Carpe diem !! “刹那”こそが全て!!

過去も未来も関係無し! 「今」のために生きていたい!
今も昔も変わり者。きっと未来も変わり者。そんな刹那主義のAB型。

2004/11/30以前の日記は、旧日記から移し替えた分です

相変わらずTBの送受信が上手くいかないことが非常に多いようです。
ご迷惑をお掛けして申し訳ないです。

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2006年02月11日

ジャーヘッド

公開中だから控えめに!

18歳のアンソニー・スオフォード(ジェイク・ギレンホール)は、志願兵による精鋭部隊である海兵隊に入隊。 虐めのようなしごきに耐え、配属先第2小隊の仲間から手荒な歓迎を受け、狙撃の腕を買われて斥候狙撃隊の狙撃兵となった。彼の相棒となったのは同じ第2小隊のトロイ伍長(ピーター・サースガード)だった。
イラクのクウェート侵攻により、サウジアラビアの砂漠に派遣された彼らたちを待っていたのは、敵ではなく忍耐の時間だった。
待機状態の彼らは、砂漠で訓練を続ける。
軍勢は増える一方だと言うのに半年近く待ち続けている彼らには、肉体的にも精神的にも限界が来ていた。
そんな時、やっと出撃命令が出た。
スオフォードとトロイには、敵将校を狙撃する任務を与えられる。
今まさに海兵隊員としての使命を果たす時が来た!

面白い!!!
そういったら語弊があるが、アメリカの正義を謳っているのでもなく、兵士達の犠牲的精神を称えているのでもなく、もっと素直な目で捉えているような印象を受けたところが、映画として面白いと感じたのだ!

徴兵されたのではない彼ら。
漠然とした“戦争に行ってみたい・戦ってみたい”と言う憧れ、戦場でヒーローになると言う思い、とにかく人(敵)を撃ちたいと言う気持ち、今置かれた状況から逃げ出しただけ。
志願した理由はそれぞれだろう。
が、訓練を受け鍛え上げられていくうちに、精鋭部隊の一員であると言う意識が芽生え、敵を倒して武勲を上げようという気持ちが強くなっていく。
こうして、死を恐れない兵士が作り出されていくのだ。
ところが、戦場に行って見れば戦う相手がいない。 彼らの士気が下がらないように尻を叩き続ける上官も、一苦労だろう。
残して来た家族や恋人の事。仲間との諍い。砂漠で消耗していく精神力と体力。
若い志願兵が良く聞いているであろう軽くて明るい音楽と、訓練の様子のギャップが、日常と非日常を融合させている。
彼らがどんな時間を過ごしたのか、彼らの精神と肉体にどんな影響を与えたのか・・・
出撃命令が無いままの緊張と弛緩を繰り返す戦場での彼らが、妙に身近に感じられた。

なんとなく線が細くてバランスが悪いように感じていたジェイクだが、上半身や首がしっかり作り上げられていて、なかなか見栄えが良くなっていた(笑)
声も、発声が違っていて太くてしっかりとしていたし・・・
上官サイクス三等曹長(ジェイミー・フォックス)やトロイのように、海兵隊が自分の居場所だと思っているタイプと違って、大学に行けば良かったかも・・・なんて思ってしまう“今時の若い志願兵”らしい部分が、ジェイクのキャラにあっていて良かったと思う。
彼は、“どんどん人を殺してやる!!”と言うタイプには見えないからね(苦笑)

お目当てのサースガード。
ちょっと大人の落ち着きと冷静さを持っている。が、それだけの男じゃない(笑)
彼が感情を爆発させる時がある。
その“瞬間”のためならば、日々の訓練も上官の罵倒も耐えられるタイプだと、はっきりと分かる。
決して雄々しくは無い彼の表情が一変し、目に光をたたえ牙を剥くところが見られて嬉しい!

彼らの士気を高める軍の戦略。
砂漠での指揮官カジンスキー中佐(クリス・クーパー)の話にしろ、「地獄の黙示録」を見ている時の兵士達の反応にしろ、人が人を殺す事に何の疑問も持たずにやる気になってしまうところが、本当に恐ろしい。

(関連ショート・ショート: Spotter トロイ ・ 06.03.03 )
posted by 哀生龍 at 15:07| Comment(12) | TrackBack(27) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
サースガードはホントにいつもいつも別人でビックリです。
しっかり者なんだけど、実は繊細で壊れやすいっていうのがよく似合うー。
ジェイクとサースガードの表情だけで何度もウルっときてしまいました。
こんなすばらしき若い命を戦争で失うのはもったいなーい。
Posted by かえる at 2006年02月13日 14:22
>しっかり者なんだけど、実は繊細で壊れやすいっていうのがよく似合うー
そうなんですよ! この繊細さが大好きなんですよね♪

>こんなすばらしき若い命を戦争で失うのはもったいなーい
このような映画を見ると、“生きて帰って来られたんだから良かったじゃない!”とは、軽々しく言えないですよね。
たとえ自らこの道を選んだ志願兵ではあっても、心に大きな傷を負ってしまうんですから・・・
Posted by 哀生龍 at 2006年02月13日 18:12
【ネタバレ】的で
すみませんが、
どゆことなんでしょうか?



