2016年03月22日

ザ・ブリザード

The Finest Hours

【ネタバレしているかもしれないので注意】

お目当ては、ケイシー・アフレック(レイモンド・シーバート)とベン・フォスター(リチャード・リヴシー)。
2人とも、繊細で神経質な草食系男子を演じてもがっつりハマる役者だが、骨太キャラも良く似合うんだよね。

嵐で真っ二つになり、船長がいなくなってしまったタンカーの乗組員は、生き延びたいと言う気持ちは同じでも、何をどうすればいいかという点では意見が割れてしまう。
そんな時に、一部の船員から一目置かれていたシーバートが、リーダー役に推され・・・
経験と落ち着きと判断力を持ち、焦りや恐れはほとんど表に出さず、静かな口調で淡々と説くシーバートは、船員の中では若手ながら信頼できる男だと思わせる佇まい。
ケイシー・アフレックの持つ真面目で誠実な雰囲気が、キャラクターにイメージをより一層良いものにしていて、どんな困難に見舞われても生き延びて欲しいと応援したくなった。
実話を基にしているから、おおよその結末は分かっているんだけどね。

主役の沿岸警備隊のバーニー(クリス・パイン)は、以前救出に失敗している。
その上、大型タンカーが2隻も破壊され遭難するような嵐。
さらに、近くには危険な砂洲までもが。
更に更に、定員12名の小型救命艇でバーニーとリチャードを含めて4人の隊員だけで救助に出なきゃならない。(見た目の印象は、12人も乗れるのか? と思ってしまうほど小さいボートだ)
おまけに途中でコンパスが波に持って行かれてしまう。
救助しなきゃならない人数が定員をはるかに上回っていることなど知る由も無いし、知っていたとしても他に出せる救命艇は無い。
ハラハラドキドキの男の物語の一方で、1950年代の女性にしては多分かなり“男勝り”な性格ではないかと思われるバーニーの恋人を中心とする、“陸”での物語が。

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タグ:ドラマ
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2016年02月17日

スティーブ・ジョブズ

Steve Jobs

【ネタバレしているかもしれないので注意】


お目当ては、ジョブズ(マイケル・ファスベンダー)の方ではなく、彼と共にAppleの創業舌メンバーの1人でコンピュータ・エンジニアの、“ウォズ”ことスティーヴ・ウォズニアックを演じたセス・ローゲン。
同じスティーヴでも、ジョブズとウォズニアックでは、パソコンに対する考え方の全く方向性が違っていたことは、2013年の「スティーブ・ジョブズ」その他で知っていた。
かなり酷い奴だとは知っているつもりだったが、この映画で描き出されていたジョブズの一面は、哀生龍のイメージ以上に・・・ (―’`―;)ムムッ
こんな男をある部分ではコントロールし、苦言を呈し、周りの人々に対する緩衝材となっていたマーケティング担当のジョアンナ(ケイト・ウィンスレット)という女性は、尊敬に値するほど忍耐強い人だよ。

まだこの世に無い物を想像し、出来ると信じ、周りの人間を駒として使ってでも“自分の理想”を強引に現実化するような人間がいるから、世界は進歩するんだと思う。
まさにジョブズはそんな人で、映画の中では自分と周りの人間を指揮者とオーケストラの演奏者に例えていたが、それはかなりソフトな表現だろう。
現実的には、自分の手では物を作り出さないのに成果は自分の物で、失敗は周りの人間の責任にするような、平気でそれを口にするような鼻持ちなら無い男。
男としても父親としても、ろくでもない奴だった。

一方、哀生龍がお気に入りのウォズは、ジョブズの“想像・理想”を現実に“創造”することができた、本物のエンジニア。
ジョブズが自分の思い描いた理想の作品である製品は完璧で、ユーザーにそれを弄くられるのを嫌ったが、ウォズはユーザー寄りの人間で、自分が作り上げた製品をユーザーに気持ち良く有効に使ってもらえることを喜びとするタイプ。
2人のスティーヴの歯車が噛み合い相乗効果を上げているときは最高だが、いったん歯車が狂ってしまうと・・・
映画の中では、二人の仲がこじれた後のやり取りが何度も出てきて、ウォズももちろん可哀想だが、それ以上にジョブズは可哀想な人だなと感じてしまった。
そんなウォズをセス・ローゲンが演じているのだから、余計に彼に肩入れしたくなってしまったよ。
もう1人のエンジニア、アンディ・ハーツフェルド(マイケル・スタールバーグ)も、いい人なのに辛く当られていたなぁ・・・
ミヒャエル・ファスベンダーの冷たい目つきが怖いのなんのって・・  ( ̄∇ ̄;)ハッハッハ

映画で描くエピソードをとても絞っていて、実在の人物を描き出す作品としては、ちょっと毛色が変わっていたように思う。
しかし、ジョブズの表の顔(経歴や彼が関わった製品)のことは特に説明されなくても、ほとんどの人は知っている部分だから、ばっさりと削ぎ落として正解だったのかもしれない。

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2015年10月30日

サイボーグ009VSデビルマン

CYBORG009 vs DEVILMAN

ブラック・ゴーストが次々送り込んでくる新しいハイスペックのサイボーグたちと死闘を繰り広げているゼロゼロナンバーの9人のサイボーグたち
彼らは、サイボーグとも人間とも違う存在に気付いた。
一方、強大な力を持つ悪魔アモンを取りこみデーモン族と戦っている高校生の不動明もまた、悪魔とは違う何者かの存在に気付いた。
出会った当初は互いに“新たな敵か?”と認識した彼らだったが、互いに別の敵と戦っていることを知る。
だが、それぞれの戦いは・・・

公開中なので控えめに。
感想を書くのをサボっていた作品(10/17分)

DVD&BD発売に合わせて、2週間限定イベント上映されたもの。
3話構成になっているのだが、劇場での上映でもオープニングとエンディングが1話毎にフルについていて、なんか不思議な感じがあった(笑)
いや、それはそれで嬉しかったんだけどね。
OP&EDはJAM Projectが担当しているから♪

哀生龍は、サイボーグ009の1979年版のTVアニメシリーズと劇場版「サイボーグ009 超銀河伝説」そして原作マンガにがっつりはまった。
特に、004(アルベルト・ハインリヒ)と002(ジェット・リンク)が別格で好きだった。
デビルマンの方は、TVアニメを見ていたはずなのだが、主役の不動明が高校生だったことをすっかり忘れていた(苦笑)
今回劇場鑑賞前に、この作品の前日譚に当たるノベライズ「サイボーグ009VSデビルマン トゥレチェリイズ~裏切り者たち~」を読んで、予習復習しておいて良かった。

内容について触れたくないから、ざっくりとしか書かないが、一歩間違えると混ざり合わずに空中分解しそうな「サイボーグ009」と「デビルマン」の掛け合わせは、なかなか面白い化学反応を起こしてくれたと思う。
登場人物が多いから、3話じゃ生かしきれていない・活躍しきれていないと感じる部分ももちろんあるのだが、彼らの新作が見られた喜びが大きかったから、良しとしてしまえ!

絵柄的には「サイボーグ009 THE CYBORG SOLDIER」、劇場版「009 RE:CYBORG」がちょっと馴染めなかった分、今回は幾分原作マンガや古いTVアニメシリーズに寄った感じになっていて、嬉しかったよ。
更に、上映だと作られないことも多いパンフレットだが、かなり厚みのあるものが作られていたから、やった!! と(笑)

主なキャラの声優たちは、以下の通り。
イワン・ウイスキー(001):白石晴香
ジェット・リンク(002):前野智昭
フランソワーズ・アルヌール(003):M・A・O
アルベルト・ハインリヒ(004):東地宏樹
ジェロニモ・ジュニア(005):小山剛志
張々湖(006):水島裕
グレート・ブリテン(007):郷田ほづみ
ピュンマ(008):岡村歩
島村ジョー(009):福山潤
アイザック・ギルモア:牛山茂
不動明/デビルマン:浅沼晋太郎
牧村美樹:早見沙織
飛鳥了:日野聡




