Carpe diem !! “刹那”こそが全て!!

過去も未来も関係無し! 「今」のために生きていたい!
今も昔も変わり者。きっと未来も変わり者。そんな刹那主義のAB型。

2004/11/30以前の日記は、旧日記から移し替えた分です

相変わらずTBの送受信が上手くいかないことが非常に多いようです。
ご迷惑をお掛けして申し訳ないです。

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2007年04月14日

サンシャイン 2057

Sunshine

公開中なので、控えめに・・・

太陽が死滅しかけている2057年の地球。
このままでは地球は凍りつき人類滅亡は避けられない今、全人類の希望は水星軌道まで来ているイカロス2号に託されていた。
乗組員は、カネダ船長(真田広之)、物理学者のキャパ(キリアン・マーフィ)、エンジニアのメイス(クリス・エヴァンス)、パイロットのキャシー(ローズ・バーン)、生物学者のコラゾン(ミシェル・ヨー)、通信士のハーヴェイ(トロイ・ギャリティ)、航海士のトレイ(ベネディクト・ウォン)、精神科医のサール(クリス・カーティス)、以上8名。
彼らは選択を求められていた。
7年前に消息を絶った、ピンバッカー船長(マーク・ストロング)の乗るイカロス1号からの遭難信号を受信し、僅かな距離にいることがわかったからだ。
彼らは1号とランデブーする事を決める。
いるかもしれない生存者を救うためではなく、太陽を活性化させるための核爆弾“ペイロード”は一発より二発の方が、任務の成功率が上がると判断したからだ。
しかしその決定が、予想もしていなかった死を招いてしまう。
最初のトラブルは、進路変更時の人的ミスだった。

「28日後...」の時にもチラッと思ったのだが、ダニー・ボイル監督とSFは、あまり相性が良くないのではないだろうか・・・
それとも監督じゃなくて、脚本のアレックス・ガーランドとSFの相性かな?
とにかく、どこがどうと言うのではないが、“詰めが甘い”と感じてしまうのだ。
理論的なことなど気にせずにストーリーや演技そのものにのめり込めるだけのパワーが、作品に無いせいかも・・・
かなり“俳優の演技力”に頼ってるような気がしちゃうんだよね。

多国籍、多人種、男女混合・・・
そのためだけのキャスティングで、“このキャラにはどうしてもこの俳優でないと”と思わせるだけの説得力が感じられない。 マッチしていないと感じる。(哀生龍の好みの問題かもしれないが・・・)
一番キャラとキャストがマッチしていると感じたのは、メイス役のクリス。
彼は「セルラー」「ファンタスティック・フォー」の頃に比べると、男っぽく成長したなぁ〜
メイスは単なる我が儘で短気な若造のようで、ある面では冷酷なまでの割り切が出来る男。
目の前にいる仲間の命と地球人類全ての命、どちらかを選択しなければならないとしたら・・・
右と左。 どちらにも死&異なったメリットが待っているとしたら、どちらを選ぶか。
そんな感情と理性のせめぎ合いの中での選択が求められる時には、カネダ船長のようなタイプとメイスのようなタイプが、冷静な判断を下すために必要な人材だと思えた。
正直、髪を伸ばして髭を生やしているときの方が、見た目は良かったなぁ〜(笑)

キリアンは・・・
悲鳴を上げているか、目だけを覗かせて心拍数を上げているか、表情を凍りつかせているか(苦笑)
一番の好きな表情が見られたのは、家族宛の通信シーンだったね。
キリアンが悪いわけじゃないのだが、彼の演技をじっくり見るには向いていない作品だ。

ネタバレになるからあまり書かないが、ストーリーは次第にサイコ・ホラー・サスペンスの様相を呈していく。
目的地が“太陽”じゃなかったら、また違った展開になっただろう。
人間が無意識のうちに持つ、太陽に対する畏敬の念
キャラクターの中にもあるし、きっと見ている観客たちの中にも(程度の差こそあれ)この感情はあるに違いない。
だからこそ成り立っているストーリー。
残念なのは、地球の様子がほとんど描かれていない事。
この8人に希望を託している人類たちが、今どのような状況に置かれ、どの程度の人数が生き残っているのかが分からない。
彼らが自分の命を賭しても構わないと思えるほど、地球は太陽さえ生き返れば“愛と命に溢れた星”に戻れる場所なのか?
太陽が死にかけている原因が良く分からないから、核爆弾一発で元に戻れるとは信じられない。
強風で火が消えただけの焚き木ならば新たな火でまた燃え上がるが、燃え尽きて炭になった焚き木に火をくべたところで元の様に燃え上がりはしないのだから。
科学に強い皆さん。 なにアホタレな事を言っていると思われたとしても、ど素人の戯言だと鼻で笑って、読み飛ばして欲しい

そもそも・・・
手動である操作をしようとした時、メインコンピューターはミッションに支障をきたすとして警告を出し、自動(コンピューターが自分で)制御したがった。
ならば、トラブルの発端となった人的ミスに対して、何故警告を出さなかったのだろう・・・
他の事が出来るなら、それぐらいのことは出来てもおかしく無いのになぁ〜
って、それを言ったら何も始まらない??

