2016年10月24日

10月3週目に劇場鑑賞した作品

【ネタバレしているかもしれないので注意】

ある戦争
Krigen
A War

お目当ては、ピルウ・アスベックとソーレン・マリン。
ダール・サリムも何度か見ている俳優さんだった。
アフガニスタンで平和維持活動をしているデンマーク軍のクラウス率いる部隊が、巡回行動中にタリバンの攻撃を受けた。
仲間が瀕死の重傷を受ける。 しかし敵を視認できない。
そんな中でクラウスが取った行動が・・・

「正義」と「正しい行動」と「人道的な行動」には、絶対的な判断基準が有るようで無い。(理想論は別にして)
多くの場合人々は、時と場合と立場と感情等々・・に影響を受けながら、相対的に判断する。
では、何を判断基準にするのか?
クラウスがその行動を取ることになった背景(それまでの出来事)が、偏ったフィルターを極力排してドキュメンタリーのように淡々と描かれているから、裁判の場面では、見ているこちらも彼の行動をどう判断すべきなのかと考えさせられた。
自国の行動は正しく、自国軍は自国民を守ることを第一優先して当たり前だ。 と臆面も無く言い放つような国ではなく、心情は重々理解した上で、それでも国際的な観点から人道的な正しい行動だったかどうかを感情的にならずに判断しようとする裁判の様子は、デンマークの国民性を見たようで、ますますデンマークが好きになった。

監督・脚本のトビアス・リンホルムは「エイプリル・ソルジャーズ ナチス・北欧大侵略」の脚本家だったと知って、大いに納得。
同じく脚本を担当した「光のほうへ」「偽りなき者」「シージャック」、どれも息苦しいほど重い部分はあるが、人間を丁寧に描いているところが好き。
戦争映画であっても、それは同じだった。

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posted by 哀生龍 at 05:41 | TrackBack(1) | 複数作品・俳優 | 更新情報をチェックする
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ある戦争
Excerpt: 長年紛争の続くアフガニスタンへ、平和維持軍としての派兵を続けているデンマーク王国。 現地の駐留兵士たちは、タリバンの襲撃から民間人を守るため、地雷が埋められている地域で命懸けの巡回を行っていた。 パト..
Weblog: 象のロケット
Tracked: 2016-10-26 10:48