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2015年08月14日

最後の1本 ~ペニス博物館の珍コレクション~

The Final Member

公開中なので控えめに。

アイスランドに住むシグルズル・“シッギ”・ヒャールタルソンは、同僚から冗談半分に牛のペニス贈られたことがきっかけとなり、哺乳類のペニスを集めるようになった。
妻の勧めもあって、長年教師を務めてきたシッギは真摯な気持ちで、収集品を展示する“ペニス博物館”を開館した。
来館者には、自らが丁寧に説明もした。
そんなシッギは、この博物館を“完成”させるために、ヒトのペニスを加えたいと強く願うようになる。
亡くなった直後に切除して名前入りで展示されることになるため、生前に本人の同意を得ておかなければならない。
また、“法的な基準サイズ”をクリアしていることも条件の一つだった。
1人、候補者が現れた。
アイスランドでは有名な冒険家で、元プレイボーイを自称する老齢のパゥットル・アラソンだ。
更に5年後、アメリカから寄付するとの申し出が。
カリフォルニアに住むトム・ミッチェルは、“エルモ”と名付けた自分のペニスを有名にすることを望んでいた。
それも、自分が生きているうちに。
切除手術をして寄贈すると言うトムは、展示方法にも細かいこだわりがあって、シッギを困惑させるのだった。
シッギのペニス博物館に展示される最初のヒトのペニスとなったのは・・・

ドキュメンタリー映画なのだが、笑いと感動があった。
人が真面目に何かに取り込んでいる姿は、時に笑いを誘う。
特に前半は、笑いが何度も起きていた。
トム・ミッチェルの“エルモ”に対する執着に似た思いも、いかにも“アメリカ人だなぁ・・”と感じさせるような思考回路も、ご本人には申し訳ないが失笑ものだった。

教師や校長を長年務めてきたシッギは、引退後も翻訳や著作の出版をしているような人で、家族や親戚たちもペニス博物館に理解を示し、ヒトのペニスを展示することに協力的。
生物学的にも真面目に取り組んでしかるべき身体の一部なのに、なかなかそうは行かないペニスと言う部位。
展示は、陰茎・陰嚢・睾丸全てが揃った状態を望んでいるわけで、そう簡単に手に入るものではない。
シッギのペニス博物館には、土地柄、海獣(海の哺乳類)の展示物も多そうだ。
犬などのペニスに骨(陰茎骨)があることは知っていたが、ハムスターのような小さなものにまであるとは驚いた。
逆に、人間は何で無いんだろう? 進化の過程のどの段階で無くなったんだろう?と、気になってきた。

熱海秘宝館のパンフレット(割引券つき)や広告入りティッシュをもらった。
大学生の頃に男女数人の友人たちで行ったのは、確か熱海秘宝館だったはず。
懐かしいなぁ・・・

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タグ:ドラマ
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2015年06月18日

しあわせはどこにある

Hector and the Search for Happiness

公開中なので控えめに。

ロンドンで“完璧”な恋人クララ(ロザムンド・パイク)と暮らす精神科医のヘクター(サイモン・ペッグ)は、毎日毎日多くの患者の悩みや不幸話を聞いているうちに、彼自身が行き詰ってしまう。
幸せってなんだろう?
どうすれば幸せになれるんだろう?

自分でも分からないのに、患者を幸せにできるはずがない。
突然ヘクターは思い立った。
“世界を旅して幸せを探そう!”
偶然にもヘクターが隠すようにしまっていた1枚の写真を見つけてしまっていたクララは、ヘクターが急に旅に出ると言い出したものだから動揺してしまうが、理解を示して気持ち良く送り出した。
最初の目的地は中国。
飛行機の中で知り合ったエドワード(ステラン・スカルスガルド)は、リッチな銀行家
彼はヘクターを高級なクラブに案内してくれた。
チベットの寺院では、老僧(伊川東吾)がヘクターの悩みを楽しそうに聞き、色々な言葉を返してくれた。
学生時代の友人マイケル(バリー・アトスマ)に会うために行ったアフリカでは、強面の麻薬王ディエゴ(ジャン・レノ)とバーで出会ってしまったり、恐ろしい思いをしたり。
何とか無事にアメリカに飛んで、今は人妻となって子供もいる昔の恋人アグネス(トニ・コレット)と再会。
彼女と一緒に会いに行ったのは、有名な“幸せ研究家”コアマン教授(クリストファー・プラマー)。
沢山の“幸せのヒント”を得たヘクターが辿り着いた先は・・・

映画の冒頭から、クララがどんな女性なのかが良く分かるシーンが続く。
というか、“やっぱり今回もロザムンド・パイクらしいキャラだな!”と思わされる(苦笑)
“完璧”過ぎて息苦しいと言うか、操り人形にされれいるように感じると言うか、チラッとも可愛い女性と思えなかった。
もちろん、主要キャストはどのキャラもいい意味で“らしさ”が出ていて、にんまり。

ヘクターが集めた、“幸せのヒント”の数々。
1つ1つは、色々な場面で感じたことがあるようなこと。
特別なことじゃない。
でも、幸せが見えなくなっているときは、そんな当たり前の小さなことも見えなくなっている時なんだろうなぁ・・・
それに、何を幸せだと感じるのかは、人それぞれだしね。 当たり前だけど。

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2015年05月25日

ゼロの未来

The Zero Theorem

公開中なので控えめに。

近未来の世界。
大企業マンコム社で“エンティティ解析”を行っている天才プログラマーのコーエン(クリストフ・ヴァルツ)は、自宅勤務自宅勤務を切望していた。
通勤時間が勿体無いし自宅の方が仕事が捗るということ以上に、大事な電話(人生の意味を教えてくれる電話がかかってくるはず)を受け損ねてしまうことを心配しているのだ。
上司のジョビー(デイヴィッド・シューリス)はいつも却下するのだったが、ある日、彼のパーティーにいやいや出席したコーエンは、そこで“マネージメント”(マット・デイモン)と会うことができ、自宅勤務が許された。
その代わり、非常に難解な“ゼロの定理”と呼ばれる謎の数式の解読を命じられる。
一向にかかって来ない電話。
一向に解読できない定理。
ストレスがピークに達したコーエンは・・・
そんな時、人付き合いが大の苦手なコーエンの元に、パーティーで出会ったチャーミングで謎めいた女性ベインズリー(メラニー・ティエリー)が訊ねてきた。
次第に彼女との時間にのめり込んで行くコーエン。
一方、コンピューターの修理をするために、マネージメントの息子、まだ少年のボブ(ルーカス・ヘッジズ)がやって来た。

テリー・ギリアムの世界は、たとえ彼自身の脚本でなくても、揺るがない
ごちゃごちゃしているのに、不思議と1つの世界としてまとまっている町。
ペラッペラの安っぽさを感じさせるあれこれと、昔から変わらないような配管や太いチューブ。
玩具のような近未来のアイテムやマシン。
とても抽象的でファンタジーとしか思えないのに、奥が深くてリアルで世界の究極に通じるようなテーマ。
ゼロとは、ブラックホールとは、人生とは、愛とは、世界とは・・・・

ストレスで毛が抜けてしまったと言うコーエン。
最初の内は、無毛のクリストフ・ヴァルツが奇異に見えた。 人間では無い何か作り物めいた物に見えた。
ところが、頭髪のあるコーエンが登場したら、そっちの方が奇妙に見えてしまったではないか。
慣れとは恐ろしいもので・・・(笑)
でも、ジョビーの髪型には最後まで慣れなかったな(苦笑)

今の世の中、ずっと生身の人間に会わずに生活することは可能だろうと思ってしまう。
ネットで繋がっているだけで十分に生活できる。
家から一歩も出ず誰とも関わらずに生きていれば、ネット上の情報がリアルなのかバーチャルなのか真偽なんか関係なくなってしまうような気がする。
そう思えてしまうことが怖い。

3人のドクターはサンジーヴ・バスカー、ピーター・ストーメア、ベン・ウィショー、ネットワーク上の精神分析医はティルダ・スウィントン。
彼らに診てもらっても、アドバイスしてもらっても、全くプラスにもならないし安心感も得られないような気がした。
全てが胡散臭く、現実味が無く、もしかすると全てバーチャルなんじゃないかと思いたくなってきた。

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2015年04月30日

サンタを救え! ~クリスマス大作戦~

Saving Santa

発明が大好きなトナカイの糞処理係をしているエルフのバーナード(声:マーティン・フリーマン)は、クリスマス・イブにSANTATECH(サンタ研究所)でプレゼンをした。
が、去年に引き続き今年も大失敗
しかし、サンタクロース(声:ティム・コンウェイ)に励まされた上に、ある秘密まで教えてもらった。
一晩で世界中にプレゼントを配ることが出来るのは、“タイムグローブ”があるからだったのだ。
運送業をママ(声:ジョーン・コリンズ)から受け継いだネヴィル(声:ティム・カリー)は、その秘密を知るためにサンタを誘拐した。
それを知ったバーナードは“タイムグローブ”を使って過去に戻り、トナカイのブリッツの助けを借りてサンタに危機を伝えようとした
しかし、その直前に、バーナードはサンタの護衛隊に捕まってしまう。
何とか逃げ出したバーナードは、ネヴィルにこの町が見つかってしまった原因が自分にあると知り、再び過去に戻って自分の失敗を止めることに。
過去の自分たちに会わない様にしながら、バーナードはサンタと“タイムグローブ”を守ることが出来るのであろうか?

