Carpe diem !! “刹那”こそが全て!!

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2008年01月14日

ジェシー・ジェームズの暗殺

The Assassination of Jesse James by the Coward Robert Ford

公開中なので、控えめに。

南北戦争時には南軍のゲリラだったジェシー・ジェームズ(ブラッド・ピット)は、戦争後、兄フランク(サム・シェパード)と共に仲間を率いて強盗を繰り返して来た。
しかし、多くの仲間が逮捕されたり殺されたりした今、フランクが最後の仕事と考えている列車強盗のために、新たな仲間が集められた。
その中にフォード兄弟がいた。 兄チャーリー(サム・ロックウェル)は陽気な男で、すぐに溶け込んだが、まだ若く弱々しく見える弟ロバート“ボブ”(ケイシー・アフレック“はフランクに相手にもされない。
そんなボブを、ジェシーはあっさり仲間にしてくれるのだった。
ヒーロー的アウトロー、金持ちから奪った富を貧しい者に分け与える義賊、そんな伝説的なジェームズ兄弟、とりわけジェシーに強い憧れを抱いていたボブは、一味が分散して身を隠すときに1人ジェシーの元に残されたことが、特別なことのように思えてしまう。
ところが、次第にジェシーの今まで知らなかった面が見えて来た。
自分の首に懸けられた賞金を狙って仲間が裏切る気配に、ジェシーは次第に疑心暗鬼による殺気をみなぎらせる。
崩れていくヒーロー像、いつかは自分にも向けられるであろう殺意、色んな感情のせめぎ合いの中で、ボブはついに心から憧れていたジェシーに銃口を向けるのだった。

長い! とにかく長い!!
国語の授業で、誰かの伝記を淡々と朗読されているような気分だ。
たぶん、哀生龍がこの作品を甘く見ていたのだろう(苦笑)
予習が必要だった・・・

ロバート・フォードは、なぜ憧れの人を背後から撃ったのか?
映画を見ながら、彼の感情の変化や理由を探る作品だと思われるが、哀生龍にはジェシー・ジェームズに関する予備知識が何にも無かったがために、憧れの存在としてのジェシーと傍にいることで知ったジェシーの実像とのギャップが、全く理解できなかったのだ。
この映画だけ見ると、ジェシーという男のカリスマ性というか魅力が良く分からんのだよ(^^ゞ
おそらく、アメリカ人、特に南軍側の人々にとっては、特別な存在に違いない。
当たり前のことだから、映画の中ではあまりその部分を描いていないのだろう。

単純に、“背後から撃った”事が卑劣かどうかという部分で言えば・・・
この映画での描き方からすると、ジェシー自身がわざと隙を見せて“もう殺してくれ”というサインを出していたんじゃないかと感じられる。
詳しくは書かないけど・・・
誰もが皆、精神的に追い詰められていたようだからね。

もっと賞賛されると思っていたというボブだが、彼の若さゆえの浅はかさであり、罪の意識から逃げるための自分への理由付けじゃないかと哀生龍は思った。
この出来事を“ネタ”にしてしまったのはやり過ぎと言うか、そんな事をしなけりゃ、非難の程度ももう少しは・・・(苦笑)

ケイシーを見たくて思い切って映画館に足を運んだのだが、彼的にはかなり満足!
面白い話も出来ないし、特に役に立つわけでもない。
ジェームズ兄弟に関する“読み物”に書かれていることを信じているような、純粋で子供っぽい部分。
自分は何かやれるという若者ならではの自信と、すべてを自分の物にしようとする真剣で熱い眼差し。
コメディでは見られない演技を、堪能することが出来たぞ!
サム・ロックウェルも、負けずにいい演技をしてたことを、書き添えておこう(笑)

追記:
予備知識が何も無かったとか書いたが、過去に「ワイルド・ガンズ」を見ていたことを、今更ながらに思い出した(大汗)
タグ:ドラマ
posted by 哀生龍 at 08:30| Comment(4) | TrackBack(11) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
あ、長かったです?
自分はちっとも長さを感ぢていなかったので
後で上映時間を知ってびっくりでした〜。
(お客さんの少なさと年齢層・♂率の高さもびっくり!)

いやあとんでもなかったですね、ケイシー・アフレック!!!!
こんなにも惹きつけられてしまったコトに愕然としてしまいました。
イヤな役どころなのに!
キライなのに、こーゆーヒト!
それをただ気持ち悪いヤツでおわらせないところがエライ!

> この出来事を“ネタ”にしてしまったのはやり過ぎ
うん、そー思った(苦笑)!
お兄ちゃんの気持ち、わっかーる!
Posted by 1号 at 2008年01月14日 17:31
>お客さんの少なさと年齢層
哀生龍もブラピが力を入れて作った作品ということで、もっと女性が詰め掛けてるのかと勝手に思ってました(笑)

>キライなのに、こーゆーヒト!
1号さんは、ボブのようなキャラは苦手だったんですね。
哀生龍は彼については全く問題なしで、嫌いでも無いし気持ち悪くも無かったんですよ。
彼に対しては“興味深い”という気持ちが、一番強いかもしれません。
Posted by 哀生龍 at 2008年01月14日 20:47
ジェシーが英雄というのは記号的に捉えて、私はそれで充分入り込めたので、 哀生龍さんが"ジェシーの実像とのギャップが理解できない"と引っかかりを感じたことが私はむしろよくわからないというか・・・。(笑)
どんなタイプの憧れゴコロを初めにもっていたのであれ、ジェシーは何やらサッパリした野郎ではなく猜疑心が強くてキレたら怖い男で、一緒にいるととにかく緊張しちゃうなーってな感じだけで物語のハラドキは味わえたというか。
ケイシーといえば、ほとんど『GERRY ジェリー』の印象しかない私なんだけど、コメディに結構出ていたんですっけ?
2人のサムもすごくいい存在感でしたー。
Posted by かえる at 2008年01月22日 01:49
■かえるさん
>ジェシーが英雄というのは記号的に捉えて、私はそれで充分入り込めた
“記号的に捕らえて”という事が出来れば良かったのですが・・・
ジェシーはボブ個人の憧れの人ではなく、“多くの人にとっての英雄”と言うことだったので、哀生龍も“多くの人”と同じようにジェシーを見るところから出発したかったのにそれが出来なかったので、ずーっと引きずってしまったのです(^^ゞ

>コメディに結構出ていたんですっけ?
『GERRY ジェリー』はとても良かったですねぇ〜 好きです!
コメディといえば「アメリカン・パイ」のシリーズとか、「オーシャンズ」のシリーズとか、「チェイシング・エイミー」とか、「MONA」とか、「200本のたばこ」とか。
青春物のケイシーも、もちろん好きですよ!
・・・何に出ていても、良い感じ(笑)
Posted by 哀生龍 at 2008年01月22日 06:03
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