新情報をチェックする

2015年06月01日

劇場で見たが感想を書くのをサボった3作

5/23、24で見たのだが、諸々の理由&事情により、感想を書くのをサボってしまった。
今週中には書こう書こうと思いつつ、諦めた。


チャッピー
Chappie


お目当ては、ヒュー・ジャックマン(ヴィンセント役)、シャールト・コプリー(チャッピー役)、ニール・ブロムカンプ(監督)
とても楽しめたし色々問題提起されていて興味深い作品だった。
哀生龍個人は人間とコミュニケーションがとれる喋るロボットや自己学習型人工知能には色々思うところがあるので、語りたいことが山ほど。
人間って、生物としては劣化しているよなと、チャッピーを見ながらつくづく思った。
「自己保存」には必死なのに、生物の本能というか生物の定義の1つである「種の保存」はどうかと言うと・・・
哀生龍個人は、ロボットアニメ世代ということもあって、チャッピーよりも自分で操縦できるムースのほうが欲しいなぁ・・・
結局人間が作ったロボットは、自立思考AI型でも操縦型でも、人間の善悪が何らかの形でロボットに影響を与えてしまうのは、現在の科学では避けられないことなんだろうね。


追憶と、踊りながら
Lilting


お目当ては、ベン・ウィショー(リチャード役)
物凄く良かった!
文章では上手く書きあらわあせないような、色々な感情が静かに心に染み入る作品だった。
舞台はロンドン。
カンボジア系中国人の母にゲイであることをカミングアウトしようと決心した矢先に、その青年は亡くなった。
残された彼の母とコミュニケーションをとろうとする同棲していたイギリス人の恋人役が、ベン・ウィショー。
片や中国語しか解さない年配の女性、片や中国語を解さない上にゲイの恋人だと明かすことが出来ない青年。
さらには、彼女と同じ介護ホームのイギリス人男性との恋。
すれ違う思い。 伝えられない思い。
年齢の違いや性別の違いや生まれ育った国の違いによる、なかなか理解できない相手との感覚の違い。
とても良い作品を見た、という気分に浸れた♪


リピーテッド
Before I Go to Sleep


お目当ては、マーク・ストロング(ドクター・ナッシュ役)、コリン・ファース(ベン役)、リドリー・スコット(製作総指揮)
じわじわと来る空恐ろしさ。
きっと・・・だろう・・・・と想像がつくから、余計に怖い。
映像が無い小説の方が、もっと怖く感じられるかも?
心理サスペンスタイプだから、何も書けない(苦笑)

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posted by 哀生龍 at 06:12| Comment(2) | TrackBack(2) | 複数作品・俳優 | 更新情報をチェックする