季節外れだが、マーティン・フリーマンが声をあてていると知って見てみた。
子供向けのオリジナルアニメだが、子供に夢と希望と勇気を与えるような良い内容だった。
悪者らしい悪者は、ネヴィルのママぐらい?
優等生なストーリーだが説教臭くないし、笑えるし、自然な流れのハッピーエンドで後味も良かった

ミュージカルというほどではないが、時々も入る。
バーナードが歌っていると頭では理解していると、マーティン・フリーマンの顔が目に浮かんでしまうのはご愛嬌。
ネヴィルの顔がティム・カリーに似ていると思えてしまうのもご愛嬌?
それとも、狙い通り?



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2015年04月27日

シンデレラ

Cinderella

公開中なので控えめに。

母(ヘイリー・アトウェル)が病気で亡くなった後、父(ベン・チャップリン)と幸せに暮らしていたエラ(リリー・ジェームズ)だったが、父から再婚の話しを聞くととても喜んだ。
ところが派手好きで浪費家のトレメイン夫人(ケイト・ブランシェット)と2人の連れ子ドリゼラ(ソフィー・マクシェラ)とアナスタシア(ホリデイ・グレインジャー)とは、なかなか馴染めなかった。
それどころか、父が仕事先で急死すると、エラは使用人のようにこき使われるように。
亡き母の「勇気とやさしさを忘れないで」と言う言葉を胸に、3人に虐められてもじっと耐える日々。
そんなエラを心無い義理の姉妹は「灰塗れのエラ“シンデレラ”」と。
悲しみにくれるエラが森で出会ったのは、鹿狩りに来ていた青年“キット”(リチャード・マッデン)。
2人は一目で恋に落ちた
しかしエラが“王宮で見習いをしている青年”だと信じ込んだキットは、実は国王(デレク・ジャコビ)の1人息子、世継ぎの王子だった。
死期が近いことを自覚する国王は、政略結婚の見合いの場として、未婚の王侯貴族の娘を招く舞踏会を開くように王子に命じる。
王子は、国民をねぎらうためと言う口実で、身分に関わらず国民全ての未婚の女性も招待した。
だが、継母はエラを舞踏会に行かせない。
エラが自分で仕立て直した母のドレスも破いてしまった。
悲嘆にくれるえらの前に現れたのは、なんとフェアリー・ゴッドマザー(ヘレナ・ボナム=カーター)。
彼女の魔法で舞踏会への参加がかなったエラは、王宮の中でキットを探す。
すると・・・

良く知られたファンタジー「シンデレラ」だが、監督がケネス・ブラナーだと知って映画館で鑑賞することに!
俳優と監督の二束の草鞋を穿いている人の中で、哀生龍がお気に入りなのはこのケネス・ブラナーなのだ。
俳優としても監督としても、ほぼ外れがない。
今回も、“大人が楽しめる”シンデレラになっていた。
ドラマ部分がしっかり丁寧に描かれている一方、魔法は必要最低限
身分違いの恋、宮廷内の策略、継母との軋轢・・・
繊細なタッチで描かれリアルさも十分。
「エージェント:ライアン」のようなタイプよりも、やはりシェイクスピアや西洋時代劇(コスプレ物)の方がケネス・ブラナーにあっている。

キャストもピタリとはまっていた。
国王にデレク・ジャコビ、側近の大公にステラン・スカルスガルド、警護につく大尉(キャプテン)にノンソー・アノジー、そして魅力的な悪女トレメイン夫人にケイト・ブランシェット。
ががっちりしっかりで揺ぎ無いから、安心感が。

キャラの個性を表すデザインとカラーが統一感を出していた、素晴らしい衣装の数々。
細部まで行き届いた室内装飾。
豪華絢爛なのに、ごちゃごちゃした印象を与えないバランスの良さ。
褒め過ぎ?

内容が分かっていても、映画としてとても楽しめて大満足だった。


同時上映の短編アニメ「アナと雪の女王/エルサのサプライズ」(Frozen Fever
ちっちゃなお嬢様はきっとこれが見たかったんだと思うが、字幕版で楽しめたのであろうか?
哀生龍にとっては、この同時上映は無いほうが良かったんだが・・・・

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2015年04月02日

ジュピター

Jupiter Ascending

公開中なので控えめに。

生まれる前に死んでしまった父(ジェームズ・ダーシー)によって、ジュピター(木星)と名付けられた彼女(ミラ・クニス)は、母(マリア・ドイル・ケネディ)や母の親族と暮らしながら、家政婦の仕事をしていた。
そんなある日、突然エイリアンに襲われたジュピターは、これまた突然現れた屈強の男(チャニング・テイタム)に救われた。
ケインという名の男も、他の星から来たエイリアンだった。
元軍の優秀なハンターで、狼のDNAとの科学的なハイブリッドらしい。
ケインにジュピターを引き合わされたスティンガー(ショーン・ビーン)は、ケインの元上官で、蜂のDNAを持つ男。
蜂達の行動から、ジュピターが、多くの惑星を我が物としているアブラサクス家の女王のDNAを持っていることを知る。
アブラサクス家の前女王から王位を継承しているのは、長男のバレム(エディ・レッドメイン)。
家業の「不老不死の薬」の元を、地球を始めとする多くの惑星で生産し、収穫していた。
彼が持つ富と権力を狙うのは、妹カリーク(タペンス・ミドルトン)と弟のタイタス(ダグラス・ブース)。
実はケインも、スティンガー共々軍に復帰させてもらうことを条件に、ジュピターを確保するために地球に来たのだった。
誰を信じたらいいのか、何が真実なのか、どうすれば地球に戻れるのか・・・
ジュピターは混乱したまま、女王の地位を継承するために、あちこちの部署をたらいまわしにされながらも手続きを勧めていく。
そうすることが、自分のためであり、家族のためであり、地球のためであり、さらには恋してしまった男のためになると思ったから。
しかし“女王”の地位は彼女が考える以上に大きな権力であり、地球人の彼女には想像もできないような野望を抱いた兄弟の巧妙且つ強引な陰謀に、彼女はすでに巻き込まれていたのだった。

某所で呟いたのだが、宇宙規模の壮大な舞台で描く、ファミリー企業のせせこましい兄弟喧嘩の話、だったような?
3Dで見たのだが、美しい宇宙、スピード感溢れる(少々目がついていかなかった)アクション、などなど映像の広がりや奥行きはちゃんと楽しめた。
しかしそんな世界で繰り広げられていたのは、お昼の愛憎劇か夜の2時間サスペンスか(苦笑)
母が持つ富と権力を継いだ(奪い取った)3兄弟。
しかし、長男が王位を持っている一番の権力者で、大きな利益を上げている惑星をいくつも独占している。
妹も弟も、兄が持つ優良惑星を手に入れたいし、権力も我が物にしたい。
そんな時、母のDNAを持つジュピターが現れたのだから、争奪戦となることは必至。
と言う、現代ドラマにしたら何処にでも転がっているような設定。
その上に、ジュピターとケインの身分違いの恋が乗ってくる。
更に更に、シンデレラか小公女かと思うような、トイレ掃除を仕事にしているジュピターが女王に?と言った夢物語まで。
もちろん、ちゃんとSF要素もある。
宇宙規模の舞台設定と勢いで、物語の浅さを補っていた・・・かな?