色々難癖付けてきたが、楽しめなかったとは言ってないから誤解の無いように(苦笑)
それぞれの行動に対して、色々意見交換したくなる作品だった。
そして、映画館の大スクリーンで見ないと、監督が描きたかったであろう“太陽の力”を感じられないと思うね。
posted by 哀生龍 at 18:16| Comment(18) | TrackBack(27) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
理詰めで映画をつくらない監督ですよね(笑)
今回もこーやって太陽が撮りたい!どうしてもアイツを出したい!
という思いは伝わってくるのだけれど、
肝心のクルー達の精神状態や、行動の説明が甘いものだから、
観客はついていけない、と。
私としては、その描ききれていない部分を自分の中で膨らませていくのは楽しかったのですが(笑)

太陽と地球が息を吹き返したとしても、私もこれは一時的な現象だと思いましたよ。
そしてきっとキャパが第2の生き残りになるんじゃないかなぁなんて。
Posted by さち at 2007年04月14日 18:55
>描ききれていない部分を自分の中で膨らませていくのは楽しかった
そうそう、それはそうなんです。
誰かと一緒に見に行って、その後食事でもしながらあれこれ語り合いたくなるタイプの作品(笑)

>キャパが第2の生き残りになるんじゃないかなぁ
太陽に触れ、太陽と一体化した(飲み込まれた)彼は、アノ人とは違った形で宇宙に留まるような気がします。
Posted by 哀生龍 at 2007年04月14日 19:12
珍しく公開初日に行ってきましたよ!
ボイル監督びいきには、なんとも面白かったです。
キリアン君、ファン熱も復活したし。(爆)

個人的には、科学どうこう、理屈どうこう、よりもあの宇宙服が気になって・・・。

一緒に見に行った友人となんであの色?と思いました。
Posted by たあぼう at 2007年04月14日 20:16
>あの宇宙服
>なんであの色?
あれは、本当に使われている多層断熱素材をモデルにしているんだと思われます。(ちゃんと調べたわけじゃないけど、以前何かで見た事があるので・・・)
金色のフィルム状のもの以外に、銀色とか、黒もあったような気がします。
太陽光に直接焼かれない場所で着る宇宙服は、良く見る白いヤツですよね。
でも、このミッションは太陽の光と熱に耐える必要があるから、金色でマスク部分も窓が小さくなってるんじゃないかと・・・

>キリアン君、ファン熱も復活したし。(爆)
彼を見るにしては、物足りなくなかったですか?
Posted by 哀生龍 at 2007年04月14日 20:39
>彼を見るにしては、物足りなくなかったですか?
いや、あんだけ乗組員がいましたら、あれで十分です。
個人的には、真田さんも好きでしたので、もう少し真田さんがいてくれたらいいなあと思いました。

Posted by たあぼう at 2007年04月14日 21:10
>あんだけ乗組員がいましたら、あれで十分
確かに群像劇と言えば、そう言えなくも無いですからね・・・

>真田さん
ネタバレになるので書きませんが、彼ももう少し出番が・・・
見せ場はありましたが、少々もったいなく思えました。
Posted by 哀生龍 at 2007年04月14日 21:29
こんばんは〜♪
途中まではもの凄くいいんですよ!途中までは!
熱エネルギーの表現の仕方や、音の使い方、なんとなく深遠っぽい雰囲気と、途中まではいいんですけどねぇ。。。
内なる宇宙への哲学的な話になりそうなところを、『イベント・ホライズン』のような宇宙怪談になりかけ、結局日焼け男版『エイリアン』になっちゃう脚本のせいなんですかねぇ^^;
Posted by たお at 2007年04月23日 19:57
>途中まではいいんですけどねぇ。。。
“SF”だけで最後まで引っ張る自身がなくて、つい逃げを打ってしまったんじゃないかと、思わず邪推してしまいました(^^ゞ

このコンビは、いったいどんな作品を作りたかったんでしょうね?
Posted by 哀生龍 at 2007年04月23日 22:00
いやいやいや、私は素晴らしかったと思いまするー。
それまでの顛末だとか地球の様子なんかを描写しないところがいいんですってばー。
SF一辺倒でいかないところが面白いと思うし。
私は『28日後』もかなり評価していますー。
ダニー・ボイルはハリウッドで撮ったヤツ以外みんな好き。
わたし的にはキリアンの姿も大いに堪能。