戦場から帰ってきた後のトロイは自ら・・・
ってことでしょうか??


Posted by しつもんちゃん at 2006年02月16日 09:13
>戦場から帰ってきた後のトロイは自ら・・・
哀生龍も、色々考えました。
みんなの髪型の変わり具合から、帰国後大分時間が経ってると思うんですよね。
でも、トロイの髪形は“ジャーヘッド”
戻ってからも“兵士”であり続けて、結局自ら・・・
と言うパターンと、
何らかの形で再び戦場に戻り、戦死・・・
と言うパターンと、
両方考えました。
でも、結局彼はどこにいても“兵士”以外の自分を見つけられなかったのかな、と哀生龍は思い、とても印象に残ったシーンです。
あくまでも憶測です(笑)
Posted by 哀生龍 at 2006年02月17日 00:22
TBありがとうございました〜
噂のサースガードさんって、そういえばどの方だたのかな?と思ったら
あの方でしたか!
いやはや、すごい方と思いました
感情の出し方がすばらしい
彼のラストシーンはなんとも・・・

ミーハー視線からいけば、
ジェイクの鍛えた背筋が素敵でした
Posted by まめ at 2006年02月19日 22:27
>感情の出し方がすばらしい
分かって頂けましたか!
サースガードって、なかなかヤルでしょ?

>ジェイクの鍛えた背筋が素敵でした
首から上半身にかけて、本当に逞しくなったように感じます。
子供っぽい笑顔とのギャップが、何とも良いですねぇ〜♪
Posted by 哀生龍 at 2006年02月19日 22:41
哀生龍さん
おかげさまでジャーヘッドの原作とサントラ、堪能できました♪
映画ではカットされた部分、原作とは違う脚色部分、それぞれ新鮮でした。
このスオフォードくん、なかなかの文学青年で文体もリズミカルですね。
トロイの末路について知ることができましたが、時制を微妙に入れ替えているのがニクい。

ご好意ありがとうございました。これでDVDで再見するのが楽しみに♪
サントラを聴くとあのシーンがよみがえり・・・。オフビートでなかなかのセンス♪
Posted by しねまま at 2006年04月26日 22:44
>おかげさまでジャーヘッドの原作とサントラ、堪能できました♪
楽しんで頂けた様で、良かったです!

>トロイの末路について知ることができました
BBM(ジャック)よりもジャーヘッド(トロイ)に、はまり込んでしまった哀生龍は、本を読んで知った彼の末路に、唖然&呆然でした。

>なかなかの文学青年で文体もリズミカルですね
邦訳の仕方も上手いのだろうとは思いますが、本当に“小説”として楽しめる文体でしたよね!

サースガードのファンになっていなかったら、絶対に見逃していた作品です。
絶妙なタイミングで公開された事に、大感謝!
Posted by 哀生龍 at 2006年04月26日 22:56
行き場のない現実社会から逃れ、ようやく軍隊に居場所を見つけたトロイの悲哀を、サースガードは見事に演じてましたね!
規律の厳しい集団行動の中でしか生きがいを見出せない男の物語では『プレッジ』を思い出しました。
Posted by たお at 2006年07月31日 03:57
>行き場のない現実社会から逃れ、ようやく軍隊に居場所を見つけたトロイの悲哀
本当にサースガードの演技には惚れ惚れ。
そして、トロイと言う男も哀生龍は大好きです!
DVDの特典映像で、彼の犯した罪が語られるシーンが出てきましたが、その程度の事であっても除隊処分を受け入れる(受け入れようとしている)トロイに、またまた惚れ直しちゃいました(笑)

>『プレッジ』を思い出しました。
残念ながら、未見です。
機会があったら見てみますね!
Posted by 哀生龍 at 2006年07月31日 06:02
やっと観たんで〜す。
ず〜っと観よう観ようと思っていたのですが。
いや〜、ジェイク・ギレンホールってゴシップのターゲットになり易いのも成る程な妙な色気というか何と言うか、変な感じがしますね(あ、褒めてるんです…)。
ピーター・サースガードはフライト・プランよりこっちの方がずっと良かったっす。
Posted by sheknows at 2006年08月27日 18:59
>ゴシップのターゲットになり易いのも成る程な妙な色気というか何と言うか、変な感じがしますね
Ψ( ̄∇ ̄)Ψワッハッハ〜♪
映画の中のジェイクは、巧い役者だと思うし魅力的ですが、作品の外の彼には色気を感じないんですけど・・・
子供っぽさの残るヤンチャ坊主のようで(笑)

>ピーター・サースガードはフライト・プランよりこっちの方がずっと良かったっす
同感です!!!
トロイのストイックな雰囲気と、どこかに逆鱗を隠し持っているような危険で触れがたい雰囲気が、サースガードの持つ多面性とあいまって・・・

どこがどう良いのかうまく説明できないけれど、久々に“作品そのものの雰囲気”にハートを鷲掴みされました。
原作本も良かったですよ!
Posted by 哀生龍 at 2006年08月27日 19:40
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