哀生龍はそれでも構わない。
何しろ、ショーン・ビーン的になかなか楽しかったから!!
蜂のDNAを持っているという設定はあまり生きていなかったが、それを言ったら、ケインの狼も同じ。
狼というより、甘えたいのに甘え下手な大型犬?
やけに半裸のシーンが長めだったのは、ファンサービス?
欲を言えば、翼の生えたショーンが見てみたかったなぁ・・・・
進んだ文明の機械器具(見た目は古めかしいメカ)を扱う姿を見ても、どうしても、ショーンはこういうのは実際には苦手なんだろうなぁ・・・・と勝手にイメージが湧いてきてしまった。 ( ̄∇ ̄;)ハッハッハ
ライフル的な銃を持って戦う姿は、とても似合っていたのだが。
何よりもツボだったのは、スティンガーとケインが擬似父子の様な元上官と部下だったこと。
カウチで仲良くビールでも飲みながら大きなTVでスポーツ観戦(やっぱりショーンはサッカー?)かゲームをやっていそう。
イージス艦の皆さんとも仲良さげで、見ていてうきうきしてしまった。

非常に進んだ文明の割りに、街の様子は自然が失われた機械文明のごちゃっとした雰囲気で、3兄弟の住まいの雰囲気とは全く違っていた。
その上、お役所仕事は今も昔もどの星でも変わりが無い?
手続きを手伝ってくれるアンドロイド君(?)が、笑顔を引き攣らせながら煙が出そうなぐらい頑張っている姿が微笑ましい。 そして可哀想。
腕に刻印してくれる個性的なおっさんは、なんとテリー・ギリアムだったとは!

3兄弟は、年齢不詳&どんな計画を隠し持っているのか分からないようなところが、生理的に不気味で受け付けなかったよ。
あの秘薬が手に入らなくなったら、どんな姿になってしまうんだろう・・・

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2015年03月18日

シェフ ~三ツ星フードトラック始めました~

Chef

公開中なので控えめに。

LAの一流レストランの総料理長カール(ジョン・ファヴロー)は、気合を入れて食材を集め新作メニューを作り上げていた。
有名な人気フード・ブロガーのラムジー(オリヴァー・プラット)が来ると知ったからだ。
ところが、キッチンのことには口を出さない約束をしていたはずにも拘らず、オーナーのリーヴァ(ダスティン・ホフマン)が定番メニューを出すように強要した。
5年も変わらないその料理を食べたラムジーは、辛辣な批評をブログに書いた。
怒りが収まらないカールを慰めるのは、同僚であり友人でもあるモーリー(スカーレット・ヨハンソン)やマーティン(ジョン・レグイザモ)やトニー(ボビー・カナヴェイル)たちだ。
彼らからツイッターのことを聞いたカールは、普段は元妻イネズ(ソフィア・ベルガラ)と暮らしている10歳の息子パーシー(エムジェイ・アンソニー)に使い方を教わり、ラムジーに挑戦状を叩きつけた。
ところが、またしてもリーヴァが・・・
怒りに任せて店を辞めてしまったカールを心配して、イネズは一緒にマイアミに行こう、マイアミで仕事をしている間、カールにパーシーの子守をしてもらいたい、と誘うのだった。
その地でこの上なく美味しい「キューバサンドイッチ」を食べたカールは、以前は“自分はプロなのだから”と否定的だったフードトラックをやって見る気になった。
イネズの元夫マーヴィン(ロバート・ダウニー・Jr.)が提供してくれた中古のフードトラックをパーシーと掃除していると、なんとマーティンがレストランを辞めて駆けつけてくれたではないか。
気も合い息も合う親友、SNSを使いこなす小さな助手となった息子、そして美味しい料理。
マイアミからLAまで、あちこちの街角で店を開け、メニューを増やしながら旅した3人。
LAに帰り着いたとき、カールの前に再びラムジーが!

食べ物・食べることには興味が無い哀生龍だが、チラシのジョン・ファヴローとジョン・レグイザモの笑顔に惹かれて、見たくなった。
ジョン・ファヴローは某人気映画の監督よりこちらを選んだというのだから、よっぽど本人が気に入っている作品なのだろう。
監督・脚本・製作・主役と、大張り切り!

元新進気鋭のシェフがオーナーと対立して辞め、B級グルメのフードトラックで再出発。
と書くと、湿っぽく恨み節が聞こえてきそうだが、今作品は全く違う。
ラテンの明るいノリ、レストランのキッチンとは全く違う明るい外の世界、好きな料理を自分の思い通りに作れる自由を噛み締め幸せを感じる瞬間・・・
多くのシーンで、笑いとハッピーに溢れていた。
カールが、SNS初心者が犯しやすい失敗をしたため・・・・
何度かそんな場面があるのだが、特にそんな場面で観客たちは反応良く声を出して良く笑っていた。

老舗のレストランは、もちろん定番メニューを目当てに来る常連客が多くいるだろう。
わざわざ、噂に聞いてそのメニューを食べに遠方から来る客もいるだろう。
だから、オーナーがこだわる気持ちも良く分かる。
しかし、固執しすぎるのもなぁ・・・
定番&新作をバランス良く出す店の方が、続くのではないか。 と、ド素人の哀生龍は思ってしまうのだが。

息子との関係もいい。
息子の方が何とか父親と距離を縮めようとしているのだけれど、料理のことが頭から離れないカールは・・・
カールはカールなりに息子とうまくやりたいと思っているが、どうもギクシャクしてしまっているというか距離が縮まらないと言うか・・・
それが段々うまく噛み合うようになっていき、息の合った“相棒”のようにまでなる。
彼らは色々な面で成功例だ、と思った。

パーシー役のエムジェイ・アンソニーが、案外しっかりしていて、10歳の少年とは思えなかった。
そんなことよりも、哀生龍は“ホルヘ・サンスの子供の頃&若い頃に似ているなぁ~”という思いに取り付かれてしまい・・・(苦笑)
「コナン・ザ・グレート」のころとここか、「Orquesta Club Virginia」のころとかここ

今回のソフィア・ベルガラは、哀生龍が今まで見た中で一番おしとやかだった!
もちろん早口で喋り捲るシーンも、ハイテンションになるシーンもあったが、全体的には上品でいつも以上に笑顔が魅力的に見えた。

カールの境遇や、カールが “創る喜び”を感じる姿に、哀生龍は相棒のことを重ねてみてしまった。
もっと自由に物創りをやらせてあげたいなぁ・・・

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2015年02月03日

シェアハウス・ウィズ・ヴァンパイア

What We Do in the Shadows
Sharehouse with Vampire


公開中なので控えめに。

ニュージーランドの首都ウェリントンに、吸血鬼たちが暮らすシェアハウスがあった。
そんな彼らに人間が密着取材することに。
もちろん撮影スタッフは、吸血鬼達の餌食にならないように保護される。
シェアハウスを案内してくれたのは、感じが良く綺麗好きでまめでちょっと神経質なヴィアゴ(タイカ・ワイティティ)。
17世紀生まれの379歳。
美女たちと絡み合っていたのは、かの有名な“串刺公ブラド”ことヴラディスラフ(ジェマイン・クレメント)。
12世紀生まれの862歳のため少々考え方が古めかしく、少々短気でかつては拷問を良くやっていた。
一番若く共同生活のルールにルーズなのは、悪ガキのようなディーコン(ジョナサン・ブロー)。
19世紀生まれの183歳で、ナチス・ヴァンパイアだった男。
地下室に篭りほとんど姿を見せることのない最長老は、紀元前59世紀生まれの8000歳のピーター(ベン・フランシャム)。
伝統的な吸血鬼ファッションを身にまとった寡黙な彼は、ディーコンをヴァンパイアにした張本人。
人間にまぎれて平和に暮らす彼らだが、やはり“食料”は調達しなければならない。
ディーコンが使い魔にしている人間の女ジャッキー(ジャッキー・ヴァン=ビーク)が、その日は一組の男女を連れてきた。
女のほうは諦めたが、みんなで取り合いになった末に男のほうは・・・
新米ヴァンパイアとなったニック(コリ・ゴンザレス=マクエル)は、人間に混じって暮らしているヴァンパイアにとってはタブーなことを片っ端から・・・
お陰でシェアハウスのヴァンパイアたちは、何度もハラハラさせられることに。
一方、ニックがシェアハウスに連れ込んだ親友スチュー(スチュー・ラザフォード)は、真っ赤なほっぺが食欲をそそる美味しそうな人間
しかし、とても良い奴だったから、シェアハウスのヴァンパイアたちは彼を友達として受け入れ、決して噛み付いたりしなかった。
そんな彼らの楽しい生活が、危険にさらされる事に!