太陽の寿命が延びれば全て安泰というんじゃないでしょうけど、とりあえずすぐに氷雪の世界にはならずに済むから、そういう状況ならそういうミッションも必然と感じられました。(核爆弾を打ち込んで元通りになるというのはアヤシイですけど(笑)
Posted by かえる at 2007年04月27日 22:35
>いやいやいや、私は素晴らしかったと思いまするー。
乗組員たちの関係や個性の描き方なんかは、良かったと思います!
もう哀生龍の好みと癖の問題なんだとは思うのですが、SF系映画に対しては理詰め系か娯楽B級路線じゃないと、ついツッコミたくなってしまうんですよ(^^ゞ
ツッコムことで楽しんでいると思ってくだされ。

>ダニー・ボイルはハリウッドで撮ったヤツ以外みんな好き。
見ていない作品もあるのですが、「シャロウ・グレイブ」が一番好きかな?
「トレスポ」はもちろん映画も好きですが原作も好きなので、“ダニー・ボイルの作風が好き”なのかどうか怪しい・・・(笑)
製作総指揮の「ツイン・タウン」も物凄く好きですが、彼自身が監督をしてたら、どんな作品になっていたのか気になります。
Posted by 哀生龍 at 2007年04月27日 22:59
ダニー・ボイル監督のフィルムの中では小生も「シャロウ・グレイブ」が好きです。
「28日後」の時もそうでしたけど「お〜い、そっちに行くのは…、あ〜あ、行っちゃったよ…」なフィルムでした。
まあ、でも大きいスクリーンで観た方がこれはいいのでしょうね。映像は面白い所が色々ありましたし。
Posted by sheknows at 2007年05月06日 22:23
>「お〜い、そっちに行くのは…、あ〜あ、行っちゃったよ…」
「28日後...」がOKな人はこの作品もOK。 イマイチだった人はこの作品もイマイチ。
そんな傾向があるようですね。
哀生龍も、あらら〜って(苦笑)

>まあ、でも大きいスクリーンで観た方がこれはいいのでしょうね
難癖付けつつも、大きなスクリーンで鑑賞することをお勧めしちゃいます!
そんなタイプの作品ですよね。
Posted by 哀生龍 at 2007年05月06日 22:59
こんばんは、哀生龍さん。
>太陽が死にかけている原因が良く分からないから、核爆弾一発で元に戻れるとは信じられない
まさにその通りですよね。
だって、太陽が死にかけているなら、なぜ、そんなに近未来なのか?と思いました。
何百万年も先、ということならまだしも・・・。
近未来すぎですヨ。
そして、おっしゃる通り、核爆弾一発なんですよね。
ただ、この核爆弾は、これを作るのに、地球のほぼ残っている資源をほとんど使わなければいけなかった、ということになってましたが・・・。
私もいろいろ言いましたが、結構好きだったんですけどね。
Posted by とらねこ at 2007年05月18日 22:58
>ただ、この核爆弾は、これを作るのに、地球のほぼ残っている資源をほとんど使わなければいけなかった、ということになってましたが・・・。

それは、「失敗しても、これ以上核爆弾を作れない」というだけの事で、計算通りの時間と場所で爆発させる事さえできれば、計算上では「一発で太陽は復活」の予定だ(と言うか、その可能性に賭けていた)と解釈して見ていました。
だから、“一発でもうまく行くはずだけど、2発あったほうが安心”という程度なので、1号と接触するかどうか迷ったんじゃないかと・・・

とまぁ、色々議論するのが楽しい作品でした(笑)
Posted by 哀生龍 at 2007年05月18日 23:10
ああなるほど、その一発が、核爆弾一つで、事足りるのかと。
確かに、私の言ってたことは、わき道に反れてました(笑)
ただ私は、現存する“核爆弾”とは少しタイプも大きさも違う核を想像して見ていたかもです・・
Posted by とらねこ at 2007年05月18日 23:35
>現存する“核爆弾”とは少しタイプも大きさも違う核を想像して見ていたかもです・・

丁寧に書けば、ペイロードという名で呼ばれている「核爆発装置」ですが、一発二発と呼んでいた上、映画にも映像が登場したので、簡潔に核爆弾と書いてしまいました。
誤解を招く表現でゴメンナサイ。
決して、近隣国家がお持ちのような、中距離ミサイルに核弾頭を1つ搭載したような代物ではございません(笑)
Posted by 哀生龍 at 2007年05月18日 23:56
こんばんは〜^^

自分はあんまりでしたー^^;
もうちょっとカネダキャプテンには頑張って欲しかったです。
Chris Evansの髪型しか、印象に残らないし...(笑)。

*TBさせてもらいました〜(´ω`*)
Posted by NOB at 2007年10月07日 00:18
>もうちょっとカネダキャプテンには頑張って欲しかったです
期待できるキャラだったんですけどね・・・
彼が頑張り過ぎると、ミッションが簡単に成功しちゃいそうなので、ストーリー上仕方がなかったのかなぁ〜ヾ(--;)

>Chris Evansの髪型
最初の頃の容姿は、すごく新鮮で良かったです!!
もう暫く、あのままでいてくれたら良かったのに(笑)
Posted by 哀生龍 at 2007年10月07日 09:36
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