Carpe diem !! “刹那”こそが全て!!

過去も未来も関係無し! 「今」のために生きていたい!
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2004/11/30以前の日記は、旧日記から移し替えた分です

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2015年09月11日

ヴィンセントが教えてくれたこと

St. Vincent

公開中なので控えめに。

夫と離婚協議中のマギー(メリッサ・マッカーシー)は、12歳のオリヴァー(ジェイデン・リーベラー)をつれて引っ越してきた。
痩せて小柄なオリヴァーは、転校早々同級生に家の鍵や携帯電話ごと制服を取られてしまった。
病院で働く母に電話をするため、オリヴァーが電話を借りようと隣の家のドアを叩いた。
お隣さんは、1人暮らしの偏屈老人ヴィンセント(ビル・マーレイ)。
不機嫌そうな顔はしていたが、電話を貸してくれた上に、マギーが帰ってくるまでオリヴァーを家に置いてくれた。
それをきっかけに、時給12ドルでオリヴァーのシッターをすることになったヴィンセントだったが、彼は不良老人だった。
オリヴァーをつれて競馬場に行ったり、バーに行ったり、妊娠中のロシア人ストリッパーのダカ(ナオミ・ワッツ)と会ったり。
そんなヴィンセントだが、オリヴァーが虐められているのを見ると、いじめっ子を追い払い、撃退法を伝授。
また、介護施設を訪ねては、ドクターの振りをしてある女性に会っていた。
ヴィンセントと息の合った相棒のようになってくオリヴァーだったが、ある日ヴィンセントが脳卒中に倒れ・・・
その上、離婚協議中の夫と親権を争っているマギーは、ヴィンセントがオリヴァーを連れて行っていた場所を知らされて、ショックを受けた上、窮地に追い込まれた。

何で原題は“ヴィンセント”なのか。
それは映画を見れば分かる(笑)

簡単に言ってしまうと、転校してきたひ弱な少年が同級生のボスに虐められたり、偏屈老人が実は別の顔を持っていたり、誰もが誰かに必要とされている大切な存在であることを気付かせてくれたり、いじめっ子といじめられっこの間に友情が芽生えたり、少年と偏屈老人の間に友情が芽生えたり・・・ そんな分かりやすい内容
だが、しかし、ちょっとした匙加減で、こんなにも痛々しくそして心地良い作品に仕上がるんだから、油断ならない!

ビル・マーレイが主役だから、という理由だけで見た。
ちょっと不機嫌そうな顔をしていながら、可笑しい事をやらかしてくれる。
笑わせようとなんかしていないって顔をしているのに、笑わされてしまう。
サタデー・ナイト・ライヴの彼も好きだったなぁ〜
そんな彼の魅力や持ち味が、ヴィンセントというキャラクターにとても合っていた。
金も無いのに競馬をやり酒を飲みタバコをふかし妊婦のストリッパーだけに心を許している、偏屈老人。
その一方で、さりげない優しさをあちこちで見せてくれる。
恩着せがましく嫌味なことを言うくせに、本当に恩を売るような下衆なことはしない。
偏屈なのは、照れ臭さの裏返しなんじゃないかと勘繰ってしまう。
怠惰な日々を過ごしていたヴィンセントは、オリヴァーの出現で自分の新たな役割を見つけたようで・・・
オリヴァーをなんだかんだ言いつつも“お子ちゃま”扱いしないところが、ヴィンセントらしいところだね。

オリヴァー自身は“多分ユダヤ教徒”だが、転校した学校はカトリック系。
先生(クリス・オダウド)はなかなかユーモアのある人で、カトリックを子供たちに押し付けることはしないが、良いことを教えてくれるし気付かせてくれる人だった。

頭が良く大人びているけれど、クソ生意気でもなければ我儘な甘えん坊でもないオリヴァーは、哀生龍にとって“ギリギリでウザったく感じないお子様”キャラで、苛々せずに微笑ましいと思いながら見ることが出来た。
その上、いじめっ子を演じていたダリオ・バロッソが、見た目も雰囲気も演じていたキャラクターもジャド・ネルソンを思い起こされるものだから・・・・♪

心地良くリラックスしてみていたら、思わずうるっと来そうになってしまったぐらい、話しの持って行き方が自然で巧みだった。
じわじわ来るこういう作品、好きだなぁ〜♪

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posted by 哀生龍 at 06:10| Comment(2) | TrackBack(1) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
良い作品でしたよねぇ。
あて書きなのかと思うほどビル・マーレイが絶妙でしたし。
触れ合うことで子供も大人も大きく変わってしまうような安易な話ではなく、ちょっとだけ本来の姿に戻るささやかさや、その本質を見抜いているかのように何気にヴィンセントが周囲の人々に愛されてたりと、ホント些細な描写も気が利いてた一本で。
Posted by たお at 2016年04月14日 18:10
■たおさん
レスが大変遅くなりました。

>あて書きなのかと思うほどビル・マーレイが絶妙でしたし。
本当にそう思います。
作品その物の良さを、ビル・マーレイをキャスティングしたことで更に底上げしたような。

>ホント些細な描写も気が利いてた一本で。
何気なく色々なことがちりばめられている作品って、後を引きますね。
Posted by 哀生龍 at 2016年04月24日 22:22
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ヴィンセントが教えてくれたこと (St. Vincent)
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