ジェマイン・クレメントの暑苦しい容姿と、演じるキャラと、声が好みだから、迷わず映画館で見ることに。
彼とタイカ・ワイティティが監督&脚本の作品で、2人が2005年に作った短編映画を基にしているそうだ。
ドキュメンタリー風(モキュメンタリー)作品だから、チープさ、段取りの悪さ、しょうもないハプニング、内輪受けのようなノリ等々を含めて楽しんでしまえば良いタイプ。
大爆笑というよりも、失笑や苦笑を含む(* ̄m ̄)プッ(・m・ )クスッ
みんなキャラが立っていて、それだけで哀生龍はテンションが上がってしまったのだが、合わない人には全然笑えない作品かもしれない・・・・
血が盛大に噴出すお安い演出に、一緒に見に行った家族はちょっと気持ちが悪くなったようだ。

鏡に映らない彼らがドレスアップするときは、どうやって見栄えのチェックをするのか?
歳をとらない彼らと歳をとる人間との恋物語は成就するのか?
ニックとスチューが二十歳そこそこって、嘘だろ?
口は悪いが実は結構礼儀正しい人狼の皆さんは、満月の夜に苦労する?
ヴラドの天敵ビーストって?
超いい人スチューの行く末は?

揺る~くて楽しい映画だったよ。
ジェマイン・クレメントとタイカ・ワイティティの作品は、もっと見てみたいなぁ~

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2015年01月20日

ジャッジ 裁かれる判事

The Judge

公開中なので控えめに。

シカゴで高額の費用を取っているやり手弁護士のハンク・パーマー(ロバート・ダウニー・Jr.)は、母が亡くなったという知らせを受け、離婚の話し合いをしている妻リサ(サラ・ランカスター)と愛娘ローレン(エマ・トレンブレイ)は連れずに、1人で実家に帰った。
20年も絶縁状態だった父ジョセフ(ロバート・デュヴァル)は、地元インディアナ州カーリンヴィルで長きに亘って判事をしている。
再会の挨拶は、ぎこちなく素っ気無いものだった。
兄グレン(ヴィンセント・ドノフリオ)は地元で自動車修理工場を経営しながら、妻子を養っている。
知的障害のある弟デール(ジェレミー・ストロング)は、片時も8mmカメラを手放さない。
葬儀を無事に終えた翌日。
ジョセフは自分の車のフロント部分が壊れているのを見て、誰が勝手に乗ってぶつけたのかと憤慨した。
しかし、ジョセフ本人がコンビニに卵を買いに行った時に乗ったのが最後のはず。
それをハンクから指摘されて、更に怒りを募らせたジョセフは・・・
もうこんな家には二度と来るものかと捨て台詞を吐いたハンクだったが、結局家には帰れなくなった。
父の車には血痕があり、はねられて死亡した遺体も発見されたのだ。
ジョセフにははねたと言う記憶が無く、不幸な事故として簡単に片がつくはずだった。
ところが、被害者が、かつて判事と被告という立場でジョセフが2度裁いたことがある男だったことから、殺人事件として予備審問を受けることになったしまった。
更に悪いことに、息子ハンクを拒否して雇った地元の弁護士C・P・ケネディ(ダックス・シェパード)は経験不足で、経験豊富な強敵であるディッカム特別検察官(ビリー・ボブ・ソーントン)には全く歯が立たなかった。
その上、ジョセフには息子に隠していたことがあった。

ネタバレにならないように、できるだけザックリと・・・

判事は本当に人をはねたのか?
それが誰か承知の上で、故意にはねたのか?
本当に記憶が無いのか?
何故記憶が無いのか?
といった、サスペンスもある。

あまり協力的でない被告人である父を、衝突しながらも必死で助けようとする息子。
冷静に穴をついてくるディッカムとの、静かで激しい攻防。
息子であり弁護士でもあるハンクが知らなかった事実の発覚。
といった、スリリングな法廷劇でもある。

両親が離婚の危機にあることを知りつつ素直で優しい出来た娘と、駄目パパ。
羽を伸ばして若い子といちゃついちゃう駄目パパ。
地元で昔の彼女サマンサ(ヴェラ・ファーミガ)と再会し、再燃しそうな駄目パパ。
といった、ハンクと女性達のロマンチック・コメディの要素もある。

そして何より、父と息子達の物語
これがメイン!
昔ながらの頑固親父・雷親父は、判事という法のもとでも怖い存在。
野球に秀でていた長男と、おっとりとした優しく穏やかな三男に挟まれた、兄弟の中で一番の問題児が次男のハンク。
きっと緩衝材となってくれていたであろう母が亡くなり、歳をとってさらに頑固になった父とぶつかってばかりのハンク。
そんな父に認められたくて頑張ったのに・・・と学生時代のしこりがまだ残っているハンク。
大きな存在だった父の老いを目の当たりにしてしまったハンク。
兄弟の中でも、色々と胸につかえているものはある。
特にグレンとハンクの間には。

長年判事として地元の事件を裁いてきたジョセフに対して地元の人々は、好感を持っている人と反感を持っている人に大きく分かれるだろう。
独善的で傲慢なところがある地元の判事が起こした事件となれば、好奇の目も加わるはずだ。
父を助けるためにはあらゆる手段を使いたいハンクに対し、正々堂々としていたい父。
荒々しい言葉の応酬の向こう側にある父と息子の絆のような物が、“いかにも”ではあるがグッと来てしまうのだ。

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2015年01月19日

シャドウハンター

The Mortal Instruments: City of Bones

クラリー(リリー・コリンズ)は、無意識に同じマークを描いてしまう。
その晩、クラリーはクラブのネオンにもそのマークを見つけたが、幼馴染のサイモン(ロバート・シーハン)には見えなかった。
そのクラブで男が殺されるのを見てしまったが、それもサイモンには見えなかったようだ。
そんなある日、クラリーが家に戻ると、家は荒らされ母ジョスリン(レナ・ヘディ)の姿は無く、犬のような化け物が襲い掛かってきた。
殺されそうになっていたクラリーを助けたのは、クラブで男を殺したところを彼女が目撃した青年ジェイス(ジェイミー・キャンベル・バウアー)だった。
この化け物は妖魔で、色々な姿に変身するらしく、クラブで殺した男も妖魔だったとジェイスは説明した。
ジェイスは、更に驚くことをクラリーに言った。
ジョスリンも、ジョスリンの親友でクラリーにとっては父親のような存在でもあるルーク(エイダン・ターナー)もジェイスも、妖魔と戦う“シャドウハンター”であり、クラリーもその血を引いていると言われて彼女は戸惑う。
ルークもまた、妖魔たちに襲われていた。
敵は“サークル”を率いる裏切り者のシャドウハンターのヴァレンタイン(ジョナサン・リス・マイヤーズ)。
彼が狙っている“聖杯”は、それを守るためにジョスリンがどこかに隠していた。
クラリーの記憶も、強力な魔術師によって封じ込められているらしい。
記憶の封印を解き、ヴァレンタインから聖杯を守り、ジョスリンを救出するため、クラリーとジェイスはシャドウハンターの若き仲間アレク(ケヴィン・ゼガーズ)とイザベル(ジェマイマ・ウェスト)の兄妹、彼らの指導者ホッジ(ジャレッド・ハリス)の協力を得て・・・

原作『シャドウハンター 骨の街』は人気のシリーズなのだそうだ。
ここ数年はヤングアダルトファンタジー映画も多数作られているから、どうしても“どこかで見たことがあるような”と感じてしまった。
妖魔をはじめとするファンタジーの生き物の出来もいまいちで、とてもチープな印象。
キャラクターの魅力を引き出すには、もう少しじっくり描いた方が良かったのではないかと・・・・
アレクとイザベルが、それぞれの理由で、望まない新しい仲間クラリーを煙たがるエピソードも、ばたばたと駆け足だったから、余計にまとまりがなくなってしまったような気がした。
とまぁ、色々と残念な作品だったよ。

