Carpe diem !! “刹那”こそが全て!!

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2010年01月12日

(500)日のサマー

(500) Days of Summer

公開中なので控えめに・・・

運命の出会いを信じるトム(ジョセフ・ゴードン=レヴィット)が一目惚れしたのは、社長の新しいアシスタントのサマー(ゾーイ・デシャネル)。
気さくな会話も出来るし、音楽の趣味も合うし、会社でのカラオケパーティの席で聞いてみたら恋人もいないと言うじゃないか。
誰かの所有物になるのは嫌だからと言うサマーだったが、“友達”にはなることが出来た。
キスもした。 新婚カップルのように、デートでIKEAをひやかした。 セックスも・・・
恋を信じず、いつか気持ちが変わるかもしれないと思っているサマーに「真剣に付き合うつもりは無い」と言われ、それを納得して付き合っていたトムだったが、この関係は“恋人”だと思うようになっていく。
しかし・・・

ネタバレしないように気をつけるつもりだが、以下は見てから読んだほうがいいと思う。

男性目線のラブコメは好きだが、この作品は違うような気がして最初は見るつもりではなかった。
ジョセフが気になって見たいとは思ったから、DVDになってからでも良いかなと。
でも予告を見たら、マシュー・グレイ・ギュブラーの雰囲気が良かったから、結局映画館に足を運んだ。
マシューはトムの昔からの友人ポールの役で、ぽわんとしたいつもの目つきでいつもの早口で良い味出していたよ(笑)
トムのもう1人の友人であり同僚でもあるマッケンジー(ジェフリー・エアンド)とともに、トムの愚痴や泣き言や惚気を聞いてやる役回り。
とにかく、トムが女々しい! 哀生龍にとっては、イラッと来るぎりぎりのライン。
“恋”に対して夢見がちで、うじうじ考え過ぎで、自分の世界で自己完結しがちで、喜んだり落ち込んだりが分かりやすい奴。
勝手に思い込んで、一喜一憂。
えらく面倒な奴だよ(苦笑)
そんなトムが恋愛相談をする一番の相手は、2人の友人ではなく、中学生(?)の妹レイチェル(クロエ・グレース・モレッツ)だ。 おぉ〜い 大丈夫かぁ〜 (苦笑)
可愛くしっかりした妹のアドバイスは、これでなかなかのもの。
グリーティング・カードの会社で文面を考えるライターの仕事をしているせいか、“言葉”に敏感なトム。
相手の何気無い一言を重大に捉えてしまったり、自分の価値観を当て嵌めてしまったり。

対するサマーは、トムにとっては少々エキセントリック。
自由奔放というのとも違うし、恋愛やセックスを軽んじているのでもない。
ただ、その関係に依存したくないし縛られたくもないし、恋愛感情はいつか終わるものだと思っているし、結婚が女の幸せだとも思っていないだけ。
2人の関係が上手くいっていて楽しくハッピーならば、“恋人”という“条件付きの関係”の枠に押し込める必要は無い。
彼女の良い所は、嫌われるかもしれない・怒らせるかもしれないことを承知のうえで、「それでも良いのなら友達になりましょう」とはっきり相手に伝えていること。 自分を良い子・可愛い女に見せようとしていないところ。
女性キャラに厳しい哀生龍だが、サマーは受け入れられた。 トムの相手としてはちょっときついかなと思う部分もあることはあったが、彼女を悪く思うことは無かった。

2人の恋が上手くいかなかったのは、どっちが悪いって言うんじゃなくて、根本的な恋や愛に求めるものや価値観の違いと、それぞれ違う物差しで自分たちの関係を測っていたことだろうな。
あくまでも哀生龍が感じたことなのだが、建築家が夢ではあってもトムの頭は文系思考じゃないだろうか。 そして、サマーはどちらかというと理系思考。
もろ理系頭の相棒に“文系寄りの理系”と言われている哀生龍は、夢見がちな部分を捨ててはいないが理論的に割り切る考え方をする方だから、サマーの方が受け入れやすいのかもしれない。
サマーに他意は無いしハッピーな気持ちに素直に行動しているだけなのに、トムは何故そんなに先読み・深読みして1人でアワアワしているんだろう、と思ってしまったのだ(笑)

映画「卒業」の使われ方、一瞬映った“ハン・ソロ”、トムの本当の夢に関わる“建築物のある風景”の見せ方、さり気無い言葉・フレーズ、良い関係・幸せな関係のあり方、変に捻らず綺麗にまとまっている見やすい作品だと思う。
周りはかなり笑っていたが、哀生龍はふーんって感じだったけどね(^^ゞ

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posted by 哀生龍 at 05:55| Comment(4) | TrackBack(2) | 英数 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
哀生龍さん、いまさらですが(笑)、今年もよろしく!

>彼女の良い所は、嫌われるかもしれない・怒らせるかもしれないことを承知のうえで〜 
>自分を良い子・可愛い女に見せようとしていないところ。

そうそう、ここ好感持てました。ある人には嫌われてもいい!というサマーの潔さがいいですね。いかにも高飛車でクールな外見の年上女性(トムに対して)だったら鼻につくけど、誰からも好かれそうなラヴリー系ガールのゾーイが演じたのも、外見とのギャップがあってよかった。

トムは分かりやすい奴で情けないけど、ジョセフ君のちょっと人を見透かすようなクールな眼差しが、女々しさを中和して、何とか許せる(笑)魅力を出していたと思います。

“建築物のある風景”、よかったですね。もっとトムの夢の部分を見たかったな。多少謎があって女性が完全に入り込めない部分を持った男性に、将来はなってほしいです、トム君に。つかめない魅力のサマーをお手本にね♪
Posted by しねまま at 2010年01月25日 14:49
■しねままさん
今年もどうぞ宜しくお願いします!

>サマーの潔さがいいですね
>外見とのギャップがあってよかった
タイトルにもなっている“サマー”だったからこそ成り立った作品だと、改めて思います。
彼女のキャラクターも、キャスティングも、良かったですよね!

>ジョセフ君のちょっと人を見透かすようなクールな眼差し
線は細いけれど、女々しいだけの男じゃないという雰囲気。
これまた、キャスティングの妙だと思います。

>もっとトムの夢の部分を見たかったな
同感!!
きっとその部分は、“秋”の章で(笑)
サマーの良さを取り込んで、今よりももっとイイ男になってることでしょう!
Posted by 哀生龍 at 2010年01月25日 19:28
こんにちは〜♪
>えらく面倒な奴だよ
そうでしたねぇ〜w
ただ、概ねほとんどの男子がこんな感じ^^;
もうこういう男を“女々しい”と言うのをやめて、すぐグジュグジュ言い出す女子のことを“男々しい”と言うようにすればと。
Posted by たお at 2011年03月01日 15:55
■たおさん
>すぐグジュグジュ言い出す女子のことを“男々しい”と言う
物凄く、強そうなイメージ!!
ジェンダーと言うか、「男は男らしく・女は女らしく」という場合の、“男らしい・女らしい”って具体的に何なの?
って感じに、時代は徐々に変わっていってますよね。
“女々しい”って言葉も、性差別になるのかな?
Posted by 哀生龍 at 2011年03月01日 23:09
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