見た目的は、エイダン・ターナー。
「SEXとアートと美しき男たち」で始めて彼を見たときは、濃い顔だなぁ・・・と(苦笑)
ダンテという役の個性もあって、ちょっと暑苦しいイメージが。
だから、「ホビット」のシリーズのキーリが彼だとは最初気付かなかった。
で、改めてエイダン・ターナーを見てみようと思ったわけだ。
やっぱり、濃い顔だった(笑)
ホビットのキーリは一番の若造だったが、クラリーにとっては父親的存在。
保護者というよりは、守護者といったほうがあっているのだろう。
出番はあまり多くは無かったが、他のキャラよりはマシだったような(苦笑)



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2015年01月14日

ジミーとジョルジュ 心の欠片(かけら)を探して

Jimmy P.
Jimmy P. Psychotherapy of a Plains Indian


公開中なので控えめに。

1948年、モンタナ州ブラウニング。
一番上の姉ゲイル(ミシェル・スラッシュ)と同居し牧場の仕事を手伝っている末弟ジミー(ベニチオ・デル・トロ)は、頻繁に酷い頭痛やめまいの発作を起こしていた。
第二次世界大戦中に受けた頭部の傷が原因では無いかと、姉に連れられてカンザス州トピカの軍病院に行った。
そこはメニンガー財団が運営する病院で、各分野の専門医がいた。
検査の結果、頭部の傷が原因とは考えにくく、精神的な要因による症状ではないかと思われた。
分析医であり病棟長でもあるホルト医師(ジョセフ・クロス)は分裂症と診断したが、ジミーがインディアンであることから、彼ら独特の行動様式があるのでは無いかという懸念が残った。
そこで、院長のメニンガー医師(ラリー・パイン)は友人であり、人類学者としてインディアンの実地調査も行っているフランス人の精神分析医ジョルジュ(マチュー・アマルリック)を呼び寄せた。
ジョルジュは正式な精神分析医の資格(博士号)を持っていなかったため、ヨークル医師(エリヤ・バスキン)と組むことを条件に、“カウンセラー”として1日1時間のセッション(対話)だけがジョルジュに与えられた診療の時間だった。
始めは警戒していたジミーだったが、インディアンについて詳しく偏見もないジョルジュからの質問に、少しずつ答えていく。
悪夢の話、父親の話、母親の話、妻の話、子供の話・・・
ジミーの話を、きちんとそのまま書き留め、有り余る時間を使って書類にまとめ考察するジョルジュ。
どうやら、ジミーの発作は、過去のトラウマが原因のようだと分かってくる。
症状も快方に向かい、ジミー自身も前向きになったある日、また発作が起きてしまうのだった。

実話を元にした物語だった。
ジョルジュ・ドゥヴルーがブラックフット族のジェームズ(ジミー)・ピカードを担当した時の記録を本にした物が、脚本の元になっているそうだ。
ほとんどが対話と対話や悪夢の中のイメージを再現した映像だから、映画全体の起伏は小さい
確かに少々退屈に感じる部分もあったが、主役の2人を見ているだけで何となくうきうきしてしまった。
仕事がもらえて、唯一の患者であるジミーとの会話が楽しくて仕方がないような、小柄のジョルジュと、発作を起こしていないときは概ね静かで穏やかで、がっちりとした体格のジミー。
でこぼこコンビのような2人を見ているだけで、ほのぼのとした楽しさが感じられる。

一昔前の出来事ではあるが、とても患者の側に立った良心的な病院だと感じられたし、カウンセラーとのセッションの一例が見られたことも良い経験になったと感じた。
ジョルジュ自身も、実はユダヤ人の血を引いていて“民族性”“出自”を意識してきたようだし、女性関係に問題があった。
ジョルジュを訪ねて来たとても親しい女性(はっきり言ってしまえば愛人)マドレーヌ(ジーナ・マッキー)は、人妻。
ジミーと共通する部分があったというわけだ。
無意識の内に自分と似た部分を感じ取って、安心感が得られ、心を開きやすくなったのかもしれない。
とにかくジョルジュは、なんでも興味を持って聞いてくれた。
判断や分析したことを話すときも、決め付けるような口調じゃなくて、受け止めやすい雰囲気だった。
カウンセラーとしては必要なスキルなのだろうが、ジョルジュ自身がとても好奇心旺盛な人なんだろうなと、哀生龍には感じられた。
精神分析医に分析されるのは嫌だが、ジョルジュと会話を交わすのは苦じゃないように思えた。

そうそう、映画の中で『インディアン(アメリカ・インディアン』』と表現していたから、同じように書いた。
時代的に、まだ『ネイティヴ・アメリカン』と言う表現が使われる前だったこともあるのだろうが、『インディアン』と『ネイティヴ・アメリカン』と言う言葉はイコールじゃないからなんだろうなぁ・・・
哀生龍も使い分けやその意味合いについては、ほとんど分かっていないのだけれど。

見た目的は、マチュー・アマルリックとベニチオ・デル・トロが共演したから。
そして、マチュー・アマルリックを良く使っているアルノー・デプレシャンが監督だったから。
フランス映画はほとんど見ない哀生龍だが、マチューの出演作(プレシャン監督の作品を含む)は、割と見ているんだよね。(友達の助けもあって)

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タグ:ドラマ
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2015年01月13日

シン・シティ 復讐の女神

Sin City: A Dame to Kill For
Sin City 2


公開中なので控えめに。

EPISODE 1 : JUST ANOTHER SATURDAY NIGHT
ストリッパーのナンシー(ジェシカ・アルバ)のダンスがウリの酒場『ケイディ』の馴染み客マーヴ(ミッキー・ローク)は、強面の巨漢。
薬を飲み忘れると、記憶が飛んでしまう。
喧嘩好きだが正義漢な一面も。
その晩は、ホームレスに酷い悪戯をしていた大学生たちを・・・

EPISODE 2 : THE LONG, BAD NIGHT
腕に自信があるギャンブラーのジョニー(ジョセフ・ゴードン=レヴィット)は、街を牛耳るロアーク上院議員(パワーズ・ブース)をポーカーでやり込めた。
傲慢な若者をそのまま見逃すロアークではない。
ジョニー自身と彼の幸運の女神であるマーシー(ジュリア・ガーナー)に、情け無用の報復をした。
だがジョニーは、再びロアークに挑むのだった。

EPISODE 3 : A DAME TO KILL FOR
私立探偵のドワイト(ジョシュ・ブローリン)は、かつて彼を裏切った元恋人エヴァ(エヴァ・グリーン)から助けを求められた。
金持ちの夫ダミアン(マートン・ソーカス)から暴力を受け、何処に逃げても夫の運転手でボディガードのマヌート(デニス・ヘイスバート)に連れ戻されてしまうと言うのだ。
エヴァの望みをかなえたドワイトだったが、彼自身が追われる身に。
顔を変え、元恋人のゲイル(ロザリオ・ドーソン)の協力を得たドワイトは・・・

EPISODE 4 : NANCY'S LAST DANCE
ナンシーは、自分を救ってくれた刑事ハーティガン(ブルール・ウィリス)を喪って以来、心にぽっかり穴が開いたままだった。
そんなナンシーは、最近酒びたりで奇行が見られるようになっていた。
実は、ハーティガンを死に追いやったロアーク上院議員に復讐を果たすため、銃の腕を磨き、心を鍛えていたのだ。
ナンシーの決意を知ったマーヴは、彼女と共にロアークの屋敷に向かうのだった。

「シン・シティ」の続編。
上映直前に前作の復習的な物が1分程度流れ、そのまま本編が始まったのだが、これは映画館ごとの判断で流しているものなのか、セット物として流すことが決まっているものなのか、良く分からない。
やはり前作を知らないと分からない部分が多いし、あれとこれがこう繋がるのかと言った面白さも味わえないので、復習が必要な作品だ。
エピソードごとの時系列も前作と今作の系列もバラバラで、一作目よりも前のエピソードも含まれている。
4つのエピソードの2と4は、映画用のオリジナルエピソードだそうだ。
エピソードが細切れになっていて、キャラが多くて、時系列が入り乱れている構成は、好き嫌い(抵抗無い・馴染めない)が分かれるだろうな。

この作品のメインキャラは、ナンシー、マーヴ、ドワイト、新キャラのジョニー。
個人的には、ジョニーのエピソード(パート1&2に分かれている)は、ストーリー的にちょっと浮いていたような気がする。
ロバート・ロドリゲス監督はキャストごとに撮影をしてくれるからスケジュール調整がしやすいと言うのも理由の1つだと思うが、豪華なチョイ役を集めている。
レイ・リオッタ、ジェレミー・ピヴェンクリストファー・ロイド、レディー・ガガ、アレクサ・ヴェガなども出てくる。
前作のイエロー・バスタード(ニック・スタール)やゴールディ&ウェンディ(ジェイミー・キング)なども、チラッと出てくる。
残念ながら、亡くなったり妊娠中だったりで、キャストが代わったキャラクターがいる。
キャストが代わったことがプラスに働いたキャラもいたが。

劇画タッチのグラフィック・ノベルの視覚的インパクトをうまく生かした映画化の手法は、今回も同じ。
白黒+パートカラー。
ただ、1作目に比べ、分かってしまっているからかなりインパクトは弱い。
血飛沫の色も効果音も、ハッとするほどの物は無い。
エピソードの内容を含め、2作目はやっぱり1作目を超えられなかったね
その代わり、3Dは良かった。
最近哀生龍は3Dはほとんど魅力を感じなくなっているから、多くの作品は2D字幕で見るのだが、この作品はその劇画タッチの映像手法から、きっと3Dの効果が楽しめるだろうと思い、3D字幕で見た。
色が少なく、木々やふさふさの動物のような自然物が少ないこともあるから、予想通り3D向きの作品だった。

個人的に特に嬉しかったのは、TVで古い犯罪映画らしき物が映っているシーン。
演じている二人は、ロバート・ロドリゲスとフランク・ミラーなのだ(笑)

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2014年12月09日

スパイラル ~危険な関係~

The Details

産科医のジェフ(トビー・マグワイア)は、妻ニーリー(エリザベス・バンクス)と2人目を作ろうと話し合った。
子供部屋を増築するために申請を出したが、許可が下りなかった
が、工事続行。
庭には芝生を敷いたが、アライグマに荒らされてしまう
罠を仕掛けてもかからず、毒薬を食べ物に仕込んで置いてみた。
一方、妻はちっとも子作りに乗り気にならず、ジェフはエロサイトを見たり娼婦とチャットしたり。
ジェフがその悩みを相談した相手は、親友で心理療法士のレベッカ(ケリー・ワシントン)。
酒とマリファナを楽しんだ挙句に、2人は間違いを起こしてしまう。
それを知ったレベッカの夫ピーター(レイ・リオッタ)は、ジェフにニーリーに正直に話すか金を払えと迫った。
ジェフには他にも悩みがあった。
風変わりなお隣さん、リリス(ローラ・リニー)の相手だ。
工事で迷惑をかけるからと花を持って挨拶しに行ってから、苦情やら何やら頻繁に呼ばれることに。
ついには取り返しのつかない事態に。
そんなジェフは、罪滅ぼしのつもりなのか、バスケット仲間で腎臓を患っているリンカーン(デニス・ヘイスバート)に、思い切ったことを申し出た。

ブラック・シニカル・コメディ。
ひとつひとつの出来事は、この手の不の連鎖コメディにはありがちの出来事なのだが、こうも重なると・・・(苦笑)
最初の内は、ジェフの甘さや失敗を“あぁあ、馬鹿だなぁ~”と苦笑しながら見ていられた。
トビー・マグワイアの引き攣った笑顔が、失笑を誘った。
家族ぐるみの親友なのに不倫!? となった時のピーターがどう出るかも、演じているのがレイ・リオッタだから、もしかするとサイコな怖さがあるかも? と期待した。
想像と違って、凄くいい奴だった。
それなのに、ここでもジェフは選択を誤り・・・・
エリザベス・バンクスは、コメディエンヌとしてのパワーが最近衰えている?
コメディ映画なのに、彼女のコミカルさが全然出て来なかったのだが。
一方、ローラ・リニーの怪演は、今回もまた空恐ろしさが漂っていた(笑)
笑顔で迫られても、泣き寄られても、恨みつらみを延々と聞かされても、ゾクッとする怖さが!

根が善良な人が思い切った行動を取る時が、もしかすると一番恐ろしい?



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2014年11月11日

ザ・ゲスト

The Guest

公開中なので控えめに。

ローラ・ピーターソン(シーラ・ケリー)はイラク戦争で長男ケイレブを亡くした悲しみからまだ立ち直ることができずにいた。
ある日ピーターソン家を訪ねてきた青年デイヴィッド(ダン・スティーヴンス)は、ケイレブの戦友だと言った。
しばし躊躇った後、ローラは彼を家に上げる。
デイヴィッドはケイレブから家族を守って欲しいと頼まれたと話し、ローラを慰め、すぐに彼女と打ち解けた。
是非泊まっていってとローラは彼を引き止め、そのままデイヴィッドはケイレブの部屋に留まった。
ピーターソン家のために心を砕き、問題の解決に手を貸してくれるデイヴィッドは、少々独善的で過激な方法を取ることもあったため、ケイレブの妹アナ(マイカ・モンロー)は少し警戒する。
その上、デイヴィッドが来てからというものの、夫スペンサー(リーランド・オーサー)の突然の昇進など、ピーターソン家の周りでは奇妙な出来事が。
思い切ってアナは基地にデイヴィッドのことを問い合わせた
すると・・・
次男のルーク(ブレンダン・マイヤー)は、疑惑を明らかにしようとする姉アナの手伝いをしつつも、虐めから救ってくれたデイヴィッドを信じていた。
そんなピーターソン家にカヴァナー少佐(ランス・レディック)が駆けつけたときには・・・

以下、もしかするとネタバレしているかもしれないから、これから見る人は要注意!

笑顔を絶やさず礼儀正しく謙虚な好青年だと思われたデイヴィッドに対して、少しずつ少しずつ違和感が大きくなっていき、ついにはその正体が明かされる!
といったサイコ・サスペンス。
フライヤーや予告編で、すでにこの“ゲズト”には異常性があることを匂わせているから、興味を引かれるのは彼の正体。
そして、はらはらわくわくと期待してしまう部分は、家族の中で彼を信じきっている人の危うさと、彼を疑っている人に訪れるであろう危機だ。
中盤までの盛り上がりは、イイ線いっていた。
デイヴィッドの爽やかな笑顔に、「ドリームキャッチャー」でジョンジーを演じたときのダミアン・ルイスに似た、笑顔に滲み出る狂気のようなものが感じられて、ビックリ箱から飛び出すのはいったい何なのか?とワクワクした。
しかし・・・・
期待し過ぎたのかもしれないが、ラストの展開はありきたりだと感じてしまった。
ハロウィンの準備がされた学校の中は、若手俳優が次々殺されるタイプの作品でもありがち。
(学校のハロウィン行事って、こんなに力を入れて仕掛け作りをするものなのか・・・・)
これで終わりじゃないと予感させる演出も、予想通りで、ドキッともゾクッともしなかった。

かなり重要な機密事項のはずなのに、少佐はアナに必要以上に情報を開示してしまっていたが、良いのだろうか?
知られたからには殺してしまえ! ともならなかったし・・・

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2014年10月10日

セクター5 [第5地区]

True Bloodthirst
Vampire Nation
Vampyre Nation


ヴァンパイアとの共存を断念したルーマニア政府は、セクター5にヴァンパイアを隔離した。
だが、そのセクター5で、ヴァンパイアと人間が惨殺される事件が起きた。
国連のヴァンパイア対策本部のコヴァックス本部長(ローク・クリッチロウ)は、デリックス警部補(ニール・ジャクソン)に、ロンドン警視庁のイネス=バンチリー警部補(ジョナサン・ハーグリーヴス)と組んで捜査するようにと命じた。
しかしデリックスは、ヴァンパイア・ハンターのハーカー(アンドリュー・リー・ポッツ)のチームを加える。
彼らは、600歳になるヴァンパイアのアンゲル(ユアン・ベイリー)から情報を収集。
彼の話によると、共通の敵は、血液の闇取引により汚染血液を飲んで突然変異した新種、人間もヴァンパイアも殺す“吸血蝙蝠”。
アンゲルの息子アレクサンドルも吸血蝙蝠になってしまっていたため、アレクサンドルの弟ニコライ(ベン・ランバート)も捜査に加わることに。
ハーカーは追跡弾を吸血蝙蝠に撃ち込み、彼らのアジトを見つけるべく後を追った。

雰囲気は悪くなかったし、人間とヴァンパイアの共闘も期待できそうな雰囲気があった。
が、チームはそれなりの人数がいる割に個性を発揮できていなかった。
特に目だって華があるキャラもいなくて、サブキャラ集団のようになってしまっていたのが残念。
個人的には、もう少しハーカーに目立ってもらいたかったのだが。

この事件の黒幕は?
と言う部分も、分かりやすいから、サスペンスとしても弱いなぁ・・・・

色々惜しいが、そんなに嫌いじゃないよ、哀生龍は。



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2014年10月02日

ジャージー・ボーイズ

Jersey Boys

公開中なので控えめに。

1950年代、イタリア系移民が集まる貧しい街、ニュージャージー州ベルヴィル。
理髪店の見習い、16歳のフランキー・カステルッシオ(ジョン・ロイド・ヤング)は天性の歌声を持っていた。
理髪店の客であり、この街を仕切るマフィアのボスでもあるジップ・デカルロ(クリストファー・ウォーケン)もまた、彼の歌声のファンだった。
バンドをやりながらコソ泥まがいの罪を犯す悪友トミー・デヴィート(ヴィンセント・ピアッツァ)に誘われ、彼のバンドで“フランキー・ヴァリ”と名を変えてリード・ヴォーカルをやるようになったものの、トミーもトミーの兄(ジョニー・カニッツァーロ)もベースのニック・マッシ(マイケル・ロメンダ)も刑務所に出たり入ったり。
バンドでもっと成功したい彼らは、強力な人材を探した。
ジョーイ(ジョセフ・ルッソ)が彼らに紹介したのは、15歳でヒット曲「ショート・ショーツ」を書いたボブ・ゴーディオ(エリック・バーゲン)だった。
対等なパートナーの立場を条件に持ち出したボブに、リーダーで仕切り屋のトミーは嫌な顔をしたが、結局トミー、ニック、フランキーにボブを加えた4人組のグループとなった。
しかし簡単には売れず、何度も名前を変えてチャレンジした彼らに、やっとチャンスが訪れた。
『ザ・フォー・シーズンズ』として、プロデューサーのボブ・クルー(マイク・ドイル)と契約したものの、バックコーラスばかりで自分たちのレコードを作ってもらえない。
そこで、自分たちの曲を用意しレコーディング費用も自分たちで用意して、彼らはついに「シェリー」を大ヒットさせた。
しかしその裏では、仲間内での不協和音や借金問題、家族との不和とグループ崩壊の危機が・・・・

哀生龍はバンド名や作曲者や曲名はなかなか覚えられない・覚えてもすぐ忘れてしまうと言う、困った特技を持っているのだが、さすがに「シェリー」や「君の瞳に恋してる」と言った非常に有名な曲名ぐらいは忘れない。
好きな曲、懐かしい曲が何曲も出てきて、「あぁこれもザ・フォー・シーズンズの曲だったのか!」と。
まさか、大好きな「君の瞳に恋してる」が作られたのには、あんなエピソードがあったとは・・・・
某所で呟いたが、この曲を聞くとどうしてもホルヘ・サンス主演の【I love you baby】が見たくなる♪♪  予告編
この予告編でも流れる、スペイン語アレンジの『君の瞳に恋してる』もとっても好き♪♪
でもそんなエピソードがあったと知ってしまった今は、ちょっとしんみり・・・

トミーは軽率で自己中心的なとんでもない奴だが、彼の強引さと楽天的な部分があったからこそ、そんな奴がリーダーだったからこそ、売れなかったグループをあそこまで引っ張りあげられたんだろうなぁ・・・・
そして音楽に本気になってなければ、どんどん罪を重ねて生涯刑務所暮らしをしていたかも?
本当に酷い奴だと思いながらも、そんな部分をちょっとだけ買ってあげたくなった。
そんなトミーに対するフランキーがとった言動は、その辛抱強さは、哀生龍を非常に驚かせるものだった。
それもまた“ジャージー流”?
彼らが“ジャージー・ボーイズ”じゃなかったら、たとえば“ニューヨーカー”だったら、『ザ・フォー・シーズンズ』は誕生しなかっただろうし、誕生してもすぐにバラバラに崩壊していたんじゃないだろうか?
そして、フランキーやボブが十代であんな才能を開花させていたことに、これまた驚いた!
(演じている役者の年齢的に、どう頑張っても15歳16歳には見えなかったが 苦笑)

4人中3人は、ミュージカル版でも同じ役を演じたそうで、この映画では生録だったらしい。
フランキーを演じたジョン・ロイド・ヤングのファルセットは素晴らしいものだったが、個人的にはニック役のマイケル・ロメンダの歌声が好みだったな。

監督はクリント・イーストウッド。
彼の監督作品は何作か見たことがあるが、いずれも“監督がイーストウッドだから”という理由では見ていない。
この作品もそう。
何故なのか自分でも理由は分からないが、“イーストウッドが監督した作品”という部分には興味が湧かなくて・・・
このバンドの素顔の部分はかなりスキャンダラスだったり重かったりするのだが、どんよりせずに楽しい気分で見ることが出来たのは、イーストウッド監督の手腕?

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posted by 哀生龍 at 06:05| Comment(2) | TrackBack(6) | | 更新情報をチェックする

2014年09月16日

ザ・マペッツ2/ワールド・ツアー

Muppets Most Wanted

公開中なので控えめに。

「マペット・ショー」のリバイバル公演を成功させたカーミット・ザ・フログたちに、自称敏腕プロモーターのドミニク・バジー(リッキー・ジャーヴェイス)がワールド・ツアーを提案してきた。
慎重な性格のカーミットは躊躇したが、みんなは大乗り気で、ベルリンからツアーをスタートさせることに。
劇場も、とても立派で大きな場所をドミニクが押さえてくれた。
しかし、ドミニクにはがあった。
彼は、シベリア収容所から脱走した世界最凶のカエル、ほくろ以外はカーミットそっくりのコンスタンチンの仲間“№2”だったのだ。
カーミットと入れ替わったコンスタンチンの狙いは・・・
コンスタンチンの代わりにカーミットは、CIAのサム・ザ・イーグルとインターポールのジャン・ピエール・ナポレオン(タイ・バーレル)、シベリア収容所の看守ナージャ(ティナ・フェイ)たちに追われることに。
マペッツの仲間たちに気付いてもらえぬまま、収容所に入れられてしまったカーミットは、なぜか囚人たちによるミュージカルの指導をすることに。
一方カーミットに成りすましたコンスタンチンは、ミス・ピギーと結婚することに?

劇場公開は2ヶ所?
あとはオンデマンド配信?
有料のオンデマンド配信を家の小さな画面で見るぐらいなら、レンタルになるのを待つ。
と言うことで、初めてシネマイクスピアリに行った。

前作の、ウォルターがザ・マペッツの仲間入りして、「マペット・ショー」の再演に漕ぎ着けた話の続き
ワールド・ツアーということで、ベルリン、スペイン、ダブリン、ロンドンと舞台があちこちに飛ぶ。
登場するマペットはいつものメンバー。
カーミットやミス・ピギーの他に、フォジーやアニマルやゴンゾなんかの出番が多かったな。

人間のキャストは豪華!
個人的には、もっとタイ・バーレルの登場シーンが多いと嬉しかった。
歌って踊る囚人の中のメイン3人も凄い!
レイ・リオッタ、ジェマイン・クレメント、そしてそして、ダニー・トレホ!!
なんて凄い絵面なんだろう・・・(爆)
あのダニー・トレホが、歌って踊るんだよ!!
カメオ出演もとっても豪華!
クリストフ・ヴァルツは「名前のWaltz」と「ダンスのWaltz(ワルツ)」をかけて、マペットとワルツを踊る(苦笑)
個人的に嬉しかったのは、ティル・シュヴァイガー、マッケンジー・クルック、スタンリー・トゥッチ、トム・ヒドルストン、ザック・ガリフィナーキス、フランク・ランジェラ等々。
有名歌手も何人もいた。
こんなに豪華でどうする?

ほくろだけが違っていて、そのほくろも塗りつぶしていたとは言え、喋り方もかなり違うのだが、入れ替わったことに気付かない仲間たち。
気付いてもらえなかったこと・忘れられてしまった状態がちょっと悲しくて寂しいカーミット。
笑いは盛りだくさんなのだが、何となくしんみり・・・・
頑張れ!! カーミット!!

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posted by 哀生龍 at 06:12| Comment(0) | TrackBack(0) | | 更新情報をチェックする